遊戯王GX 絶対の捕食者と狂気の赤い瞳 作:雪風@イグニスター
此処はマヨヒガ。僕は今日紫に呼び出されてこの場所を訪れた。
「今日は呼び出しに応じてくれてありがとう」
「呼び出しに応じなかったらスキマで強制的に此処に呼んでいただろう?」
そう言うと、目の前の女性──八雲紫は微笑みながら「分かってるじゃない」と言った。
「貴女は相変わらずですね」
僕はやれやれといった感じに肩を竦めた。
「…そろそろ話を聞こうか。どうして僕を呼んだんだい?」
僕は紫にそう訪ねた。
「そう身構えなくても平気よ。別に異変とかではないわ」
紫はそう言った。
異変ではない?では何か仕事か?僕がそう考えていると、紫はクスリと笑った。
「そんなに考えなくてもいいわよ。今日は仕事でもないわ」
「それじゃあどうして呼んだんだい?理由が分からないのだが…」
僕がそう言うと、紫はカレンダーを指差した。
「もうすぐ貴方は中学を卒業する時期よ。本来なら高校の受験があるわ」
「…?そうだね。でも僕はこの幻想郷で過ごしているんだ。関係無いよ」
「確かに昔の貴方のままだったら関係無いからこんな話を持ち出したりしないわ。でも貴方は幻想郷に来て変わったわ。今の貴方だったら現代に戻っても問題ないわ」
「…それは厄介払いと捉えていいのかい?」
「そうじゃないわ。貴方には外の世界でデュエルアカデミアに行ってほしいの。其処ならきっと貴方も楽しめる筈よ」
ああ、成る程。ようやく紫の言いたいことが理解できた。
「つまり外の世界で思いっきり羽を伸ばしてこいって事?」
「そう言うことよ」
紫はそう言って一枚の紙を差し出してきた。
「これは?」
「デュエルアカデミアの受験票よ。それを持ってないと受験できないわよ?」
いや、それは分かる。ただ…
「どうして二枚もあるんだい?」
僕は流石に二枚も要らないんだが…。
「それは貴方のお気に入りの月のウサギによ」
「鈴仙にかい?と言うことは彼女にも説明したのかい?」
「え?してないわよ?」
…。え?
「してないわよ、説明」
「…はぁ。貴女らしいと言えば貴女らしいですが少しは鈴仙の事も考えてあげてください」
恐らく鈴仙は何も聞かされずに連れていかれるんだろうな…。僕はそんなことを考えながら受験票を見ていた。そして僕はある場所に目がいった。受験日の項目だ。別に異常はない。受験票なんだ。それくらい書かれてたって可笑しくはない。しかし…
「紫、聞いてもいいかい?」
「何かしら?」
「この受験日何だけど…僕の見間違いや記憶違いでなければ今日になっているんだけど…」
僕は引きつった笑みを浮かべながらそう訪ねた。
「ええ、間違いなく今日よ」
何笑顔でとんでもない爆弾落としてるんだこいつは!!
「貴女はバカなんですかッ!!今から準備をする時間すらないじゃないですか!!」
「落ち着きなさいユーリ。大丈夫よ。貴女達は私が会場まで送るから」
そういう問題では…いや、そう言う問題か。
僕はため息をつきながら分かりましたと言って立ち上がった。
「取り敢えず家に戻ってデッキを回収してきます。スキマお願いします」
「分かったわ。その間にウサギを拉t…いや、連れてくるわ」
今一瞬拉致って言いかけたな。まぁ間違ってないか。
「それと、向こうではシンクロやエクシーズ、それとペンデュラムは使ってはダメよ」
「分かってるよ。向こうではまだ存在しないからね」
僕はそう言って開いたスキマを潜っていった。
どうも皆さん。スノウです。
ユーリ「やぁどうも。僕はこの作品の主人公のユーリだ。宜しくね」
今回この作品を読んでいただいて、ありがとうございます!
ユーリ「スノウ。ちょっといいかい?」
はい?どうしました?
ユーリ「次回はちゃんとデュエルするんだよね?」
勿の論です!!
ユーリ「なら楽しみにしてるよ」
はい!!それでは!
ユーリ「次回も宜しくね」