ネフィアで見つけた赤い本   作:EX=ZERO

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*それはoverhaul要素が含まれている


*親が10を引いたならそれは20か21

*足元を見るな

フム、なんであるか?

ほうほう…?吾輩のこの盾がどうしても欲しいと?

ではその山のようにある神託の巻物とならこうか……冷やかしであるか?

やっぱり欲しい?であればその持ちきれぬほどの神託の巻き…冷やかしであるか?

どうしてもであるか?ならばその沢山の神託…お主遊んでるのであるか?

何が何でもであるか?それなら吾輩、お主のエーテル抗体が…これはダメとな?

またお主か!?冷やかしも大概にするのである!

この盾が欲しいならその神託の巻物の束で交換してやるので…

おおそうか!やっと交換する気になったであるか!

 

しかし…どれだけ神託の巻物をもっているのであるか?

床に散らばるくらいだ、整理するのも大変であるな。

 

 

 

 

*盗賊ギルドの秘密の取引

ヴェルニースにシーナという酒場の看板娘がいるのはわかるな?

彼女にシルク製のギャルのパンティーを届けてこい

代わりに使用済みのパンティーを回収してくるのだ。

そのパンティーはどっかの貴族に売りつけてこい、高く売れるぞ

この取引はとにかく信用が物をいう

間違っても別人のパンティーを売ろうとするなよ?

そっちは冒険者へのすり替え用だ。

 

 

 

 

 

*交渉上手

なあ聞いてくれよ、この前冒険者が経営してる店に行ったんだが…

その店番がとにかく腕やら足やら体のいたるところに生えてて気持ち悪いんだ

情報屋から聞いた話じゃ世に聞くカオスシェイプではないらしい

だが見た目に反して交渉上手でつい相場よりだいぶ高く買っちまったさ

そんで店番に着せてるものはそれも一級品ときた、いやはや主人に愛されてるねぇ

 

 

 

 

*拝啓、巡礼者様へ

エヘカトル信者の皆様へ、城下町にパンツの放置はおやめください。

クミロミ信者の皆様へ、そびえたつ腐った食べ物の山をどうにかしてください。

マニ信者の皆様へ、祭壇の乗っ取りはお控えください。

ジュア信者ならびオパートス信者の皆様へ、むやみに壁を壊さないでください。

ルルウィ信者の皆様へ、一部が私を吊るします、やめてください

現イツパロトル信者のあなたへ、改宗のしすぎです。

 

 

 

 

*難解だ!

たとえ終焉の書だろうが支配の魔法書だろうが

読めねえ本は俺のところにじゃんじゃんもってこい!

あっという間に解読してやるさ

妹の日記を解読するほうが何倍も難解だからな!

なんたって解読しきる前にいつも妹が召喚されちまう

いつの日か読破してみたいもんだ、是非その深淵をのぞき込んでみたいものだ。

 

なんて言ってた先輩がついこの前に読んでた日記が難解だったのか

その場で突然消えて以来行方不明なんですがどなたかご存じありませんか?

多分装備が呪われちゃったんだとは思うんですが……。

 

 

 

 

*血祭り

魔術師ギルド入り口にて、その祭りは行われている。

冒険者が吟遊詩人を殺し癒し手が蘇生させて

再び吟遊詩人達は殺され、またまた癒し手は彼らを蘇生させ続ける。

ガードは彼らを助けない、殺人は許されているから

何より石をぶつけるくらいには少なくとも彼らの演奏は下手くそだから

いくら助けを求めても無駄だろう。

 

私はなぜ冒険者がこのような凶行を繰り返しているのかを知っている。

それは癒し手も、ガードも、それこそルミエストの住民の誰もが知っている

理不尽な目にあっている吟遊詩人たちだけがそれを理解しないまま

これからもずっと殺され続けるのだろう。

助けが欲しいならとりあえずその楽器を手放してみてはいかがかな?

 

 

 

 

*かたつむりの終わり

今日また1人、というか1匹のかたつむりが埋まる事を決意した。

揃いも揃って街とネフィアを更地にする事に忙しい冒険者の中で

そのかたつむりは運命に導かれネフィアの一つレシマスの秘宝を手に入れた。

そのかたつむりは、何度血祭りにあげられようと

決して神の存在を認めず否定し続けた。

そして虚弱で、魔法も使えず、教養も協調性もなく口下手で

そのくせ大喰らいで博打も酒も娼婦も買い漁るどうしようもないクズだった。

そんなかたつむり故、誰一人として手を貸さず、奴隷商すらも匙を投げた

そんな実に何のとりえもないかたつむりが得たものが何なのかはわかっていない

だが秘宝という言葉に目のない他の冒険者は目の色を変えてそれを奪いに来ることだろう

奪われる事を恐れたかたつむりはその秘宝と共に自ら埋まることを決意した。

何度も言うがこのかたつむりは秘宝と共に埋まる決意をしたのだ

だからお前ら全員その復活の書をしまえ。

 

 

 

 

*くねくね

それはセクシーなポーズと言い張りくねくねと体を動かして

誰かが声をかけるのを待っている。

決してそれを認識してはいけない。

正体を理解したらあなたは正気を失うだろう。

奴はダルフィにいる。

だが決して声をかけてはいけない。

声をかければあなたは病に侵されるだろう。

 

 

 

 

*ギャンブル

このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…

このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…

このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…

このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…

 

お客様、親のカードを変えようとするのはご遠慮ください。

 

 

 

 

*特務指令 ★×??? (即時) パルミア市街地の長ボレズ

脅威の芽はなるべき早く摘み取らなければならないッスね。

この街の中で、冒険者が好き放題暴れているんだッス。

金貨58843枚と装備品を払うので討伐してくれッス。

情報屋のデータによるとこの冒険者はレベル310のモンスターに匹敵する強さらしいッス。

気をつけてかかっ…いやいや待つッス!

なんでその暴れてるお前が依頼受けようとしてるっスか!

 


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