やはり俺がSAOにいるのは間違っている 作:gakinaga
小学生の時、よくラジオ体操で「あたらしい朝がきた 希望の朝が」なんて言う音楽を聞くが、あれは一種の洗脳である。
社会に出てブラック企業に勤める社会人にとって朝とは希望なんて何一つも無い絶望の朝しか待ってない。
しかし希望に満ち溢れていると言い聞かせれば何でもなく思ってしまう。
実際、世の中なんてそんなものだ。利益の為なら、人間は周囲の仕事環境がどうであろうと関係ない。
なぜなら彼らはハイリスクハイリターンを求めたがるからだ。
よって俺は希望や明るいなんて言葉は信じない。ソースは俺。
実際小学そして中学の時なんて一度も希望に満ち溢れた朝なんて来なかった。
あれ、誰に言ってるかって?ハチマンシラナイ・・・・。
白い光に包まれた俺たち、最初はログアウト出来たのかと思いきや、気づいたら始まりの街に俺たちはいた。
始まりの街 プレイヤーがログインして一番初めに訪れる、その名の通り、始まりの街。
そこに俺たちは強制転移された。
周りをよく見回すと、人がどんどん転移されてきていた。
何かのイベントか・・・。
目の前にキリト達も転移せれていた。
キリトはなんか焦っていた。あいつどうした?
周りも戸惑いそして不安な表情をしていた。
まあ、いきなりこんな所に転移されて平気な奴なんて・・・。
いましたわ。目の前に寝てるやつが・・。
うん、こいつまじで不安って言う言葉を知るべきだと思う。
呆れるを通り越して尊敬するぞ・・・。
「おい、いい加減に起きろ。
俺はそこに寝ている中川
するとアホが欠神しながら起き上がった。
「なんや、ログアウトしたんちゃうん・・・。」
「周りを見ろよ・・・。」
何でそんな落ち着いていられるの・・。
あなたは仏様ですか?
「あれ、まさかのまだログイン中?」
「あっ、そのまさかだよ・・・。」
すると突然頭上に赤く《warning》って奴が出た・・・。何敵ボスが出て来るの?
やがて、それがこの広場上空をドーム状に包み込んだ。
そこにフードを被った巨大な人が現れた。
「何やあれ。オ〇?」
おい、何処の魔法使いだよ・・。いくら最近まで劇団四季でやってたからってな・・。
てかこのゲーム、魔法なんてないからね。
いや、分からなくもないけどさ・・。
「いや、違うだろ・・・。」
周囲が一段と騒がしくなった。どうやらあれはゲームマスターらしい。
するとフードを被った巨大な人(ゲームマスター)が喋りだした。
『プレイヤー諸君 私の世界へようこそ。』
私の世界だと・・。という事このゲーム責任者か?
その巨体はさらに続けた。
『私の名前は茅場晶彦。今やこの世界をコントロールできる唯一の人間だ。』
かやば あきひこ・・・。えっ茅場ってあの茅場晶彦だよな。このゲームを作った。
という事はここで謝罪からのログアウトって事かな。
にしてもかなり手の込んだ謝罪会見だな。まあ、野〇村みたいにならなければいいけどな・・。
「本物かよ・・。」
「凄い手が込んでるな・・。」
周りもおそらくいきなりの開発者の登場に驚いているようだ。それもそうだ茅場晶彦は滅多に公の場に顔を出さないので有名である。
しかしなぜ出て来たのか・・。もしかして今回の不手際いの謝罪かオープニングセレモニーみたいなやつか?これ
『プレイヤー諸君はすでにメインメニューにあるログアウトボタンが消滅していることに気付いてきると思う。
しかしゲームの不具合ではない。繰り返す。これはゲームの不具合ではなく、《ソードアート・オンライン》本来の仕様である』
「仕様だと・・・。」
となりにいるクラインは状況を理解できていない様だ。
それはそうだ。俺も全く呑み込めていない。
とりあえずこっから要点だけ纏めよう!!
えっとまずクリアするまで出られないよ!!
そして外部からナーブギア外そうとしたら、死んじゃうよ!!
