「…分かった。わざわざ済まなかったな、進藤。」
「応。まぁ、せいぜい気を付けるんだな。…じゃあな。」
pi…
「…何だか
浅野理事長の爆弾発言の翌日の、ホームルーム前の朝の教室。
進藤とのスマホでの会話を終えた杉野が、その聞いた内容を語り出した。
進藤曰わく、浅野達"5英傑"指導の特別"キョウカ"講習により、A組に限らず、本校舎3年は狂ったかの様に、
…E組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺す…
…な感じで、E組に対する殺意有る言葉をまるでカルト教団の妄信者の如く、何やら ぶつぶつとエンドレスに呟きながら、試験勉強に勤しんでいるとか。
「ふ~ん…で、その進藤は平気だった訳?」
「アイツは1年の時から高校はエスカレーターしないで、『帝蜂』に行くって言っていたからな。」
「あっ、野球か!」
「そ。だから別に、内部進学の資格無くても関係無いから。
浅野はアッチの皆に、全員強制参加を呼び掛けてたけど それをシカト、スルーしたらしいぜ。」
「へぇ~? あの お坊ちゃんの影響力も、大分 薄れてきてんじゃない~?♪」
「スポーツ関係で余所の学校に進学する予定の奴等、皆 浅野の呼び掛け、拒否ったりしててな?」
この何気に言った菅谷の一言、実は正解である。
特に進藤に至っては、体育祭の時からの、そして先日の球技大会…その何振り構わぬE組潰しの姿勢に、浅野に対する不信感をかなり募らせていた。
「あ、掛布ちゃんも、別の学校に行くから それ、サボるって言ってた。」
更には茅野からも追加情報。
「掛布って、あのバスケ部の?」
「そーだよ。」
「…って、茅野っち、アイツと仲悪くなかったっけ?」
「んん。遭う度に、互いに『うがーっ!』って…」
「頭の上で、兎と虎が、鳥獣戯画なバトルしてたよな。」
「あははは…色々と有って…和解したのよ。」
色々と…その詳細は話したくないのか、誤魔化すように笑い、結果だけを言う茅野。
「ふぅ~ん? まっ、差し詰め…」
「貧〇同士で、打ち解け合ったって処k
「う…ウルサい煩い五月蝿ぁーーい!!」
バキィッ!!x2
「「くくはちじゅうはち!!?」」
「お、岡島ぁ?!」
「吉良っちぃー!?」
それは正解だったのか…
しかし、大凡
「…巫山戯るなっ!!!!」
「「「「「「「「!??」」」」」」」」
そんな中、いきなり教室に届いた怒声。
「今の声…」
「烏間先生?」
「何かあったのか?」
その声の主は、烏間。
そして声の出処は、恐らくはE組教室から、3つ部屋を空けた教員室。
何が起きたのは定かでは無いが、その距離からでも はっきりと聞こえる程の、怒鳴り声。
どたどたどたどたどたどたどた…
ガラッ…
「失礼します!」
「な、何があったんですか?」
「烏間先生?」
磯貝、片岡を先頭に、数人の生徒が教員室の扉を開くと、其処には
ガクガクガクガクガクガクブルブルブルブルブルブル…( ゚Д゚;) x2
部屋の角で、何かに脅える様に顔を真っ青にした涙顔で、小さく しゃがみ込んで身を寄せ合い、ガクブルしているイリーナと殺せんせー。
そして、
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「「「「「「 (」°o(」°!!?」」」」」
受話器片手に顔全体に青筋を浮かべ、背中から滾らせる
≫≫≫
「そうか…そんなに大声だったか…
驚かせて済まなかったな。」
スゥ…
数分後、落ち着きを取り戻した烏間が、インスタントコーヒーを啜りながら、駆け付けてきた生徒達に謝罪。
「いぇ…そんな事より、一体、何が有ったんですか?」
「あの怒り具合、尋常じゃ無いですよ?」
コト…
「………………………。」
両クラス委員長の言葉に対し、コーヒーカップを机の上に置き、黙り込む烏間。
話すべきか否か…その
「いえいえ、烏間先生。私も あの電話、何だったのか知りたいですね。」
「そーよ! 何も知らない儘じゃ私、ビビり損じゃないの!!」
其処に先程迄は涙目ガクブルだった、殺せんせーとイリーナも、会話に割って入る。
「ふぅ…」
それに観念したのか、烏間は溜め息1つ零し、
「実はな、3-Aの大野先生から、今回の期末試験、
「は・ぃ…!?」
その一言で、瞬時に身体の色を、やや怒りの『赤』に変える殺せんせー。
「呆れた…」
そして台詞通りな顔をするイリーナ。
「マジかよ…」
「教師の台詞じゃないわね…」
「あー、全くだ。そーりゃ烏間先生、ゴゴゴっても仕っ方無いわー。」
「「「何? その言葉? 造語? 新語?」」」
「でも、意味は解る。」
生徒達も同様な反応(+α)を見せる。
「兎に角だ、俺は つい、感情が先走って、一言怒鳴って終わらせてしまったが、今度は
当然この事は、此の場に居ない皆にも伝えてくれ。
そして もしも本当に、本校舎の教師が君達に そういう話を持ち掛けてきた その時は、毅然とした態度で断り、直ぐに俺に知らせてくれ。」
「「「「「は…はい!」」」」」
「その時は…本校舎の職員室に押し掛けて、その当人にO・H・A・N・A・S・H・I★…してやる。」
((((ひぃいいっ!!!? 怖い! 烏間先生、笑顔が怖いから!!!!))))
