ラブライブ!サンシャイン!!アンソロジー『夏――ついに来た』   作:鍵のすけ

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企画二度目の参加となります、ちゃん丸と申します。初めましての方は初めまして、ですね。
さてさて、今回もご縁がありまして今回の企画に参加させていただきました。

前回の企画とはまた違った子にスポットを当ててみたので、ぜひ。



ちっぽけな努力の結晶は、おっきなルビィとなって

 私たちの、学校がなくなる。

 

 そんな決定事項を、職員室前の掲示板の前に立ち、眺める。

 自分には関係ないなんて、そう思っていても、行きたくて入学した学校がなくなってしまうなんて、正直かなり辛いものがあった。

 

 やるせない思いを抱えて、私はひとり教室に戻る。

 視線を右、左と交互に移してみると、ワイワイと話している生徒たちが目に入る。

 

 こんなに元気な学校なのに、どうして。

 その光景のひとつひとつが、私のこの感情に拍車をかける。

 

 そんな時だった。

 

「スクール...アイドル」

 

 私、黒澤ルビィはふとそんなチラシに視線を奪われる。

 お昼休み、廊下の掲示板。いろんな人の声が行き交うのに、どうしてだろうか、そのチラシから視線を外すことが出来なかった。

 

 ––––––– スクールアイドルやりませんか?

 

 そう、大きな可愛らしい文字で主張しているポスター。

 

 そもそもスクールアイドルってなんだろう。

 まずそんな基本的な疑問が頭に浮かぶ。いままでそんなワードすら聞いたことが無かったから、すごく新鮮な気持ちになったからかもしれない。

 

 それでも、アイドル。細かいことはわからないけど、私がずっと憧れていた、アイドル。

 

 その憧れに、手が届くかもしれない。

 

 そう考えると、その場を動けなかった。

 

「何見てるの〜?ルビィちゃん」

「わわわわあ!!ま、ま、マルちゃん...。び、ビックリさせないでよぉ...」

「別にビックリさせるつもりはなかったんだけどなぁ」

 

 ひょこっと私の横から顔を出したのは、同じ1年生の国木田花丸ちゃん。すごく可愛くて、愛嬌がある子なんだ。大切なお友達。

 いまもこうして積極的に話しかけてくれるし、自分から話しかけるのが苦手な私には、すごくそれが嬉しいの。それだけじゃないんだけどね、マルちゃんの良いところは。

 

 そんなマルちゃんは、何も言わない私のことを変に見つめながら、視線を奥のポスターに移す。

 

「スクールアイドル?ルビィちゃん、興味あるの?」

「え、えっ!そそそそそんなこと無いよぉ...!そ、それにぃ...ルビィには無理だよぉ...」

「ふふっ。ルビィちゃん嘘つくの、すごく下手だもんね。すぐわかるすら」

「うぅ...」

 

 簡単に嘘を見抜かれたと思った時にはすでに、マルちゃんは、ポスターに近づいて詳しくその並んである文字を読み取っている。そこまで食い入るように見つめなくてもいいのに、なんて思ったけど恥ずかしさが残っていたからか、何も言えなかった。

 

 正直に言えばマルちゃんの言う通り、興味はある。すごくある。だけどそれを実行出来るか、と言われれば私は首を横に振る。だってそんな自信は無いんだもの。しつこいようだけどね。

 

「ルビィちゃんならイケるズラ!ほら、ここに『誰でもOK!』って書いてるズラよ!」

「な、なんかバカにされてる...?あは、あはは...」

 

 マルちゃん的には背中を押してるつもりなんだろうけど、周りから見ればそうは見えなかったりする。事実、周りの人たちはクスクス笑ってる。

 恥ずかしくなった私は顔を真っ赤にしてその場を離れる。マルちゃんは何でか理解していないみたいだったけど、素直に私の後について来た。

 

 大人しく自分の教室に帰ってきた私は、席に着いてふぅ、と心を落ち着かせる。マルちゃんはしゃがみこむ。机にまるで小動物のように手をちょこんと乗せて私を見つめてくる。

 

「大丈夫?」

「あはは...大丈夫だよ...」

 

 マルちゃんは私によく構ってくれるし、優しい。

 でも優しいが故に、私のことを1番に考えてくれたりもしてくれるんだ。だから、マルちゃん自身が折れちゃいないかって、不安になったりすることもあったりする。

 

 そんなこととはつゆ知らず、よかったと微笑む彼女に、ついつい私も笑顔になってしまう。

 でも私が、強くならないといけないのに。

 ひとりでも、頑張れるって、証明したいのに。

 

 そう思うと、心の底から笑えなくて。上っ面だけの笑顔になってしまうの。そんな自分が、ものすごく嫌だった。

 昔からずっとそう。私だって考えることは考える。でもそれを相手に伝えたり、自らの意思表示することがすごく苦手だった。

 

 だから、変わりたいと思った。

 

 ...きっかけ?