あとHP0になったら死んじゃうから、復活の呪文とか教会でセーブデータ保存とかないから、気を付けてね☆
最初ははったりだと思っていたが、キリト曰く原理的に脳を焼切る事は不可能では無いらしい。
その証拠に実際に213人もの犠牲者がすでに出てしまっている。
要するにふふふざざざざけるるるるななななな!!
おい、小町と戸塚にに会えねえじゃねーか!!
もし仮に自分のHPが0なったら・・・。
そんな事を考えてしまい、俺は寒気が走った。
同じく奉仕部での日々の記憶を頭の中で思い浮かべ、死んだら現実には帰れないんだよな・・。
いや、そんな事を考えるのは良そう・・。
最大の問題は・・・。
「クリア・・・。第100層できるわけねえだろ!!」
そう、第100層までクリアしないといけないらしい・・。
確かキリト曰く2ヶ月で第8層までだったよな・・・。
これ無理ゲーじゃね・・。
周りを見回すと自分が置かれている状況を理解できていない奴がたくさんいた。
まあ、無理もない。
それはそれでいいんだが・・。隣で何故かわくわくしてるやつがいる・。
「まじかよ!!あはははは!!こういう展開かああ!!アハハハハ!!」
《速報》 アホが壊れた様です。
人間本当に怖い時は、普通パニックになり、思考停止する。
そして誰かを犠牲にしてでも助かろうとする。
それが人間の本能である。
千葉村で俺はそれを利用して鶴見留美を取り巻く人間関係をぶっ壊した。
それなのに・・。
「何でテンション高いんだよ・・・。」
意味わかんねえよ・・。何でテンションあがってんだよ。この状況なら普通、絶望するだろ。
「いやああ、こんな展開一回ぐらい体験みたいって思ってたんやけど!!ほらナ〇トしかりワン〇ースしかり!!おら、まじワクワクすんぞ!!」
あ、そうだった。重度なジャンプ中毒だった・・。
追い詰められるほど、力を発揮する展開とか好きそうだもんな・・。こいつ。
あと最後思いっきりジャンプから離れてますよ・・。
何でだろうか?こんなアホでも冷静にさせくれんだな・・。
うん、、全くもって褒めて言葉になってないが・・。
さて、どうしたものか・・。
そんな事を考えていると、茅場晶彦は更に続けた。
『それでは、最後に、諸君にとってこの世界が唯一の現実であるという証拠を見せよう。
証拠のアイテムストレージに、私からのプレゼントを用意してある。確認してくれ給え』
それ聞いて、俺はアイテムストレージを確認すると、《手鏡》が入っていた。
すると周囲がどんどん眩しきなって行った。
そして俺もその光に包まれていった。
周囲を見回すと、何も起こってなかった。ていうか茅場は何がしたかったんだ。
俺は手に持っていた鏡をのぞきこんだ。
ほうほう、俺の顔が映っているなあ・・・・。
あれ、これアバタ―の顔と全然違うような・・・。
むしろ見慣れた顔と言うか・・・・。
ていうか現実の顔じゃねーか・・。
顔を上げると、中川が一瞬こっちを見て驚いた顔して
「その腐った目とアホ毛・・。お前八幡か?」
あくまでも俺の判断基準はそこなんだな・・。
「という事は中川か?」
「そうや・・。一体何がおこっとるんや?」
「俺が聞きたいぐらいだよ」
隣を見ると、服や装備から見て、恐らくキリト(?)とクライン(?)が目の前で「こいつ誰だよ」みたいな顔で、
「「お前誰だよ?」」
うん、こいつら単刀直入に言いやがった・・・。
「ハチマンだよ」
2人はまだ信じられないみたいな顔をしていた。
ちなみにクラインは赤いバンダナは変わってないが、顎鬚が生えておりいかにも現代で言うおっさんって感じだな。
あれこいつでも年、24って言ってたよな・・。うん、ヨノナカニハイロンナヒトガイルンダナ。カンシンカンシン。
キリトはなんか幼い顔をしていたが、一般的にこれはイケメン顔とも呼ぶのであろう。フムフム
するとキリトは
「おっお前・・、ハチマンか。随分目が腐ってたから」
こういうのもう慣れたけどさ。何か心にグサッとくるんだよね・・。それもまるで不審者を見るような目つきで言われると・・。
あれ、目から汗が・・。
あと、中川笑うな。お前、口を抑えたらばれないと思うなよ。ボッチの観察眼をなめんなよ。
「にしても何で?」
そう身長、容姿全て現実にそっくりなのだ。一体どっからこんなデータとってきたんだ。
あっまさかあらゆるデータをハッキングしてくる某あざといAI少女じゃないよな・・。
それもう個人情報保護法関係なくね・・。
「スキャン・・。」
スキャンなにそれ?
