雪のように白く、美しく ~like snow~   作:海童(ワダツミ)

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こんばんは! とりあえずはじめの方だから勢いつけないとね……あっ、あとがき書いてたら日付越えた………では!

あ、後書きでちょっと補足してます。そちらもぜひどうぞ。


その戦、原始を魅せる/修学旅行編
#2


「俺はどうしたらいいんだろう……」

 

織斑 一夏は一人そんなことを呟いた。彼が悩むのも無理もない。自らを亡国企業の凶弾から守ってくてたアーリィさん……アリーシャ・ジョセスターフが亡国機業へと移ったのだ。

 

それだけではない。先ほど亡国機業のスコールさんから告げられた言葉。

 

 

『織斑 千冬には気をつけなさい。それと、倉持技研の動きにも。』

 

 

 

ただでさえわからないことだらけの状態なのに、自分の身内に注意を払えなどと言われれば、どんな人間でも戸惑う。

 

「…………どうすればいいんだろうか、いや。俺は、どうしたいんだろうか………」

 

守られてばかりだった少年には、思考の届かない世界、現実が待ち受けていた。

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

場所にして、日本列島内淡路島北部オフィスビルの地下。そこで刀魔は暮らしていた。暮らしていた、といっても普通の人の居住空間ではない。

壁や床、天井は金属質を一切隠すことのなく、それでいて床には工具やケーブルが散らかっている。何よりも人が住んでいると思わせないかのようにレイズコアで作られたパワードスーツ、『F』『ガーベラ』『ジェナミス』が鎮座していた。

 

辛うじて部屋の片隅にボロボロになったベッドと毛布がおいてあるが、埃も積もっていて、見ているだけでも不潔感が溢れている。

 

「そろそろ、亡国機業は動くはずだ。そこを狙って………」

 

刀魔の声が部屋に響く。やはり、他に誰もいないと声はここまで響くものなのか。

 

「まずは今回で一機、よければもう一機落としておきたいな……記念すべき1回目だ。『ガーベラ』、お前にしよう。『F』は最終兵器だからな。」

 

少年の目には、深く濃い復讐の炎が滾っていた。

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

IS学園修学旅行、その自由時間、織斑 一夏は一人竹林の中にいた。

 

「はぁ……、一人でいた方が、落ち着くなこれ。」

 

彼はふと自分の回りを思い浮かべる。彼の環境は、普通の男子高校生にとっては素晴らしい環境だった。女性しかいない学園の中に男子が一人。下世話な言い方をすれば、エロゲの主人公のように選り取りみどりである。

 

 

…………普通の男子高校生にとっては。

 

彼は自覚していた。自分は恋愛観に疎いと。しかし、そんな時期はもう過ぎたのだ。ワールドパージ事件。学園内ではそのように呼ばれた、ISのコアインターネットを利用した学園の乗っとり。

 

結果としては単なる身内内の揉めにすぎなかったが、皮肉にもその事件は織斑 一夏を成長させたのだ。他人の恋愛感情を汲み取ることができる、という風に。

 

「絶対箒とか俺のこと好きだよなぁ………セシリアに鈴、シャルにラウラ、おまけに刀奈に簪も……」

 

今まではただ単に友人の延長線じゃないか、とかたった一人の男子だから興味があるだけ、と思っていたが、もうそういうわけにはいかない。

 

もっと問題なのは、誰か一人を選ばなければならないのだ。

 

「随分悩んでいるじゃん、織斑一夏は。」

 

突然誰かに声をかけられた。しかも、男性の声だった。あまりにも気になったのか、声のした方を振り向いた。そこには織斑一夏と同じくらいの年齢ほどの男がたっていた。

 

「はじめましてだな、織斑一夏。」

 

「………誰だ。何で俺の名前を知っている!?」

 

すると、男は不思議そうな顔をした。

 

「いやいや、ニュースであれだけ堂々発表して君のことを知らないやつなんていないさ。おっと、名乗るのが遅くなった。俺の名前は、刀魔。刀魔・R・シルヴィエだ。単刀直入に言おう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の仲間になってくれ。」

 

 

 

 

 

 

 




はい。もうこの時点で絶対に話ついていけないんじゃないかと。あーもーこれ絶対10巻読んでないとわかんないじゃん。『お願い、説明するから叩かないで! 作者のメンタルはペットボトルレベルだから!』簡単に説明すると、

修学旅行前に事前旅行で専用機持ち全員が京都に行く→上級生のダリル・ケイシーとフォルテ・サファイアが亡国機業に着く→亡国機業の襲撃に会う→学園に帰る→その週末に買い物に行き、そこでスコールに出会う→#2冒頭→アニメ版修学旅行途中(#2後半)

という流れです。





で、主人公の機体なんですが、察しの良い方は解るんじゃないでしょうか。後々説明はします。


では次回をお楽しみに!
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