第八話
明久side
今僕は、観察処分者の仕事として沢山のプリントをAクラスにもっていっていた。
高橋「Dクラスとの試験召喚戦争中なのにすいませんね吉井君。」
明久「いえいえお安いご用ですよ」
すると、前から2人の女子生徒がやってきた。
一人は霧島さんだけど、もう一人は…秀吉?…じゃないな秀吉のお姉さんかな?
高橋「あら、どうしました木下さん、霧島さん?」
優子「自習と言われましたので、霧島さんと課題を確認に来ました。」
高橋「そうでしたか。今プリントを持って行くところでしたので、ちょうどよかったです。」
すると、僕は霧島さんと目が合った
翔子「…吉井、お疲れ様。」
明久「あ、うん。ありがとう霧島さん」
優子「あれ?あなた吉井君よね?」
明久「うん、…秀吉、のお姉さん?」
優子「そうよ。私は木下優子。それで、あなたはどうしたの?」
翔子「…吉井は、観察処分者の仕事。」
明久「うん。その通り」
優子「そうなの。ところで代表は吉井君と知り合いなの?」
翔子「…(コク)、吉井は、私と雄二のことでお世話になった」
…僕が、記憶喪失になる前の話だろうか?
思い出せない。
優子「そうなの。じゃあAクラスに戻りましょう。」
木下さんがそう言うと全員でAクラスに移動し始めた。
◆
Aクラスにつき、僕は高橋先生に言われたところにプリントを置く。
高橋「ご苦労様です。」
優子「…観察処分者も大変ね。」
明久「いえいえ、では僕は試召戦争に戻ります。」
高橋「わかりました。」
僕はそう言い、一礼してAクラスを出ようとしたが、その時、5人の男子生徒がやってきた。
Dモブ「ここに居たか!!観察処分者!!」
Dモブ「さっきはよくもやってくれたな、観察処分者!!」
Dモブ「木下もいるじゃねえか!!まとめてやってやるよ!!」
優子「えっ!?私は違…」
Dモブ「つべこべ言ってんじゃねぇ!!」
優子「だから違うんだってば!!」
優子さんは否定してるのにDクラスは聞く耳を持たない。
明久「…はぁ。いいよ。木下さん、僕が相手しとくから…」
Dモブ「はぁ?何かっこつけてんの?観察処分者が?」
優子「ッ――――!!さっきから吉井君の事を観察処分者って言って……」
翔子「…許さない!」
明久「いいよ。霧島さん、木下さん。」
優子&翔子「「…!でもっ!!」」
明久「高橋先生、僕はDクラス5名に対戦をもうしこみますので、召喚許可を。そうですね…教科は日本史で。」
高橋「わかりました。承認します。」
Dモブ「かっこつけてんじゃねぇぞ、観察処分者!!」
「「「「「「試獣召喚(サモン)!!!」」」」」」
明久side out
優子side
Dクラスの5人と吉井君が同時に召喚した
<日本史>
Dクラス―男1 (156点)
男2 (108点)
男3 (87点)
男4 (139点)
男5 (98点)
VS
Fクラス―吉井 明久 (???点)
男5「最初にお前を補習送りにしてやるよ!!」
と言いながら男5は吉井君の召喚獣の向かって切りかかってきた。
だけど、その攻撃は当たらなかった。
男5「何!?」
男5が驚いていると、すぐその後ろに吉井君の召喚獣が現れた!
明久「遅いよ!!」
そして木刀を振り落し男5の召喚獣にあてる。
優子「…すごい」
そして吉井君の点数を見ると…
<日本史>
Dクラス―男1 (156点)
男2 (108点)
男3 (87点)
男4 (139点)
男5 (0点)
VS
Fクラス―吉井 明久 (437点)
私は驚きのあまり口が開きっぱなしだった。
男3「437点!?」
男1「嘘だ!やつは観察処分者だろ?」
男2「カンニングしたんだ!!」
高橋「カンニングはあり得ません。なぜならこの日本史のテストの監督者は私でしたから。これは彼の実力です。」
男4「ちっ!なら全員で襲うまでだ!!」
男4はそう言い、全員で切りかかっていった。
優子「…吉井君!」
いくら明久君でも同時に4人相手じゃ…
と思ったが…
男1「クソッ!何で当たんねぇんだよ!!」
明久「そんな攻撃じゃ当たらないよ」
と吉井君が言った瞬間目にも止まらぬ速さで、男2、3、4を木刀で切った。
<日本史>
Dクラス―男1 (156点)
男2 (0点)
男3 (0点)
男4 (0点)
男5 (0点)
VS
Fクラス―吉井 明久 (437点)
男1「こんな奴に勝てるわけがねぇよ!!」
と言って男1は逃げ出した。
敵前逃亡も補習送りなのに…
鉄人「戦死者は補習!!」
何処からともなく西村先生が現れて
Dクラスの5人を連れていく。
男1「鬼の補習はいやだぁぁぁぁぁぁ」
明久「ふぅ」
対戦が終わり、召喚フィールドが消える
優子「す…すごいわね、吉井君」
明久「え?あ、うん。ありがとう」
優子「代表は吉井君が強いって知ってたの?」
翔子「…操作が上手いのは知ってた。…けど点数が高いのは知らなかった。」
優子「そうよね。吉井君何で点数すごく高いのに、Fクラスにいるの?」
翔子「…ッ―――!優子!」
明久「いいよ、霧島さん」
私がそう質問すると吉井君の表情が少し暗くなった
明久「…えーっと…ね…その…1年生の時の僕はバカだったらしいんだけど…」
優子「…らしい?」
明久「うん。実は僕、記憶を失っているんだ…」
優子「えっ!?」
突然の出来事に私は驚いてしまう。
明久「記憶を失ったのは振り分け試験の日の1週間前なんだ…そして振り分け試験の存在を知ったのは、2日前でね、一応頑張って勉強したんだけど、日本史ぐらいしか、まともに勉強できなくて今はFクラスに居るんだ。」
優子「そうなの…その…ごめんなさい…そんな事とは知らずに…」
明久「別に大丈夫だよ。今度はAクラスに行こうと思ってるしね。じゃあまだ戦争中だから僕は行くね。」
そういって吉井君はAクラスから出ていった。
優子side out