何言ってるのみたいな顔をしているとキリトが説明してくれた。
どうやらナーブギアを頭に嵌めている為、顔の形を把握できるらしい。
身長や体格、その他の情報はナーブギア装着後、身体をあちこち触れる『キャリーベーション』から得ているらしい。
俺理系科目嫌いな理由がよく分かるわ・・。こいつら何言ってるかさっぱりわからん。
「なるほどな・・。にしてもこんな大胆なことするなんて。まるで初めから計算されてるみたいやな。このイベント」
中川は目を細めて、フード男を睨みながら言った。
そしてクラインは頭を抱えながら呟いた。
「何でこんなとこが起きてんだ・・・?」
キリトは厳しい目つきでフード男を指さしながら
「どうせすぐに答えてくれる」
『諸君は今なぜと思っているだろ。なぜソートアートオンライン及びナーブギア開発者の茅場晶彦はこんな事をしたのか?
私の目的は既に達成せられている。この世界を創り出し観賞するために私はソートアートオンラインを創った。』
そして自称茅場晶彦は一泊置いてさらに続けた。
『そして今、全ては達成せしめられた。以上でソードアートオンライン正式サービスのチュートリアルを終了する。』
『プレーヤー諸君の健闘を祈る』
そういってフード男がきえていき、一瞬にして辺りを覆っていた赤いなにかは消えた。
しばらく沈黙が続き、1人の叫び声をきっかけに辺りは一層騒がしくなった。
「ふざけるなああああ!!ここから出せええええええ!!」
「殺す気かよおおおおお!!」
「嫌ああああ!!帰してえええええ!!」
様々な悲鳴が響いていた。
俺は中川と目が合った。
やはりこういう時冷静なやつが有利であるというは、本当の様だ。
ここから抜け出そうとした時
「おい、ハチマン、シンジ、クライン!!ちょっと来い!!」
恐らくこの声はキリトのか?後ろを振り返るとキリトが片手でクラインの手首を掴んでおり、手招きしていた。
ついていくと、路地裏に着いた。キリトは一度ゆっくり深呼吸をして言った。
「よく聞け。俺はすぐに次の村へ向かう。お前らも一緒に来い。」
なるほど、こいつは途中までとは言え、元βテスターであり、恐らくここら辺は詳しいのだろう。
「あいつの言う事が本当なら、この世界で生き抜くにはひたすら自分を強化しなくちゃならない。そして俺たちが得られる金や経験値は限られている。始まりの街周辺の狩場は
すぐに他のプレーヤに狩りつくされるだろう。効率よく稼ぐには今のうちに次の村を拠点にした方がいい。俺は道も危険ポイントも全部知っているからレベル1でも安全に辿り着ける。」
するとクラインは悲しそうに口を開いた。
「でもよ・・。俺は他のゲームで得た奴らと徹夜で並んでこのソフトを買ったんだよ・・。あいつら置いてなんか行けねえよ。」
キリトの言っている事もクラインの言ってる事全く持って間違ってない。この世界は一歩でも間違えたら、あの世行きだ。
油断何てできない。感情に身を任せていると、碌な事が無いのも事実だが、俺には分からんが、クラインにとってそいつらは大切な者なのだろう。
人生は選択の連続、シェイクスピアの言葉だ。自分の人生は自分で選ぶ。失敗しても自己責任。当たり前の事だ。だからクラインの選択を俺は尊重しようと思う。
「わりい・・・。お前にこれ以上世話になる訳には行けねーし。だから気にしねえで次の村言ってくれ」
クラインは笑いながら言った。だがどこか違和感がある笑顔だった。
キリトは今度は俺らの方向いた。その顔ひどくゆがんでいた。
「ハチマン達はどうする?」
俺は一度シンジの方を向いた。
シンジは少し寂しそうにしていた。
「そうやな・・。個人的にはあまりキリトに世話になる訳にはいかへんけど、何せ俺たちはビギナーやからな。ついていくわ」
「あ、俺も行こう」
俺たちはキリトの方に近づき振り返った。
クラインは腰に両手を当ててながら
「キリト、お前意外とかわいい顔してんな!!結構好みだぜ!!
