申し訳ありません。
この作品のリインフォースは、《闇の書(夜天の書)》なしで蒐集した魔法を使うことができます。
後々本編で解説しますが、強さはなのは、フェイトと戦った時より強くなっています。
《人間界の島》
かつて冥界を追放されたテレサの家族は、地上(後の人間界)へと向かった。
地上に向かったのは、敵が少なかったということが大きいだろう。
もちろん、絶対安全という訳ではない。
地上では、妖怪などを筆頭に次々と新勢力が生まれていた。
何かあってからでは遅いので、テレサの家族は、島で生活することに決めたのだ。
島で生活することを決めた理由は、敵が進入しずらいからである。
テレサ逹が生活していた島は、様々な食物がとれたので生活するのには困らなかったのは、幸運だったといえる。
そしてテレサ逹は、現在でもこの島で生活している。
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花に囲まれた土地に小さな墓があった。
その墓の前に一人の女性がいた。
「父様、母様、私達の家族が二人増えたよ。」
私は、新しい家族イッセーとヴァーリのことを父様と母様に報告しに来ていた。
「名前は、イッセーとヴァーリって言うんだ。今は、二人とも寝ているから連れてこれなかったんだけど、近いうちに連れてくるね。」
さて、父様と母様に報告も終わったので家に帰りますか。
私が家に帰ろうと家の方を向くと・・・
「リイン?」
私の前にはリインが立っていた。
「テ、テレサお願いの話なのだが・・・」
そういえば、遺品を持ってきたお礼に何でもお願いを聞いてあげるって言ったね。
さて、どんなお願いをしてくるのか、そんなにハードじゃないお願いがいいな。
そしてリインは、モジモジしながら言った。
「禁手化<バランスブレイク>した状態で私と戦ってくれないか?」
・・・その発想は無かったよ。
***
《数分前》
さて、テレサにはどんなお願いをしようか。
テレサは、『どんなお願いでもきいてあげる』といっていた。
私としては、また『あれ』を可愛がりたいのだが・・・・
だかテレサは、『あれ』になるのを嫌がっている。
だが、今なら・・・・
--------ん?『あれ』とは何かって?
その話をするには、まずこの世界にある神器<セイクリッド・ギア>というものについて説明しなければならないな。
神器とは、人間もしくは人間の血を引く者のみが持つことができるもので、使用者に不思議な力を与える道具のことだ。
神器は、必ず人間なら持っているという訳ではなく、むしろ持っている人間の方が少ないくらいなのだそうだ。
あと、自分が神器を持っていることに気づくことなく人生を終える者も多いらしいく神器を持っている人間の多くは、歴史に名を刻むものがほとんどだそうだ。
この世界の道具とはすごいものだな。
神器の力を高め、ある領域に至ったものが発揮する力の形がある。
禁手<バランス・ブレイカー>と呼ばれるもので、基本的には元の力のスケールアップだが、使い手の認識で化けることもあるそうだ。
本来の禁手とは異なる形の亜種もあるんだとか。
あと神器の中には、神すら滅ぼすことが可能な力を持つと言われる特殊な神器がある。
神滅具<ロンギヌス>といわれているそうだ。
そして、テレサは神滅具を持っている。
まあ私も、その辺は聞いた話なので細かい所は分からんがな。
話が長くなったな。
テレサの神滅具は、禁手化をした後しばらくの間、人格が代わるのだ。
いや、正しくは戻る・・・かな。
禁手化後のテレサは、幼かったころの人格になるのだ。
それがまた可愛くて可愛くて。
聞いてくださいよ、テレサったらあんな無邪気な笑顔でわたしに・・・・
--------はっ、私としたことが
あの事は、秘密にしてって言われてました。
しかもその時、テレサは泣きそうでしたしね。
可愛かったですよ。
まあとにかく、テレサは禁手後の人格の記憶もあるようで禁手化するのを嫌がっているのか、いつも断られます。
しかし今回、そうはいきませんよ!
テレサは一度決めた約束は絶対に守る娘です。
そしてテレサは、『どんなお願いでもきいてあげる』と言いました。
これでテレサを・・・・
リインは、ニヤリと笑みを浮かべるのだった。
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《島の海辺》
私は後悔していた。
何でもじゃなくて、ある程度にしておけばよかった・・・・
母様の聖書がどこにあるのか判り、直ぐにでも回収しようと焦っていたのがいけなかったね。
まあ過ぎたことを悔やんでも仕方ないね。覚悟を決めなければ。
今私の目の前には、バリアジャケットを着て準備万端のリインがいる。
ちなみに、バリアジャケットとはリインの世界の防具のようなものらしい。
「じゃあリイン、最初に一撃当てた方が勝ちでいいですね?」
「ああそうだ、ちゃんと禁手化して戦ってくれ。」
リインは、今か今かと戦いが始まるのを待っているようだ。
「何で禁手化してなの?」
解っているが聞いてみる。
「そっ、それはあれだ。」
リインが焦りだす。
「あれとは?」
「え~と、そうだっ、もしもの時の為に禁手化するのになれていた方がいいと思ってな。」
そうだっ、
じゃないよ。完全に今思いついただけじゃないっ。
まあいいです。
「どのタイミングで始める?」
私に恥ずかしい思いをさせたいのはよく解ったよ。
「いつでもどうぞ。」
・・・・でもリイン
そう簡単にはいかないよ?
