艦これ世界にやってきた   作:零戦

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第一話

 

 

 

 

「やあ (´・ω・`)

 ようこそ、艦これの世界へ。

 このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

 うん、「また」なんだ。済まない。 仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

 でも、私こと妖怪エラー娘を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。

殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい

そう思って、君をこの世界に連れてきたんだ。 じゃあ、艦娘の注文を聞こうか。」

「……どういう事?」

 

 妖怪エラー娘の言葉に青年は思わずそう問うのであった。

 

「そのままの意味だ。先程までの記憶はあるだろ?」

「……確かコンビニに行こうとして角を曲がったら車に……」

「そう言う事だ。君は既に此の世の人間ではない」

「ア,ハイ」

「まぁそれはさておきだ。先程にも述べたが艦これの世界にようこそだ」

「けど、何で俺?」

「恒例のくじ引きで決まった」

「ア,ハイ」

 

 妖怪エラー娘の言葉に青年は身を流れに任せる事にした。妖怪エラー娘は更に続ける。

 

「艦これ世界ではあるが艦これ世界でも幾つもある。平行世界と言えば分かるだろ?」

「まぁとりあえずは……」

「なら話が早い。君はその平行世界の一つである艦これ世界に提督として艦隊を指揮してもらう」

「はぁ、でもそういうのは士官学校とか出るとかでは……」

「本家本元で察してくれ」

「ア,ハイ」

「まぁ転生者の提督もいればその世界に元々いる人間の提督もいる。比率的には2:8くらいだ」

「成る程。つまり自分が行くところにも転生者提督がいると?」

「勿論。それと転生者の中にも良い奴もいればブラックな奴もいる。それを忘れないでくれ」

「分かりました」

「それと転生者提督は縛りルールが適用されている」

「ゲームみたいに大量の艦娘がいないと?」

「まぁそんな感じだ。それでは羅針盤娘」

「はいはーい」

 

 すると上からゲームでお馴染みの羅針盤の妖精が羅針盤と共に現れた。

 

「これより艦娘の枠を決める。まずは戦艦だ」

「早く回してねー」

(羅針盤は回すものじゃないんだが……)

 

 青年は羅針盤を回す。そして針が数字の5を指した。

 

「5、つまり5隻の戦艦が保有可能だ。それから日本艦娘か外国艦娘を決めるから二回回してくれ」

 

 青年は羅針盤を二回回す。一回目は数字の2で二回目は数字の3である。

 

「日本戦艦は2、外国戦艦は3だな」

「使いにくいなおい」

「それは君の運次第だ。次は空母だ、最初は正規空母、二回目は改造空母だ」

 

 一回目は数字の4、二回目も同じく数字の4が出た。

 

「空母は八か。航空戦の展開がやり易いじゃないか」

「ボーキサイト集めかよ……」

「それではジャンジャン回してくれ」

 

 結果的に戦艦五、空母八、重巡四、軽巡四、駆逐艦九と決まった。

 

「潜水艦はあかんの?」

「オリョクルは転生者は無しになっている。ただ艦娘特典としてあきつ丸は進呈する」

「……大発が手に入るから良いか」

「それと次に転生者提督専用特典だ。特典は三つだがニコポやナデポは無いぞ。前にそれを渡したら提督が艦娘に刺された事があるからな」

「ヤンデレ良くないです」(棒読み

「何が良い?」

「基本は何でも良いのですか?」

「うむ」

「それなら一つ目としてはマウストラップ、ボフォース40ミリ、五式十二.七サンチ高角砲、四式水中調音機の開発が出来るようにしてくれないか? 二つ目は紫電改や烈風の開発落ちの比率向上、更に月光や二式複戦、一式陸攻等双発機の開発落ちをしてほしい」

「それは十分に可能だ。他には?」

「うーん……今のところは無いかな」

「分かった。まだ一つはあるから保留にしておこう。それと最初の秘書艦を決める、ちなみに最初だから駆逐艦しか無理だ」

「……なら長波で」

「駆逐艦のおっぱいビッグ7を所望とは……」

「それもあるけど、長波は神通並に二水戦を率いていたし……」

「本音は?」

「長波のおっぱいぷるぅんぷるぅん!!」

 

 思わず絶叫する青年である。

 

