雪のように白く、美しく ~like snow~ 作:海童(ワダツミ)
さて、今回は名前だけオリキャラが何人か出ます。が、あまり関係ないので、無視っておけ。です。
#46
突然鳴り響くアラート音。続けて聞こえてくるのは、ある放送だった。
『捕らえていた刀魔が逃げ出した! 専用機持ち、代表候補生の人は急いで一階の整備室に急げ!』
「………一夏、なんで整備室なんだ? ここに来るのじゃなくて。」
「この場所は地下ってことは知ってるんだよな? 実は、IS学園に地下があること事態が隠されてるんだ。そんで、この場所にくるための唯一の通路がそこにあるんだ。」
「ということは、間接的に封鎖されてるのか………一夏!」
「……言いたいことはわかってるよ!」
すべてを諦めたような顔で一夏はガトリングを天井に構える。
「せめて誰もいませんように!」
高威力の荷電粒子砲が短時間の間にも連射されていく。そして、天井をどんどん削っていき、ついには地上が見えた。
「ゲホッ………頼んでおいてなんだが、もうちょっとましにできないか? コンクリの粉が気持ち悪い。」
「それは無理だな。――――――よかった、人はいなかったか。」
「じゃ、いってくる。ありがとな。」
刀魔:アスタロトは全速力で上昇し、外へと飛んでいった。
「さて、俺もこのIS学園での最後の仕事をしようか。」
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IS学園一階整備室、そこに学園の専用機持ち……箒達一年生組や2年生のサラ・ウェルキン、レナイア・ハーラント、3年生のリーナ・シルヴィ、ヴィヴィ・キートン、さらには更識楯無……本当に全勢力が揃っている。
恐ろしいのは、代表候補生で専用機を持ってない人にも打鉄やリヴァイヴを貸しだしてまでいることだ。
そこに、織斑千冬が加わる。
「全員、来てくれたな。これより総力をもって刀魔を捕らえる。最悪の場合は命を奪っても構わない。」
その言葉を聞いて、よりいっそう場の空気がこわばる。しかし、鈴の胸中はそんなことはどうでもよかった。
「(刀魔、一回しか会ったことはないけど、本当に悪い人とは思えない………私は、このままでいいの……?)」
こんな心のうちなど露知らず、全員は地下へと続く通路を進みだした。
ある程度進んだ頃だろう。鈴がついに口をはさんだ。
「ねぇ……皆は、このまま行くの?」
その言葉を聞いて、その場の誰もが不思議に思った。
「何をいってるんだ? 世界中のISを壊して回っているやつが生きてることは罪だろうよ?」
真っ先に口を開いたのはレナイア・ハーラント。彼女はこの中では一番女尊男卑の考えを持っている。
「ここまで来て何も迷うことなぞないさ、とっとと片付けようさ。」
続けてしゃべったのはヴィヴィ・キートン。さらには千冬までもが話し始めた。
「それともなんだ、凰。あいつの肩を持つのか?」
「わ、私は!」
鈴は先頭に一人飛び出し、甲龍を展開する。さらに、青竜刀を構える。
「私は、あいつを信じたい! 確かにISを壊した! 世界からしてみたら害悪かもしれない! ………けど! あいつは、人を殺したことは一回だってない! 話してみる価値はある!」
その言葉を聞いた全員は、ISを展開し、装備を鈴に向ける。
「何をいってるんだ、鈴! すでに何カ国もやられてるんだ、話すことなんてできない!」
「そうよ! この場面でそんな考えなんて普通あり得ないわ!」
「そういうことだ、凰。まだ抵抗するのなら、私たちはお前ごと潰す。」
誰にも気づかれるほどではないが、鈴の手足は震えている。さすがにこの人数の相手をしきるほどの実力などはないし、ISの性能から考えても無理な話である。
「(ここで諦めたくない………でも、どうすればいいの………)」
「よく言った、あとは、任せろ!」
鈴の後ろから無数の光の矢が飛び交い、専用機すべてとまではいかないが、ほとんどのISに矢が刺さり、動かなくなった。
「この矢………まさか!」
そして、矢を放った張本人が鈴の前に、かばうようにしてたつ。姿をみた鈴は、思わず泣いてしまう。
「巻紙 一夏……雪月、ここに見参!(刀魔……これが俺の、最後の仕事だ。)」
近いうちにちょっとしたアンケートとりたいなとか思ったんですけど、感想欄でそういうのは確か違反行為でしたよね………しかも、この作品は匿名で出してるから活動報告での意見回収も不可………辛い。
ま、適当にアンケート用のツイッタアカ作ります。