ハイスクールD×D神と転生者によって崩壊した世界   作:和寺

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タイトル詐欺・・・・


イッセーとヴァーリの修行

《仙人の山》

 

 

「もう朝か・・・」

 

木々の隙間から入り込む、日の光に照らされて俺は自然と目が覚めた。

 

木々の隙間からというのは、俺が森で寝ていたからだ。

昨日師匠に、どんな場所でも寝れる様になれと言われ、森で寝ていたのだ。

 

日の光は俺の身体に良くないと思うんだけどなぁ。

 

師匠から聞いたけど俺と兄ちゃんは、悪魔になっていたようだ。

もちろん、自然に悪魔になっていた訳ではなく、悪魔の駒で悪魔になっていた。

その悪魔の駒というのは、テレサのものだった。

テレサの悪魔の駒は特殊で、持ち主であるテレサがいなくても勝手に悪魔に転生させる事があるらしい。

さらに悪魔として転生させた者に魔力を操る力と聖なる力を操る力を与える。

普通の悪魔の駒だと魔力を操る力しか与えられないが、テレサが『王』だからなのか、テレサの悪魔の駒で悪魔として転生した者には聖なる力を操る力も与えられる。

 

俺達が悪魔でありながら光を放出する事が出来るのも、テレサの悪魔の駒で転生したからだろう。

ちなみに、悪魔だけど聖なる力を操る事が出来るので同系統の天使や堕天使の光で消滅することはない。

でも光は痛いんだけどね。

 

師匠に言われたけど俺は魔力が殆ど無いらしい、でも聖なる力(聖力?)はかなりあるんだとか。

 

そして、兄ちゃんはあり得ないぐらい魔力があるらしい。そして反対に聖なる力はそんなにないらしい。

 

 

師匠に弟子入りしてからもう数十年がたった。

 

その間に神器が出せるようになった。

 

しかし今、神器の使用は師匠に禁じられている。もっと修行をして実力を身に付けてからにするように言われている。

 

俺達は昔、自分の神器にどんな能力が有るのか聞いてみたことがあった。

 

そしたら師匠は、

 

俺の神器は《敵を強くする》能力、

 

兄ちゃんの神器は《自分を弱くする》能力

 

だと言った。

 

正直使えそうにもない能力だと思った。

両方神滅具だと言っていたから、結構期待していただけにショックが大きかった。

 

こんなのでどうやったら神を倒せるんだろうか・・・・

 

まあ今は、神器のことよりも修行して実力を付ける事が大事だな。

 

「今日も頑張るか。」

 

俺は体を起こして、修行の準備を始めるのだった。

 

 

 

*********************************************

 

 

 

「次はこの山の階段を走って上ってこい、上に着いたらしばらく休憩していいぞ。」

 

「「はいっ!」」

 

儂の弟子であるイッセーとヴァーリが力強い返事をし、山の階段を上っていく。

 

「もう見えなくなったわい。」

 

さっきまで姿が見えていたのに、もう見えなくなっていた。

最初のころは、山の階段を走って上がってこいと言ったら、階段を上りきる事が出来なかったのに、修行を重ねるごとにどんどん体力を付けて、今では簡単に山の階段を上る事が出来るようになった。

 

それはイッセーとヴァーリが悪魔だからだということもあるのだろうが、二人の成長する速度が異常なほど早い事が大きいのではないかと思う。

 

それにあの二人の神器、あれは本来この世界に存在しない神滅具だ。

 

イッセーとヴァーリに言った能力は嘘ではない、全ての能力を言わなかっただけだ。

 

この世界に合わせて若干能力が低下しているが、あれは紛れもなく我々神が使う道具だ・・・・何らかが原因でこの世界に紛れ込んだのだろう。

 

イッセーは《奪う能力》

ヴァーリは《封印する能力》

 

どちらも条件や制限があるが使いこなせれば強力な力となるだろう。

 

 

