聖女とホムンクルスの艦隊これくしょん   作:林屋まつり

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三十話

「本土に戻ったら、料理をする機会はあるでしょうか?」

 昼食をとっていると、不意に、大和が呟いた。

「ああ、そう言えば宿だったか。……どうだろうな。どういう場所かは知らないが。

 頼めば使わせてもらえるんじゃないのか?」

 健也の言葉に大和は拳を握る。……そうか。

「大和は料理が好きか」

 そういう事なのだろう。問いに、大和は「それもありますけど」と一言置いて、

「ジーク君、お料理を教えてあげますっ」

「ああ、約束をしたな。……そうだな。わかった」

 ジャンヌとも約束をしたことだし、頷く。

「じゃあ、……今日の夜か、だめなら明日の朝でいいですか?

 ええと、借りられたら、ですけど」

「ああ、わかった」

 いつでもいいだろう。不意に雪風が顔を上げて、

「大丈夫ですよ。お宿さんは呉鎮守府が管轄しているところですし、連絡を入れておきます。

 必要な食材があったら教えてください」

「はい、ありがとうございます。……ええと、雪風大将代行」

 おずおずと告げる大和に、雪風は笑顔で頷く。

「雪風にお任せくださいっ」

「とするとっ、今日の夕食か明日の朝食はジークさんの手料理ですかっ」

 嬉しそうに声を上げる蒼龍。けど、

「いや、俺は教えてもらう側だし、ほとんど大和の手によるものになると思う」

「それでもですっ。…………ジークさんのエプロン姿かあ」

「…………大和」

「なんですか?」

 足柄が厳かに手を上げた。

「撮影していいかしら?」

「足柄も料理に興味があるか? それなら大和に直接教わればいい」

「…………ええと、ジーク君。足柄の狙い、解ります?」

 非常に中途半端な笑顔で大和が問うた。首を傾げる。

「教材に必要だからではないか?」

「…………あ、あはははは」

 何か変な事を言っただろうか?

「……く、……ま、負けない、負けないわっ」

 なぜかふらつく足柄。ふと、

「大和、僕もいい?」

 す、と時雨が手を上げた。

「へ?」

「僕も興味あるんだ。一緒に教えてもらっていいかな?

 それとも、ジーク君、僕がいると、邪魔?」

「あ、そうですね。大和、私もお願いします。

 一人前のレディーとしては、ちゃんと料理も出来るようにならないといけませんねっ、ねっ! 暁っ」

 続いてジャンヌも手を上げる。話を振られて、きょとんとしていた暁は慌てて頷いた。

「そう、そうよっ! 一人前のレディーはお料理できなくちゃだめよねっ!」

 時雨、ジャンヌ、暁が続く。俺は首を傾げ「キッチンの広さ次第になってしまうと思うが、いいと思う」

「まあ、……ええと、大丈夫だと思います。

 四人だと、……料理を教えた経験がないのでちょっと自信ないですけど」

 大和も頷いた。で、金剛は挙手。

「ジャンヌのエプロン姿、……大和っ! ワタシも撮影しマースっ!

