ハイスクールD×D神と転生者によって崩壊した世界   作:和寺

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原作の過去をゆっくりやっていると、何の小説か分からなくなってしまうので、少し時間を跳ばしました。

原作に入るのは多くて後3話かなぁ。

未だに神の名前が決まっていない・・・・・
どうしよう・・・・・


神の襲来

《転生の間》

 

 

神の持つ宮殿には、多くの部屋がある。

数ある部屋の中でも、多く使われている部屋、通称『転生の間』

この部屋では、死んだ人間の記憶を消し、もう一度現世に蘇らせることができる。

さらに、蘇らせるのは現世だけという訳ではなく、神の創った世界に蘇らせることも出来る。

 

本来、この部屋は、神が世界の均衡を保つために在るのだが、どうやらこの神は違うようだ。

 

 

 

***

 

 

 

白い光に包まれた部屋に白髪の老人と、ごく一般的な姿をした男がいた。

 

「本当にすまんかった。」

 

もう何回目になるだろう。

千回を越えた辺りから数えていない。

だがこれで最後だ。

 

「いいんですよ、気にしないで下さい神様(転生特典なににしようかな)。」

 

「許してくれるのか?」

 

儂は、まるでとても後悔しているかのような演技をしながら言う。

 

「ミスは誰にでもあることですから(とりあえずここは、神に好印象をあたえとかないとなぁ)」

 

「ソウカ,オマエサンハイイヤツダナア」

 

おっと、心の声が聴こえるもんだからついつい笑いそうになってしまうわい。

なぁにがミスは誰にでもあることだよ。

心にもないこと言いやがって。

さて、恒例のあれをやるとするかのう。

 

「よし、儂はお前さんのことが気に入ったから転生させてやる。」

 

「転生?生き返れるってことですか?(やっぱり一方通行<アクセラレータ>とかのほうがいいかな)」

 

まったく、もう特典のことを考えているわい。

 

「そうじゃ、お前さんが元々いた世界に転生するのは無理じゃが、漫画やアニメの世界なら転生できるぞい」

 

「やったー(特典はねえのかじじい)」

 

聴こえているぞ。

 

「そうじゃ、せっかくだから特典をつけてやろう。漫画やアニメの技や能力を一つだけ使えるようにしてやろう。」

 

「う~ん、じゃあ一方通行<アクセラレータ>を使えるようにしてくれ(一つだけかよ)」

 

今の儂は特典をまともにつけられんから、何個付けても無駄だしな。

 

「分かった、使えるようにしてやろう。」

 

そして儂は、男を転生させた。

 

 

転生特典を付けないで・・・・

 

 

他の神共を欺くのに9年もかかってしまったわい。

転生者共に付ける特典を無しにして、儂の力をじわじわ溜めるのに、こんなにも時間がかかるとは予想外じゃ。

神が世界に入るのは、かなりの力を持って行かないと意味がないからのう。

 

『前に世界に入った時』は、ろくな力を持たないで行ったから人間を一人しか殺せなかったわい。

 

しかも、そのせいで他の神から監視されるようになってしまったしのう。

元々の世界の人間を殺すな、なんて言われてしまった。

別に原作に関わらないやつなんだからいいだろ。

 

他の神は気づいてないだろうな。

これから儂が原作のキャラクターを殺そうとしているなんて・・・

 

何が原作を乱すなだ、自分達だって転生者を送り込んでいるくせに。

 

色んな神がこの世界の設定を弄るから、別の世界の住人がいたり、儂が消したはずの、キャラクターが原作の過去に送られているじゃないか。

 

まあ今から消したはずの原作のキャラクター達を殺しに行いくからいいんだがのう。

 

 

「原作は壊してこそ面白いんじゃ」

 

 

そう言うと、老人の姿は消えていた。

 

 

 

*********************************************

 

 

 

《テレサ達の島》

 

 

テレサ達が生活している島は、かなり大きい。普通の人間の大人が、一日中走り続けても島を一周することができないくらいである。

 

そんな広い島の岩場にある大きな岩の前に、一人の女性が立っていた。

そしてその女性の後ろに二人の子どもがいる。

二人共、興味津々といった感じで女性を見ている。

 

女性は、碧銀の髪と左目が青、右目が紺のオッドアイという特徴的な容姿をしている。白い胴着を着て、いかにも修行中といった感じだ。

 

女性は、岩の前でゆっくりと構え・・・・

 

「覇王」

 

--------握った拳を岩に向かって放った。

 

「断空拳」

 

拳が岩に当たると同時に、岩が粉々に砕け散った。

 

