ご感想にも複数あった収穫を入れて、収穫の籠手にしました。
ヴァーリはまだ決まってません。
《冥界・旧シュバリナ嶺》
現在私達は白い虎と共に、森の中の獣道を歩いていた。
白い虎が言った言葉の意味を確かめようとしたら、虎が付いて来いと言って森に向かって歩き出したので聞き逃してしまい、聞くに聞けなくなってしまったのだ。
『おいテレサ、姫ってどういう事だ?』
イングヴァルトが私に念話で聞いてくる。
『私だって知らないよ!そもそもこの虎のことだって知らないんだし・・・・』
でも虎の言っていた[我が主の娘]という言葉。本当に娘が私の事だったとしたら、この虎の主というのは私の両親のどちらかになる。
母様は人間だったから、使い魔は持てない。
じゃあ父様の使い魔?
でも私は昔、悪魔について色々と父様に教えてもらった事があり、その時に使い魔についても教えてもらった記憶がある。
その時、私は父様に使い魔を持っているのか聞いたけど持っていないって言っていた気がする。
・・・・・考えれば考えるほど分からなくなってきた。
ーーーバサバサッ
鳥の羽音が空から聴こえた。
私達が音のした方を見ると、
沢山の鳥が空を飛んでいた。飛び方からして、どうやら群れのようだ。
飛んでいるというより、舞っているの方が合ってるかな。
今私達の目の前にいる鳥は全てこの土地でしか生息しない幻鳥フェニックスだ。
ただ飛んでいるだけなんだろうけど、この光景は美しいと言わざるを得ない。
金色の体が美しさをより際立てている。
「綺麗だな。」
「うん。」
この光景を過去に一度だけ見たことがあるリインがフェニックスの群れの感想を言う。
他の皆は驚いているのか、ただ呆然とこの光景を眺めている。
『着いたぞ。』
そう念話を私達に伝えると、ゆっくりと虎の足が止まる。
着いた?
一体どこに着いたのだろう。
私は周辺を見渡す。
「何あれっ!?」
私は思わず声を上げて驚いた。
私が声を上げて驚いていたからだろう。
他の皆も私が驚いている方を向いた。
「なんだあれは!?」
「あんなの見たことないぞ!」
「私のいた世界では考えられない大きさですね。」
「城か?こんな大きさは僕も見たことないな・・・・」
「俺も見たことない大きさだ!」
「あれがお城なんですかぁ~。初めて見ました。」
やっぱり驚くよね。
沢山のフェニックスに気を取られていたから気づかなかったけど、まさかこんなに大きな城があったなんて・・・・
ってゆうか、
「アーシア、城を見るのは初めてなの?」
「はいっ、こんなに大きなものなんですねお城って。」
初めてだからこれが普通の大きさだと思っているのかな・・・
「普通の城はもっと小さいよ。」
「えっ、そうなんですか!?」
やっぱり知らなかったんだ・・・・
ーーーギギギギ
なにこの音?
金属と金属が擦れるような音がする。
『いま正門を開けたぞ。』
「正門?どこにあるの?」
『もっと奥だ。』
正門まで着いてから止まればよかったのに・・・・
『今まで進んでいた森の獣道は複雑で迷うからな、ここからなら迷う事がないだろ。』
確かにもうこの先は道が整備されていて、迷う事が無さそうだけど・・・
これだけ城が大きいんだから、空を飛べばよかったんじゃないかな。
『ちなみにこの城は遠くや空から見ると見えないようになっている。』
だったら歩くしかない・・・・って!
「あなた私の心読んでる!?」
『そういう訳ではない、ただ昔にも同じようなやり取りがあっただけだ・・・』
「・・・・昔?」
『姫はここに残って仲間には先に城に行ってもらえ』
「え、どうして?」
『大事な話があるからだ。姫のことについてな・・・・』
「・・・・でも。」
わざわざ皆にここまで来てもらったのに・・・
「ーーーテレサ、私達は先に行ってるぞ。」
リインはそう言うと皆を強引に連れて行った。
気を使ってくれたのかな。
『ありがとね、リイン。』
『・・・・・・ああ。』
そして、皆の姿が見えなくなる。
「それでどういう話なの?」
『それはだな・・・・』
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「テレサについての話って何だろうな。」
俺達はリインに強引に連れられて、城の正門に向かって進んでいた。
「さあ?僕にも分からないな。」
「あの虎さんはテレサちゃんの事を知っていたみたいでしたね。」
確かにアーシアが言ったようにあの虎はテレサの事を知っていたみたいだった。
それもずっと昔から。
「テレサの過去・・・・か。」
「気になるのかイッセー、テレサの過去が?」
「それは気になるけど・・・・」
「どうしても気になるならテレサに聞け。」
「うん。」
そのうちテレサに聞いてみよう。
「それとイッセー。」
「ん?」
「もうまともに神器は使えるようになったのか?」
うっ!