 料理はともかく、ジャンヌのエプロン姿を永久保存するために撮影しマースっ!」

「お姉さまっ、それ私にもお願いしますっ!」

 ぱんっ、とハイタッチの金剛と比叡。金剛は力強く頷いて「裸エプロンでお願いデスっ! 最近の流行デスっ!」

「そんなはしたない服装なんてしませんっ! っていうか、この国はそんなものが流行ってるんですかっ? 大丈夫なんですかここ?」

 足柄は、重々しく頷いた。

「ジークのエプロン姿を永久保存するために、撮影させてもらうわ」

「…………もはや下心を隠す気さえないか」

 健也は頭を抱えた。

「旦那様」

「んお?」

 一生懸命食事をとっていたアストルフォは、漣の声に顔を上げた。

「なに? 漣」

「旦那様のエプロン姿を鑑賞させてくださいっ! どうか、どうか平にお願いしますーっ」

「もう、料理はどうでもいいんだな」

 立ち上がり深々と頭を下げる漣に健也は溜息。アストルフォは頷いて「ひらひらの可愛いのがあればいいよ」

「重要なのはそれか?」

「うん、せっかく着るなら可愛いのがいいしね。

 あ、けど料理はノーサンキュー」

「それなら安心していい。アストルフォ。

 その、言葉を選んで言うが、……………………来ないでほしい」

「ひどっ! なんだそれっ? 選んでそれっ?」

「つまみ食いされますからね」

 被害者はしんみりと口にした。アストルフォは突っ伏した。

「だって、……つまみ食いは、つまみ食いは、美味しいんだぁああっ!」

「そういうものか? …………そうだ。ジャンヌ」

「なんですか?」

「お腹がすいてもつまみ食いをしてはいけない」

「しませんよっ!」

「そうか、いきなり料理をしたいと言い出したからそれが目的かと思った」

「だから、しませんってっ! ジーク君が持ってる私のイメージってどんなのですか?」

「くう「はっ」いたっ?」

 叩かれてしまった。

「落ち着くにゃ、ジーク。ジークはお子ちゃまだからだめだめにゃ」

「何がだ?」

 未熟な子供であることは、……認めるしかない。事実だから。

 けど、だめだめなお子ちゃまとか言われるのは、面白くない。

 抗議の視線に多摩は重々しく頷く。

「いいかにゃ? もし時雨たちが突貫しなかったら、大和はジークと二人きりでお料理にゃ。

 どこの新婚さんにゃ? 包丁の扱いを教えるとか言って手を握ったり、味見と称してあーんしたり、やりたい放題にゃ。特に子供なジークが相手だと無防備に新婚さん空間突入にゃ。

 そういう下心にまで頭が回らないから、ジークはだめだめにゃ」

「むっ」

 確かに、反論できない。

 大和がはっとしてジャンヌと時雨が比較的凄い視線を彼女に向ける。

「あ、けど、そういうイベントとか出来そうですよね。ちょっとえっちなの。

 大和さん、ジャンヌちゃんに負けないくらいおっぱい大きいし、それで後ろから抱きしめたり、ソースが頬っぺたについたとか言ってなめてみたりっ!」

 蒼龍はとてもとても楽しそうだ。なぜだ? ……まあいいが。それより「……そういう、目的だったのか?」

 さすがに、驚きだ。

「はわわ、大和さんが、そ、そんな、……え、ええ? や、大和さんは、大人のレディーだし、……え? け、けど、だ、だめっ! だめよっ!

 ジークにえっちなことしちゃ、絶対にだめっ!」

 暁が顔を真っ赤にして叫ぶ。ジャンヌと時雨は凄い目で大和を見る。

「し、しませんっ! しませんよそんな事っ!

 ただちょっと新婚さんっぽい事をしたいなーって思っただけですっ!」

 立ち上がり拳を握る大和。…………は、いいのだが。

「…………ふ、ふふ、ジーク君と、新婚さん?

 大和、そんな事をさせると思っていますか?」

 ゆらり、立ち上がるジャンヌ。そんな二人を見て雪風が手を叩いた。

「救国の聖女、ジャンヌ・ダルクVS最強の戦艦、大和。…………次元を超えた戦いですねっ!」

「聖女と戦艦の戦いか。……なんというか、…………壮大? だな」

「いや、意味が解らない」

 重々しく頷く健也に一応伝えてみる。と、大和がめそめそし始めた。

「いいじゃないですかあ。……艦娘、って異性との出会いが少ないんですよお。っていうか、提督ぐらいなんですよお」

「その提督はおっちゃんだしなー」

 けらけらとアストルフォが笑い、大和と足柄が崩れ落ちた。

「……………………なんというか、すまん」

「健也が謝る事じゃないと思う。

 まあ、料理自体は構わない。ジャンヌも、一緒でならいいか?」

 さすがに新婚さん宣言された手前、二人きりというのも気が引ける。問いにジャンヌは「まあいいでしょう」と頷き、

「時雨、暁はどうしますか?」

 手招きする金剛と足柄のところに、肩を落として歩いていく大和を見送りながらジャンヌ。二人は頷く。

「まあ、料理は出来た方がいいからね。僕も教えて欲しいな」

「もちろん暁もよっ! 大人のレディーは美味しいご飯を作れなくちゃねっ」

 時雨と暁も頷き、大和は「解りました」と、応じた。

「んー、その配置だとあれにゃ?