女性は、ゆっくりと息を吹きながら後ろを振り向くと、

 

「すっげー、あんなに大きかった岩がバラバラになったぜ!」

 

「やっぱり凄いな、イングヴァルトその技僕にも教えてよ!」

 

後ろにいた二人から、賛辞を受けた。

 

「また来ていたのか、イッセー、ヴァーリ。」

 

女性は、やれやれといった様子で二人の話を聞き始めるのだった。

 

 

 

***

 

 

 

「まったく、イッセーとヴァーリはどこに行ったんだろう?」

 

私は、さっき作ったばかりのサンドイッチを大なバスケットに入れてリイン、オリヴィエと一緒にイッセーとヴァーリを探していた。

 

「そろそろお昼頃なので、お腹が減るころですね。」

 

「テレサ、二人に何処に行くか聞いていなかったのか?」

 

「二人とも行ってくるって言って、一瞬で外に遊びに行っちゃったんだよ。」

 

ちゃんと外に遊びに行く時は、何処に行くか言ってからにしなさいって言ってるのに・・・・

 

「まだ二人とも幼い子供だから仕方ないですね。」

 

オリヴィエが苦笑しながら言う。

 

「そうかもしれないけどねぇ、ちゃんと二人には言ったことを――――」

 

――――突然、私達の近くの岩場の大きな岩が粉々に砕け散った。

 

「・・・・オリヴィエ、イングヴァルトって何してたっけ?」

 

「確か鍛練をしていたかと思いますが・・・・」

 

私達は、岩が粉々に砕けた所に向かうのだった。

 

 

 

***

 

 

 

「ええいっ、放せ」

 

「いーじゃん、断空拳教えてよ!」

 

「教えたって減るもんじゃないでしょっ!」

 

いた、もしかしたらと思って来たけど正解だったみたい。

二人ともイングヴァルトにくっついてる。

 

「イッセー、ヴァーリお昼持ってきたよ。皆で一緒に食べよう。」

 

二人ともイングヴァルトを放し、走ってこっちに来る。

 

「うん、分かった!」

 

「僕もお腹ペコペコだよ。」

 

「イングヴァルトもどう?」

 

「頂こう。」

 

イングヴァルトは、歩きながらこっちに来るのだった。

 

 

 

***

 

 

 

「このサンドイッチは、俺のだっ。」

 

「それは僕のに決まってるだろう。」

 

イッセーとヴァーリはサンドイッチを奪い合っている。

 

「はいはい、二人ともケンカしない。どっちの分も作ってきたから。」

 

ちゃんと作ってきて良かった。

 

「これは私のだろう?」

 

「なにを平然と人のサンドイッチを取っているのですか。」

 

「ふんっ、取られる方が悪い。」

 

「何てこと言っているんですか!」

 

こっちも、もめている。

まったく二人共大人なんだから、そういうことはしないでほしいな。

 

「オリヴィエとイングヴァルト、ケンカするんならサンドイッチ没収ですよ?」

 

そう言うと二人は焦りながら、

 

「ケ、ケンカなんかしてないぞ。なあオリヴィエ?」

 

「そ、そうですねイングヴァルト。」

 

「そう、ならよかった。」

 

皆で、賑やかにサンドイッチを食べる。

だが私は、一人いないことに気づく。

 

「あれ、リインは?」

 

 

 

*********************************************

 

 

 

《テレサ達の島の外》

 

 

テレサ達の生活している島には、常に結界が張られている。島の結界を担当しているのはリインだ。

本来ずっと結界を張っているのはさすがのリインでも無理なのだが、悪魔の駒による効果で結界をずっと維持できるようになったのだ。

普通の悪魔の駒だと、こうはならないのだが、テレサは《特殊な悪魔の駒》を持っており、その効果によるものかと思われる。

 

普段はこの結界の中から出ることはないのだが。

 

今、リインは結界の外にいた。

 

島での生活は充実しているので、基本的には誰も外に出ることをしようとしない。

しかも、かなり強力な結界なので出る時はリインに言って、結界の一部を解除してもらう必要がある。

手間がかかるので、皆外に出ることは少ないのだ。

 

リインは、あることがあると結界の外に出る。

 

それは、正体不明の存在が島の結界に近づいた時だ。

 

 

そしてリインの前には、槍と杖を持ち黒い衣を着た白髪の老人がいた。

 

「お前は何者だ?」

 

リインは老人に問いかけた。

 

 

 

*********************************************

 

 

 

《テレサ達の島の中》

 

 

 

サンドイッチを食べ終わり、テレサはイッセー、ヴァーリと一緒に遊んでいた。

 