 それこそたくさんある。お姉ちゃんから注意される時だって思ったし、学校生活の中でも自分から発表するクラスメイトを見て、『いいなぁ』とか思ったりして。

 

「やってみてもいいと思うけどなぁ」

「マルちゃんこそ可愛いからいいんじゃないかな...?」

 

 私がふとそんなことを言うと、マルちゃんは少しだけ頬を赤く染める。照れているみたいで、その姿も可愛かった。

 

「あはは...マルにこそ無理ズラ。アイドルって人前に出て踊ったりするんだよね?...マルは大人しく本読んでた方が好きだから」

 

 そう言ってマルちゃんは立ち上がる。時計をチラッと確認してたから、授業のことを気にしてるみたい。

 

「じゃあ席に戻るね」

 

 すると私の予想通り、マルちゃんは自分の席に戻っていった。なんだろ、すごくあっけないな、なんて思っちゃった。

 

 マルちゃんも、興味あったりするのかな。

 ふとそんな疑問が浮かぶ。でもあの時ポスターは見てたし、しかも結構まじまじと読んでたから可能性が無いわけでは無いと思う。

 

 でもさっき自分でも言ってたように、マルちゃんは読書が好きな女の子。休み時間とかは図書室に篭ったりするような子。そんなマルちゃんが人前に出て踊ったりするのは、正直なところ想像出来なかった。

 

 チャイムの音とともに、先生が教室の戸を開け教壇を登る。ズカズカと入ってくる感じに、少しだけ嫌悪感。

 

「じゃあ–––––。黒澤さん、ここ読んで」

「ははは、はい...」

 

 先生はそう言って私を指名する。

 顔に出ちゃってたのかな、なんて思ったけど、素直に立ち上がって震える声を抑えながら読み上げる。

 

 ...スクールアイドル、かぁ。

 

 でも気持ちは教科書なんかより、もっともっと先のことを考えていた。 自分が、ステージで踊っている姿を。

 

 

 

 

「ルビィちゃん!一緒帰ろ!」

「マルちゃん。うん、帰ろ」

 

 その日の放課後、私が帰る準備をしているとマルちゃんがカバンを持って、なぜかウキウキしながら私の元にやってくる。ぞろぞろと教室からクラスメイトたちが出て行く中で、私たちは向かい合っている。

 

 あんまり長く待たせるのは申し訳ないから、少し急いで帰る支度をする。昼間の春の陽射しから暖かみを増した柔らかな光が窓の外から教室に射し込む。

 

 こうやって見てみると、私たちがいま住んでいる内浦は、ものすごく綺麗なんだなと改めて感じる。すごく田舎ではあるけどね。

 

「お待たせ。帰ろっか」

「うんっ」

 

 準備を終えた私は立ち上がって、マルちゃんと一緒に教室を出る。

 下駄箱までの道、そしてそれからの帰り道、ふたりで他愛もない話をした。昨日のテレビの話とか、マルちゃんオススメの本の話とか。

 

 そんなことでも、話してて楽しいのがマルちゃん。だから、私にとってマルちゃんは親友なの。お友達に優劣を付けるわけではないけど、他のお友達よりも、ずっとずっと大切なお友達。

 

 その時間はすごくあっという間で、分かれ道に差し掛かると、お互いの家の方向を向く。

 

「それじゃあ、また明日ズラね!」

「うん。また明日」

 

 そう言い合ってマルちゃんに背を向けると、後ろの方から「あっ!」と声が聞こえた。マルちゃんの声だったから振り返ってみると、何かを言い忘れてたみたいで少しだけ照れ笑いを浮かべていた。

 

「どうしたの?」

 

 そう聞くとマルちゃんは、

 

「スクールアイドルの話、真剣に考えてみてもいいと思うんだ。ルビィちゃんは、可愛いから」

「そ、そんなことないよぉ...」

「マルでいいなら、いつでもお話聞くから」

 

 やっぱりマルちゃんは優しいなと思う。すごく。

 よく私のことを見てくれてるし、何より言ってくれることがすごく嬉しい。

 

「...ありがとう、マルちゃん」

「えへへ〜」

 

 もう一度照れ笑いを浮かべるマルちゃん。夕日に照らされるその笑顔は、同性の私から見てもすごく可愛いなって思った。マルちゃんこそやってみたらいいのに、なんて。

 

「...帰り大丈夫?」

「うん。大丈夫だよ」

「もう少しだけ、お話しない?」

「...ふふっ。ルビィちゃんがワガママ言うの珍しいね。いいよ」

 

 まだ別れたくなかった、そんな気分。

 だから私は珍しくワガママをマルちゃんにぶつけてみた。

 

