自分が書いた中でとてつもなくライトな文章、最初は子どもの読む絵本のような軽快さとリズムに乗せて書き、後半で誰かの視点を入れて補足を行っていく形になります。
頭を空っぽにしても読めます。
頭を使っても楽しめます。
そんな作品を書こうと思い、こうして形にしてみました。
暇な一時でも、ちょっとした癒しが欲しい時にでもお読みください。
一話一話、3千字越えれば多い方なので、その点はご了承を。
それでは、緑茶でも飲みながら、お楽しみください。
捨てられた。捨てられた。
生まれてすぐに捨てられた。
そんな赤子は生きやせん。
およそ存在し得ない消え去る僕は。
時の流れをただ漂う。
おっと、誰かが来るなんて珍しい。
キミも同じ捨て子かい?
何、違うなんて、とんでもないドラ息子だ。
歓迎くらいはしてあげる。
臭い臭い。臭い臭い。
何だい鼻つく刺激臭。
こんな臭けりゃ此処にゃ居れん。
およそ我慢の出来ないなさけない僕は。
あいつに別れを告げたった。
おっと、餞別なんて気が利くね。
キミは情に厚いのかい?
何、違うなんて、とんでもない薄情者だ。
遊びにくらいは来てあげる。
臭い苦い。不味いエグイ。
何だいあいつの餞別は。
こんな不味けりゃ口にゃ入れん。
およそ自分勝手で気ままな僕は。
結局戻って文句を言った。
おっと、良薬は口に苦し。
君は力を得ただろう?
何、気づかないなんて、とんでもない鈍感さだ。
さっさと次に進み給え。
どんぶらこ。どんぶらこ。
父さん母さんくれた船。
今日も今日とてどんぶらこ。
およそ天運赴く航路の中で。
僕は嵐に見舞われた。
おっと、此処は一体何処だろな。
キミの名前を言ってごらん?
何、名無しなんて、キミはほんとに何者だ。
しょうがない。てゐって名前をあげる。
◆
何だかすっごく変な奴が居た。
だって、出会い頭に名前を訊かれて、名前が無いからといって勝手に名付けてくる奴を、変と呼ばずに何だって言うんだい。
あたしゃ、そいつが来たとき兎の姿だった。だからか知らないけど、妙に構ってきて困ったもんだよ。
今もこうして、膝の上に乗せられて、大人しく頭や背中を撫でられているわけだけど、やけに上手いから成されるままってね。
それにしても、見れば見るだけ、怪しい奴。
前提から、まず人体がおかしいのさ。右手の中指が無いし、左足の関節が逆だし、左手は右手の中指を足したように指が六本。よくもまぁ、そんな体で自由に動き回っているよ。
あと、着ている服が布一枚。何だい、まるで生まれたばかりの人間の子に着せる様な小ささのそれは。
身長だって高くない。精々、6歳児にしか見えない体型なのに、精神的に妙に熟していたり、幼かったりするから、もう意味が分からない。
まぁ、私にとってはそんなこと、どうでもいいさ。
妙に構ってくるこいつには、ちょっと痛い目に遭ってもらうのが一番ってね。
夜にでもなったら、まずはそこら中に罠を仕掛けよう。
うっしっし……明日がとっても楽しみだよ。
こいつは一体、どんな間抜け面をするんだろうねぇ。
どうだったでしょうか?
東方の世界に似合わない文章かもしれませんが、私は案外、この文章にはまっております。
最初の文章は意外と簡単に書けるので、鬼門となってくるのは別視点の時ですね。
最初の文章だけでもいいのですが、それだと文字数が足りないので、こうして後付けをしてる形です。
展開はかなり早いので、案外、文章量10万行く前に、最終回になってしまうかもしれません。
プロットとか何にも考えていませんけど、もしよろしければこれからも、仮の宿り、一服出来る憩いの場として、活用していただければと思います。
それでは、失礼します。
尚、前書きとあとがきは本文の2分の1以上の模様。
それは言っちゃいけないお約束です。