この平均な少年に主人公補正を!   作:零王

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投稿が遅くなり申し訳ございません・・・・・・。
主人公の能力設定を考えている間に長くなってしまいました。
これからもこんなマイペース投稿ですがよろしくお願いします。


1話

溢れる光が静まり、瞑ってた目を開くとそこは 大きな酒場 のような場所だった。

人の視線が痛い… ああ 隣から話し声が聞こえる。

 

「おいアクア あれって転生者じゃないか?」

 

と茶髪の青年が言うと…って えっ?

その少年は昔の親友に顔が似て……

 

「カズマ!? カズマじゃないか?どうしてここにいるんだ!?」

 

「おまっ…ユウタかよ!!久しぶりだな!!」

 

…異世界で親友に逢うとは……主人公補正か…

 

「どうしたんですか?カズマ 急に騒ぎ出して…」

 

と後ろから小学生のような顔立ちの整った可愛いお嬢ちゃんが出てきた。

…まさか…お前……

 

「……カズマ お前はロリコンだったのか…」

 

「ちげえよ!パーティのメンバーだよ!!」

 

「おい今誰のことを言ったのか聞こうじゃあないか」

 

とお嬢ちゃんが目を紅に光らせてそんなことを言ってくる。

正直言ってめちゃくちゃ怖い 今すぐ逃げ出したい…

 

「すまん!気に障ったのなら許してくれ!」

 

「…まあいいでしょう 私は寛大ですから」

 

といいながらドヤ顔をしてくる。ああ、可愛いなあ…。

 

「ところでお前冒険者になるんだろう? 登録手数料あんのか?」

 

…?登録手数料…だと… この世界は冒険者になるだけでも金とるのか…

意外と現実的な世界だな…ここ。

 

「すまない 金を貸してくれないか? 後で返すから…」

 

「本当だろうな? …まあ信用できるやつだからなお前は」

 

といって銀貨を何枚か貸してくれた。多分カズマがいなかったら詰んでただろうな絶対。

 

カズマに言われたとうりにカウンターに向かった。冒険者になりたいといえばいいのかな?

 

「あの すいません 冒険者になりたいのですが…」

 

「ヒャイッ!?……す…すみません/// それでは登録手数料700エリス頂きます」

 

?…どうしたんだろう…顔が真っ赤になっている…しかもカズマは1000エリス必要っていってなかったけ?

まあ言葉に甘えて700エリスでいいか。

 

「は…はい それではこの魔法具に手をあてればあなたの潜在能力が分かります 潜在能力によってなれる職業が違いますよ。」

 

俺の前に出された魔法具に手を当てるとレーザーのようなものでカードに能力が印刷されていった。すごいな異世界の技術って。

 

「はい もう大丈夫ですよー スズキユウタさんですか 素敵な名前ですね! 能力は… はっ!? はああああああ!?何なの?この潜在能力は!? 全て表示できないほど高いですよ…欠点がひとつもないなんて……何者なんですか!?あなた!」

 

受付のお姉さんが大声を上げる。すると、同時にギルドの中も騒ぎ出した。

 

やっぱ主人公といえばコレだね!

 

「あなたのレベルになると全ての最上位職である『主人公』になれますよ!様々な職業の秀でた部分を初めから覚えて かつ魔力減少25%ダウンの特典付きです!」

 

「んじゃあそれがいいのかな? お姉さんに任せるよ」

 

「分かりました!ユウタさん! あなたの今後の活躍に期待しています!!」

 

お姉さんは頬を染めながら笑顔でそういってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




文才ェ……

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