 優しいマルちゃんだからそれを素直に受け入れてくれて。なんだか少し涙が零れそうになった。大げさとか、そんなことはなくて。恥ずかしくなって顔を背けてしまう。そんな私を見てマルちゃんは、私の頬っぺたをツンツンとつつきながらからかってくる。私たちの中では割と見慣れた光景だったりもする。

 

「...マルちゃんは、どうして私の背中を押してくれるの?」

 

 自分なりに真面目なトーンで彼女に問いかける。

 すると彼女は私の声色を察してか、からかうのをやめて、「そうだなぁ」と空を眺めながら考えている。

 

「...大切なお友達だから、っていう理由じゃダメかな?」

「それでも、背中を押す理由は無いんじゃないかな?」

「うーん、今日はやけに聞いてくるズラね」

 

 うっすらと苦笑いを浮かべるマルちゃんに申し訳なさを感じながらも、それでも引かない自分に自分でも驚く。自分でも意外と頑固なところあるんだなと改めて実感したり、しなかったり。

 

「ルビィちゃんがやりたいことは、素直に応援したいと思うよ」

「大切なお友達だから?」

「うん、それもあるずら」

 

 マルちゃんはそう言ってまた空を見上げる。

 そして、

 

「ルビィちゃんにやってほしいから」

「...どうして?」

 

 『やってほしい』

 正直、予想外の答えが返ってきて少しだけドキッとする。なんて答えればいいのかわからなくて、素直に聞き返すしか出来なかった。

 

「だって、夢だったんでしょ?アイドルが」

「う、うん...」

「その夢を叶えてほしいから。大切なお友達の夢は、マルにとっても夢だから」

 

 ...ほんとに優しいんだなって、改めて思った。

 こんな私のことを、そこまで気がけてくれて、そんな優しさが夕日に沁みて、また涙が零れそうになる。

 

 でも、泣いちゃダメ。変わらないといけないから、いつまでも泣き虫じゃダメだから。

 

「マルちゃんも、やってみたらいいのに。スクールアイドル」

「あはは。マルには無理ずらよ。人前に出るの、あんまり得意じゃないし...」

 

 お昼に聞いた時よりも、少しだけ照れているような気がした。

 夕日に照らされてるからかもしれないけど、本当は興味があるんじゃないかって思ってしまった。

 

「ルビィだって苦手だよ」

「...それでもやりたいって思えるのはそれだけ想いが強いってことだよね」

「それは、そうだね」

 

 確かにマルちゃんの言う通り、私自身がすごくアイドルへの憧れが強かった。

 それだからか、不安はあるけどそれと同時に不思議と期待してる自分が居たのは。

 

「でも、」

 

 私はひとつ息をついて、口を開く。

 

「そんな自分を変えてみたいんだ」

 

 そう自分の中では力強く言うと、マルちゃんは少し驚いた顔をする。

 

「ルビィちゃん何があったずら?いつものルビィちゃんじゃないずら!」

「わわわわぁぁ~!!そんな肩揺らさないでよぉ~...!!!」

 

 何を思ったのか、マルちゃんはぐらんぐらんと私の両肩を揺らす。

 見た目は大人しそうなのに揺らす力が結構強くて視界が歪む。

 

 私はそれこそ自分を見失っているマルちゃんを一生懸命制止して、再び向き合う。

 

「も、もうびっくりしたよ...」

「ご、ごめんずら...ついつい...」

 

 お互い微妙に離れて少しだけ頭を下げる。

 顔を上げてお互いを見つめると、変な距離感に思わず頬が緩んでしまう。

 

「ふふっ」

「あはは」

 

 夕焼けをバックに、ふたりで声を出して笑う。

 心地いい風が吹き抜ける。ほんのりと海の香りが漂う、綺麗な風。それに吹かれるマルちゃんの長い髪。海風にも負けないぐらい綺麗な香り。

 

「マルちゃんのおかげだよ。優しく背中押してくれたから、変わろうと思えた」

「...そんな何もしてないずらよ」

「してくれたの。こんなルビィのこと...可愛いって言ってくれたり...」

 

 たぶん今の私はすごく顔が真っ赤になってると思う。

 マルちゃんにお礼を言うことが恥ずかしんじゃなくて、自分で思ってもいないことだけど『可愛い』と口にしたことがすごく恥ずかしかった。

 

 『そんなことじゃ、アイドルなんて出来ませんわ』

 

 きっと私のお姉ちゃんはそう言うに違いない。そう言われれば、また何も言い返せないのがオチ。

 だからそこから変えていかないといかないんだ。本当は。

 

 それでも。

 そう言われても、やってみたい。スクールアイドルを。

 

 何かゾーン(・・・)に入ったようにそんな感情が湧き出てくる。自分でも驚いてしまう。

 いままでは、絶対に無理、出来ないと決めつけていたのに。

 

