雪のように白く、美しく ~like snow~ 作:海童(ワダツミ)
えっと、まず始めに
ソルディオス・オービット@新人提督さん、
勝手な白熊さん、
neakisさん、
感想ありがとうございます!
で、すいません。ちょっと今回文量ry
次回増やします。
「おかしい……織斑一夏のバイタルだけが異常。確かにパージさせたはずなのに………」
クロエは専用機:黒鍵の示すデータを見ながら呟く。他の3人は正しくワールドパージが成功している脳波が観測されているのにたいして、一夏の部分は謎の数値を示している。
「(こんな波形は始めてみる……というより、なんだろう、まるで偽造して無理矢理表示しているみたいな――――――)キャァァッ!」
クロエの体が吹き飛ばされ、壁にぶつかる。続けて、四肢を光の矢で貫かれる。
「織斑、一夏……なぜ、ワールドパージから逃げることが!」
「白式…………いや、雪月のお陰かな。今すぐ他のみんなをもとに戻してくれ!」
「そんなことをするわけがない! ここで諦めてしまえば、束様に会わせる顔が………」
「諦めてくれ! ――――もう、君の負けだ。」
「イヤだ! 私はまだ、まだっ…………うっ、うわぁぁぁん!」
小さい子のように泣き始める。これには一夏も慌て始める。
「なっ、ちょ、泣くのはずるいって!」
結果、泣き止ませて皆をもとに戻してもらうのに二時間ほどかかってしまった。
――――――
「………で、結局その子どうしたの?」
「とりあえず、それまでのことは無かったことにしておきました。白式の再生機能が進化してて、操縦者だけじゃなくて触れてるものすべてが回復するようになってたので、壊したもの全部直してきました。」
一夏のしていることはもはやISがどうとかではなく、現世界の医療基準、技術基準を多いに上回って、しかもそれを本人は深く自覚してない。
オータム含む他の面々は呆れるしかない。
「一夏くん、貴方……はぁ、まあいいわ。助けてくれたことには助けてくれたんだし。」
「そうね、そういうことにしておきましょう。」
「しかたねぇよな。こいつだし。」
「まって、何その反応は!?」
無事に、とは言えないが、これで今回の彼らの任務は終了した。
――――――――――――――――――――――――
ISを開発する人が私だけになってから、早一年がたった。幸いにも凛道さんが残していったISの理念、データはそのままだったから、一人だけでも作ることができた。
でも、ひとつだけ問題が起きた。作ったISに乗る人だ。自分が乗ってもいいのだが、できることなら自分はデータをとりたい。でも、小六の頃から一人……友人と呼べる子なんていなかったから、宛もない。
宛が完全にないってことでもないけど、連絡を取ってなかったから私のことを覚えてるか不安。でも、このままじゃどうしようもないので、仕方なく動くことにした。
篠ノ之道場。
正直、来たくなんてなかった。あのごみ以下の存在に出会うかもしれない、それだけで吐き気がする。
でも、便りの子に会うにはここしかない。震える足を叩いて門を恐る恐る開く。
ちょうど休憩中だったらしく、さらに偶然にも便りの子だけがいる状態だった。
「――――千冬ちゃん。」
「………!? もしかして、束……!?」
「………うん。きゃっ!?」
気づけば千冬ちゃんが私に抱きついている。もしかして、このまま捕まってひどい目に……、と考えてしまった。でも、それは杞憂だった。
「心配したんだぞ……!? どこにいってたんだ、師匠だって何もいってくれないし!」
「ごめんね、それでね、急だけど頼みごとがあるんだ。明日の昼、この場所に来てほしいんだ。」
私は着物の裾に一枚の紙を忍ばせる。そして、それと同時に一人、私にとってもう一人の大事な人が姿を表す。
「箒ちゃん! 束姉さんだよ、覚えてるよね!」
必死に私は箒ちゃんに語りかける、でも、箒ちゃんの口からは聞きたくなかった言葉が出てきた。
「――――――誰ですか、貴女は。」
えっ、なんで? なんでよ、私だよ……? いくら三年間顔を見せなかったからって、忘れるものじゃないでしょ。
「じ、冗談でしょ? ほら、箒ちゃんの姉で、」
「貴女こそ何をいってるんですか?」
ダメだ、やっぱり私にこの場所は向いてない。私を拒否するものばかりだ。
「千冬ちゃん。じゃあ、明日……………!」
私は、そこから逃げるように去っていった。
「ごめんなさい、束姉さん……………」
そんな謝罪の声は、私の耳に届かなかった。そして、私の頭はすでに、明日来るイベントの方に気をとられていた。――――――今日起こった出来事を、忘れるように………
よし、タグに『キャラ崩壊』でも追加しますか。
反省してるけど後悔はしない。それが私です。
あれぇ、どうしてこんな誰もが傷つく世界になった?