はぁ(;´Д`)。まだ他のあるのに俺のバカ野郎……でも、あんなに純粋で綺麗な瞳で楽しそうに熱く語り、なおかつ遠まわしに『問題児の小説作って!男の娘主人公で!』なんて言われたら、書くしかないじゃないですか……。くっ、身内の女に弱い俺はダメすぎる! でも、受験勉強とかでかなり助けてもらってるから逆らえないし、逆らう気なんてない!←(あ、ダメだこいつ)
……その前に、逆らったらどうなるか…ワカンナイ。
もういい! 頑張って作ってやらーーー!
てなわけで、ゆっくりしていってね♪
プロローグ
ここは幻想郷。そんな幻想郷の境界線にある和風の屋敷に、月神華姫(ツキガミ ハヅキ)がいた。
「紫さ〜ん。何かおもしろいことないですかね? 暇なのです」
そんなぐて〜と、机で伸びているのは月神華姫。母親の初代 月詠、姉の二代目 月詠である月神詠を持つ、長男で三代目の男の子である。
そんな彼だが、艶やかな黒紫色の髪は腰まで伸びており目は綺麗なアメジストの宝石の様な紫色をしている。
見た目はまさに美少女な彼は目の前の、八雲紫という、この幻想郷を作った妖怪の賢者とお茶をしていた。
「そんなことを私に言われてもね。どうしようもないわ。」
そんな彼女は、嘆息しながらお茶を飲んでいた。
「ぶ〜。……お母様はお仕事でいないし、お姉様も"別世界"に行ってて、まず幻想郷にいないし。
暇すぎて退屈だぁ〜」
月神華姫は頬を膨らましながら、暇そうに過ごしていた。
ガラララ
「紫様〜!華姫様にお手紙来てました〜!」
そこへ、小さな女の子が来た。彼女の名前は橙。八雲紫の式神、九尾の狐 八雲藍の式神である猫又だ。八雲藍の式神になって以来、紫から『八雲』の姓を貰うため本当の意味で『八雲家』の一員になるため、日々いろいろと頑張っている明るく元気な幼女である。そう、幼女である←(なぜ2回も言ったし!?)
「あ、橙。おかえりなさい。それとなになに?僕の手紙って?」
「あ!華姫様!はい、これでしゅ!玄関に落ちてました!」
ニコニコとした笑顔で手紙を華姫に渡す橙。そんな橙を華姫は頭を優しく撫でていた
「偉いぞ〜橙。ありがとうね〜」
「えへへ〜♪」
そんな2人の様子を優しい目で見守っていた紫は、ふと手紙に目がいった。
「……あら。その手紙。ずいぶんと物騒じゃない。」
そんな言葉を言いながら華姫の手紙を取った。
「何が物騒なのですか?紫さん」
「ええ、これは手紙を開けて読むと、強制的に別世界へと召喚されるようになっているわ」
八雲紫はそんなことを言いながら、手紙を上に上げて光をかざしていた。その手紙の裏には、『月神華姫 様へ』と書いていた
「……へぇ〜。それはまたずいぶんと物騒ですね〜。―――でも、絶対に面白そう!」
それを聞いた華姫はよりいっそうテンションが上がっていた。なぜなら、先程まで退屈だったのだから。
「……それにしても、異世界っていってもどこでしょうか? それに不思議ですよね。紫さんと同じ能力がないと、この家にたどり着くことすらできないのに……それでもこの手紙は玄関前に落ちていたと。相当力の強い人が送ったのでしょうか?」
「……そうね。誰が送ったかは知らないけれど、飛ばされる場所ならわかるわよ?」
「え?本当ですか?」
「ええ、本当よ。……飛ばされる場所は"箱庭"―――そう、あなたのお母さんとお姉さんが行ったことのある世界ね。とは言うものの、お姉さんはいま現在で"箱庭"にいるわね」
紫の言葉を聞いてまた更に目が輝いた
「――そうか、箱庭なんだ。よし!行かなくちゃ!」
そう言った瞬間、八雲紫から手紙を丁寧に取り、手紙を開けて見た。
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。その才能を試すことを望むならば、己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを投げ捨て、我ら“箱庭”に来られたし』
「それでは紫さん、行ってきます!」
そう言った瞬間、月神華姫は光に包まれ――消えた。
「……ふぅ。行っちゃったわね。あの子が帰って来るまでの間、この幻想郷が寂しくなるわね。ねぇ、そう思わないかしら?――ツクヨミ」
紫が言った瞬間、空間が歪み、そこから人が出てきた。着物の様な服に身を包み、肩やおへそは露出した服を着た白髪赤目の女性が出てきた。
そう、彼女こそ、初代月詠のツクヨミである
「……ええ、そうね。あの子がいなくなるから寂しくなるわね……ええ、ほんと、寂しく…なるわ……」
||||||(_ _。)||||||
ズーンという効果音がつきそうな程、落ち込んでいた。
