ハイスクールD×D神と転生者によって崩壊した世界   作:和寺

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イッセーとヴァーリの神器の名前が浮かばない。
どなたかアイデアを下さい。


イッセーの禁手

数分前

 

《テレサ達の家》

 

「やはり行くべきかっ!いや・・・それだと・・・」

 

今私は玄関とリビングの間を何度も往復していた。

 

「リイン・・・そんなに心配なら迎えに行ったらどうですか?」

 

オリヴィエが何か言っているがそんなことはどうでもいい。

 

「・・・」

 

こんなことになるならいつも一緒に買い物に行けば良かった!

よくテレサが私の買い物に付いてきたいと言っていたのに、駄目だと言ったりしなければ・・・・

 

「帰りが遅い~。」

 

いくらイッセー、ヴァーリ、アーシアがいたとしても不安だ・・・

 

「やっぱりこの目でテレサの無事を確認出来ないのは・・・」

 

私が買い物に夢中になっている間にテレサにもしもの事があったら・・・なんて考えていたのが失敗だった!

 

「最近テレサは私と買い物に行きたいって言わなくなってたし~。」

 

やっぱり嫌われてしまったのか?

 

幼いテレサはとても純粋だ・・・なんでも真に受けてしまう。

 

幼いテレサには私が初めて会った時とは違う可愛いさがあって、ついつい私も可愛がりたくなってしまう。

昔幼いテレサを可愛がりたくて、テレサに禁手を頼んだ事があったしな。

外見は変わらないけど・・・

 

もちろん、大きくなったテレサも可愛い、幼かった頃の話をすると恥ずかしがったりするのなんて特に可愛い。

 

一番可愛い反応をするのはテレサが熱になった時の話だな。

 

「うう~、てれさぁ~。」

 

今からでも行った方が・・・・

 

ゴンッ

 

「―――いいかげんメソメソするのは止めないか!」

 

「あ、頭がぁ・・・ってイングヴァルト?」

 

私の前には下着姿のイングヴァルトがいた。もう昼過ぎなのに今起きたのか・・・

 

「でもぉ~。」

 

「そんなに心配なら念話でもすればいいだろ!」

 

その手が有ったか!

私はテレサと一緒にいるイッセーとヴァーリに念話するが・・・・

 

「・・・繋がらないだと!?」

 

 

 

***

 

 

 

《結界付近》

 

私、オリヴィエ、イングヴァルトは家を出て皆が買い物に行った場所に向かっていた。

目立つ訳にはいかないので今回も走って移動するしかない。

緊急事態だというのにっ!

走ってだと時間がかかる・・・

 

だが全力で走っていたので、皆が買い物に行っていた商店街の近くには来ている。

 

私は商店街の周辺を見る。

 

「やはり結界か!」

 

念話が繋がらないということは、気絶等の念話を出来ない状態、もしくは結界等の念話を出来ない空間にいるということだ。

 

イッセーとヴァーリに限って前者はありえない。となれば必然的に後者になる。

皆はあの結界の中にいるのだろう。

「破壊するか?」

 

イングヴァルトが私に聞いてくる。

「そうだな破壊しよう。」

 

だがかなり強固な結界のようだ、その証拠に・・・・

 

「俺の全力の攻撃をくらいやがれ!」

 

「我の最高の攻撃だ!」

 

「この僕にこれを使わせるとは・・・」

 

結界の周辺にいる三人から攻撃が放たれるが結界は揺るぎもしない。

 

「私達も始めましょう。」

 

「そうだなオリヴィエ・・・」

 

だがどれほどの固さであっても破壊しなければならない。

 

「やるぞ!」

 

「はいっ!」

 

「ああっ!」

 

私達は結界の破壊の為、結界に接近するが・・・

 

「―――君達に結界を破壊してもらっては困るんだよ。」

 

突如私達の前に黒い衣を着た者が現れる。

 

数は・・・・五人か。

私達に武器を向けていることから話し合いに来た様では無いな。

 

『・・・・リイン、イングヴァルト、先に結界に向かって下さい。』

 

『だがオリヴィエ!』

 