≫≫≫
「…以上、烏間先生から。」
「「「マジかよ…?」」」
「教育者の言動とは、思えないね。」
教室に戻った磯貝達が、その場に残っていた者達に、事情を説明。
やはり最初に話を聞いた者達と、同じ様な反応を見せる。
「ん~、でも、俺達に直接、テストで手ぇ抜けって…どんな交渉材料、持ち掛けてくる心算なんだろうな?」
「…吉良?」
そんな中、皆より一歩先の疑問を口にする響。
「そりゃ
まぁ、具体的に言えば、金かな?
大野程度が、E組の待遇改善云々の権限とか、持ってる訳無ーし。」
「「「「「「ん~…」」」」」」
金銭による買収も有り得る…と、いう響の言葉に、納得な顔を見せる一同。
「あぁ、それとさぁ、寺坂~?」
「あ?」
そして、思い浮かんだ様に、寺坂に話し掛けるカルマ。
「多分だけど、大野が接触してくるとしたら、寺坂が一番、可能性高いだろうから、気を付けなよ~?」
「な…?! どーして俺g…って、俺がE組でビリッケツだからか?」
「そ♪ 本校舎の連中からすりゃ、E組の誰か1人より、上位に…だからね。」
「ケッ! 300億、現金一括先払いなら、考えてやるぜ!!」
▼▼▼
「ん?」
「誰だ? アレ?」
「さぁ…?」
放課後の分身殺せんせーによる特別授業も終え、山を降りたE組一同。
その麓、彼等を待っていたかの様に、1人の中年男性が立っていた。
「やぁ。吉良君…は、居るかな?」
そう言って生徒達に尋ねる中年男。
「…俺ですけど?」
「そうか。俺は高等部でサッカー部の顧問をしている、三鷹ってモンだが…」
「………………………………………。」
指名されて名乗り出た響に、自身も名乗る中年男…高等部サッカー部顧問・三鷹。
≫≫≫
「…と、云う訳だ。サッカー部に入ってくれると約束してくれるなら、本校舎復帰、内部進学について、俺が理事長に働きかけるから…」
「………………………………………。」
その用件は、先日の球技大会での響の無双セービングを、誰かから聞きつけてのスカウトだった。
「…どうだろうか?」
「…………………………………。」
普通に考えたら、かなりな好条件を出す三鷹。
それに対する響の応えは、
「試合には出る。練習は、気が向いたら出る。」
「な…?!」
普通に考えれば、かなりな我が儘な条件だった。
「それと、エスカレーター進学の部員は全員即
当然 来年度以降も、椚ヶ丘中等部からの生徒の入部は認めない。
…さしあたって、こんなモンですか?」
撤回。普通に考えなくとも、かなり我が儘な条件を、このグレイトでスーパーな?ゴールキーパーは突き付けてきた。
「ふっ…巫山戯ているのか、キミは!??」
それを聞いた三鷹は、顔を真っ赤にして大声を出すが、
「だって当然でしょ? 内部進学上がりって事は、俺達との直接な絡みは無かったとしても、当時のE組に対して上等な態度を取ってきた奴等なのは間違い無い。
そんな連中と仲良くチーム、やれると思います?
