【前回の あらすじ】
期末試験が終わりました。
吉良君がorzりました。
殺せんせーが試験結果を貼り出しました。
「「「「「「「「「「………………………。」」」」」」」」」」
殺せんせーが黒板に張った順位表を注目する、E組の面々。
「ふぅん…E組の名前は太字で
「見やすい。」
「俺が…」
≫≫≫
【2学期期末テスト・トップ50】
☆1位 赤羽 業 500点
☆2位 吉良 響 497点
3位 浅野 学秀 495点
☆4位 竹林 考太郎 472点
☆5位 磯貝 悠馬 469点
☆6位 片岡 メグ 468点
7位 諸星 段 467点
☆7位 自 律 467点
☆9位 神崎 有希子 452点
☆10位 潮田 渚 449点
☆10位 奥田 愛美 449点
☆10位 中村 莉桜 449点
13位 東郷 十三 433点
14位 天羽 時貞 430点
15位 志場 由紀 429点
☆15位 千葉 龍之介 429点
17位 神代 聡琉 425点
18位 進藤 一孝 423点
☆19位 速水 凛花 411点
☆20位 三村 航輝 410点
21位 荒木 鉄平 404点
☆22位 村松 拓哉 403点
23位 小山 夏彦 400点
☆24位 茅野 カエデ 395点
☆25位 倉橋 陽菜乃 393点
26位 榊原 蓮 391点
☆27位 狭間 綺羅々 385点
☆28位 不破 優月 380点
29位 広島 ケン 379点
☆30位 堀部 糸成 375点
31位 掛布 ランディバー 368点
☆32位 矢田 桃花 367点
☆33位 木村 正義 365点
☆34位 原 寿美鈴 361点
35位 七志乃 権兵衛 352点
☆35位 菅谷 創介 352点
☆37位 櫻瀬 園美 345点
☆38位 岡島 大河 343点
☆39位 吉田 大成 340点
☆40位 前原 陽斗 335点
☆41位 杉野 友人 332点
42位 属 修人 330点
☆43位 岡野 ひなた 329点
44位 獅子雄 実琴 324点
45位 魏利 誠冨 321点
☆46位 寺坂 竜馬 320点
47位 魏利 逢徒 319点
48位 安堂 玲司 317点
48位 木根隅 光宙 306点
50位 五十嵐 ゆみ 305点
≫≫≫
「え~とぉ、
「その、寺坂君が…46位?」
「…ちゅー事は…」
「「「「「「「「「いゃっほぉぅ~いぃっ!!」」」」」」」」
それを確認した瞬間、教室が歓喜に包まれた。
「全員、50位以内、達成したよぉ!」
「上位争いも、浅野以外は5英傑を完全に抑えての圧勝だ!」
「そしてカルマが1位に!」
「どーよ?カルマ?」
「ん~、正直1位ってより、吉良っちに勝てた…ってのが、凄く嬉しいかも?」
「そりゃ良かったな!因みに俺は、凄く悔しいぞ!」
「きーちゃん、遂にトップ陥落~♪」
特にカルマは感無量な表情を浮かべ、逆に響は若干な凹み顔。
「因みに…」
「殺せんせー?」
「トップ3の勝敗の分かれ目は、数学の最終問題だそうです。」
「あー…」
「あれ、ね…orz」
ガクッ…
「「「「「「き、吉良ぁ?!」」」
「「「吉良君んん?!」」」
「「「吉良っちぃ!?」」」
「吉良っちさんが、思い出しorzしました!」
≫≫≫
「「「やったぜ!寺坂ぁっ!!」」」
ぺしぺし…
「あ痛たた…痛ぇよ、吉良…w」
教室内の お祭り騒ぎは終わらない。
響他数名の手荒い祝福に、笑い、喜び、照れながらも、地味に本気で痛がる寺坂。
ドガッ!ベキッ!ガンッ!
そして それでも お構い無し、遠慮も容赦も躊躇無く、叩き続ける響。
バキッ!ゴンッ!ドンッ!
「吉ぃっ良ぁっ!