「そろそろ帰ろうか。暗くなる前に」

「そうだね。こうやってルビィちゃんと話せてよかったずら」

「ルビィもだよ。話聞いてくれてありがとう」

 

 そう言って、お互い少しだけ距離を置く。

 

「それじゃ、今度こそまた明日ずら!」

「うん、ばいばい」

 

 その声とともに、お互いがお互いの道を歩き始める。

 シーンと静まり返った気がして、さっきまで話していたからか、急にひとりになると寂しさというものがこみ上げてくる。

 

 ああやって背中を押してくれるのも、優しいマルちゃんだから。押し方もマルちゃんらしいけど、あれも彼女が本当にやってみたらどうって思ってくれているのは間違いなかった。

 

「アイドル...かぁ...」

 

 ひとり夕焼けを背につぶやく。海からの潮風が私の鼻にツンと刺激を与える。もうすぐ海水浴の季節だな、なんて考えてしまう。

 

 ...出来る、かな......。

 

 私に出来るかなんてわからない。正直いまでも出来るわけないと思ってる。

 それでも。さっきよりは、やってみようかななんて思ってる自分が居た。

 親友に、優しく背中を押されたから。そうされないと、私は動けないんだ。そう思うと、どうしてもやるせない気持ちになる。

 

 それでも、それでも。

 

 顔を少しだけあげて夕焼け空を眺める。カラスの鳴き声が空に響いて少し趣を感じる。

 ふぅ、とひとつ息を吐いてもう一度歩き始める。結論が出たわけではないけれど、さっきよりも不思議と心が軽くなっていた。

 

 

 

 

「あ、あ、あ、あ、あの...!」

 

 震える声で一生懸命呼びかけた。

 後ろには親友のマルちゃん。そのマルちゃんも心配そうな顔で私を見守っている。

 ここは放課後の学校。2年生の教室。目的はそう、決めたの。スクールアイドルをやってみると。

 

 ポスターには「2年 高海千歌まで!」って書いてたから来てみたものの、どんな人か全く想像出来ずとりあえずはその教室にいる人に声をかけてみたということ。

 

 正直、それだけで心臓が爆発しそうなくらい緊張していた。というより、いまでも緊張している。

 高海千歌さんはいらっしゃいますか、そんな旨をその人に伝えると、『はーいちょっと待っててー』とすごく呑気な返事をして『千歌ちゃーん!お客さーん!』と呼びに行く。

 

 当然、その人に注目がいくわけで、彼女の『お客さん』というワードに、教室中の目が私に向けられる。

 

「はぅ...」

「ルビィちゃんしっかりするずら、大丈夫だからね」

 

 それだけでもう恥ずかしい。顔が真っ赤になってうつむいてしまう。本当にアイドルなんて出来るのか、幸先が悪すぎて帰ろうかななんて思ったり。

 

 すると。

 

「あなたがお客さん?私に」

「は、は、は、は、はい...!えっと...えっと...!」

 

 予想より早く高海千歌さんが私の前に現れて、わたわたしてしまう。正直、頭の中は混乱していた。

 

 だからか、

 

「あ、あ、あ、アイドルになりたいですっ!!!」

 

 つい、口走ってしまった。その場にいる全員、マルちゃんも含めて、ぽかんとした表情を浮かべている。

 

 だけど、高海千歌さんだけは違った。

 

「ほ、本当に!?!?!?」

「ははははははいぃぃぃ~!」

「やったよ!ヨウちゃん!本当に来たよ!!」

 

 私の両手をしっかり握って、ぶんぶんと振る高海千歌さん。〝ヨウちゃん〟と名前を呼ぶと、高海千歌さんの後ろから『ほえぇ~』なんて気の抜けた声が聞こえる。

 

「ほんとに来たんだ〜!」

「うん!!ポスター効果テキメンだね!」

 

 ヨウちゃんさんは高海千歌さんと同じぐらいの髪の長さ。でも少しボブヘアみたいな感じ。恥ずかしくて直視出来なかったから、あくまで雰囲気。

 

 『へぇ〜〜』と言いながら私に近づいてくるヨウちゃんさん。まじまじと私の容姿を眺める。そんなジロジロ見られると、私としてもどうすればいいのかわからず、顔を伏せるしか出来なかった。

 

「可愛いじゃーん!まさかこんな子がアイドルやりたいなんて言ってくれるなんて〜。君、1年生?」

「は、は、は、はいぃ...」

「あはは。そんな緊張しなくていいから」

 

 クスクス笑うヨウちゃんさん。高海千歌さんとは違ったフランクさに、少しだけ緊張が緩む。

 すると、ヨウちゃんさんは何かを思い出したかのように『あっ!』と声をあげる。

 私、それに後ろにいるマルちゃんもその声に反応してヨウちゃんさんに視線を送る。

 

「まだ名前言ってなかったね。私は、渡辺曜。2年生。一応、スクールアイドルやってみようかななんて思ってる。そして...」

 

