雪男は正十字学園にある、とある森の一角に来ていた。
シュラと待ち合わせしていたが。
「…シュラさん、あなた今まで寝てましたよね」
「何のことかにゃ~」
むにゃむにゃと眠たそうに、しかし平然と話すのは霧隠シュラ。
上一級祓魔師でなのだが…
髪はピンク、毛先が黄色くなっていてひとつにまとめている。
そして結構なグラマー…要は巨乳であり、服装も胸を少し隠す程度のモノとブルマのような短パンという露出度の高いものである。
ちなみに雪男は中一級祓魔師である。
「任務内容は?」
「ちゃんと聞いといてくださいよ…」
雪男が話すには、
最近森でブラックホールみたいなモノが発生。
あと最近学園に張っている結界が一部破られていたらしく…何らかの悪魔に入られたか…
一応は危険確認のための任務である、ということ。
「ちょうど手の空いてる祓魔師が僕とあなたしかいなかったみたいです」
「ふーん。…ま、一応ってところがあれだな。危険があればどうにかしろってことか」
「まぁ、そうなりますね」
「その時は安心しろ!!俺もいるから!!」
「そうですね――て、え?」
「よぉ雪男。来ちゃった」
<きちゃった!!>
(再度言うがクロの声は燐にしか聞こえない。)
燐がいた。
肩にはクロもいる。
「来ちゃったじゃないでしょ!?だから何で毎回平然といるのさ!!」
「まぁまぁ、雪男落ち着けって」
「そんな毎回怒鳴ってると老けるぞ~」
「シュラさんまで…!あぁもう…」
なにかを観念したのか雪男は燐にも一応のため任務内容を話した。
「ん?どこが危険なんだ雪男」
「兄さんもそれぐらい分かろうよ…」
更にため息をつく雪男。
「いい?結界が破られたってことはそれだけ強力な悪魔が侵入したってこと」
「あぁ、なるほど」
ポン、と手をうつ燐。
「おいそこ~、突っ立ってないで行くぞ」
シュラがいつのまにか使い魔の蛇を出していた。
「もう兄さん…行くよ」
「さすがは弟、よくわかってんなぁ!」
「どっちにしろついて来るんでしょ?」
そう言うと燐と雪男はシュラのあとを追っていった。
.
やっと…やっと…?