かつてイッセーとヴァーリの命を狙いに来た儂の弟、この世界の娘が倒したがアイツはまだ生きている。

 

倒されたのはアイツの身代わりだろう・・・

 

現在この世界は多くの神が転生者を送っている、神々が転生させるのは別の世界で死んだ人間だ。

人間は一人一人考え方が違う生き物だ、人間の考え方は、過ごしてきた環境などによって大きく変化していく。

 

神々がもつ宮殿の《転生の間》元々は世界の均衡を保つ為に、人間の生涯の中で転生させる程の価値がある者に転生する権利を与え、転生するか選ばせる為にあるものだ。

 

それなのに弟を含む多くの神は、自分達の暇潰しや、気まぐれなどで転生させる価値もないような人間を転生させたり、まだ人生が終わっていないのに無理矢理転生させたりなどして世界の事を考えないような事をした。

 

儂は、最高神にその事を伝えたが最高神も同じ事をしていた。

正しい転生者を送る事を主張していた儂は最高神やその他の神に邪魔だったのだろう。

 

気がつけば知らない世界に送られていた。

 

かつての力の大半を失い今ではこの山の中でのみ力を使う事しか出来なくなってしまった。

この世界は『ハイスクールD×D』という物語を元に創られている。

儂も一人だけこの世界に転生者を送っているのである程度のことは分かる。

 

イッセーとヴァーリはこの物語の重要な人物らしい。

 

今の時代はまだ物語が始まる時ではない。

おそらく物語が始まったら二人は儂の弟だけではない他の神々からも狙われるだろう。

 

儂の力だけでは二人を守りきることは出来ない。

 

なので二人にはもっと強くなってもらわなければならない。

 

そのためには・・・

 

「禁手に至る事しか考えられんのう。」

 

どうしょうもない儂の弟だが、一つだけ役に立つ事をした。

 

イッセーとヴァーリに禁手に至る為の過去(トラウマ)を与えた事だ。

 

過去を乗り越える事が出来れば、二人は禁手に至る事が出来るだろう。

 

「その為にも儂が悪役になる必要があるのう。」

 

儂は《槍》を創り、イッセーとヴァーリがいる山の頂上に向かった。

 

 

 

*********************************************

 

 

現代

 

《駒王学園近辺》

 

 

「兄ちゃんこの辺だったよね。」

 

「ああ、確かにこの辺りだったと思うんだが・・・」

 

俺と兄ちゃんは、駒王学園の入学式を終え、家に帰る途中だったけど不審な気配を感じ、気配のしたと思われる場所に来ていた。

 

駒王学園の付近には悪魔、天使、堕天使などといった種族がいるので、その存在を知る者は、小競り合い等に巻き込まれるのを恐れて近づくことは滅多にない。

 

だがそんな危険な場所に自ら近づこうとする者もーーーー

 

「オリ主である俺様の気配を感じてここまで来るとはやるじゃねえか!」

 

俺と兄ちゃんの背後から声が聞こえる。

声からして男のようだ。

 

「だがまだ実力が足りなかった様だな、後ろをとられている様じゃ俺様には勝てないぜ!」

 

「後ろをとられた・・・・か。」

 

兄ちゃんが静かに呟く。

兄ちゃんと付き合いの長い俺には少し笑っている様にも聞こえる。

後ろの男に聞こえる様に言ったのか分からないが、聞こえてたようだ。

 

「ビビってまともに声も出せない様だな、まあ安心しな、お前らの神器もこの俺が貰っといてやるぜ!」

 

お前らの神器?

こいつ・・・・何で知っている!?

完璧に隠してるはずなのに!