少なくとも、俺は そうは全く思わない。…て・ゆーか、ん、絶対に無理。」
練習云々は別として、部員云々の件に関しては、E組生徒からすれば、至極尤もな応えで返す響。
「くっ…仕方無い…。
分かった…。だ、だが、もしも気が変わったら、何時でも話に来てくれ…」
E組離脱の件しか
「吉良君…良かったの?」
「俺、サッカーなんて、元々する気ナッシングだし。」
▼▼▼
「「ヲォィ、渚ァ…」」
「…………?」
期末試験を2日後に控えた、夕方の椚ヶ丘駅。
改札口を通り抜けようとした渚に、それを背後から呼び止める声。
「田中君…高田…君?!」
それはD組の…今迄事在る毎に渚に ちょっかいを掛けては
久し振りに遭う顔だが、自分が知っている筈の それと、少し違和の有る口調、狂気滲みた顔に、戸惑う渚。
「何か…用…?」
「アァ!?」
「ハァア?!」
そんな渚の問い掛けに、輩の様な口調で返す2人組。
「ンナノ決マッテンダロガ、コラ!?」
焦点が定まっていない印象な眼で、田中が渚に詰め寄る。
「ヲマェ、期末テスト、一切 解答スルナ。」
「全部、0点取レ。」
「え…?」
「え…?…ヂャ、無ェヨ!。
ドウセ オ前、内部進学ノ権利持ッテナインダカラ、関係無ーヂャネーカ!!」
「オ前ガ素直ニ最下位ニナッタラ、誰モ内部進学ノ資格、無クナラナインダヨ!」
それは、如何に相手がE組だったとしても、余りにも理不尽過ぎる要求。
先の中間試験、学年でワースト1&2だった2人は、理事長の爆弾発言による焦りと、榊原達を介しての、浅野による
ついでに言えば、渚…E組の皆さんは一応は期末試験の成績次第で、本校舎復帰の権利を得られるので、全く関係無くもなかったりする。
「…………………。」
「聞ィテンノカヨ!?」
「巫山戯テンノカ? 殺スゾ!!」
グィ…
凄む顔でネクタイを掴み、その儘締め上げる田中。
ガンッ!
「ぐぇえ?!」
「巫山戯てんのは どっちだ? コラ?」
その田中の頭上に、突如として墜ちる拳。
ドゴッ!
「ぎょぇっ!?」
「お前が死ぬか? あぁん!?」
そして高田の腹には、赤地に黒ラインのスニーカーが突き刺さった。
「て、寺坂君? 吉良君?」
その場に現れたのは、寺坂、吉田、村松、イトナ、そして響。
「「き、きっきっ吉っ…??!」
「「猿かっ?!」」
拳骨と蹴りの
しかし同時に絶体絶命的状況を理解、それ故のテンパった口調を、吉田と村松から突っ込まれる。
「でも、どうして?
吉良君達、帰ったんじゃ…?」
「実は俺達、あのタコに、更なる追加(強制)講習、受けさせられてな。」
そして、正しく
「本当に それが必要だったのは寺坂だけだったが、1人残すのは可哀相だから、仕方無く付き合ってやった。」
「喧しいわ!!」
「…で、それ終わった後、このメンツで駄弁りながら山降りてたらよ、最終的に『今から もんじゃ、食いに行こーぜ♪』って話になってよ。」
「んで駅に着いてみたら、何だか『渚きゅん、ピィッーンチ!!』な展開?」
「まぁ、そーゆー訳だ。…渚、お前も一緒に来るか?♪」
「あははは…お供します。」
渚、同行決定。
「んじゃ その前に、とりあえずコイツ等の処刑だな。」
「「ひぃいっ!?」」
パキパキ…
拳を、指を鳴らしながら、腰を抜かして しゃがんでいる2人に
「吉良~? 今から何、食べに行くか分かってるよな~?
「らじゃあ~www」
学園祭明け、榊原制裁の際、浅野にリバース必至なリバブローを放ち、その場で
「ちょ…吉良君、僕は もう、大丈夫だから!」
ここで渚が止めに入るが、
「何言ってんだ、オメーは?
此処でコイツ等潰しとかないと、今度は茅野ちゃんや倉橋ちゃん、奥田さんや神崎さんなんかの、
コクコクコクコク…
それを響は尤もな理由付きで一蹴し、その理由に寺坂組の皆さんも同意。
「だ、だけって…」
しかし その響流の表現に、やや引きな渚。
「ほ…本当じゃねーか!
倉橋ちゃんは魚は愚か、鶏だって平気な顔して捌くし、奥田さんは平気でクスリ盛ってくるし、神崎さんなんて、その正体は有
そんな渚に、必死に力説する響。
「茅野ちゃんに至っては、『お前を●す』と言わんばかりに、ツインバスターライフルを鈍器の様に振り回s
「「「「いーや、それに関しては、お前と岡島が全部 悪い。」」」」
「ドイヒーーーっ!!?」
≫≫≫
尚、田中と高田は結局、
「良いな? 今度、
「「は…はひ…ぃ!!?」」
今回は この一言(&睨み)で解放された。
▼▼▼
そして、期末試験、当日…