遊戯王GX 絶対の捕食者と狂気の赤い瞳 作:雪風@イグニスター
僕はあの後、一度家に戻りデッキケースを持って再びスキマを潜った。そして今僕は鈴仙を|迎え【拉致し】に行っている紫の帰りを待っていた。
「…あっちでは確か先行でドロー出来たな。間違えないようにしないとね」
僕はデッキの中に入っているチューナーモンスターやエクストラデッキのシンクロモンスター、そしてエクシーズモンスターを別のケースにしまい厳重に鍵をかけた。
もしこのカード達が誰かの元に渡ってしまったら不味いからね。
突然目の前の空間が裂ける。…やっと来たか。
「遅かったね。僕は直ぐにでも行けるよ」
「待たせたわね。実は戻ろうとしたら永琳に見つかっちゃってね…。説明してちゃんと許可を得て連れてきたわ」
本来ならそっちが正しいんだけどね…。とは口には出さず、僕はただただ苦笑いするしかなかった。
「それじゃあ行きましょうか」
一旦スキマを出てくる紫と…?
「はいストップ」
僕は急いでストップをかけた。
「どうかしたの?忘れ物?」
「行く前に鈴仙を縛ってる縄解いてあげて」
口を布で固定され喋ることも録に出来ず縄で縛られた鈴仙を見た瞬間止めた僕は何も悪くない筈だ。
「…死ぬかと思ったわ」
数分後、鈴仙を縛ってる縄をようやく解くことに成功した。無駄に頑丈に縛られていたためもう切った方が早いんじゃないかと思って前に妖夢に貰った小さい刀で切ろうとしたら泣き叫ばれて渋々手で頑張って解いた。
「刀で切った方が早かったと思うんだけど…」
「ミスしたら私に刺さるでしょッ!?」
そんなミスしないやい。
「ほら二人とも、痴話喧嘩は後にしてさっさと行くわよ」
「「痴話喧嘩じゃないッ!!」」
俺達の声がマヨヒガに響き渡った。
時間は進み、今俺達は試験会場の海馬ランドへやって来ていた。此処ではどうやらデュエルの実技試験を行っているようだ。筆記はないのか訪ねたら、俺達は特別枠による入学らしいのでデュエルのみらしい。
「鈴仙、デッキの調整は大丈夫?」
「平気よ。ユーリこそ平気なの?」
「僕は二人を待っている間に準備を終わらせたからね。問題ないよ」
僕はそう言ってデュエルリングを見た。そこには現在外人の教師が一人の生徒とデュエルを行っていた。っと言うかあの生徒…
「…クラゲそっくりだな」
「それ絶対に本人に言っちゃ駄目よ」
どうやら鈴仙に聞こえてしまったみたいだが、別にいい。あ、融合使った。彼のデッキも融合カテゴリーなんだ。
「恐らくもう終わるね。先行って準備してるね」
「ゆ、ユーリ!」
僕が行こうとすると、鈴仙が呼び止めた。
「…?どうかした?」
「…行ってらっしゃい」
恥ずかしそうに言う鈴仙。そんなに恥ずかしいなら言わなきゃいいのに。だが…
「行ってくるね、鈴仙」
僕は笑顔でそう言った。
「アナタ~が特別枠による受験生デス~か?」
「はい。平野遊利です。知り合いからはユーリと呼ばれてます。よろしくお願いします」
「礼儀が正しいノ~ネ。ワタシは今回あなた方の試験管になったクロノス・デ・メディチなノ~ネ。よろしくなノ~ネ」
僕はデュエルディスクにデッキをセットした。
「あなた方は特別枠による入学の為、勝敗は問わないノ~ネ。しか~し、全力でデュエルに望むノ~ネ!」
「勿論ですよ。では…
「「デュエル!!」」
ユーリ vs クロノス
LP4000 LP4000
「先行は受験生に与えられるノ~ネ。自由にデュエルするノ~ネ」
「了解です。では僕のターン、ドロー」
ユーリ
手札5→6
「僕は手札から永続魔法【プレデター・プランター】を発動!」
プレデター・プランター
永続魔法
このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎に800LPを払う。
または、LPを払わずにこのカードを破壊する。
①:1ターンに1度、自分の手札・墓地から
レベル4以下の「捕食植物」モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
「僕はこのカードの効果により、手札から【|捕食植物≪プレデター・プランツ≫モーレイ・ネペンテス】を特殊召喚!」
捕食植物≪プレデター・プランツ≫モーレイ・ネペンテス
効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻1600/守1000
(1):このカードの攻撃力は、フィールドの捕食カウンターの数×200アップする。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
その破壊したモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(3):1ターンに1度、このカードの効果で装備しているモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、その元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復する。
「更に僕は手札から【捕食植物≪プレデター・プランツ≫スキッド・ドロセーラ】を召喚!」
捕食植物≪プレデター・プランツ≫スキッド・ドロセーラ
効果モンスター
星2/闇属性/植物族/攻 800/守 400
(1):このカードを手札から墓地へ送り、
自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは捕食カウンターを置かれた相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
「僕はこれでターンエンド」
ユーリ
手札6→3