痛ぇつってんだろーが! ごる゙ぁあ゙っ!!!!」
「ぎゃぽーーーーーーーーーーっ!!?」
そして遂に
怒りの寺坂が響をアルゼンチン·バックブリーカーに捕らえ、〆上げる。
ガラ…
「「「「「「「!!?」」」」」」」
その最中、不意に教室の扉が開いた。
教室内に入ってきたのは、椚ヶ丘学園理事長、浅野學峰。
「何の用で…?」
静まり返る教室。
先程迄のお祭り騒ぎを一瞬にして鎮めた男の登場に、警戒を露わにした表情で、殺せんせーが問う。
生徒達も…響も、寺坂の拷問技から抜け出し、この来訪者を猜疑の目で刮目。
「いや、そんなに慎重にならずとも。
今回は本当に、決して悪い話で来た訳ではありませんよ。」
「「「「「「「…………。」」」」」」」
やれやれ、本当に信用が無いですね…
生徒達の視線に、そう言いた気な苦笑を浮かべ、理事長は生徒達に顔を向け、話を続ける。
「率直に質問します。
E組の皆さん、君達は、本校舎に戻る気は有りませんか?」
「「「「「「えぇえっ????!」」」」」」
いきなりの質問に、驚く生徒達。
「…理事長先生、今度は一体、何を企んでいるのですか?」
未だ警戒を弛めない担任教師に、浅野は笑顔で言う。
「いえ…、純粋にね、本当は認めたくはありませんが、純粋な敗北宣言ですよ。」
「「え?」」
「「へ?」」
「「は?」」
……………………………………………。
「「「「「「「「えっ、えぇーーーーーーーーーっ!!!???」」」」」」」」
理事長の言葉に、教室内の皆が驚きの声を上げた。
当然である。
浅野理事長が…あ・の・浅野學峰理事長が、椚ヶ丘の最高権力者が、自らの負けを認める旨を伝える為に、わざわざ山を登り、旧校舎のE組を訪ねに来たと云うのだ。
「…今回の期末試験、
皆さん御存知の通り、3学期の中間、並びに期末試験はエスカレーター進学の本校舎と その権利を持たないE組とは、別々の試験問題となる。
即ち、本校舎の生徒達との学力を直接に競う対決は、実質 君達の勝ち逃げだ。
最後に赤羽君に その座を渡したが、吉良君が1学期中間から ずっとトップを獲っていたので、これは もう、E組の完全勝利と言っても良いだろう。
流石に その事実に、背を向ける訳には いかないからね。」
「「「「「………………。」」」」」
理事長の言葉を、無言で聞き入る生徒達。
「既にE組の"E"は、終末…ENDの"E"から、選良者、ELITEの"E"へ変わった…これは、もう認めざるを得ない。
だからこそ こんな足の便の悪い山の上で無く、本校舎で授業を受けないかと聞いてるんだ。
勿論、今迄にE組に強いられていた、差別待遇等は無い。」
「「「「「………………。」」」」」
「理事長先生?」
「ん? 吉良君?」
理事長の語りに生徒達が黙る中、響が口を開いた。
「何て言えば良いか…俺には今のE組を認めているって言うの、それに嘘は感じられないんですが、正直、まだ違和感みたいなのが有るんですよ。
何か隠してるってか、その負けを認める事になった経緯みたいなの、省略してますよね?
単に、いきなりな掌返しじゃ、皆も素直に、YESもNOも、答えられませんよ?」
「ははは…敵わないな…。
良いだろう。これは正直、余り語りたくはないが、君達を納得させる為には、仕方無いか…」
響の問い掛けに、にこやかに笑いながら、理事長は喋り続けた。
「殺せんせーなら納得は兎も角、理解出来ると思いますが…
私は…というか、大人と云う生き物はね、悪く言えば卑怯、良く言えば強かなんだよ。」
「「「「「?????」」」」」
「ヌルフ…」
この言葉に再び、疑問符を撒き散らす生徒達。
対して殺せんせーは、理事長が何が言いたいのか、悟った顔を見せる。
「元々 君達の殆どは、成績不振が理由で、このクラスに堕とされた訳だ。」
「「「「「………。」」」」」
「特別強化教室…通称・ENDのE組。
建て前は成績が芳しくない生徒を一纏めにして、1人の教諭が集中的に教鞭を執り、成績の向上を計る為に編成されたクラス。
しかし その実態は、残った本校舎の生徒達に優越意識を与える為、同時に『明日は我が身』という危機感を抱かせ、学力のアップを進める為の生贄…と、此処迄は、今更の説明は要らないか。」
「「「「「…………………。」」」」」
「しかし、今年度に限っては担任を始めとする先生方の指導が良ろしかったのか、その当初の建て前に付随した結果と なってしまった。
さて、この先が本題だ。
君達は確かに私が理想とした、少数を生贄とし、多人数にエリート意識を持たせて大成させるという教育理念からすれば、造反に値する存在だ。
しかし最初に言った、建て前からすれば どうだい?