「……ねぇ、ツクヨミ。あなた、そんなに落ち込まなくてもいいじゃない。あの子は自分で帰ってこれるから会おうと思えばいつでも会えるのだから。それにあなた、箱庭から帰ってきてから自力で私の『境界を操る程度の能力』と同じものを作り出したのだから、自分から会いにも行けるじゃない」
そう、この幻想郷にいるツクヨミは一時期、あまりにも暇すぎて自分でいろいろと能力開発をしており、その拍子に八雲紫の持つ『境界を操る程度の能力』と同じものを作ってしまったのだ。そのおかげか、高天原と幻想郷を行ったりきたりしており、月1のペースで、地獄の閻魔 四季映姫ヤマザナドゥとお酒を飲んだりしているのだ。
「……そうは言われましても。私にとっては死活問題です。いつもなら、月詠としての仕事から家に帰ってくれば私の愛しい娘達がお出迎えしてくれて、とても心の支えになっていました。ですが、今から10年も前に長女の詠が"箱庭"に行ってから、次女の華姫が私の唯一の癒しでしたのに……あぁ、私の心のオアシスがぁ」
よよよ と泣いているツクヨミ。そんな彼女を見ていた紫は苦笑していた。なんせ、普段はキリッとしておりクールで知的、更にカリスマ性を合わせ、仕事も完璧にでき挙句にはその美貌により男女神に人間関係なく大人気な彼女だが、1度プライベートに戻るとすぐカリスマブレイクしてしまうのだ。
「……それはいいけれど、あなた、華姫は一応ああ見えても男の子。つまりは息子なのよ? 娘扱いしちゃうとあの子拗ねるわよ?」
紫はツクヨミの娘発言に反応しており、その事を言った
「わかっています。何たって私の可愛いかわいい子供なのですから。……でも、あんなにも可愛いあの子がいけないのです。まぁ、可愛いのはありませんよね。何たって、私と親友のアマテラスとの子供なのですから」
「……そう言えばそうね。詠はあなた自身の体の1部を切り離して作った分身みたいなものだけど、華姫はあなたと彼女――天照大御神の体と力の1部を使い、さらにそこからツクヨミとアマテラスに向けられている信仰の1部を少し分け与え、更に私が他人との境界などを弄って作った月詠と天照の献血だったわね。
ほんと、男と子供を作るのが嫌だからといってよくもまぁ、そんな方法で子供を作ったものね」
呆れながらツクヨミを見る八雲紫。
そう、長女の詠と長男の華姫はツクヨミと男との間に生まれた子供ではなくて、ツクヨミが自身の体と力の1部を切り離して作ったいわば分身、または複製。クローンのようなものだ。
なので、詠も華姫も母親によく似ており、確実に美女になる。更に言えば、華姫はツクヨミと同じほどの美女であるアマテラスの血も流れており、必然的に美少女へとなってしまうのだ。男なのに。
そもそも、アマテラスもツクヨミも高天原の中でも五指に入るレベルの美女揃いなので、その娘や息子も美男美女になり、ましてやそれがクローンとなると男でも必然的に美少女へと変貌するのだ。
なぜこの二神が男嫌いなのかというと、この二人は高天原や他勢力の1部の男神のせいであまり男に対していいイメージがなく、彼女2人にとって男とは忌み嫌う対処へとなってしまったのだ。
よって彼女達が男と交わり子をなす事など絶対になく、自らの体の1部を使って子供を作ったのだ。
自身の体の1部を使って作ったとはいえ、自分の地のつながった子供には変わりなく、この話をするとよく自分の分身とかコピーやクローンなど言われたりするが、子供とは女性の子宮内で卵と精子が受精してできるもの。その卵巣自体、自身の体の1部だし、その受精卵が形をなして子供になった子も自身の血は繋がっているわけだから、自分の血族にかわりはない。
ただ、それが子宮卵とは別の体の1部に変わっただけであるのだから、結局は対してかわらないからだ。
ツクヨミは、子供とは自身の分身ではなく、自分とは別の1人の人(神)であると思っているからだ。
「……ええ。私はいつか自分の子供を自分で作り、その子供たちと仲良く平和にのんびりと日々を過ごすのが夢でしたから。だから、いまは、たいしてのんびりではありませんが、それでも私の夢はほとんど叶っています。なので、なので――――」
すると、突然ツクヨミがふるふると震えだし――
「華姫がとっっっっっても心配なんですよぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
―――泣き出した
「ちょっ?! あなた、こんな所で泣かないでよ! 心配するのは勝手だけれどそんなに泣くようなことなの!?」
紫は珍しく慌てふためいている中、肝心のツクヨミは泣いていた