外野はレベルが低いだの攻撃力が低いだの言っているがこれでいい。恐らく鈴仙はもう気付いているだろうな。準備が終わったことに…。
「攻撃力の低いモンスターを並べてもワタシを倒すことは出来ないノ~ネ!ワタシのターン、ドロー」
クロノス
手札5→6
「ワタシはフィールド魔法【|歯車街≪ギア・タウン≫】を発動!」
|歯車街≪ギア・タウン≫
フィールド魔法
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを召喚する場合に
必要なリリースを1体少なくする事ができる。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の手札・デッキ・墓地から
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
「更にワタシはカードを二枚セットし、|魔法≪マジック≫カード【大嵐】を発動するノ~ネ!」
大嵐
通常魔法(禁止カード)
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する
フィールドに巨大な竜巻が発生し、フィールドの|魔法≪マジック≫・|罠≪トラップ≫カードを全て破壊した。
「この瞬間、破壊された二枚の【黄金の邪神像】と【|歯車街≪ギア・タウン≫】の効果を発動!先ずは【|歯車街≪ギア・タウン≫】の効果によりデッキから≪アンティーク・ギア≫モンスター…【|古代の機械巨竜≪アンティーク・ギアガジェルドラゴン≫】を特殊召喚!」
突如、崩れた機械の街が一つに集まり、機械で出来た巨大な竜が現れた。
更にクロノス先生のフィールドに二体のモンスターが現れた。
「次に【黄金の邪神像】の効果により、フィールドに【邪心トークン】を特殊召喚!」
|古代の機械巨竜≪アンティーク・ギアガジェルドラゴン≫
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻3000/守2000
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
このカードの召喚のためにリリースしたモンスターによって以下の効果を得る。
●グリーン・ガジェット:このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
●レッド・ガジェット:このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手ライフに400ポイントダメージを与える。
●イエロー・ガジェット:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、
相手ライフに600ポイントダメージを与える。
黄金の邪神像
通常罠
セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分フィールド上に「邪神トークン」(悪魔族・闇・星4・攻/守1000)1体を
特殊召喚する。
「ワタシは二体の【邪神トークン】を生け贄に、出でよ!【|古代の機械巨人≪アンティーク・ギアゴーレム≫】!!」
二体のトークンがフィールドから姿を消し、機械で出来た巨人が現れた。
|古代の機械巨人≪アンティーク・ギアゴーレム≫
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻3000/守3000
このカードは特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
再び外野の声が聞こえてきた。攻撃力3000が出た時点で僕の負けらしい。
僕は鈴仙の座っている場所をチラッと見る。そこには、さっさと倒してしまえと言わんばかりに此方を見る鈴仙の姿があった。
…しょうがない。次で終わらすか。
「バトルなノ~ネ!【|古代の機械巨竜≪アンティーク・ギアガジェルドラゴン≫】で【|捕食植物≪プレデター・プランツ≫スキッド・ドロセーラ】を攻撃!」
ユーリ
LP4000→LP1800
機械巨竜の放った巨大なブレスにより、スキッド・ドロセーラは破壊された…が、
「スキッド・ドロセーラの効果発動!このモンスターがフィールドから墓地へ送られたとき、相手フィールドに存在する特殊召喚された全てのモンスターに【捕食カウンター】を乗せる」
「【捕食カウンター】?まぁいいノ~ネ…。続いて【|古代の機械巨人≪アンティーク・ギアゴーレム≫】で【|捕食植物≪プレデター・プランツ≫モーレイ・ネペンテス】を攻撃!≪アルティメット・パウンド≫!!」
「その前に僕のフィールドの【|捕食植物≪プレデター・プランツ≫モーレイ・ネペンテス】の永続効果。フィールドに存在する【捕食カウンター】の数×200ポイント攻撃力を上昇させる」
|捕食植物≪プレデター・プランツ≫モーレイ・ネペンテス
攻撃力1600→1800
ユーリ
LP1800→LP600
僕のライフが三桁までいってしまったが、まだこの程度なら問題ない。
「ワタシはカードを一枚伏せてターンエンド。キミのターンです」
普通なら諦めるんだろうけど僕は違う。この程度では諦めない。
クロノス
手札6→0
「僕のターン、ドロー!」
ユーリ
手札3→4
「僕は今引いたこのカード…【サイクロン】を発動!」
サイクロン
速攻魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
フィールドに小さな竜巻が発生し、クロノス先生のフィールドのセットカードを破壊した。
「くっ!」
「更に僕は【イービル・ソーン】を召喚!」
イービル・ソーン
