雪のように白く、美しく ~like snow~   作:海童(ワダツミ)

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こんばんは、変態の海童です。(前回、感想欄参照)



あぁ~、本編の設定回収くそめんどい。回収した結果これです。ま、仕方ない仕方ない。


#49

宣告を世界にはなってすぐ、刀魔は近くのビルの屋上に居座った。さらには遠距離からの狙撃を避けるための物理シールドを数枚たててある。

 

もうすぐ日も沈みかける頃。辺りは先程の宣告のせいか少しばかりうるさい。

 

そして、ついに姿を表したのは、日本軍の戦車、ヘリであった。

 

『刀魔! おとなしく降伏しろ、いずれ世界中のISがこちらに向かい、貴様を殺すかもしれない! 今なら命だけは助けてやる!』

 

「助けてやる? そんなことは白騎士事件のときに言え! ――――それに、とっくに死ぬ覚悟なんてできてんだよ!」

 

刀魔は、ビルから飛び降り、コンバットナイフ2本を取り出す。ナイフとはいえ、それなりに刃渡りがあり、今にも斬りたがっているように鈍く光る。

 

『ぜ、全軍打て………っ!?』

 

照射命令を出そうとしたときには、すでに戦車すべての砲塔が切り落とされていた。ヘリからのミサイルは放たれたが、刀魔はそれを何事もなかったかのようにデモリッションナイフで切り伏せた。

 

『う、嘘だ……速すぎる………』

 

「ISじゃないから既存の旧式兵器で勝てるとでも思ったのか? すでに何機ものISを壊した化け物が、普通のそこいらの機械と同等なわけがないだろう?」

 

さらに刀魔は飛び上がり、ヘリのすぐそばにまで行き、何をするかと思えばヘリの翼をもぎ取った。そして、ヘリを近くのビルの屋上に運んだ。事実上の無力化である。

 

そしてそんなことをしている間に、一人来客の姿が見える。

 

「――――やっぱり、あのときのは本気ではなかったんですね。それにしても、貴女は戦った限り女尊男卑の考えなんて持ってないように感じたんですけど。」

 

「ええ。これは私の個人的な――――リベンジです。あのとき、本来の機体でないとはいえ、あそこまで押されるのはしゃくではありません。それに、」

 

その人はISの装備、二つのレールキャノンを構え、手に持ったレイピアも正面に構える。

 

「お嬢様の国を守れなかった罪滅ぼし、そして復讐です。」

 

刀魔もそれにあわせてデモリッションナイフを構える。

 

「いいですね。ついでにここで決着をつけようか! 只のメイドさん?」

 

そして、刀魔のアスタロトと、只のメイド……チェルシー・ブランケットのメイルシュトロームがぶつかり合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁぁっ!」

 

レールキャノンからテンポ良く弾丸が放たれる。刀魔はそれを旨くデモリッションナイフで弾いていくが、その隙にレイピアでの攻撃を挟む。刀魔はレイピアの攻撃をコンバットナイフで対応していくが、いかんせんリーチの差が出できて、少しずつダメージを受けていく。

 

「くっ……」

 

刀魔は対物ライフルを構え、レールキャノンの砲口を狙って放つが、チェルシーは頭を地面の方向に向けるように回転し、それを避ける。さらに弾丸を放ち、刀魔の足元を狙う。

 

刀魔は真上に上昇し、それを避ける。すると、なにかを思い付いたのか刀魔はデモリッションナイフを真上に投げ捨てる。

 

次の瞬間、はるか遠くの場所からノズルフラッシュの光が見え、刀魔に弾丸が迫る。

 

「全く、俺が幸運なのか、貴女が不運なのかわかりませんね。」

 

刀魔はコンバットナイフをもう一本取りだし、片方をチェルシーのほうに投擲。チェルシーはそれをレイピアで弾くが、――――――刀魔は飛んできた弾丸を残りのコンバットナイフではじき、チェルシーのほうに飛ばす。

 

さすがに弾丸が飛んでくると予想しなかったか、チェルシーはその攻撃を受けてしまう。そこからは刀魔の思い通りであった。落ちてきたデモリッションナイフを受け取り、アスタロトのブースターを切る。

 

もちろんそんなことをすれば物理法則で考えると落下していくわけで――――――重力の影響をもろに受け、よりエネルギーを増したデモリッションナイフがチェルシーを襲う。

 

チェルシーもレールキャノンを分離し、少しでもダメージを押さえようとするが、速度のついた、しかも刃渡りが異常に長いナイフを押さえきれることもなく、刀魔の攻撃を受けてしまう。

 

さらに刀魔はそのまま落下、チェルシーの持っていたレイピアをコンバットナイフで切り壊した。

 

二人はそのまま落下していく。

 

『よ、避けろぉ!』

 

大地にいた人々は落下地点から慌てて逃げていく。

 

刀魔は落ちていくなか、ブースターを点火し、さらに加速、チェルシーよりも先に大地につく。そして、落ちてきたチェルシーを受け止めた。

 

「なっ、余計な真似を!」

 

「うるさい。あんたの敗けだ、諦めて帰りな。今回はあんたの運がなかっただけだ。それか、俺の運に負けたかだ。あいにく俺はこれからあとも相手しなきゃなんないゴミどもがいるんだ。」

 

ナイフを回収し、再び刀魔は空へと飛ぶ。

 

チェルシーには、その姿が滅びを与える悪魔のようにも、正しい道へと進める神のようにも見えた。

 

 

 

 




やったね、知ってる人は知ってる機体が登場だよ(ずいぶん雑ですけど。)

メイルシュトロームの武装はレールキャノン2門、レイピア、ここでは出てきませんでしたが、セミオートライフルひとつです。


あとなんかい戦闘を繰り返したらこの作品終わるのかな……
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