デート・ア・リリカルなのは   作:コロ助なり~

104 / 118
煌きの龍神です!

煌きの龍神です!

 

Side空

 

数えるのも億劫になる程の妖怪の群れに霊夢さんが砲撃を放って戦闘が始まった。

龍神化を使えばここにいる妖怪達を一気に片付けて、すぐにでもフランの下へと行きたいがまだその時ではない。

レミリアとの戦闘での疲労は完全には回復しておらず、それにこいつらの親玉がまだ姿を現していないからだ。

 

獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)! 黒刃の狗神(ケイネス・リュカオン)!」

 

体力の消耗を抑えるために考えた結果、独立具現型の神器(せいセイクリッド・ギア)を出して金の獅子に跨り、黒い犬を刀にして戦うことだった。

 

「ガオオオオオオオッ!」

 

『ッ!?』

 

いきなり現れた獅子王の戦斧の咆哮に一歩後退る妖怪達。

 

「逃げたい奴は逃げて」

 

戦闘を避けるためでもあるが、妖怪だからと言ってむやみやたらに殺すつもりはない。中には戦いが嫌いな妖怪もいるだろうし、彼らもこの世界の住人であることに変わりはないのだから。

 

『う、うわあああああああああああッ!』

 

獅子の咆哮が余程効いたのか、大勢の妖怪が一斉に背を向けてあらゆる方向に散らばっていく。

残ったのは半分ほど。どれも強そうだ。

 

「……腰抜けどもめ。だが、カイラ様の見立て通りか」

 

先頭にいる赤い猫が逃げた妖怪達を見て呟いた。

 

カイラ? 様をつけるということはそいつが親玉?

 

「ちょっと空! いつまでも突っ立てないであんたも戦いなさいよ!」

 

霊夢さんの怒鳴り声が上空から聞こえてきた。

俺が考えてる間にも砲撃を放ちながら他の妖怪を倒してくれていたのだ。

 

「しっかり掴まっててください、空」

 

「うん! さっさと倒してフラン達に合流しよう!」

 

獅子王の戦斧が赤い猫に向けて駆け出した。

対する赤い猫は両手を広げ、腰を落として構える。

 

受け止める気か!

 

「フンッ!」

 

金の獅子と赤の猫が激突。

受け止めた方が勢いに押されて地面を抉りながら後退していく。しかし、徐々にその勢いが弱まり止まった。

 

「ウオオオォォォオオオオオオッ!」

 

赤い猫が叫びながら獅子王の戦斧を持ち上げた。

体格差ではこちらが勝っているのにそれを跳ね除ける程の馬鹿力。

 

投げる気!?

 

「黒刃の狗神!」

 

投げられる前に手元の黒い刀の形状を赤い猫に向けて長く伸ばす。

 

―――カキンッ!

 

まるで金属と金属がぶつかり合うような音を立てて黒い刀は弾かれた。

鋼鉄すら切断できる力を持ってる黒刃の狗神の刃が貫けない。そんな予想だにしなかったことに驚いてしまい、大きな隙を作ってしまった。

 

「フンッ!」

 

「うわわっ!」

 

攻撃が予期せぬ形で防がれたことで獅子王の戦斧とそれに跨る俺が宙に放り投げられた。

獅子王の戦斧が空中で無理矢理体を捻って体勢を立て直そうとするが、筋肉達磨の見た目に反しての素早い追撃。両手を組んでのアームハンマーで空中から一気に地面に叩きつけられた。

 

「……どうしますか、空?」

 

よろよろと起き上がって赤い猫を見る。

鋼鉄をも超える硬さ。金の獅子を吹き飛ばす力。おまけに素早さもかなりある。

弱攻撃を繰り出しても蚊に刺される程度のダメージだろし、かと言って強大な攻撃を使っても避けられるのが目に見えてる。

そうなると倒すには負担の大きい禁手(バランス・ブレイカー)か龍神化以外に手はない。

 

…………。

 

「というかさ、一々神器名言うの面倒だから二人に愛称付けよっか」

 

「こ、この状況で、ですか……?」

 

「むしろ、こういう状況だからだよ。戦闘中に噛みそうじゃん」

 

「……空がそう言うなら私は反対しません」

 

「じゃあねー、レグルスと(ケン)! それでどう?」

 

安直というかほぼそのままの愛称ではあるが、この方が呼びやすそうだ。

 

「ふむ、レグルスですか。神器の名前が短くなっただけですが悪くないです」

 

「ワン!」

 

人語を理解することは出来るが話すことが出来ない黒刃の狗神改め剣が嬉しそうに吼えた。

 

