雪のように白く、美しく ~like snow~ 作:海童(ワダツミ)
今回は文字数少ない!のですいません!
「ところで、シルヴィって、やっぱりこの春から………?」
「……あぁ、仕方なくだけどな。」
「シルヴィエ君、今フリーだったりする!?」
「ふ、ふりー? ごめん、意味がわからない……」
「凄い………イケメンが二人………眼福じゃあ………」
「おいあんた女が出しちゃダメな声出てる!」
さすがにこれ以上いると影響が出てしまう人がいるので、その場をあとにした。ご飯はとても美味しかったらしい。
「一夏、お前あんなところでよく生活できたな。俺は無理だ………長い間一人で生きてきた身にはキツすぎる………」
「刀魔、お前だってこれから同じ目に遭うんだ。」
ガチャリ。
そんなことを言いつつ二人は部屋に帰る。すると、なぜか追加のベッドを広げ、さらには刀魔のロッカー内に衣装をかけ、辺りを掃除している束がいた。
「えっ、何してるんですか束さん。」
「何って、ここにすむから荷解き中だけど?」
「「はぁぁぁぁ!?」」
「なにやってんすか束さん! ばれたらどうするんですか!」
その一夏の言葉を待っていたのか束は嬉々として一夏の目の前に行き、あの言葉を放つ。
「ばれなきゃあ、犯罪じゃないんですよ」
「「(言い切りやがったこいつ!)」」
「まて束、ここに住むって決めてたのなら一夏とかの様子見れるじゃん、俺編入する意味ないんじゃ?」
少しばかりドスの聞いた声で尋ねる刀魔。しかしあまり効果がないようで、
「んー、知らないなぁ~それに刀魔は今さら編入のキャンセルなんてできないよ? 書類だって送ったし、」
束はポケットから謎の機械を取りだし、さらに続ける。
「言質、とったしね。」
『はぁ………仕方ない、任務として行くよ。』
どうやらボイスレコーダーだったらしく、スイッチが押され当時の言葉が流される。刀魔は深いため息をする。
「あぁ、仕方ない………諦めるか。――――そういえば束、『ジェナミス』と『ガーベラ』ってあのあとどうした? この学園のどこかに残ってるのか?」
「そ、それなんだけど、………ごめんね、とーくん。二つとも壊しちゃったんだ。本当にごめん!あのときは、その………」
刀魔は束の頭を撫でる。
「そんな謝らなくていい。あのときは仕方ないから。」
どうやら刀魔がIS学園地下区画に閉じ込められていたとき、束がデータ解析をしたあとに破壊してしまったらしい。もっとも、その場面では破壊することは最善の方法であったし、今となってはそのようなものは必要はないのだが。それでも刀魔は今現在も一部の人間から命を狙われているわけであってスペアはいくらあってもよいものである。
「えへへ、とーくんの手、やさしい………」
「(今すぐにでも部屋がえしたい…………)」
一人悲しみの声を心のうちで叫ぶ一夏であった。