第131季 文月の三 紅魔館大図書室にて記す
Patchouli Knowledge
共著者:霧雨魔理沙、古明地さとり
<ルール>
・16人(魂魄妖夢、十六夜咲夜、レミリア・スカーレット、八雲藍、因幡てゐ、鈴仙・優曇華院・イナバ、八意永琳、藤原妹紅、西行寺幽々子、東風谷早苗、博麗霊夢、古明地こいし、八雲紫、フランドール・スカーレット、洩矢諏訪子、蓬莱山輝夜)によるトーナメント形式。
・一回戦は東風戦。上位二名づつ計八名が準決勝進出。
・準決勝は東南戦。上位二名づつ計四名が決勝進出。
・決勝は東南戦を行い、先に三勝した者が優勝。
・配給原点は25000点。
・喰いタンあり。
・赤ドラ三枚。
・レートは1点=5円。
・参加賞として初めに各人15万円づつ支給される
。
・各局ごとに、一位の者に10万円(オカ)。これは大会本部から支給される。
・オカとは別に、四位は一位に5万円、三位は二位に2万5000円を支払う。
・所持金が0円になったら、大会本部からの借金としてマイナスで計算する。
・一切の能力、スペルの使用を禁止し、使用した時点で失格とする。
・優勝賞金100万円。
一回戦 第一対局 東一局 0本場 ドラ{南} 妖夢vs咲夜vsレミリアvs藍
<配牌>
妖夢:{三六六八⑥7899東南西白}
咲夜:{四九九②②②③78東東西北}
レミ:{赤五八九①④⑥⑧⑨356南北}
らん:{五七七④⑤2268南發中中}
19時丁度、対局開始。咲夜、なかなか良い配牌である。
親の妖夢、初手で{④}をツモって来た。ノータイムで西を切る。
(とりあえずオタ風牌から切っていきますか…)
咲夜はゆっくり山に手を伸ばし、牌を取った。ツモ{一}。これもノータイムで北を切る。
(二筒が最初から暗刻とは、中々良い手牌ね…)
レミリア、慣れない手つきで牌を引く。ツモ{①}。咲夜の捨てた北をチラッと見て、同じく北を切った。
(咲夜も切ったし、コレは要らないわね…)
藍は{1}をツモって軽く考えて發を捨てる。誰も鳴かない。一応ドラの南を残した形だ。
二巡目、妖夢ツモ{⑥}。ノータイムで南を捨てた。きっちり役牌以外を切っていく。
咲夜ツモ{八}。一旦西に触れた手をそのまま滑らせて{一}切り。
レミリアが咲夜の急所の{6}を引いた。少し考えて{⑨}を河へ捨てた。
そして藍、{西}を引きノータイムでツモ切り。
<二巡目終了時>
妖夢:{三六六八④⑥⑥7899東白}
咲夜:{四八九九②②②③78東東西}
レミ:{赤五八九①①④⑥⑧3566南}
らん:{五七七④⑤12268南中中}
三巡目、妖夢ツモ{1}をノータイムでツモ切り。
咲夜、ツモ{⑨}を見てにやっと笑う。これはおいしいツモだ。捨{西}。
レミリアもツモ{⑨}。これもノータイムでツモ切りだ。
藍は{二}をツモって少し考えてそのままツモ切り。初めて河に中張牌が出たことに気づいたのは妖夢だけのようだ。
(三巡目で二萬が出た…{四五}あるいは{五六}あたりが手牌にあるか…)
妖夢の読み、中らずとも遠からずといった所だ。
四巡目、妖夢ツモ{⑧}。ゆっくりと三萬を切る。遠くに678の三色が見えてきただろうか。
しかしここで咲夜ツモ{③}。四萬を切って早くも四巡目で一向聴である。うーむ、PADIO恐るべし。
レミリアは{七}を引いてきた。すこし考えて対子になってる{①}を切る。
藍、{一}を引いてツモ切り。藍はなかなか手が進まない模様だ。
<四巡目終了時>
妖夢:{六六八④⑥⑥⑧7899東白}
咲夜:{八九九②②②③③789東東}
レミ:{赤五七八九①④⑥⑧3566南}
らん:{五七七④⑤12268南中中}
五巡目、妖夢、{⑦}をツモって白を切る。完全に三色狙いだ。
咲夜、前巡で捨てた{四}をツモ。ちらっとみて捨てた後少し苦い顔。その表情を妖夢は見逃さない。
(四萬をノータイムで捨てた…聴牌…少なくとも一向聴といった所か…)
レミリア、ツモ{六}でほぼノータイムで捨{①}。これには咲夜も反応する。
(ノータイムで手牌から{①}を二枚…お嬢様はタンヤオ狙いか…か、可愛い…っ!)
流石鼻から忠誠心である。
藍は一向に手が進まない。ツモった{⑨}をそのまま卓に強打。
「くそっ!」
六巡目。妖夢、ツモ{4}。咲夜の河にチラッと視線を移してそのままツモ切り。
一向聴の咲夜はツモ{發}でノータイムツモ切りだ。
レミリア、ツモ{中}を見て、全員の河を見る。中はまだ一枚も場に出ていないが…
タンッ!
小気味良い音を立てて、彼女は中を切った。
「ポン!」
藍、ノータイムで鳴く。
(ツモが悪すぎる…。ポンで流れを変えたい所だ…)
そのまま、ど真ん中、{五}を河へ。七萬を雀頭にするつもりなのだろうか。少なくとも六萬は待たないということなのだろう。
<六巡目終了時>
妖夢:{六六八④⑥⑥⑦⑧7899東}
咲夜:{八九九②②②③③789東東}
レミ:{赤五六七八九④⑥⑧3566南}
らん:{七七④⑤12268南␣横中中中}
レミリアと藍がお互い南を一枚づつ抱えたまま、ドラに振り回されている格好だ。ちなみに南家の咲夜の河はこんな感じ。
{北一西四四発}
さて七巡目。局面が動く。妖夢{⑧}をツモって東を河へ。まあ順当な捨て方なのだが…
「ポンです。」
咲夜、すかさず鳴く。メンゼンで手作りするより、スピードを重視するようだ。
(東風戦においては、リードした方が圧倒的に有利よっ!!)
咲夜、八萬を切って{九③}のシャンポンに構える。
(咲夜さん…聴牌したか…。だがそこまで高くないと見た…っ!)
<咲夜聴牌形>
{九九②②③③③789␣横東東東}
レミリア、ツモ{五}を見て、やや考えてから思い切ったようにドラ{南}を卓に強打。
誰も鳴かない。
それを見てほっとした様子の藍は{7}をツモって同じように南を切る。
八巡目、妖夢は{⑦}をツモった。
(一盃口確定…ッ!しかし咲夜が怖い…。)
ここで現物{八}を切ると、三色は大幅に遠のいてしまう。
悩んだ末、妖夢は{9}を河へ。
当たらない。
咲夜、ツモ{⑥}をチラッと見てそのままツモ切り。
そして。
レミリアがゆっくり{九}を引いた。しかし彼女の脳内はすでにタンヤオ一直線の思考回路になっている。
彼女は九萬をノータイムでツモ切りした。
「ロン。」
ふっ…と妖夢が溜息をつく。
「東だけか…。」
レミリアが咲夜の手牌を見てほっと安心したような声で言った。
<結果>
南家 十六夜咲夜
{九九②②②③③789␣横東東東␣九}
40符1翻 1300点
レミリアが6500円、咲夜に渡した。
「さて、次、行きましょうか。」
咲夜が静かに、言った。