「よぉーし! いっちょあの赤猫ぶっ飛ばしてやりますか! 剣、お願い!」

 

手始めに剣を単独で突撃させる。それに続いて俺も駆け出す。

剣の攻撃では斬れないとわかってる赤い猫は当然俺の方を警戒するだろう。

 

剣刃形態(ソードフォルム)!」

 

剣が黒い刀と化して俺の手に収まる。

美鈴さんとの戦いでも使った相手の不意を突く戦法だ。

 

「せやぁっ!」

 

高く掲げた刀を頭から振り下ろす。

 

「悪くない手段だが、最初に刀にしていたのを見せたのは間違いだな」

 

しかし、鋼鉄をも超える肉体が刀を止めた。

素早く刀を引いて、再び切り付ける。

 

「無駄なことを……」

 

呆れ気味に呟く赤い猫を無視して何度も何度も斬る。

 

……このままだと体力を無駄に消費するだけか。

 

何度も斬っていれば敵の弱点でも見つかるかと思ったが、それは早計だった。

俺に振るってきた拳をバックステップで躱し、高く跳びあがる。

 

「剣!」

 

俺の声に反応した剣が赤い猫の足元から黒い刃を何本も出す。

バックステップをした時に地面に投げ捨てていたのだ。

効かないのは百も承知。目的は相手を浮かせるため。

貫けない刃が赤い猫を上空に押し上げた。

 

「レグルス!」

 

「はい!」

 

今度はレグルスも跳びあがり、俺と赤い猫の間に入った。

そして、身体を丸めたレグルスが変形。巨大な獅子の足となった。それを俺が上から踏みつけるようにして赤い猫へと落下。

 

……あ、ちょっとズレそう。

 

このままでは当たらずに終わってしまう。

そんな最中―――

 

「マスタースパークッ!」

 

どこかで聞いた声ともに後方から虹色の砲撃が赤い猫に直撃。

威力調整がされていたのか、赤い猫の位置を当てられる範囲内にまでズラしてくれた。

 

これならいける!

 

獅子王の地砕き(レグルス・インパクト)ッ!」

 

「グ、オオオォォォッ!」

 

即興で考えた必殺技名を叫びながら赤い猫を踏みつける。

赤い猫が抵抗するが空中ではどうにもならないようだ。

そして、踏みつけたまま地面に落下。

あまりの威力に激しい砂埃と爆発が発生。俺達を中心に巨大なクレーターが出来上がった。

レグルスから降りるとレグルスも元の姿に戻った。

そのすぐ傍には完全に意識を失った赤い猫の妖怪がいた。

体がいくら頑丈でも脳はそうじゃない。

 

「なんつー、威力だよ。ビックリだぜ……!」

 

先程聞いた声の主が俺の傍に来た。

 

「魔理沙、さっきの砲撃ありがと」

 

「あんくらいいいってことだぜ! それよりもこの状況は一体……」

 

「わからない。急に現れたんだ。って、それよりもフラン達のところに行かないと!」

 

「なら、ここは任せて先に行くといいぜ」

 

「い、いいの?」

 

「ああ。この程度の数なら霊夢と速攻で片付けられる」

 

「……わかった。レグルス、魔理沙のことサポートしてあげて」

 

「かしこまりました」

 

念のためレグルスを残して紅魔館へと走り出した。

 

「ここは通さねぇぜ!」

 

残っていた妖怪が立ちはだかる。

 

「おっと。そいつの邪魔はさせないんだぜッ!」

 

いくつもの流れ星が敵を撃ち抜いていく。

魔理沙の援護だ。

しかし、それでも敵の数が多い。

 

「―――龍神化!」

 

一々相手にしていられない。一気に駆け抜けるために龍神化を使って周りの敵を吹き飛ばしながら突き進んでゆく。

幸いなことに赤い猫のような硬さの妖怪は中にはいなかったおかげで紅魔館まで一気に行けた。

 

待ってて、フラン!

 

Sideout

 

 

 

 

 

Side???