 お料理教室に遊びに来た家族にゃ? ジークとジャンヌが夫婦で、暁と時雨が娘にゃ」

「あ、……うん、それもいいかな」

「あら? 好印象ね」

 頷く時雨に足柄は少し意外そうに言う。時雨は首を傾げて、

「意外、かな?

 ジーク君もジャンヌさんも素敵な人だし、二人と家族ってすっごく楽しいと思うよ」

「そうですね。……ふふ、時雨や暁のような娘がいると、楽しいでしょうね」

 嬉しそうに応じるジャンヌ。が、そう簡単にはいかない。金剛とアストルフォがここぞとばかりに抗議の声を上げる。

 大騒ぎになる傍ら、くつくつと笑う声。

「楽しいか?」

 その主、健也に聞いてみる。健也は頷く。

「そうだな。……ああ、そうだ。

 こういう時に、戻ってよかったと思うよ。…………いや、後悔がなくなる事はないだろうが」

「そうか?」

 ジャンヌとアストルフォが睨みあい。それぞれ後ろで声援を送る艦娘たちを見て問う。健也は頷く。

「そうだな。仮に、彼女たちの誰かが轟沈したら。……いや、傷を負って戻ってくるたびに思うだろうな。

 この時、ここに戻らず、軍籍を放り投げてどこかの田舎にこもっていれば、こんな思いをすることはなかったのに、……と、後悔するだろう。

 はは、……情けない話だがな」

 自嘲する健也。けど、

「それでも戻ってきたのなら、その意思は誇っていいと思う。

 おそらく、後悔する度に、泣きながら踏みとどまるだろう」

「そう思うか?」

 意外そうに問う健也。…………内心で苦笑。そうだ。何も知らない子供が、何を知った風に言っているのか。

 ……………………けど。

「ああ、思う」

 なぜだろうか。そう応じ頷く事に、躊躇はなかった。

 

 そして、本土に向けての出立。輸送のための船に乗る。

 泊地から持ち出したいくつかの着替えと、ひょうすべから受け取った魔力回復のための礼装、それと、木刀。……くらいか。荷物を詰め込み、一息。

 当たり前だがここにいた艦娘たちの方が荷物が多い。少し待つ、と。

「そうだ。どうせならボクが空から見張ってようか?

 また、深海凄艦が来たら厄介でしょ?」

 アストルフォは言いながらヒポグリフを形にする。健也は目を見開いたが。

「そうだな。その方がいいだろう。感謝する」

 すぐに頷いた。確かに、アストルフォなら広範囲を監視できる。有益か。

「なるほど、ライダー、よい判断です。

 敵の早期発見は重要です。深海凄艦ならなおさら」

 ジャンヌは船を軽く叩く。返って来るのは硬質な音だが。

「下手に砲撃が当たると、最悪、海に投げ出されてしまいます。

 艦娘たちなら平気ですが、私達は非常に苦しいですね」

「そうだな。……水面を走れたらよかったのだが」

 NINJAじゃないのが惜しまれる。ともかく、ジャンヌの言葉にアストルフォは頷いて「じゃあ、もちろんマスターもねっ」

「ん、ああ、わかった」

「ちょっと待ってください。なんでジーク君もですか?」

「マスターとタンデムするのがボクのやりたい事の一つだったんだっ! っていうわけで、頼むよマスターっ!」

「ジーク君も、なんでわかったになるんですかっ?」

 ジャンヌが驚いた。けど、なぜだ?

