IS‐インフィニット・ストラトス‐ 蒼の軌跡   作:FULCRUM

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最初なので、長い前書きがあります。ご了承ください。

なお、この作品には

〇主人公が最強である。
〇主人公は転生者である。
〇作者は厨二病である。
〇作者の力量不足や展開上の都合による原作ブレイク(キャラ崩壊を含む)。
〇作者の力量不足や展開上の都合によるキャラクターの設定改変。
〇作者の趣味によるオリジナルキャラクターの登場。
〇カップリング、および好意の対象の変更。

が含まれます。
特に、原作に登場するヒロインに対して『〇〇は俺の嫁!』という方向での感情をお持ちの方には非常に不愉快な描写や表現が出てくる可能性があります。
さらに言えば、読む上でさらに内容を楽しむためには原作をある程度知っておく必要があります。もちろん無くてもわかるよう最低限の説明は作中で行いますが、勢いで書いていることと主人公のキャラ設定上、そういう説明の部分は短くされがちです。よってアニメやライトノベル、最低でもWikipediaで事前に情報を収集しておくとさらに楽しく読めるかと思います。
ここまでで許容できないことがある方は戻って他の作品を探すことを推奨します。
あとから『こんなの聞いてない!』とか、『こんなの〇〇じゃない!』といった苦情を寄せられても、私としてはどうしようもないので。













・・・よろしいんですね?
ではどうぞ。



プロローグ

 初めまして。俺の名前は折原臨也。素敵で無敵な情報屋さん♪

………すいません嘘です。だからその手に持った石を置いてください。

 

…ゴホン、では改めて。

俺の名前は松林(まつばやし)隼人(はやと)。偏差値普通の情報系私立大学に通うごく普通の大学生だ。

 

……まぁ、先の発言からわかるように少々サブカルチャーに傾倒してはいるが。

で、野郎が自己紹介をしたところで興味なんて欠片もないと思うので現状を説明すると、バイクで本屋への道をかっとばしている。

乗っているバイクはKAWASAKI Ninja250R。………250ccで何が悪い!

 

おっと、取り乱した。

高校生時代に取った普通自動二輪免許を有効活用するべく、ここ数カ月のバイト代をほとんど浪費せずに貯め込んできた。

そして先日、ようやく目標金額に到達したので購入。今日納車された。

 

いやー、ここまで長かったなー………これまで乗っていた単車とは何もかも違う。具体的にどこがっていうと、全部。

 

そんなわけで、俺は自覚できるほど浮かれた気分でニンジャを操っている。

試運転兼買い物だが、久々に趣味のサブカルチャー系に手を出すということでテンションは倍プッシュ状態だぜヒャッハー!

 

……よし、とりあえず落ち着こう。こんなの俺じゃない。

―――よし。

 

買う予定のものは、ライトノベル『IS―インフィニット・ストラトス―』。所属しているサークル、『グラフィック研究サークル』の友達から紹介された。

その友人がいうには、パワードスーツで、鈍感主人公で、ハーレムで、女尊男卑らしい。

 

―――よくわからんが、アイツとは趣味があっている。少なくともハズレではない筈なので購入を決定。

 

とまあそんなことを考えていると、買う予定の本屋が見えてきた。手前の交差点の信号も青だし突っ切るぜ!

エンジンを吹かし、速度を上げて交差点に進入。ヒャッホー、と心の中で叫んだ瞬間、

 

ドガンッ!!

「――――」

 

横から巨大なナニカに突っ込まれた。その衝撃で俺はニンジャからふっ飛ばされ、空を舞う。

ってか俺全然落ち着いてないじゃん……orz

なんだよ「ヒャッホー」って。

 

(やべ……目の前が白く……)

 

そんなふざけたことを考えている間に視界は白に染まっていく。

最後に見えた風景は、自分のものになった新品ニンジャが反対車線からきたトラックにはね飛ばされて粉砕される光景だった。

 

あ、ミラーが飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――」

 

目が覚めたらよくある白い天井が映る。

あぁ、助かったのか。と思って右手を上げて顔を右に向けると

 

「………あう?(はぁ?)」

 

異様に小さい手が目に入った。何故かその隣に無骨な球体があるが、そんなことはどうでもいい。

続けて足を動かして立とうとするが、力が入らない。

というか舌がうまく回らない。

 

「オギャーー!!?(なんじゃこりゃーー!!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも、松林隼人です。

今は弥代(やしろ)志遠(しおん)だけどね。

 

 

―――なに?詳細な説明を求める?