 ヨウちゃんさん改め、渡辺曜さんは高海千歌さんに視線を送る。自己紹介しなさい的な合図だろうか。

 それに気づいた高海千歌さんは、少し苦笑いを浮かべて私たちに向き合う。

 

「あはは。テンション上がっちゃって遅くなっちゃった。私は、高海千歌!よろしくね」

「...それだけ?千歌ちゃん」

「え、えっ、少なかったかな?えっと〜...好きな食べ物はみかんで...えっと〜...うーん〜」

「そういうことじゃなくて!アイドルやろうとしたきっかけとか」

「あ、あぁ!そういうことかぁ!あはは」

「...ふふっ」

 

 そんなふたりの会話を聞いていると、自然と微笑んでしまった。その微笑みが聞こえたのか、ふたりは『おっ!』と顔を見合わせて、私に話しかける。

 

「笑った顔も可愛い!うん!私たちと一緒にアイドルやろうよ!」

 

 そう言って、手を差し出してくれる高海千歌さん。

 こんな私を、受け入れてくれる。こんな私でも、一緒にやろうと言ってくれる。

 どんな人かすらわかってないはずなのに、優しく手を差し伸べてくれる。それだけで、涙が出そうになるぐらい嬉しかった。

 

「そう言えば、あなたのお名前は?」

 

 渡辺曜さんが思い出したようにそう問いかけてくる。

 確かに名乗ってなかったなと、ちょっと失礼な気持ちになるけど、素直に名乗る。

 

「く、黒澤...ルビィです」

「ルビィちゃんかぁ!可愛い名前〜」

「そ、そんなこと無いです...」

 

 生徒会長の妹、と言うか迷った。

 でもここで言ったところでどうなるのか。そう考えると、自然と言葉を飲み込んだ。

 

「えっと。あなたは?」

「お、オラ?」

「そう、あなた」

 

 渡辺曜さんはそう言ってマルちゃんの方を見つめる。

 マルちゃんはまさか自分が聞かれると思ってなかったのか、少しびっくりした表情を浮かべながら口を開く。

 

「く、国木田花丸です。ルビィちゃんと同じ1年生...です」

「花丸ちゃんかぁー。あなたもアイドルやるの?」

「えっ!?お、オラは...」

「あ、え、えっと...マルちゃんは付き添いだからそういうのじゃ...」

「あ、そうなんだ。あはは。ごめんごめん。勘違いしちゃったよ」

 

 そう言って笑う渡辺曜さん。だけど、マルちゃんは顔を少し赤くして何も言わなかった。私なりのフォローだったけど、なぜか黙り込んでしまった。

 どうして、だろうか。考えすぎかな、なんて思ったけど、なぜか見過ごしていい気がしなかった。

 

 

 

 

「よかったずらね!これでルビィちゃんもスクールアイドルの一員ずら!」

「う、うん...」

 

 その日の放課後。私とマルちゃんはいつものように帰り道を歩く。いつものように話しかけてくれるけど、どこかから元気に聞こえてしまう。優しい故に、変に気を遣わせているのだろうか、とまで考えてしまう。

 

 でもそんな私の様子に、マルちゃんが気づかないわけがなく。

 

 彼女は立ち止まって私の前に立つ。

 

「どうしたずら?」

「...な、なんでもないよ」

「嘘。すぐわかるずらよ」

 

 そう言って私の前に立ちふさがるマルちゃん。

 でもその通りだったから、否定することも出来なかった。当然、私のその反応を見てマルちゃんは確信を得ることになる。

 

「どうしたの?スクールアイドルやれるんだよ?」

「...マルちゃんは」

 

 正直、なんで言おうと思ったのかわからない。

 でも、ここで言わないとずっと、ずっと後悔するかもしれないから。

 

 だから、だから、

 

「マルちゃんは...ほんとはやりたいんじゃないの?アイドル」

「...なんで急にそんなことを」

「今日、千歌さんのところに行った時の様子が気になったから...」

「様子、かぁ」

「うん...」

 

 思い切って自分が思ったことをマルちゃんに伝える。

 すると思いのほか冷静な対応をされたことに、少しだけ肩透かしをくらった気分になる。

 

「そんなこと、ないずら」

「本当?」

「ほんとう、ずら」

「...いまのマルちゃんこそ、嘘ついてる。すぐわかるもん」

 

 声のトーン、雰囲気。それがいままでのマルちゃんとは全然違った。同い年でも、どこか大人っぽさを感じるその雰囲気は、昨日より少しだけ曇ったこの気候に変に合っていて。

 

 マルちゃんは、少しだけ黙って話し始めた。

 

「オラには出来ないよ。やっぱり」

「...興味は、あるんだ」

「...」

 

