雪のように白く、美しく ~like snow~ 作:海童(ワダツミ)
感想書いてたら、匿名使えないパターンと匿名使えるパターンが出てきて、「はぁ?」ってなりました。で、匿名使えない方は仕方なく本名(ログイン名)使って感想書いたんですけど、今さっき確認したら匿名投稿できるようになってるし………もうやだよぉ
ひそかに匿名で作品投稿することのめんどくささを知った海童でした。
篠ノ之道場、そこの中央に篠ノ之柳韻は座禅を組んでまるで何かを待っているように居座っていた。
そして、彼が待っていたかどうか定かではないが、道場の戸が乱雑に開かれる。
「あんたが篠ノ之 柳韻か? なに、用件はひとつだ。」
「君が来ることはわかっていた。始めようか、最後の戦いを。」
柳韻は真剣………白塗りの日本刀を正面に構える。一方の刀魔はアスタロトの装備であるコンバットナイフ2本を逆手に構えた。
「なに、聞けばあんたのせいでISが決定的に兵器として完成したそうじゃないか。――――それどころか、人権を無視した行為………ここで死んでもらう!」
始めに動いたのは刀魔だった。滑り込むように柳韻に接近して振り上げるようにナイフで切りかかる。動じることなく柳韻はただまっすぐに日本刀を降り下ろした。
2つの刃がぶつかり合う。しかし、押しているのは当然柳韻だった。
それを知ってか、刀魔は瞬間に力を抜きわざと日本刀を振り抜かせた。そして刃をいなした勢いで体を反転、そのままもう一方のナイフで喉元を狙う。
しかし、その攻撃は柳韻が日本刀の柄の部分で弾く。
やはり戦闘慣れした人間と剣術を極めた人間、決着はつきそうにもない。
不意に柳韻が笑う。
「いい、………いいぞ! やはり私を楽しませられるのはお前だけだ!」
「何変なことをいってやがる! はぁあ!」
刀魔がナイフを投げる。柳韻はそれも動じることなく合わせて斬ろうとする。だが、刀魔はそれで終わらなかった。刀魔はあえて予想した、柳韻がそれを避けずにきり伏せることを。そしてそれが当たった、その事を少し嬉しんだ刀魔は、投げたナイフに追い付き柄を殴る。
その事でナイフの軌道は少しずれ、さらに加速して柳韻の肩に突き刺さった。しかし、日本刀はそのまま振られ、刀魔は殴った方の腕を少し切られる。
お互いに跳んで離れる。道場の床にはお互いの血が落ち、畳を紅く染める。
「さすがだ刀魔! これだから人間は愉しい!」
ひとしきり笑ったあと、柳韻は人間では出せないような速度で刀魔に近づき、刀を振る。これは、刀魔も反応することができず胸のど真ん中を斬られる。幸いにも、いや、わざとか刃は皮膚の表面を三ミリほど削った。
「ぐぅぁっ………」
さすがにまえに銃弾を撃ち込まれたことがあるとはいえ、切られることはなかったため変わった痛さに刀魔は膝をつく。
「とはいえ、私にここまで傷をつけたのはお前が最初で最後だろう。せっかくだからいいことを教えてやろう。」
柳韻は胸元から一枚の紙を取りだし、刀魔の目の前に捨てる。その紙にはどこかの住所がかかれていた。
「そこに書いてある場所に本物の柳韻は15年前から眠っている。まあ、そこでの名前は偽名を使っているからすぐにはわかるまい。」
「まて! ――――あんたは誰だ!?」
「ふはは………今は知る必要はない。」
最後まで笑いを止めることはなく、柳韻は光に包まれて次の瞬間消え去った。
「ちくしょう………せめてあと一撃は入れたかったが、さすがにこれ以上ここにいるとまずい……とっとと退くとするか。」
刀魔はアスタロトを展開して、道場を後にした。
「(どうやら、まだ俺の戦いは終わりそうにないな………とりあえず今日のことは束と箒に話しておくか。)」
さてさて、実のところ一夏の恋愛ルート書きたかったんですけど、それ以上にこの作品の世界観を引き継いだ所謂続編、これを書きたくなりました。というか、私の中で決定しました。なので、あれだけあおっておいてなんですが、恋愛の方は雪月ルートは頑張って書いて、他は不定期というかたちをとります。(そうしないと、柳韻のなぞがわからないまま終わってしまうから………)
非常に申し訳ないです!いや、本当にごめんなさい!