「テレサーこっち来てよ!」

 

「今行くからちょっと待ってて。」

 

この子達の相手も、大きくなってきてからは大変だ。

昔は、よく寝る子だったから今の時間はお昼寝してたのに。

テレサは、二人の成長を嬉しく思ったり寂しく思ったりしていた。

 

この子達は、私の悪魔の駒を使っていない。

 

いつか二人は・・・・・

 

そんなこと考えちゃダメだね。

 

あの子達が人生を楽しんでくれたのならそれでいいじゃない。

 

私は沈みかけてた気持ちを切り替えるのだった。

 

 

 

 

***

 

 

イッセー、ヴァーリと遊び終わってしばらくたった。

私は、二人と一緒に家に向かっていた。

 

結局リインは、私達がお昼のサンドイッチを食べないで居なくなってしまった。

 

リインからは念話が届くけど、私は念話が使えないのでリインに連絡を取れない。

 

ちゃんと使い方教わらないとね。

 

ちなみに念話とは、リイン達の世界で使われていた、魔法を使った会話術。

話すことなく意思を伝える事ができるのだ。

 

リイン『達』なのはオリヴィエ、イングヴァルトも同じ世界だからだ。

まあ時代が違うらしいけどね・・・・

 

 

それにしてもリイン、サンドイッチ楽しみにしてたのになぁ。

 

そんなことを考えていると・・・・

 

『テレサ・・・・皆を連れて逃げろ!』

 

リインから念話が届いた。

 

リインの様子から、ただ事ではないようだ。

 

それに・・・・・・逃げろ?

 

『あいつは私達の誰かを殺そうとしている!』

 

私達の誰かを殺す?

 

一体どうして・・・・・・

 

ーーーーーー突如、島に張られた結界が破られる。

 

「結界が破られるなんて・・・・」

 

私は思わず息をのんだ。

 

リインが張っている結界は、かなりの強度があり、そう簡単に破れるものではない。

結界を張っているリインですら破れる自信がないと言っていたほどだ。

 

しかし今、島の結界が破られた。

 

「イッセー、ヴァーリ!」

 

私は思わず二人を探す。

 

「どうしたのテレサ、そんなに慌てて?」

 

「何かあったの?」

 

私の前を歩いていたイッセーとヴァーリが、不思議そうに振り向きながら私に問いかける。

 

良かった、私の目の届く所にいて・・・・

 

「二人共こっちにーーーーーー」

 

「やっと見つけたわい。」

 

イッセーとヴァーリに私の所に来るように言おうとすると、

二人の後ろに黒い衣を着て右手に槍を左手に杖を持った白髪の老人が現れた。

 

誰?

 

いや、それよりも・・・・・

 

右手に持った槍だ。

 

これを見て私の頭の中では、リインが言っていた言葉が思い出される。

 

[あいつは私達の誰かを殺そうとしている!]

 

まさかっ、イッセーとヴァーリのこと!?

 

「ROOM<ルーム>」

 

私は二人を老人から引き離すため神器を使おうとするが・・・・・

 

「使えないっ!?」

 

何故か神器が使えないのだ。

 

「無駄だ小娘、儂がこの杖を持っている限り神器は使えん。」

 

そんなっ

このままだと二人が・・・・

 

老人は槍を二人に向けた。

 

「まったく、この儂にこんな手間を掛けさせよって、じゃがこれで終わりだ。」

 

老人の持つ槍が二人に降り下ろされる。

 

 

 

ーーーーーーーーーしかし、降り下ろされた槍がイッセーとヴァーリに刺さることは無かった。

 

「翼があって良かった。走ってだと間に合わなかった・・・・・・」

 

私が槍を身体で受け止めたからだ。

 

「翼・・・・この世界の人外か、邪魔をするな。」

 

老人は私に刺さった槍を引き抜きながら言った。

 

槍を身体で受け止めたため、私のお腹には穴が開いている。

 

こんな物が二人に刺さっていたかと思うとゾッとする。

 

「二人・・・共・・・・大丈・・夫?」

 

「テレサっ!?」

 

「僕達は大丈夫だけど、テレサがっ!?」

 

「私の・・・・心配・・は・・・いいから・・・二人共逃げてっ。」

 

「そんなこと出来ないよっ!」

 

「僕達もここにいるよ!」

 

 

二人共わがままばっかり言って・・・・

 

でも、私はそんな二人のことが・・・・大好きだよ。

 

 

もう覚悟を決めるしかないか・・・・

 

私は意識を手放した。

 

 

***

 

 

「テレサっ、テレサぁしっかりしてよ!」

 

