雪のように白く、美しく ~like snow~ 作:海童(ワダツミ)
やっとかけた……そして、40話達成!
今回ちょっと文量不安ですけど、まだ多いほうなんで、許してください………
「それにしても、その機体久々に見ましたね…………」
「そうね。あのとき以来かしら。」
シルバリオ・ゴスペル。かつて一夏達が戦い、苦戦の末に白式:雪羅によって行動不能にさせた機体。やはりその銀色は美しく、凍結するにはもったいないほどだ。
とはいえ、軍用のISだから、それなりに危険ではあるが。
「安心して、今回は暴走なんてしないから。」
「暴走なんてされたら困りますよ。……そろそろですか。」
ミッドウェー諸島の中のひとつの島の地下。
そこは随分と改造されていて、地下通路が広がっていた。
「まさか本当にラボがあるなんて…………」
「そうね、それに随分と広い………これは、探索するのがめんどくさそうね。――――――ああ、いや、見つかったわ。」
通路の正面に、あからさまに怪しい扉が存在している。扉周りには数十個のセキュリティシステムがおかれている。パスワード式のものから指紋認証、網膜認証、あるいは音声認証まで様々である。
「これは突破するのは大変そうね………ナターシャ。こじ開けちゃって。」
「それは確かに開けれないこともないけど、結構頑丈そうよ? ここでエネルギーは使いたくないわ……」
「じゃあ、俺が開けます。離れててください。」
一夏が前に出てきて、吹雪を構える。
「こいつの火力&連射なら、突破できます!」
ガトリングからたくさんの荷電粒子が放たれる。次々と出てくる高エネルギー粒子が壁をえぐりとっていき、一分もたたないうちに扉が壊された。
壁の向こうには、かつて倉持技研で見たような機材、丸形のポッド、多くの資料が見える。
「一夏くん、そんなに連射してエネルギーは大丈夫なの?」
「大丈夫です。弾数は無限らしいんで。」
「随分とチート級だな、そいつは。ま、空いたからいいか………織斑一夏、それにナターシャ。この部屋を調べててくれ。」
「私とオータムで他のところを調べるわ。」
こうやってあらためてみると、ISというものがいかに最先端な技術で作られたのかがよくわかる。倉持技研の時もそうだが、どうやって使うのか全くもってわからない機材だらけである。
「ふぅん、随分といいもの使ってるのね………」
「ナターシャさん、わかるんですか?」
「あら、これでも元アメリカのテストパイロットよ? ISの研究にも少しだけ噛んでるし。それじゃあ、この山積みの書類から片付けていきましょ。」
早速一夏も目を通してみる。
「(ぜんっぜんわかんない………あ、でもこれはIS学園で習ったっけ。)」
パラ………パラ…………
二人とも真剣になって目を通している。部屋は紙の刷れる音だけが響いている。
「(さて、次はどのファイルを見ようか………ん? よく見たらこの机の引き出し、ひとつだけ鍵がかかってるな………吹雪!)」
ガキィィン! 鍵をかけていた南京錠が形をねじ曲げて空を舞う。
「一夏くん、さすがに一言いってからそういうのはしてくれないと………」
「す、すいません。でも、なんか新しい書類が出ましたよ?」
一夏は引き出しに入っていた書類3枚を取り出す。そのうちの1つの表紙には、恐ろしい文字が書かれていた。いや、他の2つも異常である。
『ISコアと人間の脳の干渉反応』
『異端者:巻紙 一夏の研究データ』
『被験者:片桐 雪月』
「なんだよ、これ………」
「さすがに、やばすぎるものね………、一つずつ見ましょう。」
そういって、ナターシャは『異端者:巻紙 一夏の研究データ』を選ぶ。――――少しだけ一夏のからだが強ばったのは言うまでもないが。
『白騎士事件生存者である巻紙 一夏を検査した結果、彼の遺伝子から特殊な波形を検出。』
「――――やっぱり、巻紙なんだな。」
『この波形がISコアとの相互影響を及ぼし、男性でもISを使用可能なものにしている。』
「――――――――これが、俺が使える理由……? これじゃあ、本当に偶然って感じなんだな。」
『男性でも使えることは非常に危険のため、記憶を操作し、ISから隔絶させる。また、彼の妹である巻紙
『これは白騎士事件の記憶を思い出させないためでもある。』
「――――これは、恐ろしいですね………」
一夏の肩が微かに揺れている。
「これを俺は、受け入れなきゃいけないんだな。」
すでに一夏の声は震えている。しかし、まだ残り二つ。一夏がすべてを受け入れた先には何が残るのだろうか。
これが主人公チートです。(一夏がISを使える理由が思い浮かばない………)
なんかもう頭回らない………次回、ご期待ください。