佇まいからコイツらそれなりの実力者だ。

一人で相手をするというのは・・・・

 

どうすればいい・・・この様子では結界の中にも敵がいる可能性が高い。

 

テレサも心配だし・・・・こうなったら、

 

『オリヴィエとイングヴァルトが結界に向かってくれ、私がコイツらの相手をする!』

 

私が残る。

 

オリヴィエとイングヴァルトは、一対一ならかなりの強さだが多対一となるとそうでもない。

 

『しかしリイン!』

 

『それだとお前が・・・』

 

多対一なら私の方が相性がいい。

それにコイツらの着ている黒い衣。

テレサを刺した老人を連想させて、何か嫌な感じがする・・・・あまり悩んでいる時間はなさそうだ。

 

「行けぇ!」

 

私は前の五人に光の塊を放つ。

私の放った光の塊が破裂し、敵五人の視界が光に包まれる。

 

目の前の敵五人に生じた隙を逃すオリヴィエとイングヴァルトではない。

 

「無事でいて下さいっ!」

 

「クッ、仕方ないか!」

 

オリヴィエとイングヴァルトは翼を出し、敵五人を抜き結界に向かった。

後はこの五人を・・・

 

「―――誰が我々は五人と言った?」

 

結界に向かう、オリヴィエとイングヴァルトの背後に剣を持った男が現れる。

 

ずっと気配を消して隠れていたのか!?

オリヴィエとイングヴァルトは気づいていないっ!?

私はその男に近づこうとするが・・・

 

「行かせませんよ?」

 

敵五人の妨害を受けて近づけない。

 

「二人共っ後ろに―――」

 

「―――遅いっ!」

 

男が二人に斬りかかる。

 

キイィィィン

 

「オリヴィエ、イングヴァルト!」

 

私が二人の名前を叫ぶが返事がない・・・

 

やられたのか!?

 

「お前は!」

 

いや、違う。

 

「誰が我々は五人と言った・・・か。」

 

オリヴィエとイングヴァルトの背後から斬りかかった男の剣を、受け止める男がいた。

なるほど・・・

 

「僕達の方も三人とは言って無いだろ?」

 

ヴァーリか!

 

「おいヴァーリ、お前が止めなくても私は反応出来たぞ。」

 

「イングヴァルト、そこは素直にお礼を言った方がいいのでは?」

 

どうやら二人共無事だったようだ。

 

「お前何処から来たっ!」

 

ヴァーリは無言で指を差す。

その指を差した場所は・・・・

 

「結界・・・だと!?」

 

男の言ったように、ヴァーリが差したのは結界だった。

 

「あの御方がいるはずでは!?」

 

「あの御方?ああ、テレサを刺したじじいのことか。」

 

なんだとっ!?

 

「今アイツならイッセーと戦ってる。」

 

「おいヴァーリ、ならどうしてこっちに来たっ!」

 

アイツが何をしたか忘れた訳じゃないだろ!

 

「いや、僕だってアイツに借りを返したかったさ・・・・」

 

「ならどうして・・・」

 

ヴァーリは結界の方を向き言った。

 

「だって僕達の目的はもう達成されたんだから。」

 

 

 

*********************************************

 

 

《結界の中》

 

 

今でもよく覚えている。

あの時テレサは俺と兄ちゃんの前に立って、このじじいの槍に刺された。

 

テレサは槍に刺されて血まみれになっても戦い続けた。

 

その時俺は動けなかった。

怖かったんだ・・・・テレサを刺した槍が今度は自分を刺すんじゃないかと。

 

 

大きくなった今でも思う、あの時どうして動けなかったのかと!

 

「いくぞじじい・・・」

 

「ふんっ若造が、調子にのるなぁっ!」

 

じじいが刀を持って俺に斬りかかるが・・・

 

ドゴォ

 

「ぐはぁっ。」

 

じじいの刀が俺の身体に届く前に俺の拳がじじいに当たる。

 

「まだだ!」

 

禁手化して両手に装着された籠手でじじいに何度も攻撃を仕掛ける。

この瞬間にしかじじいの力を上げることは出来ないっ!