 

空と霊夢、妖怪達の戦いを遠くで見ているものがいた。

桃色の髪と藍色の浴衣。そして、特徴的なのが天に向かってピンと立つ獣耳と腰から生える大きな尻尾。年頃は空と同じくらいの幼い少女だ。

 

「あの殿方の魂は不思議ですね……」

 

彼女の基準からすれば彼の魂がイケメンなのは間違いない。間違いないのだが今までに見たことのないタイプの魂だったのだ。

戦闘前はまるで澄み渡る蒼天の如し綺麗さ。いざ戦い始めると黒と金の輝きを放ち始めた。

そして、その少年は今は戦闘を終えて走っているところなのだが、最初よりもより強くて鮮明な輝きになった。

 

「ウフフ、ご主人様候補見つけちゃいました♪」

 

少年―――空を目だけで追いながらそんなことを呟いたのだった。

 

Sideout

 

 

 

 

 

Side空

 

紅魔館に入ってフランを探し始める。

フランの部屋、書庫、中庭。手当たり次第に探してみたが、どこにも見当たらない。

あと探してない場所はレミリアのいた場所くらいだ。

 

―――恐らくここだ。すげー嫌な予感がする。気を付けろよ。

 

ガシャポンの中にいる奴の言葉に頷きながらゆっくり部屋の中に入る。

 

「フラン!」

 

捜していた人物はレミリアがふんぞり返って座っていた玉座に座っていた。

 

「ようやく来たのね!」

 

彼女の方も俺に気が付くと笑顔で寄って来た。

 

「よかった。無事だ―――え?」

 

彼女が抱き締めてと言わんばかりに抱き着いてきたので俺も抱き締め返そうとしたとき、鉄の味が口の中に広がった。

 

「ゴフッ」

 

口から出たものが床に飛び散った。それは赤い血だった。

何が起こったのか頭の整理が追い付き始めると同時に腹部が徐々に熱くなってくる。

視線を落とせば、お腹を炎の剣で貫かれていた。

 

「フ、フラン……?」

 

どういうこと? なんでフランが俺を攻撃してるの?

 

「アハハハハ! 会いたかったわ! ―――私の大切な人達を壊したお前を壊してあげる!」

 

ドス黒い魔力を纏いながら俺の腹の中で炎の剣をグリグリ弄り回す。

 

「グ、アッ……!」

 

炎の剣で抉られた痛みが考える暇を与えない。

 

「ほら、ほら! 壊れちゃえ!」

 

「それ以上はやめるニャ!」

 

「キャッ!」

 

どこかに隠れていたジバニャン、コマさん、ウィスパーが体当たりして俺からフランを引き剥がした。

フランの手から炎の剣が消えたおかげで腹部への痛みが和らぐ。ただ完全に貫通しているので押さえていないと血が止まらない。

今は魔力で無理矢理止血しているがちょっとでも気を抜けばすぐにでも溢れるだろう。

 

「イタタ……ありがと……ジバニャン達」

 

「そんなことよりも空君は大丈夫ですか!?」

 

「なんとか」

 

「ここは逃げましょう!」

 

「それは厳しいかな……」

 

ウィスパー目掛けて放たれた魔力弾を手で弾く。

 

「向こうは逃がすつもりないみたいだから」

 

「で、ですが……!」

 

「ダイジョーブ。すぐに終わらせる。安全な場所に隠れてて」

 

フランは『私の大切な人達を壊したお前を壊してあげる』と言った。どうやら、フランの中では俺がレミリア達を痛めつけたことになってるようだ。

 

こりゃ、しんどい……。

 

ジバニャン達の様子から考えて目の前の人物がフランの偽物という線はないと思う。操られてると考えてよさそうだ。

 

これでフランの本心だったら泣きそうだなぁ。うん、確実に凹みはする。

 

―――俺が代わるか?

 

「ううん。自分でやる。友達のことだからね」

 

―――そーかい。なら見守るさ。

 

「君の出番はカイラとか言うやつと会うときだ」

 

―――! お前気付いてたのか? 俺とアイツの関係に。

 

「なんとなくだよ。カイラって名前が出た時動揺してたみたいだから、もしかしたらーって思って」

 

―――……悪いな。

 

「お互い様だよ」

 

ガシャポンをジバニャンに預けてから聖剣と魔剣を作り出して構える。

 

「フランの目、覚まさせないとね!」

 

時間的にも体調的にも余裕がない俺はフランに速攻を仕掛けた。

戦闘に思考が割かれるので止めていた血が少し出るがお構いなしだ。

 

「今度こそ壊してあげる!」

 

もう一度炎の剣を作り出し、斬りかかって来る。

三か月前に何度も弾幕ごっこをしたのだからフランの戦い方くらい覚えてる。

それはもちろん向こうも同じだが、今の俺には龍神化がある。まだ不完全ではあるものの()()()()()()も。

 

つっても、そんな余裕が、ないっ!