「ジャンヌ、監視の目は多い方がいい」

「うぐっ? ……た、確かにそうですけど、…………解りました。空からの警戒はお願いします」

「あれ? 意外と物分かりいんだね」

 意外そうなアストルフォにジャンヌは溜息。

「必要性は納得しています。

 それに、」

 ジャンヌは、鎧をまとい聖旗を掲げる。

「最悪、砲弾が飛んできても私が叩き落とします。……が、空にいてはそれも出来ません。

 私は船に残る必要があります」

「ぃよしっ! 一番の問題はクリアーっ!

 ふっふー、マスターと空の旅、楽しみだナーっ!」

 嬉しそうにくるくる回るアストルフォ。……そうだな。それは、俺も楽しみだな。

 手を伸ばす。ヒポグリフは一度身をすくめ、大人しく撫でられる。

「警戒されている、か?」

「いやあ、畏まってるんだよ。

 マスター、君がヒポグリフと会った時、どうだった?」

「あの空中庭園に向かう時と、…………ああ、」

 ファヴニールと化していたか。

「マスターが自分の事を害するなんてない、ってわかってるけどね」

「いや、……まあ、仕方ない」

 もう一度、手を伸ばして撫でる。確かにあの姿を見たのなら、幻獣としてそういう態度をとるのも仕方ないか。

 俺が気にするなと言っても大した意味はないだろう。だから、

「皆を守るためにも、君の力が必要だ。

 俺とアストルフォを、よろしく頼む」

 真っ直ぐに告げる。と、ヒポグリフが一つ嘶く。

「んー、ヒポグリフも君の事を気に入ってくれたみたいだよ。

 ぃよしっ! 準備万端っ! では、いざゆかん、夢見たマスターとのタンデムで、大空の旅へっ!」

「…………アストルフォ、旅に出るのはまだ早い」

 船を無視してどこかに飛んで行ってしまいそうなアストルフォ。彼らしいのだが。止めなければならないな。

「監視ならこれも使えるだろう。使うといい」

「ん?」

 いつの間にか船に入っていたらしい。船から降りて健也は双眼鏡を渡してくれた。

「ああ、ありがとう」

「敵影が見つかったら知らせて欲しい。……どうするか。

 ジャンヌ君も、外で警戒をしてくれるそうだし、何か合図を決めておくか、通信機があればそれに越したことはないが、……あったかな?」

 ジャンヌは準備を終えたらしい暁と何か話している。二人の話しに一段落付いたら相談してみよう、と、

「大丈夫だよおっちゃん。

 ヒポグリフは速いからね。こう、びゅーんっ、って船まで突撃できるよ」

「そうだな、出来るな。したら船が真っ二つになるな」

 あいにくと、この船の強度が空中庭園の防衛機構より頑丈とは到底思えない。

「そうか、出来るのか。船が真っ二つになったら私は溺死するしかないな。

 ジーク君、ジャンヌ君と話をしておいてくれ」

「解ってる」

 