 何も言わなかったけど、きっとそうなんだろう。そう確信を得ることが出来た。

 きっと私と同じで、素直になれず、出来ないと決めつけているに違いない。

 

「あの...一緒にやってみない?」

「...出来ないずら。絶対...」

「ルビィには言ってくれたでしょ...?『出来る』って」

「それは...」

 

 マルちゃんは何にも言わなかった。いや、言えなかったのかもしれない。

 否定でもしてしまうと、自分が言ってしまったことを否定することにもなるのだから。それが出来ないのを見ても、やっぱりマルちゃんは優しい。

 

「ルビィは、応援する。いや、応援したいんだよ」

「...うん。ありがとうずら」

 

 ふぅ、とひとつ息を吐いて、マルちゃんは私に背を向けて歩き出す。

 いきなりだったから、少し遅れて私も彼女の後に続く。

 

「...もう少し考えさせてほしいずら」

「...うん」

 

 昨日はあれだけ盛り上がったのに、今日はそれだけで会話が終わってしまった。

 曇り空に呼応するような、ふたりの距離感。

 

 

 

 

 

 

 それから私とマルちゃんは少し、どこかすれ違うようになった。

 一緒に帰ることもなくなった。これは私が千歌さんたちのところに行ってこれからどうするか、とか部員集めはどうするか、とか。まだまだアイドルらしいことは一切してないけどそれが楽しかったりもしたから。

 それでも、マルちゃんと少し離れた気がして、どこか心がざわつく自分が居たんだ。

 

 マルちゃんと最後に帰った日から1週間ほど経った朝8時。私たちは正門のところで部員募集のチラシを配っていた。私と千歌さん、そして曜さん。本人たちは『呼び捨てでいいよ』なんて言ってくれたけど、今の私にはそれは出来なかった。

 

 極度の人見知りな私は当然ビラ配りなんて出来なかった。それでも、ビラを持って配ろうと考えているあたり、前よりは少しだけ強くなったんじゃないかななんて、余計なことを考えていると。

 

「あ、ルビィちゃん!花丸ちゃんだよ!行っておいで。ビラ配りの練習にもなるから」

「友達は練習台に使わないとね、ふふっ」

「そ、そんな練習台だなんて...」

 

 登校してくるマルちゃんを見つけると、曜さんが冗談っぽくそんなことを言ったけれど、実際のところマルちゃんになら渡せる気がした。

 この前話したことは忘れて、1人のスクールアイドルとしてマルちゃんを誘いたかった。そう考えると、自然とマルちゃんの元へと歩を進めていた。確実に、でも少し早歩きで。

 

 マルちゃんはひとりで登校したみたい。それも好都合だった。

 

「あの...よ、よかったら、ど、どうぞっ」

「あっ...」

 

 不思議と、手渡すときはマルちゃんのことをお友達と思うことはなかった。

 なぜか、全く知らない人に手渡す感覚を覚えた。すごく変な感じなんだけど。

 

「...ありがとう」

 

 チラシを受け取って何事もなかったように私の元を通り過ぎるマルちゃん。

 残るのはあの時よりも少し甘く感じる髪の香り。潮風がない分、余計に鼻をくすぐってくる。

 マルちゃんの後ろ姿を見ていると、ハッとなった自分が居て。

 

「ま、マルちゃん!」

「ルビィちゃん...?」

「ま、また後で...」

 

 自分な中では大声で呼び止めたからか、マルちゃんは少し身構えていたようにも見えた。それでも、私が言ったことを理解すると、クスクスと笑って振り返ってくれた。

 

「当たり前ずら!ルビィちゃんも頑張ってね!」

 

 久しぶりに交わした会話、だと思う。

 たったそれだけの会話でも、心がどこか満たされていく感覚。

 気のせいか、マルちゃんの雰囲気も少しだけ、ほんの少しだけ、柔らかくなったような気がしたんだ。

 

「...花丸ちゃんもやればいいのになぁ」

「うん、すごく可愛いのに。ね、ルビィちゃん」

「...ルビィに出来ることは何だろう」

「ルビィちゃん?」

「あ、な、なんでもないです...」

「...ふふっ。そっか」

 

 独り言を言った時に限って、曜さんに話しかけられてしまった。聞かれていないと信じて、私なりに誤魔化す。でも曜さんはニヤニヤしてる辺り、きっと聞かれちゃったな。

 どう思われたかわからないけど、なぜか安心した自分が居た。

 

 

 

 

 ビラ配りから1時間ほど経ったころ、私たちは朝礼のために体育館へ集合していた。

 内容はいつも通り、理事長のお話に、生徒会長であるお姉ちゃんの話。正直なところ、いつもと変わり映えしない展開に少し飽きていた。何か違ったことはないのか、と思った矢先。

 

「はーい!!えっと~!!ここでひとつ宣伝がありま~す!!」

 

 キーンと体育館に声が響き渡る。何事かと思い、視線を前に送ると、

 

