やはり俺がSAOにいるのは間違っている    作:gakinaga

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お久ぶりで~~~す!!



10話 やはり俺はボッチが似合う

第一層攻略が成功して1週間経とうとしていた。

俺は相変わらず1人で第二層の迷宮区でレベリングしていた。

現在俺のレベルは15である。スキルスロットは《隠蔽》《索敵》《投剣》《片手用直剣》《戦闘時回復》

そろそろ新しいの取ろうかな・・・。

俺は最近ある病気にかかっている。

それは俺の今後の生活に大いに響くだろう。

それは・・・・。

 

「マッカンが・・。マッカンが飲みたい・・。」

 

そう、ここの世界にはマッカンがないのだ!!

茅場め、千葉のソウルフードぐらい置いとけよ・・。

そんな恨み言を呟きながら、敵にそのストレスにぶつけるのであった。

 

レベルが一つあがった所で俺は《隠蔽》で二層主街区《ウルバス》に来ていた。

なぜ《隠蔽》を使うかって?

何か最近、俺の第一層の話が一気に拡散したらしく、かなり評判が悪いらしい。

アルゴ曰く『眼が腐った捻デレボッチゾンビプレーヤー(笑)がいるから気をつけろ』と言う噂が出回ってるそうだ。

おい、最初は見なかった事にしてやろう。ボッチは寛容だからな・・。

さらに問題なのは、何で噂流した奴、俺がボッチだって事知ってんだよ!!

それに誰だ!!妹の造語を流した奴!!後で屋上な、中川・・。

絶対あいつだろ・・。(笑)じゃねえよ・・。

 

現在、ギルドは大きく二つに分かれている。

一つ目はドラゴンナイツ。リーダーはリンドと言うらしい。

何かディアベルに対して畏敬の念を持っているらしく、姿、装備をディアベル一色にしたらしい。

2つ目はアインクラッド解放軍。リーダーはキバオウ。

主にビギナーからの支持が強いらしい。反β主義でもある。

後は、小さいギルドが点在している感じだ。

 

俺は言うまでも無くどれにも所属してない。

理由は単純だ。俺も、多分あの人たちも互いに嫌っているからだ。

ならば、無理して入る必要は無い。

むしろ入って迷惑かけてしまう事になりかねないからな。

それに俺は思うのだ。

孤高であることは強い。繋がりを持たないということは守るべきものを持たないということだ。

守るべきもの、それは言い換えれば弱点にほかならない。かのギリシャの英雄アキレスにも、最強の僧兵武蔵坊弁慶にも弱点があったからこそ敗れた。

きっと彼らは弱点さえなければ歴史に勝利者として名を刻んだはずである。

したがって弱点のない、守るべきものを持たない、人との繋がりを持たない者こそは最強。

つまり、俺、最強ということである。

だから、ソロプレーヤーでも問題ないのであ~~~る!!

 

そんなボッチ最強説を唱える俺はただ何もすることなく街を歩いていた。

ここは主街区であるためか。人混みが物凄い・・。

おう、空気が・・・。やはり人混みは害なのだと俺は思う。

良く考えてみろ・・。人混みが増えると交通量が増える。

それにつれて二酸化炭素の排出量も同時に増える。

これはどう考えても地球温暖化を促進しているのではないでしょうかね?

ならば、逆説的に考えて、働く事は悪なのではないか?

なぜなら働く事は確実に会社への出勤を強要される。

つまり俺達いわば労働者は出勤というバカバカしいイベントの為,

外に出なければならないのだ。

結論を言おう。やはり俺が働かずに専業主夫をやるのは間違ってないと思う。

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俺は現在再び森の中にいるのだが・・・。

まさかの問題が発生してしまった。

それは・・・。

 

「ここどこだよ・・・。」

 

やべっ、迷ってます・・・。

完全に迷子でござる・・。

雪ノ下に方向音痴言ってる自分が恥ずかしい・・。

ていうか、何で肝心な時にシンジはいねえんだよ!!

実は第一層以来俺はあいつと一度も会ってないのである。

なぜかって?フレンド全員解除しちゃった。テヘ!!

しまったああああああああ!!

あいつだけでも残しときゃ良かった!!

と言った感じで完全に錯乱状態に陥っている俺だが・・・。

奥から怒鳴り声が聞こえてきた。

 

「だから、誰にも売らないって言ってんだロ!!」

 

WOW、これは面倒くさそうだな・・。

正直関わりたくないんだが・・。

聞いた事がある声だな・・・。

木の陰から見ていると、アルゴが二人のプレーヤーと言い争っていた。

 

「情報を独占する気はない。しかし公開するする気もない。それでは、値段の吊り上げを狙ってるとしか思えないでござるぞ!」

「値段の問題じゃないヨ!オイラは情報を売った挙げ句に恨まれるのはゴメンだって言ってるんダ!!」

 

いつもより刺々しく言い放つアルゴ。

だが甘いな。マッカンより甘い。

ここで雪ノ下がいたら。

 

『いい加減にしてもらえないかしら。死にたいの』

 

と絶対零度の目線で言ってくるだろう・・。

やべえ、想像しただけで体が震えてきた。

まあいいや。俺関係ないし・・。帰ろう・・・。

 

「なぜ拙者たちが貴様を恨むのだ!?金は言い値で払うし感謝もすると言っているでござる!!