了解した。まずは前回の続きだな。

 

最初はパニックに陥っていた俺だが、絶叫してすぐに駆け寄ってきたナースさんに抱きあげられ、さらにパニックに陥った。

だってさ、大学生の身体を普通(?)のナースが簡単に抱き上げるんだぜ?焦るだろ普通。

んで、そのときにたまたまガラスに全身が映って自分の状況を知ったわけだ。薄々気付いてはいたが、

 

乳幼児って奴になってた。

 

そこからまた一悶着あったんだが、説明してたら長くなるので割愛。

最後には二次創作でよくある転生ってやつを体験したと思って納得した。……結構無理矢理だが。

まあ落ち着いたところで当時はまだガキ以下の存在。何かを調べるどころか自力で動くことも出来ないので暇を持て余していた。

その後退院→首が座る→歩くを経て、俺は3歳になった。

そして同時期、俺は家族からハブられていた。

 

 

 

―――話が急展開しすぎ?わかった、しっかり説明しよう。

俺がパニックに陥った転生直後に金属球があったのを覚えているだろうか?

実はあの金属球、とてつもなく変な代物だったのだ。

まず、俺と一緒に母親の腹の中から出てきたらしい。ここはまだいい。不思議ではあるが、あり得ないことではない(と思う)から。

んでこの金属球、出てきたときは周囲の人間に驚きをもたらしたが、出てきたところで所詮異物。当然だが廃棄物として捨てようとする。

駄菓子歌詞、間違えた。だがしかし。

 

この金属球、俺から1m以上離すと色々な法則を無視して俺の右手目がけて飛んで来るのだ。

 

はっきり言って不気味以外の何物でもない。俺だってそう思う。

で、張本人でも不気味な物を家族が不気味に思わない理由も無く、親ですら俺とこの謎の金属球――面倒だから謎金でいいや――をゴミみたいに見るわけで。

この謎金に興味を持つのは胡散臭い研究機関ぐらいだろうが、親の社会地位が高かったらしくほとんど表には出なかった。

どうせ、「こんな汚点を表に出して今の地位を追われたら困る」とか考えてたんだろ。

そんなわけで退院した頃から家族にはハブられていたのだ。

以上、説明終わり。

 

 

 

話を戻して。

3歳なら幼稚園とかに入る年代だが、腐っても元大学生。幼稚園に通うなんて絶対嫌だ。

最悪子供っぽく「行きたくない~!」とだだをこねる予定だったのだが、俺みたいな汚点を表に出すのを渋ったらしくどこにも通わないことになった。

でもそうなるとそれはそれで暇を持て余すわけで。最初の数日間こそじっとしていたものの、隙さえあればこっそり抜け出して近くの公園とかでぼーっとしたり、街中を探検したりしていた。もちろん補導されないように細心の注意を払って。

そしてあるとき、いつも通り抜けだして公園に行ったらウサミミを付けた少女に出会った。

まあ少女とは言っても今の俺よりは年上だけど。

 

「………どうしてうさぎのみみをつけてるの?」

「ん?カワイイから!」

 

子供っぽく聞こえるように質問したら、あっさり返された。返答は子ども理論だったので理解を早々にあきらめさらっと流す。

………ん?手元にあるのはタブレットか?見たところ10歳前後だがなんでこんなものを……

どうでもいいけど、子供のすることに予測がつかないのは基本的に考えて行動しないからだと思う。

大人が持ってる常識を一切考えないからな。突飛もない発想とかもそこから生まれる。

 

「おねえちゃん、それな―――っ!?」

 

子供の振りして覗き込んだら……英語と数字がぎっしり。俺はこれをよく知っている。

 

プログラミング言語だ。

 

これでも前世は情報系大学生だ。プログラミングに関してはそれなりの知識と興味がある。

…だから読み始めても問題ないはずだ。うん、きっとそう。

 

「………」

「………?」

 

CやJavaじゃない…マイコン?……いや、そもそも構成が違う……まさかオリジナル言語……?この世界じゃこれが基本なのか……?

つーか、入力していく速度が半端じゃない。流れていくのが早すぎる……まさか読んでる?

いやそんなバカな――

 

「……それ、おとうさんの?」

「私のだよ?」

 

………おい待てコラ。なんで10歳児がタブレット端末を持っててプログラムとか作ってんだよ。

コイツも転生者か?

 

「それ、普通の言語じゃないよね?」

「っ!?わかるの!!?」

 

――やべっ!やっちまった!!

俺的には「一般的な言語かどうか」を聞いたつもりだったのに………プログラムの構成文であることが分かってなきゃこんな質問がそもそも出来ないことが考慮の外だった!

こ、こんなときはっ!

 

「ごめん!用事思い出したから帰るね!また明日っ!!」

「ちょっ!!?」

 

戦略的撤退だ!