ハチマンもその目何とかならねえのか!!一層腐ってるぞお!!
シンジは、なんでもねえや!!」
と言うと
「何でおれだけ!!」
とシンジは突っ込んだ。
キリトは
「クライン、お前もその野武士面の方が十倍に似合ってるぞ!!」
と言った。
俺は1人振り返らず何も言わず手だけ上にあげた。
クラインがこんな事を言うのは自分への心配を少しでも和らげるためだろう。
よく某ジャンプ漫画でもこういうシーンは点在する。
まさかそれを体験するようになるとは思わなかったがな・・。
だから今のクラインにいう事は一つだ。
「クライン・・。死ぬなよ」
「あ、お前もな!!ハチマン」
そして俺たちは走り出した。
これからどんなことに巻き込まれるかは俺には分からん
ただ言える事は一つある。
このクソゲームをさっさと駆逐じゃねええや、クリアしてやる。
うん、今のだとどこぞの巨人に対する宣戦布告になっちゃうね・・。
全く、締まらねえな・・・。俺・・・。
まあいい。待ってろよ。小町
お兄ちゃん今から
そう心の中で唱えながら、俺は腰に差していた。剣を抜き、こちらに突進してくるモブを
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
切り裂いた。
そうして俺たちのですゲームは始まった。
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『やはり俺がSAOにいるのは間違っている。おまけコーナー』
平塚 「皆さん、こんにちわ。MCの平塚です。」
「今日のゲストは私の生徒であり、この作品の主人公である比企谷とモブの中川だ。」
中川 「ちょおお、待て待て!!」
平塚 「どうかしたか?中川」
中川 「モブってなんやモブって!!」
平塚 「別にいいだろう。君はそもそもオレガイルに出てないんだからな。」
中川 「・・・・。」ガーーーン
比企谷 「あの先生、こんなの聞いてないんですけど・・。て言うかなんですか・・。このコーナー・・?」
平塚 「実は、私も先ほど作者に頼まれてな。他にもこのクロスはたくさんやってるから。なんかおもしろいのやれってな」
中川 「いきなりメタいぞ・・・。」
比企谷 「はあ・・・。それで何するんですか?」
中川 「ほらあれやろ、銀〇とか暗〇教室とかスケット〇ンスのおまけでやってるみたいな感じでやればええやろ・・。」
比企谷 「それもう事故だぞ・・。いいのか・・。」
中川 「こんな事になってる時点で、すでに事故みたいなもんやろ・・。」
平塚 「まあまあ、二人とも落ち着きたまえ。あと言い忘れてたが、今後はこのコーナーのMCを二人にやってもらうからな」
比企・中 「「はああああああああ!!」」
中川 「先生、いくら作品に出してもらえへんからって・・。それはないですよ・・。」
平塚 「ほうほう、それは私に対して暴言ととらえていいのだな」ボキボキ
比企谷 「ちょっと待って下さいよ。幾らなんでも横暴ですよ。それに考えて下さい。」
「俺とこいつがMCやって成立するわけないじゃないですか・・。」
平塚 「さて次回も」
中川 「お楽しみください!!」
比企谷 「スルーされてるし・・・。」
久しぶりの投稿です・・。
何か意見感想があれば、お願いします。