この層に隠された――《エクストラスキル》獲得クエストの情報を売ってくれればな!!」

 

・・・・・・・。

なむ・・。《エクストラスキル》だと・・。

えっ何それ?超カッコよさそうなんだけど・・。

興味を持った俺は会話に耳を傾けるのであった。

 

「今日という今日は、絶対に引き下がらないでござる!」

 

「あのエクストラスキルは、拙者たちが完成するために絶対必要なのでござる!」

 

う~~~ん、肝心の中身の話が出てこないな・・。

仕方あるまい・・。助け舟を出してやるか・・。

 

「おい、あんたらそこまでにしろ」

 

と仲裁に出る俺。おう、俺マジ神対応じゃね?!

ビスマルクさんやセオドア=ローズベルトさんが拍手してくれるレベル。

 

「だ~~か~~ら?何度言わせんナ!!売らないって言ってんだロ!!」

 

「おいだから・・。」

 

「なぜ売らないのでござる!!理由を教えて欲しいでござる!!」

 

「・・・・・。」

 

ねえ、これって無視されてるの?

それともまじで気づいてないの?

もうあれだよ。幻のシックスマンの称号貰えるレベルだな。

赤司がもうこれ帝光バスケ一軍に誘っちゃうな。

まじで嬉しくねえ・・。

いくら何でもこれは傷つくわ・・。

こうなったら、拙者、このあたりでドロンさせていただくでござる。

言うまでもなく、すでにこの状況ではドロンと消えているようなもんだけどな・・・。

 

「「「うわああ?」」」

 

するといきなり俺から離れ始めた。

アルゴに至っては尻もちついていた。

俺、そんなに影薄いですか・・。

ちょっと、傷つくんだよ・・。

 

「ハッチ―?!」

 

「貴様はどこの回し者でござるか!?」

 

いや、回し者って、お前らそれ言って恥ずかしくないの・・。

完全に病気真っ最中だよね・・。こいつ。

 

 

「とりあえず、こいつ俺の連れなので引いてもらえるか?」

 

するとプレーヤーは剣を抜いて

 

「うるさい!!さっさとどくでござる!!」

 

おいおい、完全にやる気だよ。この人・・。

俺が取る対応は勿論

 

「ほう、俺に剣を向けるって事は死ぬ覚悟出来てるんだよな?」

 

物凄く低い声で睨みつけながら俺は言った。

俺は少しイラついた。

人を殺したことがないのに、軽々しく死に関する言葉平然と使う奴とかな・・。

人を殺す事がどういう事か、全く理解していない。

そんな怒りを奴らにぶつけた。

2人のプレーヤーは少し怖気づいたのか、後ずさりした。

そして、覚えてろよと叫びながらどっか行ってしまった。

まあ、これでいいか。後ろでは未だ座り込んでいる鼠さん。

それも少し涙目にドキッとしてしまった俺。

いかんいかん、煩悩退散。

 

「おい、大丈夫か・・。」

 

「悪い、助かったヨ・・。」

 

すると、アルゴは立ち上がって正面いきなり抱き着いてきた。

って、えっ・・・。何してるの。こいつ

引き剥がそうとするが、それ以上に強く抱きしめてくるため離せなかった。

 

「おい、ちょっ・・。」

 

「無茶しすぎだ、ハッチ―・・・。」

 

「別に無茶なんかしてねえよ・・。」

 

アルゴは顔を俺の胸にうずくめていたので、表情は分からなかった。

しかし、その声から悲しそうな声に聞こえたのは気のせいか・・。

 

「第一層・・・・。」

 

その一言が俺の胸を少し苦しめた。

 

「オレッチのせいでハッチーを巻き込んでじまっタ。」

 

あの時、事をまだ気にしているのだろう・・。

確かにアルゴの依頼をこなすべくあの方法を取ったのだろうが・・。

だが正直、アルゴに言われなくても同じ方法を取ってただろう・・。

なぜなら、あれがあの場で一番効率が良い方法だと確信しているからだ。

むしろ、あれで攻略組が一つにまとまるのであれば好都合である。

 

「別にお前のせいじゃねえよ・。あの時はあれが一番効率がいいと思っただけだ。それに、もしそれで例え嫌われたとしても、俺の自業自得だ。」

 

そして付け加えるように言った。

 

「だから、同情とかそういうのは止めろ」

 

自分でも驚くぐらい低い声だった。

アルゴは身体を少しビクッと震わせて、顔を上げた。

俺は少しため息をついた。

 

「だったら、お前のその《エキストラスキル》って奴の情報を教えてくれ。それであの時の事はチャラ。これでいいだろ?」

 

アルゴは袖で涙をふき取り、少し納得したような顔をした。

 

「ああ、いいゾ。でもどんな結果になっても、オイラを恨むなヨ?」

 

「えっ、何それ?何のフラグなの・・。」

 

それもうお前が言うと嫌な予感しかしないんだけど・・。

するとアルゴはさっき涙目はどこに行ったのか思わせるようないつも通りのにやにや顔で言った。

 

「それは行ってからのお・た・の・し・みだゾ!」

 

何それ急に行きたくなくなったんだけど・・。

そしてアルゴに腕を掴まれ目的地に向かって行くのであった。

 

おい、さっきまでのは演技だったんじゃねえよな・・。

 




遂に10話達成しました‼
これからも宜しくお願いします‼
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