 幸いにも、小型の通信機があったのでそれを使う事になった。

 空、離れた場所でも通じるか、俺とアストルフォはヒポグリフに跨り、空へ。

「んー、……この辺かなあ。

 マスター、どう?」

「ああ」

 健也から渡された双眼鏡を使い、ぐるり、あたりを見る。そして、船の方へ。

 ジャンヌが不安そうに通信機のマイクを突いている。彼女の表情まで目視できる。問題はないだろう。

 だから次は、

「ジークだ。ジャンヌ、聞こえるか?」

『ひぃあっ? あ、は、はいっ! 聞こえますっ!』

 口元の小型マイクに声を飛ばす。耳元のマイクから何とも言えない声が聞こえた。

「通じるようだな。アストルフォ、高度は問題なさそうだ」

「了解っ」

 ちなみに、俺はヒポグリフの鞍に座り、アスフォルトは俺の太ももに座り、俺は片腕をアストルフォのお腹に回し、もう片腕で双眼鏡を覗き込む。

 正直、乗りにくいとしか思えないのだが。彼曰く、この方がやる気が出るらしい。

 と、

『これが、双眼鏡。……凄い。こんな簡単に遠見の魔術が出来るとは。

 ……って、』

 双眼鏡を体験し感動していたらしいジャンヌは、不意にこちらを見て、

『なんでジーク君がライダーに抱き着いてるんですかぁぁああっ!』

「ぐ、……あ」

 ジャンヌの怒声がマイクを通じて耳元で炸裂。当然、逃げる事も、耳をふさぐことも出来ない。直撃だ。

 で、

「わ、ひゃっ? あははっ、んんっ、ちょ、マスター、くすぐったいっ!

 そういう事はベッドでやろうよー」

「あ、すまない」

 怒声に、思わず動いた手がアストルフォをくすぐってしまったらしい。

「謝らなくていいって、マスターがしてくれるなら大歓迎っ!

 ああもうっ、夜が待ちきれないなー、早くマスターとイチャイチャしたいなー」

『…………暁と時雨と多摩は上空の敵機を対空機銃で牽制してください。大和、足柄、金剛、対空砲を準備、牽制して避けた先で撃ち落としなさい。

 蒼龍、艦上戦闘機発艦準備』

 淡々とした表情で撃墜指示を出すジャンヌ。

『ジャンヌ君、あれは敵機ではない。

 なんとなく状況は見当がつくが、落ち着け、暁が本気で混乱している』

『く、……だ、だってっ、だってっ! ジーク君がライダーを後ろから抱きしめているんですよっ?

 これに耐えろというのですかっ? どんな試練ですかっ? 神の試練はかくも過酷なのですかっ?』

『私は多神教の人間なので一神教の神の試練は知らない』

『神の試練が、……ない?』

『あるのは祟りだ。…………まあ、仕方ないか』

 ほどなく、暁を膝に乗せて抱きしめる事で精神安定を取り戻すジャンヌ。暁が自分の扱いに疑問を抱いているが、健也は無視をしたらしい。

「あははっ、んー、楽しーっ!

 ずっとボクが夢見たことが叶ったよっ!」

「大仰だな」

 この程度、……とは思うが。

「ばか」

 応じたのは、静かな、声。

「アストルフォ」

「ばかなこと言わないでよマスター。

 あの時、マスターが消えてから、……ずっと、…………ずっと、夢、だったん、……だから、」

「そう、……か」

 そうだ。俺は、彼を置いて行ってしまった。

 ああすると決めた。その事に後悔はない。

 けど、……そうだ。置いて行ってしまった、彼がいた。

 俺の命を助け、俺の手を取り、導いてくれた。大切な友がいた。

 だから、

「ん」

「すまないな、アストルフォ」

 アストルフォを抱き寄せて、

「もう、君を離すつもりはない」

 その思いが届けばいい。そんな事を思いながら、抱き寄せた手に力を込めた。

「ん」

 アストルフォは甘えるように俺に身を寄せる。ヒポグリフから手を放し、俺の背に手を回す。

「うん、……ボクも、もう、君を離さないよ。

 マスター」

 微かに潤んだ瞳で柔らかく微笑み、アストルフォは、そう言ってくれた。

 

『ジャンヌ君が、神の試練に耐えきれず轟沈したのだが。どうすればいいのだろうか?』

『じゃ。ジャンヌっ! ジャンヌっ! 目を、目を覚ましてっ、え、ええと、ぎゅーっ!』

『癒し成分が足りないみたいね。

 時雨、多摩、あ、あと雪風大将代行もいいかしら? あと、漣も、ちょっとジャンヌの癒し成分になりなさいっ!』

『漣は旦那様にこの身を捧げましたー』

『ジャンヌ復帰のためにたくさんイチャイチャするデースっ!』

『お、お姉さま、私も? だめ、ですか?』

 

 本土に上陸した、ジャンヌが虚ろだった。




 ジャンヌが神の試練に耐えきれなかったお話でした。
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