……あと戦略的撤退ってそれっぽい言い訳だけど、戦略の意味から考えると現場判断の撤退じゃないんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけでとんでもないことをしでかしてしまったわけだが、もとより半軟禁状態だったんだし相手は子供。数日自宅でじっとしてれば忘れてくれるだろうと思っていた。

……そう、思っていた。

 

 

 

ピンポーン

 

「……?」

 

親のパソコンを勝手に使っていると、呼び鈴が鳴った。

今日は両親が仕事でお手伝いさんが休みの日。つまり、俺が出なくちゃいけない。

 

「(めんどくさ……)」

 

知らない人だと思うが、万が一もある。見つかると面倒なのでハッキングツールを終了させてUSBメモリを抜いておく。

……どうやってるのかって?

ハッキングツールは自作、USBメモリは親父が使っていたものをパクった。USBメモリは無くしても重要なデータが入ってない限りすぐ買い直す場合が多いから簡単だったぜ。

 

「はいはーい。どちらさ……ん?」

 

ディスプレイを覗いてみるが、誰もいない。

オートロックのマンションだから出入り口で嫌でも一時停止するはずなんだが………イタズラか。

 

「ウゼーなちくしょう」

「何がウザいの?」

「いや、だって今ピンポンダッシュが―――」

 

今の声はまさか………で、でたぁぁぁぁぁぁっ!!

 

「よっ!」

 

振り返ると、先日のウサミミ少女が立っていた。右腕をしゅたっ!と上げてあいさつする姿は非常に愛らしいが、そんなことより!!

 

「よっ!じゃねぇよ!何処から入って来た!!」

「う~~ん、そんなこといいじゃん」

「よくねーよ!」

「私は君と話がしたいんだけど」

「なら俺の話を聞けっ!!」

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、ウサミミ少女(年上)こと篠ノ之束さんからは逃げられなかった。

で、そのままなし崩し的に話すことになり、最終的に俺は“5歳にしてプログラム文が読める天才”というわりとスーパーな少年になってしまった。目立つのは嫌いだから口止めしたけどね。

 

そしてこれまでの流れからわかる通り、この時からすでにとんでもない天才だった束ちゃん。が、そもそもプログラム文なんて何も知らない素人が見てもなんのことやらさっぱりわからないので、天才ながらに孤立して苦悩してたらしい。

親も情報関係とは全く関係なかったらしいし、小学校の教師にもやっぱり理解してもらえず、同年代の子供も同じ。

そんな中に彗星の如く現れた自分のやっていることを理解できる天才(俺)。興味をもたれるのは当然だった。

とはいえ、現時点でも俺は彼女のプログラミングについていけない。年齢もあっちの方が上なので、敬意を込めて束さんと呼ばせてもらうことにした。

 

そんなことを言われれば精神年齢で倍生きてる俺が拒絶するのは悪い気がするので、親交を結ぶことになった。

その後も何回か篠ノ之家に呼ばれ、束さんの親友の織斑千冬さん(プログラミング知識なし)と、束さんの妹で同い年の箒ちゃんや、千冬さんの弟である一夏くんとも仲良くなった。

幸か不幸かこの二人は俺と同年齢。目線は一緒なのに奴らの支離滅裂な行動には非常に苦労させられた。

 

中身こそ箒ちゃんに誘われて剣道やってみたり、一夏くんと料理を勉強したり、束さんに前世で中途半端だったプログラミングを教えてもらったり、千冬さんが苦労していた学校の問題を解いて驚かれたりと、普通な日常ではあったもののそれはそれで楽しかった。

んで、その二年後。束さんがISを発明して世界が変わった。

ISをインフィニット・ストラトスと読むことを知ったときは色々驚いたけど、まあ俺が居る時点で原作知識があろうとなかろうと関係ないし、無いものねだりもしょうがない。

あとは、発明の直前に束さんが「やっとわかったー!!」って謎金(親しくしてるうちに興味を持たれたので見せることが何回かあった)見ながら絶叫してたから謎金とISは実は関係があるかもしれない。

 

……あれ?もしかして俺原作変えてない?

 

まぁいいや。前にも言ったが俺というイレギュラーがある時点で原作変わってるわけだし。

んで過去話に戻る。小三になった時、親が準備した別のマンションで暮らすことになった。厄介払いみたいなものだろう。

その結果篠ノ之一家や織斑姉弟と離れることになってしまったし、さらにほとんど強制的に引越しさせられたために挨拶も出来なかったが、千冬さんは薄々俺の家庭環境に気付いていたみたいだし別に問題ないだろうと思って放置した。

その後追放されて一人になった俺はネットを使って情報収集したり、オンラインゲームしたり、プログラム組んだり、大学の勉強をしたり、生活費の余りでFXに手を出したりして過ごしていた。

大人な精神年齢がある状態だと小学生ってホント長いんだよ。

――学業成績?元大学生が小学校程度で赤点を取るとでも?