「あ~...!結構うるさかったみたいだね...あはは...ゴメンナサイ...」

「あはは」

 

 前に出ていたのは、さっきまで一緒にビラ配りをしていた千歌さんと曜さんだった。

 なぜふたりが前に出ているのか、と考えるといまいち意味が分からなかったけど、千歌さんが言った『宣伝』という言葉にピンと来た時には、もう、

 

 

「ルビィ~ちゃ~ん!!出ておいで~!!」

「ふぇっっっっっ!?!?!?!?」

 

 自分でもわけのわからない声を上げてしまった。そうなれば、少しざわついている体育館とはいえ、自然と視線が私に集まる。

 周りの視線がすべて私に向けられている。アイドルとしてはすごく嬉しいことだろうけど、今の私にとっては苦痛に近いものだった。こんなことでアイドルなんて出来るわけないのに。こんなタイミングでも自己嫌悪に陥る自分に情けなさを感じる。

 

 ...でも。今は、いつも私の背中を押してくれるマルちゃんは近くに居ない。

 いつまでもマルちゃんに頼ってばかりなんて、出来ない。だから私は、変わらないといけないんだ。

 

 何度も、何度も、何度も、自分に言い聞かせて。

 そしてようやく、一歩、また一歩と、歩みを進める。

 

 私が前に進むと、周りの人たちが少し道を開けてくれる感じがした。それはそれで恥ずかしかったりする。だけど、ここで足を止めてしまう方が恥ずかしい。少し早歩きでふたりの元へ向かう。

 

「...お疲れさま。よく頑張ったね」

「い、いえ...ふわぅ...」

 

 曜さんはそうやって耳打ちをしてくれて、少しだけ落ち着きを取り戻しかに見えたけど、いざステージの上から全校生徒を見下ろすと、その微かな落ち着きもすぐ吹っ飛んでしまった。泣きたい...。

 

「えーっ!私たちはスクールアイドルになるのであります!」

 

 千歌さんは緊張という言葉を知らないのだろうか。いつも通り、というか人前に出た方がイキイキとしているようにも見える。

 それから千歌さんはビラに書いてある言葉を、自分なりにアレンジして全校生徒に一緒にやってみないかと呼び掛けている。

 

 その間、私は生きている心地がしなかったけれど、ふと先生やお姉ちゃんの表情を見てみると、特に焦った様子や怒った様子も見せていなかった。だから公認なんだろう。なんで教えてくれなかったのかな。

 

 いろいろ考えていると、目の前に1本のマイクが差し出された。

 

「...ふぇっ?」

「それでは~!新メンバーの黒澤ルビィちゃんから一言いただきます!」

 

 ...えっ。えっ...?

 

 数秒間、思考が停止した。開いた口がふさがらない状態。視線だけで横のふたりを見ると、ふたりともえへへと微笑んでいる。笑い事じゃない、本当に笑い事じゃないのに...。

 うっすらと背中に汗が出てくる。いやうっすらどころじゃない。こんなに汗が出てきたのはいつぶりだろうと考えるぐらいには汗が止まらない。

 それでも私の目の前にあるマイクは姿を消さない。曜さんは早く受け取れと言ってるように眉を少しぴくぴくさせている。

 

 そんな表情を見てしまったら、自然と受け取ってしまうのが人間の性。

 手汗がにじんでいる右手で受け取る。すでにマイクの電源は入っていて、何か話せば体育館中に私の声が響くはず。それだけでどこか恐ろしさを感じる。

 

「...ルビィちゃんが言いたいこと、言って」

「い、言いたい、こと?」

「そう。今のルビィちゃんの素直な想いを言っていいよ。あとは千歌たちが何とかするから」

 

 体育館に響き渡らないように、私たちだけにしか聞こえない声で、千歌さんと曜さんはそう言ってくれる。

 それでも言いたいことと言われても、どうすることも出来ないのが私。だから黙り込んでしまう。

 

「ルビィちゃん!!!!!」

「えっ...?」

 

 突然響き渡る私の名前。隣に居るふたりでもない、かといって先生たちでもない。

 じゃあ...誰なんだろう。浮足立った感覚のまま、声のした方へ視線を送ると、

 

「ま、マル...ちゃん...」

「が、頑張って!!!」

 

 両手でメガホンを作って一生懸命声を出していたのは、親友のマルちゃんだった。

 少しの間だけど、疎遠になっていたから、それが予想外で驚いてしまった。

 それでも恥ずかしいとか、そういうのは一切なくて、むしろ、すごく、すごく、嬉しかった。

 

 心の底からのエールが、私の心の底に沈んでいく。

 

「...わ、わ、私は、く、黒澤、る、ルビィと言います...い、1年生です...」

 