「いや・・・・まだ中途半端。」
俺がそう言うと、リインがやれやれとため息をつく。
俺の神器《収穫の籠手<ハーベスト・ギア>》は禁手化するとしばらくの間、神器としての能力をまともに使えなくなる。
テレサから奪った意識を戻すのも大変だった。
俺はまだまだ弱い・・・今思えばあのじじいとの戦いも賭けだった。
収穫の籠手の禁手で相手の能力を強化する量は毎回違う。あの時は運が良かった。基本的に本来の能力である累乗になることは滅多にない。
それに俺が禁手化するといつも違和感がある。やっぱりそれは使いこなせていないからだろう。
「イッセーさんも神器が使えないんですか・・・・」
アーシアが残念そうに呟く。
そういえばアーシアの神器も今は使えないんだっけ?
「大丈夫だよアーシア、俺の神器と同じようにしばらくしたら使えるようになるから。」
「イッセーさん・・・・」
そういえば、結局テレサを治したのはアーシアの神器だっな。
あの時アーシアの神器《聖母の微笑<トワイライト・ヒーリング>》でテレサの記憶が治った。
でもアーシアは記憶を治そうとしたんじゃなくて、テレサの怪我を治そうとしたと言っていた。
その時の神器はいつもの感覚とは違っていたとも言っていたから多分、聖母の微笑の禁手だろう。
能力は・・・なんでも治す能力とかかな?
「早く・・・・神器を使えるようにならないとな。」
確かにあのじじいは倒した。
後から来た兄ちゃん達がじじいが消滅するのを見たって言ってたしな。
「僕もそう思うが、神器を使えるようにするのを急ぐなんて、何かしたいことでもあるのか?」
「もしもの為に、急いだ方がいいだろ?」
でも、
「まあそうだが・・・・」
何か嫌な予感がするんだよ。
「ーーー皆、着いたみたいだ。」
どうやら着いたみたいだ。
開いた大きな門があり、その前には執事服を着た男がいる。
そしてその男が口を開く。
「ようこそ、客人は歓迎しますよ。」
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『最後に一つ聞こう・・・姫は神器の禁手を使った後、いつもどうなっている。』
「それは・・・・」
私の人格が別のものになる。
『しばらくは神器が使えない状態にならないか?』
「まあ確かに禁手だった時間とか規模によって使えない(人格が代わる)時間は違うけどそうだね。」
『なら姫、長時間の禁手の使用は止めておけ、姫の神器は身体に大きな負担がかかる。禁手後に神器が使えなくなるのも身体に負担がかからないように神器が使えないようにしているんだ。』
「神器が・・・・勝手に?」
本当にそうなのかなぁ。
『まあ出来るだけ禁手をしないようにしてくれればいいさ。』
「うん、分かったよ。」
『話はこれだけだ。』
随分と長く話してたみたい。もう辺りが暗くなり始めてる。
「あの話は本当なんだよね・・・・私の身体は・・・・」
『ショックか?』
「分かんない。」
『そうか・・・・』
「じゃあ皆がいる城に行こうか。」
『そうだな。』
私と白虎は城に向かって歩きだした。
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《魔王の部屋》
「ではこれは君に一任するよ。」
「任せて下さい。」
成功だ。
「では失礼します。」
僕は魔王からサインを貰った書類を受け取り、魔王の部屋を出る。
「これでようやく、この世界の転生者がどんなものか判る。」
新種の神滅具なども多く出てくるだろう。
「強い力を持った転生者の実力はどんなものかな。」
僕はあのじじいとは違う。
「転生者とイレギュラーは我々神によって管理されるべきだ。」
男の呟きに答える者は誰もいない。
この作品では作者がイメージしずらいのでオリヴィエ、イングヴァルト(女)はヴィヴィオ、アインハルトの大人モードの姿だということにしています。
原作(vivid)だとどちらも姿があまり描かれてないんですよね・・・・
この二人はオリキャラという認識でいいです。