「禁手化<バランス・ブレイク>。」
リイン対テレサの戦いが始まった。
***
やっぱり強い。
私に神滅具を使わせる隙を与えてくれない。
まあ、私が使おうとしていないというのもあるけどね。
私の神滅具は、神滅具の中でもかなり特殊なものに分類されると思う。
私の神滅具の能力は、神器を創る能力。
ここだけ聞けば凄い能力だけど、色々と制限がある。この能力は、実在する神器、神滅具は創ることが出来ない。
自分で考えて創らないといけないのだ。
さらに残念なことに。
創るには、かなりハッキリとした具体的なイメージがないといけない。
創りたい神器があれば、似たような能力を持つ者に、何度も見せてもらったりしなければいけません。
昔私は、『テンセイシャ』という人に何度も能力を見せてもらって二つ創れるようになった。
一つは、衝撃波を発生させ地震などを引き起こす神器。たしか彼は『グラグラ』とか言っていた。
もう一つは、一定範囲内の物体を自在に改造することができる神器。これはたしか『オペオペ』って言っていた気する。
私の神滅具は、禁手化すると神器として使っていた能力を神滅具版にして使うことができる。
しかし、自分で創った神器を使いこなしていないと神滅具版として使えない。
ちなみに、神滅具版になると威力や規模が大幅に上がる。
今私が使えるのは、『オペオペ』の方だけ。『グラグラ』はまだ使いこなしていないので禁手化中は、使わない。
無理矢理使うことも出来るけど無事では済まされないので使いたくない。
この戦いは、相手に一撃いれた方が勝ち。私は禁手化して神器を使いすぎると、大変なことになるから、リインの隙をついて一撃入れるしかない。
今のところリインは『オペオペ』を知らない『グラグラ』を使いこなすため、ずっと『グラグラ』しか使っていなかったからね。
私は『オペオペ』を使うので、一撃入れるのはそう難しいことではない。
「ライトニングバインド」
リインが私を拘束しようと魔法を使ってくる。
私の周囲に鎖のようなものが出現し私は拘束された。だがそれもわざとだ。
リインが戦闘に関して熟練者であったとしても、相手を拘束したという事実が油断を生むのだ。
私の神器は一瞬の隙があれば十分だ。
「ROOM<ルーム>」
私を中心に特殊な空間が広がっていく。
それと同時に私は、体に巻かれた鎖を無理矢理引きちぎる。
「なっ。」
リインが驚いている。
そんな隙ないよ?
私は、隠し持っていたナイフを振る。
するとリインの腕が落ちた。
「え?」
「私の勝ちだね。」
腕が落ちて、未だに困惑しているリインに私は、私の勝利を伝えたのだった。
***
《テレサ達の家》
家にある椅子に腰掛けながらリインは言った。
「まったく酷いです、あんな神器があるなんて知りませんでしたよ。」
どうやらリインは、機嫌が良くないようだ。
「しかも禁手化したのに人格が代わらないし・・・・」
「そんなにあれがいいの?」
でも良かった、たいして神器を使わなかったから人格を保てた。
「い、いや今のテレサもいいんだがな、なんかこうギャップがあっていいんだ。」
なぜか、リインは焦りながら言う。
「そう・・・。」
さて、もうイッセーとヴァーリも寝てますし私も寝ますか。
それにしても二人ともよく寝るねえ。
「あの子達も、もう寝てるから私も寝るね。」
「・・・・ああ、そうだな。」
リインは力なく言う。
まったく、どれだけ私をあれにしたかったの?
私は、イッセーとヴァーリのいる寝室に向かう。
やれやれ、
人格が代わらなくて本当に良かっーーーーー
「ねーねーりいん」
代わってるし・・・・・
ま、まずいリインがこっちに来た。
しかもニヤニヤしてる。
「どうしたんですかテレサ?」
お願いだからヘンなことしないで。
私は心の底から願った。
しかし、その願いが叶うことはなかった。
「てれさねぇ、ねるまえにおやすみのちゅーをしてもらえないとねれないんだ」
・・・・・終わった。
「では私は、どうしたらいいんですか?」
戻れ!私の人格!
「ちゅーして!」
「しょうがないですねぇ。」
何がしょうがないですかっ!
うう、戻らない。
私の意識がしっかりしてるから直ぐにでも戻れるはずなのに。
リインの唇が近づいてくる・・・・・
--------私の唇に。
なんでそこなんですか!
普通、頬とかじゃないんですか?
まずい、私の唇が奪われる!
オギャー、オギャー
リインの唇は、私の唇に届くことは無かった。
私が手で防いだからだ。
どうやら、イッセーとヴァーリの目が覚めて泣き出し、その声で呼び戻されたのか私の人格がもどったようですね。
「テレサちゃーんおやすみのちゅーをして上げますよ」
どうやらリインは、私の人格が戻ったことに気づいていないみたい。
手で押さえているのに・・・・・
「なに寝惚けたことを言っているの、リイン?」
「えっ。」
私はリインを引き剥がし、泣いているイッセーとヴァーリがいる寝室へ向かう。
「二人を寝かしつけるまで、リインはそこで正座していて下さい。後でたっぷりとお話しがあります。」
「そんなぁ。」
「嫌ならいいですよ、これからはリインフォースさんって呼びますけどね。」
「分かりました正座して待ってますぅ。」
リインは泣きべそをかいている。
その後しばらく、リインの口から禁手の話が出なかったのは言うまでもない。
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《???》
「おかしいのお、ちゃんと消したはずだったんじゃが・・・・」
光に包まれた部屋の中で、白髪の老人は呟いた。
「仕方ないのお、この儂が直々に行ってやるか。」
「神様、次の転生者がお待ちです。」
白い衣を纏った男が老人に言う。
「ああ、分かった今行く」
老人は、男の方に歩きだす。
「力を溜めたら殺しに行くとするかのう。」
老人は、老人とは思えないような凶悪な笑みを浮かばせながら呟くのだった。
同じ話が何本も上がっていました、すいませんでした。
次回は神と激突します。
はやく原作に入りたいですね。