だから一発でも多く・・・・

 

ズバァ

 

「クッ。」

 

俺の身体がじじいの刀に切り裂かれる。

さっきの龍との戦いがなければ、かわせたかもな・・・

いや、そんなこと言ってもしょうがないか。

 

俺はじじいから離れて距離をとる。

 

「どうした、お主の能力は儂に近づかないと意味がないんじゃないのか?」

 

じじいが笑いながら言う。

笑ってられるのは今だけだぞ。

 

「十発は・・・攻撃したか?」

 

「十発程度でこの儂が、力を操れなくなるなどあり得ん!」

 

俺の視界からじじいが消える。

 

ズバァ

 

「うっ。」

 

今度は背中を切り裂かれた。

 

「儂は元々力を弱くしてこの世界に来ておるんじゃ。お主に力を強くされた所で弱くする前に戻るだけじゃ!」

 

「・・・随分と速くなったじゃねえか。」

 

「コイツ・・・儂を舐めとるのか!」

 

ズバァ

 

また俺の身体が切り裂かれる。

 

「舐めてるのは・・・お前だろ・・・」

 

コイツは俺の禁手の能力を知らない。

俺の禁手の能力は・・・・

 

「―――ぐっ。」

 

じじいが片手で俺の首を締める。

 

「ふんっ、大口叩いてた割には呆気ないものじゃったな・・・そうじゃ!」

 

じじいの持っていた刀が消え、槍が現れる。

 

「これで止めをさしてやろう。」

 

じじい・・・・

 

 

油断したな!

 

俺の拳がじじいに当たる。

 

「ふんっ、こんな弱い攻撃儂には効かん!」

 

それはどうかな?

 

じじいは俺に槍を刺そうとするが・・・・

 

「ぐうっ、何だこれはぁ!?」

 

じじいが俺の首から手を離し苦しみだす。

 

「力が、力が操りきれんっ!?」

 

「・・・・・だろうな。」

 

「お主、何をしたぁ!?」

 

じじいの顔には、今までの余裕はない。

 

「大した事はしてねえよ・・・俺の禁手の能力が発動しただけだ。」

 

俺の禁手の能力は、禁手を発動してから相手に攻撃した回数だけ相手の力を倍にする能力。

この能力は禁手状態で相手を攻撃してからしばらく待ち、もう一度攻撃すると発動する。

 

じじいは痛く無かったみたいだけど、さっきのあれも立派な攻撃だ。

俺がじじいを攻撃したのは十回以上だ。

つまり、今じじいの力は今までとは比べ物にならない程になっているということだ。

 

「これで力は操れなく―――」

 

「―――儂を舐めるなぁ!」

 

苦しんでいたじじいが俺に向き直る。

 

「十乗だぞ・・・」

 

俺はじじいにやられたダメージが大きくて動けない。

 

じじいが俺に槍を刺しにくる。

 

「もう動けまい、死ねえ!」

 

 

いや、

 

 

動けないんじゃなくて・・・・

 

 

「バーカ。」

 

動こうとしないんだ。

 

じじいの槍が俺に刺さる瞬間、俺の前に大きな鏡が現れる。

 

「なっ!?」

 

もう遅い。

この鏡の能力は・・・・

 

攻撃の反射だ。

 

「どうだよ・・・自分の槍で貫かれる気分は・・・」

 

昔奪った神器が役にたった。

 

「ぐぅ、お主最初からこれを・・・・儂の攻撃で儂に止めをささせるつもりだったのか!?」

 

「ああ、だが少しだけ違うな・・・・」

 

俺は拳を強く握る。

 

「止めは・・・俺の攻撃だぁ!」

 

俺はじじいに向かって、持てる限りの全力で拳を放った。

 

ドゴォォン

 

物凄い音と共にじじいは吹っ飛ばされる。

 

「ハァ・・・ハァ・・・・」

 

血を流し過ぎたし、もう限界か・・・

テレサの借りは・・・返した・・・・・

 

目的を果たして緊張の糸が切れたのか、俺は意識を手放した。

 

 




次回はライザー編に入ります。
といってもプロローグのような話ですけどね。

神器の名前どうしよう・・・・
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