「まぁいい。それと赴任場所はマーシャル諸島だ」

「( 'ω')ファッ!?」

「此方の手違いで駆逐艦をダンケ(冤罪)の罪で左遷だがまぁ君なら大丈夫だろう」

「大丈夫じゃないと思います」(真顔

「それと艦娘は水上スキーじゃなくて某潜水艦アニメと同様な。理由は作者はそっちの方が書きやすいから」

「メメタァ」

「あぁ一ついい忘れていた。作者が他の提督を考えるのをめんどいからアニメキャラも出すとの事だ」

「だからメメタァ」

「最後に提督名をこの書類に記入してくれ」

 

 青年は妖怪エラー娘から渡された書類に名前を書いて渡す。

 

「提督名は将提督か」

「俺の名前を捩った。よく言われるし」

「分かった。登録しておく。それでは良き運命の旅を歩んでくれ」

「ぅ……」

 

 そう言われると将提督は睡魔に襲われ床に倒れる。そのまま意識が失うのであった。

 

 

 

 

「……うん……?」

 

 将が目を覚ますと何処かの部屋にいた。部屋には二、三個の段ボールと簡易式ベッドしかない。

 

「此処は……」

 

 窓を開けると青く澄んだ海と砂浜があった。外に出ると簡素な小屋が一つだけである。

 

「あ、いたいた」

「ん?」

 

 後ろからする声に振り返るとそこにはゲームでしか見れなかった駆逐艦長波が佇んでいた。

 

「あんたが提督だね? あたしは夕雲型駆逐艦四番艦長波サマだよ!!」

「あぁ……宜しくな長波」

「さーいくぜ、オーッ!!」

「オーッ!!」

 

 二人の声が島に響き渡る。今ここに物語は始まるのであった。

 

 

 

「んで、まずは鎮守府? 基地? まぁ良いか、それの建築だわな」

「流石に小屋だけだとねぇ」

「妖精さんはいるのか?」

「何か徐々に増えてるよ」

 

 二人が部屋を見渡すと確かに妖精さんがあちらこちらに増えている。

 

「とりあえず妖精さんは工廠類、艦娘が住む隊舎、資材庫の建築を頼むよ」

『了解です』

 

 妖精さん達は元気に返事をして作業に取りかかる。大体作業は一時間で終了して工廠類、隊舎、資材庫等必要な建物の建築が終わったのである。

 

「早いな……」

「流石妖精さんだよ」

 

 そして二人が小屋から生まれ変わった提督室に入るが、中身はまだ段ボールとか置いたままである。

 

「模様替えはいつでも出来るから良いや。とりあえずこの島だけど……」

「此処はクェゼリン環礁北のロイ=ナムル島です」

 

 将の問いに妖精さんが答える。

 

「ロイ=ナムル島か。確かアメリカの領地だよな?」

「深海棲艦の襲来で撤退しました」

「成る程……そういや滑走路があったな。あれを改修して基地航空隊をしようか」

「なら滑走路の改修作業してきます」

「頼んだ」

 

 妖精さん達が足早に去っていく。残ったのは将と長波の二人である。

 

「で、長波は開発と建造を頼みたい」

「開発と建造? 良いよー」

「開発は出来るだけ多く頼むよ」

 

 そして一人になる将。おもむろに第二種軍装の軍衣を脱ぎ出す。

 

「暑い!! とりあえず他の軍装とか無いのかよ……」

 

 ゴソゴソと箪笥とかを探すと中から第三種軍装が見つかりそれを着る事にした。

 

「提督ー、開発したぞーって軍装替えたのか」

「暑いからな」

「妖精さんに言って冷房も作って貰えば?」

「……それもそうだな」

 

 次からはそうする将だった。

 

「それで開発は?」

「何か五式十二.七サンチ高角砲とか言うのが三つ出たぞ」

「(早速来たか)他には?」

「ボフォース40ミリが二つ、四式水中調音機三つ」

「分かった。妖精さんが戻ったら搭載するように手配しよう。建造は?」

「黒潮と秋雲、萩風が出来た。ほら、提督だぞ」

「黒潮や、よろしゅうな」

「秋雲着任!! 提督、宜しくね」

「陽炎型駆逐艦、十七番艦萩風、参りました。司令、ご指示をお願いします」

「あぁ、此方こそ宜しく頼むよ」

 

 三人に挨拶をする将である。

 

「とりあえず四隻で島の近海海域を偵察してくれ。どんな状態なのか知りたいしな。旗艦は長波、頼むぞ」

「よし、任せな」

 

 そして四隻は桟橋で艤装を展開、四隻の艦隊型駆逐艦が現れた。

 

「でかいな……」

「それじゃあ行こうぜ提督」

「うむ。妖精さん、守りは頼みます」

『了解です!!』

 

 四隻は順次出港するのであった。

 

 

 

 

 




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