雪のように白く、美しく ~like snow~   作:海童(ワダツミ)

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こんばんは!海童です!さてさて、なんだかんだで30話達成しました。この調子だと最終話は50かそれ以下になるかな?(番外編書かないとは言ってない)

UAも15000越えてるじゃないですかぁ!ありがとうございます!


#30

「さて、いきなり出てきちまったし、学園の誰かに連絡いれとくか………んー、だれにしようかな」

 

携帯の画面を開き、電話帳の欄を見ようとする。しかしその指はどこかためらうような動きだ。

 

「誰に連絡いれても怒られそうだな………」

 

偶然にも見えてしまったのは100件以上にも及ぶ不在着信履歴。わずかな時間の間にどれだけ連絡いれてんだと、苦い顔をする。

 

「仕方ない、一番連絡いれてきた子にするか。」

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

「もしもし、一夏!? あんた無事だったの!?」

 

『あー………鈴、電話じゃあもうちょっと小さめの声で……』

 

「うるさい! あんたいなくなってこっちはかなり大変なのよ。」

 

そう、一番多く電話を掛けてきたのは以外かもしれないが鈴だった。もっとも、他の子らも多かったのだが、特に鈴はすごかった。まぁ、

 

「――――で? わざわざ私たちのもとを離れてまで、欲しい情報は手に入ったの?」

 

『あ、あのー、鈴さん? もしかしなくても怒ってらっしゃる』

 

「怒らいでか!」

 

刀魔の存在を知っているからこそ、一番心配していたのである。

 

『わかってるわかってる………もしよかったら、今から会えるか?』

 

「えっ!?ガタン」

 

とても一夏から聞けるような言葉ではなかったために、慌てて携帯電話を落とす。

 

「ご、ごめん。あ、あたしは大丈夫だよ?」

 

『そうか。んじゃあ19時頃にレゾナンスの……そうだな………フードコートでいいか?』

 

「うん、絶対来なさいよね!」

 

『わかってる。他のみんなにも連絡しといてくれよ?』

 

電話が切れる。鈴は慌ててクローゼットを全開にし、服を選び始めた。幸いにも同室であるティナ・ハミルトンは補習のため部屋にいなかったが、もしいたら茶化されるのは確定だろう。

 

「(……………ごめんね、皆。これは連絡を直接もらったあたしだけの特権なのよ! ………そ、それに、複数で動いちゃうと目立っちゃうし、ね。)」

 

そんないいわけを考えながらも、服を選ぶその手は休まることはなかった。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

約束の時間1時間前、すでに鈴はスタンバイしていた。手鏡を取り出して前髪を整える。

 

「(さ、さすがに早すぎたかしら………それにこの服装で気づいてくれるかな………)」

 

いまの格好はとても普段の鈴からは想像もつかない姿である。襟元にフリルをあしらった白いシャツ、長のジーンズ、薄いブラウンのトレンチコートを羽織っている。髪型はいつものツインテール……ではなく、1本のサイドテールである。そして、頭には修学旅行の時に一夏にもらったベレー帽を被っている。

 

というか、誰ですか貴女ってレベルである。

 

ご丁寧にコア・ネットワークも切断してある。

 

「(やっぱ………髪型は変えない方がよかったかも……あの一夏のことだから絶対気づかない………でもこうしないと学園出る前にばれちゃうし………)」

 

「あのー」

 

「(ううー、やっぱ今からでも髪型直そうかな………で、でももしこれで一夏がドキッとしてくれるならそれはそれでありかもだし、あーもう……)」

 

「あのー!?」

 

「は、はい? ――――――って一夏ぁ!?」

 

振り向くと、そこには一夏がたっていた。

 

白黒ボーダーに黒のデニム、白のシャツを上から着ている。正直、かなりおしゃれである。

 

「ちょっ、声でかいって………やっぱ鈴で合ってた。よかったぁ………」

 

「いやいや、まだ約束の時間まで一時間ぐらいあるのに……」

 

「それいったら鈴もだろ? 鈴のことだから早く来てるんじゃないかと思って。――――――あれ、他のみんなは?」

 

「あ、あぁ~、えっと、その………ち、千冬さんに呼ばれてね。(みんなごめん……)」

 

「そっか、残念……まぁ、たってるのもなんだし、時間も時間だからご飯でも食べるか。」

 

 

 




この回を書くためのデュノア社編。

そして、鈴のトレードマークを亡きものにした私はもうダメですね。次回に続くので許してください



さてさて、試験が明日から始まってしまいます……勉強してないのにハーメルンで小説探して、あるいはメモ帳開いて小説かいて……ダメ人間の代表例その1です。
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