「何でテレサを刺した!」

 

老人は何にも気にしていないという様に、

 

「五月蝿い小僧共だのう。」

 

再びイッセーとヴァーリの方に近づく。

 

突然、老人は近づくのを止める。

 

止めさせたのは、イッセーでもヴァーリでもなく、

 

 

ーーーーーーミシリ

 

「ぐあぁっ、何故だ、何故動ける!?」

 

テレサだった。

 

老人は杖を落とす。

テレサが左腕を握り潰したからだ。

 

「お前は・・・・戦えるはずない・・・・儂の槍でお前のーーーーーーー」

 

ーーーーーー老人の前の大気にヒビが入る。

 

「ぐぅっ。」

 

老人は、テレサの神器で吹き飛ばされる。

神器を封じていたと思われる杖が、老人の手から離れたことによって、神器を使えるようになったからだろう。

 

「テレサっ大丈夫!?」

 

「すぐに手当てをしてもらわないとっ。」

 

イッセーとヴァーリがテレサに声をかける。

しかし、テレサは答えない。

 

テレサは虚ろな目で、吹き飛ばされた老人を見ている。

 

刺された腹部もそうだが、

ボタボタとテレサの腕から血が吹き出る。

 

腕にも大きな傷が出来ていた。

 

どうやら、老人が吹き飛ばされる直前に槍で裂たようだ。

 

「何てやつじゃ、《この世界に合わせている》とはいえ、この儂に傷をおわせるとは・・・・・」

 

老人は、吹き飛ばされながらも立ち上がる。

 

「じゃが、今神器は破壊された、もうお前にーーーーーーー」

 

ーーーーーーーバキバキッ

 

テレサは一瞬で老人へと近づき再び攻撃する。

 

「お前、神器を複数持っていたのかぁ!?」

 

凄まじい轟音と共に再び老人は吹き飛ばされる。

 

今度は島の外の海までだ。

 

そして、息をつく隙さえ与えることなく、テレサは次々と神器の攻撃を当て続けた、

 

老人が動けなくなるまで・・・・・

 

 

 

*********************************************

 

 

 

 

《???》

 

 

「大変ですっ、原作『ハイスクールD×D』の世界の地上が滅びかかっています。」

 

白い衣を着た女性が赤い衣を着た女性に言う。

赤い衣を着た女性の方が地位が高いように見える。

 

「なんですって、原因は何ですか!?」

 

「おそらく、《あの神》かと・・・・」

 

「またですか・・・・」

 

赤い衣を着た女性は苦い顔をする。

 

「鏡を。」

 

「こちらに」

 

そう言うと白い衣を着た女性が、何処からか大きな鏡を出す。

 

「これはっ!?」

 

赤い衣を着た女性は鏡を覗くと、其処には、

子どもに槍を降り下ろす黒い衣を着た白髪の老人に黒髪の少女が子どもの前に出て、槍で貫かれている光景だった。

 

そして、槍で貫かれた少女は、老人の腕を握り潰して杖を落とさせた。

 

「あの杖はっ!」

 

赤い衣を着た女性は杖を見ると驚いた。

 

「そういう事ですか、あの杖で私達の監視の目を掻い潜ったのですね。」

 

「どうしますか?」

 

白い衣を着た女性が問いかける。

 

「とりあえず、この少女と仲間をここへ連れてきて下さい。」

 

「かしこまりました。」

 

白い衣を着た女性が居なくなると。

赤い衣を着た女性は、

 

「まさか《世界に合わせて》弱くなっているとはいえ、神を倒すとは・・・・」

 

驚きを隠せない、といった様に言い。

再び鏡を覗くのだった。

 

鏡の中では、血だらけの少女が倒れている光景が映っていた。

 

 

 




道具の解説

黒い衣の神の杖

自身の決めた事を世界の法則にする事ができる。
使うには、かなりの力を貯めてからでないと効果を発揮しない。法則の内容によって消費する力の大きさが違う。
手から離すと効果が切れる。

この話では、『神器の無効化』『この世界の住人以外は自身に干渉する事が出来ない』という法則を創った。


黒い衣の神の槍

この槍で傷を付けられると傷を付けられた者の《何か》がランダムに破壊される。破壊した本人は何を破壊したか分かる。

この話では槍に傷を付けられたテレサは神器の一つと●●を破壊された。


赤い衣の神の鏡

この鏡に起こった出来事を伝えると、どうして起こったのかの、過程が映し出される。

この話では、何故地上が滅びかかっているのか調べるために使った。


突っ込み所も多いでしょうが、次の話で説明します。

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