「だって、あの娘ってば、昔からあんまりにも純粋で更に好奇心が高く、私に似てそのとっても可憐な容姿もあり、幻想郷でも高天原でもかなりの人気でしたもの。
そのせいか、昔に一部のロリコン神どもがあの子をお菓子で釣ってお持ち帰りしようとしたものだから、アマテラスと私とスサノオ、さらに他の神友でそのロリコンどもを蹴散らしたほど、あの子は人気でしたもの。
そんな事もあり、それ以来、私は1度もあの子を外の世界には連れていったことがなくて、この幻想郷と高天原しかあの子は知りません。せいぜい、外の世界でしっているものなんて、私や紫が持ってくる外の世界の本でしか知識は持っていませんから、ものすごく心配なんですよ」
心底心配しているような顔で紫にいう。紫はそんな彼女の話を聞き、子が娘になっている気がしつつも、あえてツッコまずスルーした。
「……そうだったのね。でも、やっぱりそれ程心配することないじゃない?仮に捕まるようなことがあったとしても、あの子はこの幻想郷でも上位陣並に強いじゃない。ましてや、ツクヨミやアマテラスやスサノオのあなたたち三神に鍛えられているのだから、戦闘などの戦で負けるなんて事はあるのかしら?」
「それはそうなんですが……ほら、紫も知っていると思うけれど、あの子…甘いお菓子、それも和菓子系統を上げると物凄く喜んでついて行って何でも言う事聞いちゃう子だから……」
ツクヨミはまた更に落ち込み、それを聞いた紫は思い当たる事があるのか、苦笑しだした。
「そう言えばそうね。基本的に、ここ幻想郷にはあの子をどうこうとする輩はいないし、みんなあの子のことが大好きだから悪い事はしないけれど。お願いする時やあの子と遊びたい時はよくいろんなお菓子をあげてるものね(私も今日、お茶と一緒に羊羹あげちゃったし)」
「ええ、それに高天原でもアマテラスを筆頭とした女神一同が特にあの子を溺愛してて、よくお菓子をあげているもの。男神の連中もロリコンや変態どもを除けば普通に優しく接してくれているし、あのどうしようもない戦闘バカの脳筋スサノオでさえ、あの娘の前では優しいお姉さんになっているもの。初めて見た時、思わず私とアマテラスは『あなた誰?』って言ってしまったほどにね」
「……まぁ、スサノオは戦バカだものね」
「ええ、そうなの。……話を戻すわよ。――つまりは、お菓子をくれる人=優しい人=危険じゃない人…という認識があの子の中で固定されちゃって、お菓子さえくれればどんな人でもついていこうとしちゃうのよ。なんせ、秘密裏にあの子に手をだそうとしたロリコンや変態どもは、みんな同じ手口だったんだから。
だからこそ、余計に心配なのよ! あの"箱庭"には幻想郷と同じいろんな生き物や種族が共存していて、"そういう輩"もたくさん存在しているのだから…………ああ、心配、すごく心配だわ!」
あわあわとしているツクヨミを紫は嘆息しながら言った。
「確かにそうだけれども、心配しすぎよ。過保護すぎるのはあの子のためにはならないわよ? あの子だって善悪の判断くらいできるわよ……きっと…。
それに、そんなにも心配ならあなたがあの子を守るための能力でも道具でもいいから作ってあげなさいよ。そうしたら心配はなくなるでしょ?」
紫がそう発言した瞬間、その手があったかと言わんばかりの顔で固まっていた。
「――そうよ。その手があったじゃない! ありがとう紫!さっそくあの子のための能力を作ってくるわ!! それに詠ちゃんのために作っていた道具と能力も箱庭に持って行かなくちゃ!
そうと決まれば、さっそく作業開始ね。それじゃ〜ね、紫! 今日は本当にありがとう!!」
そう言った瞬間、ツクヨミの目の前の空間が渦の様に歪み、渦状の黒い穴が出現した。
ツクヨミはその穴の中に入った瞬間。渦は何も無かったかのように消えてなくなった。
「……はぁ、相変わらず、自分の子供の事になるとすぐに暴走するのだから。ほんと、親バカで過保護だわ。そこにかんしては神も人間も変わりないのね。」
紫の独り言は誰にも聞かれず消えていった。
今回の主人公の設定としては、神様です、ツクヨミです、女神様なのです。
ちなみに、容姿としては、パズドラの覚醒ツクヨミ(仮面なしVer.)です。普段の衣装はクリスタルクラウンのツクヨミです。
戦闘時の衣装は3つあり、最初がパズドラの普通のツクヨミ。二段階目が夜刻武神ツクヨミ。そして、最終段階が覚醒ツクヨミです。
ちなみにですが、母親の容姿はヴァルハラのツクヨミで、姉の容姿が夜想詠神ツクヨミです。
いや〜つかれました。やっぱり小説を複数作るのはダメですね。本当に疲れる。明日はメインの小説投稿日なのでお楽しみに!
それでは、バイバーイ!