 

で、小学校卒業後は受験するのも面倒だったのでそのまま公立中学に入学。

この時に、どうやって見つけたのか束さんが謎金を見せて欲しいと携帯に場所と一緒にメールを送ってきたので会いに行った。

一緒に千冬さんが居て、何故いきなり消えたのかと怒鳴られてから殴られたのは今でもしっかりと覚えている。一方の束さんは俺が初めて会ったときからマッドサイエンティストの気があったが、ISの発明でさらにマッドになっていたようでそのまま三日ほど拘束された。謎金を改造していたそうで、解放された日には持っておくのに便利そうなチェーンを付けた状態で返ってきた。

俺の予測通り、あのISに使われているコアは俺の謎金を基に作ったものらしい。千冬さんと束さん、そして今話した俺しか知らないから誰にも話すなよ、と念を押された。

もちろん頷いたし、言うつもりも無い。だってバレたらそれこそ世界中をひっぱりまわされることになりそうじゃん。もっとも、そのの後にみっちり受けたISトレーニング(短期間精鋭育成仕様BY織斑千冬)のほうがはっきり覚えてるけどな!

そう言うわけで俺の謎金は本来存在しない(ノーナンバー)ISとして生まれ変わった。

その後、束さんとISに関してあーだこーだと論議して得た経験を基に偽名&偽戸籍でIS関連の企業「トライデントカンパニー」(以後TC)を立ち上げた。ネーミングに理由はない。

元手はもちろんFXで集めた金。それなりに才能があったらしくて会社設立時には数千万あった。ちなみに単位はユーロ。日本の株式は信用してない。

どこかに属するのが嫌だったので、生産拠点は束さんから教えてもらった最先端の数歩先を行く技術を無駄遣いして公海の海底に作ったし、働いてるのも束さんと一緒に作った全自動ロボットだけだったりするし、注文の窓口はネットだけだったりするが評判は上々。今ではIS関係者で知らない人間はいないほどだ。

人件費がほとんどかからないから正直利益しか出ません。ありがとうございました。

 

んであっという間に中学三年生。この頃には束さん専用プログラミング言語もおおよそ習得し終わり、大学卒業程度の知識は確実に持っていたので、はっきり言って高校なんてどこでもよかった。

ただ、ISが女性しか動かせないことによる男卑思考の影響をもろに受けて企業とかで男性の就職難(就職枠自体は増えずに女性枠が増加した結果、相対的に男性が職に就けない)が発生。

どこかに就職するつもりは毛頭なかったが、かといって高校なんていまじゃあ

 

男子高の数+共学高の数<女子高の数

 

なんだから、わざわざ行ける高校を探して行くのも面倒。どうしよっかな~と思っているとき、一夏くんともう一人がISを使える男子ってことで大騒ぎになった。

こりゃあ丁度いい。ってことで俺もIS学園へ入学希望を出した。

 

一緒に自分のIS『蒼聖』を装着している写真(後ろに『祝!TCテストパイロット正式採用!!』の横断幕)を同封して。

 

当然の如くまた大騒ぎ。さらに親が急にすり寄ってきたが、この時のためにと用意しておいた離縁状を叩きつけてお帰り願った。後日、両親を誘拐したという脅迫電話が来たが当然無視である。

その問題が片付いた頃に学園から手紙がきた。それによると入学審査に実技があるとのことなので、IS学園に直接飛んでった。

そしてIS学園の近くに到達した頃、自衛隊のIS部隊を名乗る相手から無条件の武装解除命令とか出してきた。

イラッときたので勧告を拒絶。出てきたISを相手に大立ち回りを演じてやった。いくら対多数戦が得意とは言え1:15は厳しかったが、大分善戦できたと思う。数人落とせたし。

 

後から無許可でのISの展開自体が条約で規制されていると聞いて、流石に素直に謝ったが。

 

これも後から聞いた話だが、未登録のISがいきなり現れたということで大騒ぎになっていたらしく、出てきたISは学園の警備を担当するモノホンの自衛隊機だったらしい。道理で手ごわいわけだ。

その場であっさり入学OKの返事が返ってきて、明日がその入学式。

 

「明日から早速授業を始めるらしいからな。荷物も送ったし、後は己の身一つ。ってね」

 

入学式には不安と期待の両方を持つことが多いらしいが、俺の場合は違う。

前世では特に何かを思うわけでもなかったが、今は違う。今の俺には純粋に楽しみな気持ちしかない。

 

二度目なんだ、一度目より楽しくないと損じゃないか。

そんな気持ちを抱えながら俺は九年暮らした自宅のマンションを見上げた。もう帰ってくることはないだろうけど、特に未練も無い。所詮は親に押し付けられた牢獄だからだろうか。

 

「さて、どんな面白いことが待ってるのかな」

 

前に向き直りいつものイヤホンを付けていつもの音楽リストをシャッフルで流す。

最初の曲がバラードだったけど、悲しさなんて微塵も感じなかった。

 

 

 

 

 

 

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