どん底から這い上がり、トップを穫った。
君達はE組の意義を実証させた、成功例となるんだ。
確かに君達の成績アップは、殺せんせー達の力も有ったと思う。
しかし、私は生徒の成功は教師の手柄なんかでは無く、それは生徒自身の努力の結果だと思っているんだ。
それが自主的、強制と関係無くね。
逆に生徒の失敗。それは全て最終的には、生徒を指導していた教師の責任だと思っている。
つまり今回の、浅野君を始めとするA組の…A組だけじゃない、本校舎の生徒の敗北は全て、彼等に教鞭を揮っていた教師に…それは最終的には、その者達を統べる この私に、責任が有る事になる。
私の指導が君達の努力に勝てなかった…
それが、私が敗北を認めた理由だよ。
だが…それと同時、私が組み上げた特別強化クラス・E組というシステムは、結果的には間違ってはいなかった事になる。
…どうだい? 此処迄話せば、いきなりの掌返しも納得して貰えるんじゃないかな?」
((((((((本当に強かってか卑怯! そして台詞が長い!!))))))))
とりあえず、動機、経緯は どうであれ、他意は無い事だけは理解したE組一同。
「…でも、だったら…」
そして、この場で片岡が口を開く。
「仮に私達が、本校舎で授業を受けるとしたら、担任の先生は…担任だけじゃない、授業は、誰が教える事になるんですか?」
この質問に対して理事長は、
「ん。流石に本校舎に殺せんせーを迎える訳には往かない。
当然、3年生の学科担当で担任クラスを持っていない先生に任せる事になります。
授業の方も他のクラスと同様に、各教科担当の先生方が教える事になりますね。」
と応える。
「「「それなら…」」」
それを聞いたE組一同は、本校舎復帰の誘いに対する答えを、全員一致で即答した。
「まぁ、実を言えば、最初から そう答えられるのは分かっていましたが…
確かに本校舎の先生方では、今の君達の学力の維持、そして今より上に引き上げる事は難しいだろうからね。」
少しだけ残念そうな顔で、理事長は話す。
「とりあえず、今回の期末試験の結果により、元来のE組の差別待遇は取り除く事にします。
それと…私の権限で、E組生徒の高等部へのエスカレーター進学を認めます。
尤も、既にウチ以外の学校に標準を合わせている人が多いみたいだから、無意味だろうがね。」
「いえ。俺は その権利、使わせて貰いますよ。」
「俺も~♪」
この理事長の言葉に、外部受験で椚ヶ丘を受ける予定でいた2人が名乗りを上げた。
≫≫≫
「それとから…一応、言っておくか…」
一通り、伝えたい事を伝え、確認したかった事を確認した理事長。
教室を去ろうと扉を開けようとする前に今一度、生徒達に顔を向けて話し掛けた。
「さっきも言ったが、今回は素直に負けを認めるが、自分の やり方が間違っていたとは思わない。
事実、君達がトップ圏を穫ったとは云え、試験の点数自体は前回の中間試験と比べても全体的に…一部の生徒を除けば、かなり高かったんだ。
彼等も また、君達に、E組に負けまいと必死だったんだよ。
その事だけでも、君達の様な存在の必要性が証明された事になる。
先程 学力アップは生徒の努力の結果、教師の手柄では無いと言ったが、全体的な それは、最終的には学校経営者の評価には繋がるからね。」
((((何て卑怯な解釈なんだ!??))))
「…そう、君達の様なポジションは必須。
『あんな風には なりたくない』『明日は我が身』と思わせ、緊張感を持たせる為の生贄は、絶対に必要なんだ。
今回は それを…私自身にも、君達は改めて教えてくれた。」
「「「「「「………………。」」」」」」
その言葉を最後に、理事長は山を降りて行った。
【今だから!ボツキャラ列伝!!】
・志場由紀
瀬尾に代わる五英傑メンバーとして、実は1学期期末試験の時点で設定だけはしていたキャラ。
結局、ストーリー本編に絡めるネタが浮かばなかった。
容姿イメージは『監獄学園』のハナちゃん(はぁと)。
・安堂玲司
体育祭の棒倒しに登場予定だった、身長2㍍越えのバスケ部員。
事前に名前と存在を明らかにしたは良いが、留学生以外を目立たせるのはアカンと思い、見せ場は全面カットに。
容姿イメージは現時点で未定。
名前の元ネタは、とあるプロレスラーから。
作品に於いて、卒業迄あと約3ヶ月…
まだまだ再登場のチャンスは有るかも?