効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 100/守 300
このカードをリリースして発動する。
相手ライフに300ポイントダメージを与え、
自分のデッキから「イービル・ソーン」を
2体まで表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚した「イービル・ソーン」は効果を発動する事ができない。
フィールドに不気味な植物が現れた。
「僕は【イービル・ソーン】の効果を発動!このカードをリ…生け贄にし、相手に300ポイントのダメージを与える」
「なぬっ!?」
クロノス
LP4000→3700
「そして【イービル・ソーン】のもう一つの効果。この効果を使用したとき、デッキから【イービル・ソーン】を二体特殊召喚出来る」
僕のフィールドの【イービル・ソーン】が爆発し、その爆発の煙が消えると、そこには二体の【イービル・ソーン】が存在していた。
「し…しか~し、いくらモンスターを並べてもワタシのモンスター達には…」
「(クスッ)勝てますよ。このターンで終わりです」
僕の言葉に、会場がざわめき出した。
「な、何を言ってるノ~ネ!?」
「言葉通りですよ。僕は手札から|魔法≪マジック≫カード【融合】を発動。フィールドの二体の【イービル・ソーン】を融合!!」
融合
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
光の渦がフィールドに出現し、二体の【イービル・ソーン】を飲み込んでいった。
「魅惑の香りで虫を誘う二輪の美しき花よ。
今一つとなりてその花弁の奥の地獄から新たな脅威を生み出せ。
融合召喚!現れろ、飢えた牙持つ毒龍。
レベル8、【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】!」
光の渦が爆発し、その中より紫色の竜が姿を現した。
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、
その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの
レベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、このカードはそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
(3):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
スターヴ・ヴェノムの出現により、会場が一気に騒がしくなった。
「こ、このモンスターはいったい…」
「このモンスターが僕の切り札ですよ。僕は【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】のモンスター効果発動!このモンスターが融合召喚されたとき、相手フィールドに存在する特殊召喚されたモンスターを一体選択し、このターンの間その攻撃力分自身の攻撃力に加える。僕が選択するのは【|古代の機械巨竜≪アンティーク・ギアガジェルドラゴン≫】!」
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
ATK2800→ATK5800
「攻撃力5800ですと!?」
「バトルです。【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】で【|古代の機械巨人≪アンティーク・ギアゴーレム≫】を攻撃!この瞬間手札から速攻魔法【決闘融合─バトル・フュージョン─】を発動!更に攻撃力を加算させる!」
決闘融合─バトル・フュージョン─
速攻魔法
「決闘融合−バトル・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの融合モンスターが
相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップ
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
ATK5800→ATK8800
「こ、攻撃力8800ですと!?」
「これで終わりです!【終焉のポイズニック・サンダー】!!」
スターヴ・ヴェノムは全身から紫色の雷を発し、機械巨人を破壊した。
クロノス
LP3700→LP0
WIN ユーリ
「ありがとうございました」
たった一言そう言って、僕はその場から離れた。
はい皆さんこんにちは。スノウです。
ユーリ「こんにちは。ユーリだよ」
では最初に、今回の最強カードは此方!!
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、
その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの
レベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、このカードはそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
(3):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
ARC-Vのユーリの切り札。出番もっと増やしてスターヴ・ヴェノムの活躍シーンもっとみたい!!
ユーリ「それは君の願望だろう…」
それよりも次回は鈴仙さんのデュエルです。
ユーリ「鈴仙は一体なんのデッキを使うんだ(棒読み)」
次回もお楽しみに!!