 すごく小声かつ震え声だったけど、マイクがそれを拾ってくれるおかげで何とか伝えることは出来ている。だけどすごく自分でもか細い声だなと思ったり。

 マルちゃんの方に視線を送ると、祈るようにこちらを見つめていた。

 

 ...ふー。

 

 心の中で大きく、ゆっくり溜息をつく。

 深い海に潜るように、底の見えない海に、潜るように。

 

「...わ、私は、アイドルになるのが夢、でした。でも、私はすごく人見知りで、人前に出るのが苦手で、だから、絶対に出来ないと思っていました」

 

 話しているうちに、自然と緊張が緩くなっていった。声が震えなくなったし、自然と姿勢もピンっと伸びている。今まで感じたことのない、気持ち。

 

 言葉は止まらなかった。

 

「でもそんな私の背中を押してくれたお友達が居ました。その子のおかげで、いま私はこの場に立っています。も、もし、いま悩んでいる人がいるのなら、わ、私たちと一緒に、スクールアイドルをやってみましょう...!よろしくお願い...します...!」

 

 言い切った、そう思うと体の力が一気に抜ける。軽く一礼すると、

 

「えっ...」

 

 パチパチパチとどこから始まったのかわからない拍手が、体育館中に響く。

 大きく、天井が破れてしまいそうなその拍手は、すべて私に向けられたもの。こんな経験、今までなかったから、ふわふわと浮いた感覚。雲の上にいるような、そんな感覚。

 

 ...言ってよかった。さっきまであんなにおびえていたのに、心の底からそう思えたんだ。

 

 

 

 

「...今日はお疲れさま。オラ、感動したずら」

「ふふっ。うん、ありがとう」

 

 その日の帰り道、私は久しぶりにマルちゃんとふたりで帰っていた。

 雲がほとんどない、綺麗な夕焼け空。久しぶりにこんな綺麗な空を見た気がして、少し心が軽くなる。

 

「マルちゃんもありがとう。また、助けられたね」

「そんなことないずら。気が付いたら...勝手に言葉が出てて...」

 

 照れながら、少し小さめの声でそう話すマルちゃん。何か返そうと思ったけど、マルちゃんの口元が少し動きかけていたから、言葉を飲み込んで彼女の言葉を待つ。

 

「...マルも、ルビィちゃんに勇気貰ったんだ」

「...そっか」

 

 だったら、だったら。

 

「マルちゃん、私と一緒に、スクールアイドルやらない?」

「...うん」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 ふふっ。

 

 人ひとりの気持ちを、動かすことが出来たのかな。

 そんなことを思うと、今まで感じたことがないぐらいに胸の高まって。

 

「...ありがとう」

 

 そう、夕焼け空につぶやいた、遠い、春の日の思い出。

 

 

 

★☆★☆

 

 

 

「懐かしいずらね。久しぶりに聞くと」

「そうだよね。ふふっ」

「というか!それ私出てきてないじゃない!何なのふたりして思い出に浸って!」

「よ、善子ちゃん...!式典中だから声は静かに...」

 

 大切な式典中なのに、思わずマルちゃんと話し込んでしまった。

 それも、懐かしい、すごく、懐かしい話を。

 

 マルちゃんの隣に座っていた善子ちゃんはすごく退屈そうな顔をしていたけれど、時折くすっと微笑んでいたあたり、割と楽しんで聞いてたんだなと。

 厳粛な空気の中、私たちがこんな話をするのは、客観的に見たらいけないことかもしれない。

 

 だけど、これからの未来には、夢と希望がたくさん詰まってるから。

 変に固くならずに、先を見てほしいから。

 

「それじゃ、行ってくるね」

「うん!頑張ってずら」

「ふふっ。ヘマしないようにね」

「うん」

 

 

 それは、私が証人になれるから。

 

 

「初めまして、皆さん」

 

 

 自分はいつでも変えられるって。

 

 

「ようこそ、浦の星女学院へ。生徒会長、そして、スクールアイドルAqoursの、」

 

 

 自分自身に勝つことは、出来るって。

 

 

「黒澤、ルビィです」

 

 

 ちっちゃなルビィの、ちっちゃなハートが、大きな結晶となって、あなたたちの元に届きますように。

 




ありがとうございました。

今回はルビィちゃんにスポットを当ててみましたがいかがでしたでしょうか。
キャラが濃い分、やはり書くのが難しかったです。でも可愛かったです。はい。

この場をお借りしまして、2度目の企画に参加させていただきました鍵のすけさん、本当にありがとうございました。

いよいよラブライブ!サンシャイン!!、アニメも始まりましたね。これからサンシャインの二次創作がどれだけの盛り上がりを見せるのか、一読者として楽しみです。

そして、この企画も明日で終わりです。
ラストの方にいいパスが出せたことを祈って、明日楽しみにしてますね(笑)

それでは皆さま、ありがとうございました。
最後までお付き合いくださいませ。
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