 

『兄ちゃん!?』

 

俺は慌てて兄ちゃんに念話をした。

 

『落ち着けイッセー。』

 

「何で俺達に神器が有ることを知っているんだ?」

 

俺は慌てているが、

兄ちゃんは冷静に背後の男に聞いた。

 

「転生特典だよっ!」

 

そう言うと背後の男が襲い掛かってきた。

 

「遅い・・・・」

 

襲い掛かってきた男の腹部に、兄ちゃんの膝が入る。

 

「ごはぁっ。」

 

『イッセー、やれそうか?』

 

やれそう・・・ああ、そういう事か。

 

『分かった、兄ちゃん準備は出来てる。』

 

「こ・・の・・・野郎・・・・」

 

男は何処からか剣を出した、

これは・・・・・神器か。

 

「俺の魔剣でお前らを殺してやる!」

 

『もう居ても意味がないか、イッセー先に帰る。』

 

『分かったよ。』

 

どうせ兄ちゃんは強い奴がいることを期待いていたのだろう。

戦闘狂だからな・・・・

 

こいつは神器の持ち主を見つける能力のようなものだろう。

 

それに最初に、

 

[お前らの神器もこの俺様が貰っといてやるぜ!]

 

とかなんとか言ってたな。

 

過去に何度か他人の神器を奪っているのか?

 

だとしたら、

 

「死ねぇ!」

 

「だから遅いって。」

 

「ぐふっ。」

 

やるしかないな。

 

俺の右手には黄色い籠手が現れていた。

 

「行くぞ。」

 

さっき俺に殴られて吹っ飛んだ男が立ち上がろうとするが、そんな隙は与えない。

 

俺は素早く男の正面に移動し、拳を放つ。

 

「ぐはぁっ。」

 

よし、《奪った》

 

「もう神器を持つ人を襲わないって約束したら見逃してあげてもいいよ。」

 

俺は男にチャンスを与える。

 

が・・・・

 

「ふざけんな、てめえは俺様が殺してやる!」

 

そうかい。

 

俺は男にもう一度拳を放つ。

 

男は俺の拳をくらって、よろけている。

 

 

あれ?男の表情が変わったぞ。

 

ああ、いつものあれか。

 

「おい、謝るなら今の内だぜ!」

 

「・・・」

 

「俺様は更なる力に目覚めた!」

そう言う男の手にはさっき持っていたよりも強い力を感じさせる剣が握られていた。

 

「やはり、俺様こそ真のオリ主だぁ!」

 

このやりとり何回目だろう・・・・

 

「ぐらいやがれええぇ!」

 

男が俺に剣を振りかざす。

 

大振りなので色んな所ががら空きだな。

 

俺の拳がまた入る。

 

二発か、わりと使いこなしていたみたいだな。

 

「何故だ、何故俺様の神器が使えない!?」

 

「《奪った》からだ。」

 

「奪った・・・だと!?」

 

もうこの男に戦う力は残っていないか。

 

「おい待て!」

 

俺はこの場を後にした。

 

*********************************************

 

 

「クソがぁ、オリ主である俺様が何でモブなんかに!」

 

意味がわかんねえよ!

 

『お前が弱かったからだ。』

 

頭の中から声が聞こえる。

確かこいつは俺を転生させた神。

 

「俺様にもっと力を寄越せ!」

 

『断る、雑魚にやる力などない。』

 

「なんだとてめえ!」

 

ふざけやがって!

 

『うるさい奴だ。』

「お、俺様の身体がぁ!?」

 

突如俺様の身体が、消え始めた。

 

「てめえ!」

 

『さよならだ、転生者。』

 

「なんでーーーーー」

 

 

 

男の声は途中で途切れ、辺りは静寂に包まれた。

 

 




師匠が槍を持って何をしたかはまた後でやります。

原作に入ってないのに過去編を長くやるとグダグダになりそうなので、原作に入ってから過去の細かい所をやろうと思います。


朱乃ーーリアスに拾われた

木場ーー復讐

小猫ーーリアスに拾われた

アーシアーー悪魔として転生したしオカ研にイッセーも居るし・・・・・・イッセーも居るし!?


テレサ眷属

女王ーーリイン

戦車ーーオリヴィエ

騎士ーーイングヴァルト

兵士ーーイッセー、ヴァーリ
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