第六話
明久side
西村先生が教室を出てってからすぐに雄二が話しかけてきた
雄二「……明久、ちょっといいか?」
明久「ん?何雄二?」
雄二「ちょっと廊下に来い」
明久「?別にいいけど」
明久side out
雄二side
明久「話って何?」
雄二「ちょっと提案があってな」
明久「提案?」
俺は思わず笑みを浮かべる。
雄二「試召戦争をやってみないか?」
明久「試召戦争?」
雄二「そうだ。試召戦争で最終的にはAクラスを狙おうと思ってる。」
明久「それは面白そうだけど、FクラスでAクラスに勝つのは難しいと思うんだけど…」
雄二「そうだろうな。だが俺は世の中学力だけじゃないということを証明したくてな。」
明久「それは確かに面白そうだけど…」
雄二「…明久、一つ聞きたいことがあるんだが、お前はどのくらい前のことなら記憶があるんだ?」
明久「えっと…だいたい…中学一年の頃までなら…」
雄二「じゃあ、お前は姫路のことも覚えているんだな」
明久「…うん。」
雄二「姫路は病弱だろ?だったらこんな埃っぽい教室に居させるのは酷いと思わないか?」
明久「思う…。けどAクラスの人たちは、努力してAクラスに入ってるわけだから、何も努力していない人がAクラスに行くのは僕はちょっと…反対かな…」
雄二「何!?」
俺は明久は絶対に賛成してくれると思っていたが、的が大きく外れて
驚いた
雄二「確かにそうだが…!」
言葉が詰まる
雄二「……なら、Aクラスに勝ったら俺たちはもう一度振り分け試験を受けれるってのはどうだ。」
明久「え?」
雄二「これなら努力をしていない奴はAクラスに行けないし、姫路だってAクラスに行けて環境もよくなる。」
明久「それはいい考えだね!!でももう一度振り分け試験なんてできるの?」
雄二「ああたぶんな!」
明久「…わかったよ雄二、試召戦争をやろう!!」
雄二「ああ!!決まりだな!」
最初はどうなるかと思ったが、とにかく俺たちは試召戦争をやることにした。
◆
俺らは教室に戻り雄二が(壊れている)教卓の前に立つ
雄二「Fクラス代表の坂本雄二だ。俺のことは代表でも坂本でも、好きなように呼んでくれ。さて、皆に一つ聞きたい。Aクラスは個人エアコンや
ノートパソコン、座席はリクライニングシートらしいが――――不満はないか?」
F一同「「「「「「「大ありじゃぁっ!!」」」」」」」
雄二「だろう?俺だって大いに不満だ。」
Fモブ「そうだそうだ!」
雄二「…それでだ。これは代表として提案なんだが、俺たちはAクラスに試験召喚戦争を仕掛けようと思う!」
Fモブ「…勝てるわけがない」
Fモブ「これ以上設備を落とされるのは嫌だ!」
Fモブ「姫路さんがいれば何もいらない」
……おい、最後のやつ黙れ
雄二「そんなことはない。俺が勝たせて見せる。」
Fモブ「無理だよ…」
Fモブ「できるわけないだろう…」
Fモブ「何を根拠に…」
雄二「根拠ならある!今から説明してやる。おい康太。姫路のスカートを覗いてないでこっちに来い」
ムッツリーニ「………!!(ブンブン)」
姫路「は、はわわっ」
姫路さんがスカートの裾を押さえて遠ざかると、ムッツリーニはまるで何事も
なかったように壇上へと歩き出した。
雄二「土屋康太。こいつがあの有名な寡黙なる性識者(ムッツリーニ)だ」
Fモブ「何だと!?」
Fモブ「奴がそうだというのか!?」
Fモブ「見ろ!!未だに証拠を隠そうとしている!!」
Fモブ「ああ、ムッツリの名に恥じない姿だ…」
雄二「あと知っての通り、姫路だっている!」
姫路「えっ?わっ私ですか?」
Fモブ「そうだ!俺たちには姫路さんがいるんだ!」
Fモブ「彼女ならAクラスにも引けをとらない!」
Fモブ「ああ!彼女さえいれば何もいらない!」
さっきから姫路にラブコール送ってるやつ誰だ…
雄二「それに木下秀吉だっている」
Fモブ「おお。あいつは確か木下優子の…」
雄二「もちろん、俺だって全力を尽くす」
Fモブ「坂本は確か小学生の頃、神童っていわれてたんだっけ!」
Fモブ「なんだか勝てる気がしてきたぞ!!」
雄二「それに、吉井明久だっている!」
……シーーーン
Fモブ「誰だ吉井明久って?」
Fモブ「知らん」
Fモブ「聞いたことない」
雄二「そうか。知らないなら教えてやる。こいつは……観察処分者だ!!」
Fモブ「…それってバカの代名詞じゃなかったか?」
雄二「確かにそうだが、今の明久は違う!!明久は変わった!実力は俺が保障しよう!!」
Fモブ「そこまで言うならすごいんだろうな!」
Fモブ「そうだな!!」
Fモブ「これなら勝てる気がする!!」
雄二「それでまずはDクラスを制圧しようと思う。明久にはDクラスへ戦線布告の使……」
と、俺が明久に頼もうとしたとき、島田が立ち上がって、
島田「ちょっちょっと!ウチは!?」
雄二「…島田の得意教科は数学だったか?」
島田「そうよ!数学に関してだけはBクラス並みなんだからっ!」
Bクラス並み、という言葉でクラスから歓声が上がるが、
雄二「…戦力外だ」
島田「なっ!!なんでよ!?」
俺らには、中途半端な戦力は必要ない
雄二「俺たちが狙うのは、Aクラスだ、Bクラス並みの戦力じゃ役に立たない。」
島田「でも…それを言うなら吉井だって全然役に立たないじゃない!」
雄二「明久は、学年一召喚獣の操縦がうまいやつだ。これは十分に戦力になる」
あと個人的には、お前は嫌いだ。
島田「ッ――――!(吉井、あとで覚えておきなさいよ…)」
そういって島田が座り込むと、俺は話をもとにも出した
雄二「話を戻すが、明久にはDクラスへ戦線布告の使者になってもらいたい」
明久「…いいけど、正当防衛ぐらいは許してね」
雄二「わかった」
こうして明久はDクラスに向かって行った
雄二side out