銀青!   作:夏祈

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第7話

「……ん?…は!?」

 

銀時が見たのは、真上からすごい形相で叫びながら落ちてくる1人の男だった。

 

「え、ちょ、まさか◯ータ!?…いやでもあれ男…」

 

 

「~~ッ!!な、~!!」

 

なんか落ちてくる人は必死に言っているが聞こえない。

 

――あの勢いで落ちてきたら流石に危ない!!

 

どんどんこちらへ落ちていくのがわかる。

 

「ちょ、え、どうしろと!?」

逃げるか受け止めるかの2択で銀時は―

 

「あぁもーコノヤロー!!!」

 

腰を低くし、受け止める体勢に入る。

 

その時だった。

 

ボンッと音がして、落ちてくる男を庇うようにして突然巨大な黒猫が現れた。

 

「は!?待て、おい‼‼待っ」

 

そのままこちらに落ちてきて―――

 

 

どすん!!と。

 

「―――――ぐぇっ!!」

 

もちろん受け止められるはずはなく、巨大な猫に潰されかけた。

ご愁傷様である。

 

「…おい」

 

 

巨大黒猫は気づいていないのか、今だに踏んだまま。

 

「ふー、危なかったな…助かったぜクロ」

 

猫の背中から降りてきた男は巨大黒猫を撫でながら言う。

 

ゴロゴロ、と巨大黒猫も嬉しそうに鳴く。

ちなみにまだ踏んでいる。

 

「ん、そういや下に人がいたような…」

まさか見間違いだったか、と燐は頭を捻る。

というより、少し怖くて下が見れなかった。

 

 

くそ、何で朝からこんなことになるんだ、銀時は呟いた。

というか、気付かれていない…?

「おい!」

 

銀時はもう一度、大きな声を出すのだった。

 

「うげっ⁉」

やっぱり、さっき下に見えた人は見間違いなんかではなく…。

 

「 ここだここ!!」

 

やっと気付いてくれたとばかりに銀時は叫ぶ。

 

クロの勢いがよすぎたのか銀時は地面にのめり込んで、顔は何とか横を向いている。

 

 

「お、おいアンタ大丈夫か!?クロ、そこ退け!!」

 

 

ボンッとまた音がして銀時の背中の圧がなくなった。

 

そして男は銀時をひっぱりあげる。

 

「ふん、ぐぅッ……!!」

「ちょ、もげるもげる!腕もげる‼」

 

「あ、すまねぇ」

燐の馬鹿力により銀時の埋まった体を引っ張りあげようとするが、さすがに痛かったらしい。

 

 

そして数分後。

 

「おー、兄ちゃんありがとな」

服についた土を払いながら銀時は言う。

 

「いや、俺が悪かったらお礼を言われるのも…」

 

銀時がその男をみると、まだ新八と同じぐらいの年に見えた。

しかし、見ない…というよりここでは珍しい服を着ている。

どこか真選組に似ている。

そしてその男はどこか挙動不審だった。

 

「…えっと…名前を教えてもらってもいいか?あ、俺は奥村燐だ」

(おれはくろだ!)

「あ、コイツはクロ」

肩に乗った、小さい黒猫も紹介する。

 

「俺は坂田銀時ってんだ」

 

互いに自己紹介をするのであった。

そしてここからどうしようと二人して無言になったとき、先に口を開いたのは燐だった。

 

「さ、坂田さん、一ついいか?」

「なんだ?」

 

「ここ…どこだ?」

 

「は?」

燐のそんな問いかけに素っ頓狂な声をあげる銀時。

 

「そりゃ、ここは江戸だ。さらに詳しく言うと万事屋の裏だな」

「は、江戸…?万事、屋…??」

 

燐はさらに頭を傾げる。

銀時はその反応を見て「こりゃぁ、頭でも打ったか?」と考える。

いやむしろ頭打ったのは銀時だったが。

 

「おい、燐て言ったか。お前、まずは万事屋に来ねぇか?話があるならそこでゆっくり話そうや」




やっと双方のキャラが話したよ…!
そしてやっぱりまだまだ文が短いですね…
少しでも読み応えのある作品になるよう、頑張ります。
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