 

これは今までのような弾幕ごっこではなく殺し合い。俺にその気がなくとも向こうはやる気満々だ。

しかもさっきの不意打ちが結構きいてる。見聞色の覇気で何とかなっているが、痛みの所為で動きが鈍い。反応が少しずつ遅れて炎の剣で肌が焼かれていく。

 

「……壊れろ、壊れろッ、壊レロ! ―――禁忌『カゴメカゴメ』!」

 

フランが魔法陣を展開すると手のひらサイズの魔力弾が俺の動きを阻害するように四方八方に綺麗に並べられる。

この技はその場を動かなければ当たることもないのだが、相手が動けないという隙を逃すはずがない。

手に大きな魔力弾を作って放り投げてきた。しかも連続でだ。

 

「うおおおおおおおおおおっ!」

 

気合一閃。

腹部から奔る激痛を誤魔化すように叫びながら魔力弾を斬る。

 

「へぇー、やっぱり全部斬るんだー。うん、私の予想通り♪」

 

魔力弾で包囲された隙間から見えたフランの顔は、狂気さえなければ俺の知る笑顔だった。

 

「今の体力じゃこれは躱せないよね? 禁忌『フォービドゥンフルーツ』!」

 

最悪……!

 

内心で舌打ちする。

さっきの『カゴメカゴメ』は綺麗に配置されていて動く必要はそこまでなかったが、この技は回避するのも武器で捌ききるのも万全の状態であっても厳しい。ちなみに守るのは不可能。実際にやってみた経験はあるけど十秒もしないで突破された。数の暴力恐るべし。

 

『ほれ、さっさと使え。出し惜しみして後悔する羽目になるぞ』

 

わかってる。

 

聖剣と魔剣を消して体から力を抜く。

 

「あら? 諦めちゃった?」

 

「違う。舐めんな、龍神の力を! ―――“煌”龍神化!」

 

Sideout

 

 

 

 

 

Side???

 

「むっ! また魂が……」

 

こっそりつけていた少女は少年と少女戦闘を見ていた。

少年が360度魔力弾で囲まれてピンチになったとき思わず助けに行こうかと考えたが、彼がご主人様に相応しいかどうか見極めるためにも見守ることにした。

それも理由だが、一番の理由は彼の魂が全く輝きを失っていなかったからだ。

 

「―――煌龍神化!」

 

少年が叫んだ瞬間、蒼かったはずの魔力が赤く、朱く、紅く染まっていく。

そして、紅蓮の炎が身を包み龍へと姿を変える。

やがて炎が弾けるとかの少年は姿を現した。

黒かった髪は真紅に染まり、さっきまでは無かったはずの水晶のように透き通った蒼い角が生えていた。

さらには背中には髪と同色の大きな二枚一対の翼と尻尾、黄金の光輪があった。

 

「あの姿、まさしく……」

 

まさしく―――太陽そのものだった。

 

Sideout

 

 

 

 

 

Side空

 

変身を終えるとすぐに右腕を振るう。

それだけで周囲を囲っていたはずの魔力弾全てが燃え尽きた。

 

「な、なによ! なんなのよ、その姿!」

 

「本来の力。全然使いこなせてないけどね」

 

今の状態だと一分も持たない。だが、ほんの数秒あれば十分だ。

右手に力を集めてフランに向けて伸ばすと巨大な炎の手をとなって鷲掴みにした。

俺の方に引き寄せて空いてる左手で握り拳を作る。

 

「や、やめ……!」

 

「いい加減、目ぇ覚ませっての」

 

引き寄せた反動を利用して殴る―――と見せかけて額にデコピンをしてやった。

デコピンをした箇所から橙色のオーラがフランの体を包み込み、ドス黒い色をした魔力が弾け飛んだ。

憑き物が落ちたかのようにすっきりした顔で倒れ込むフランを抱き締めて横たわらせた。

それと同時に龍神化が解け、一気に疲労感と刺されたダメージがやってくる。

ボロボロの床に大の字になって倒れる。完全にガス欠状態だ。

 

『よくやったな。偉いぞ』

 

うん。しんどかったけど頑張った。

 

「ゲホッ! ゲホッ!」

 

口から大量の血が溢れる。立ち上がる力はもうないし、目が霞んで焦点が合わない。

 

「空!」

 

ジバニャン達が慌てて駆け寄ってくる。

 

「……フランは?」

 

「寝てるズラ」

 

「……そっか」

 

フランが無事であることに安心したら眠くなってきた。

俺の能力が効いていれば恐らく無事助かるはずだ。

 

「空君、寝ちゃダメです! このままだとあなたが!」

 

ウィスパー、言われなくともわかってる。でも、どうしようもなく眠いんだ。

 

―――急いで助けを呼べ! それかあの時を止めるメイドを叩き起こせ!

 

ガシャポンの中にいる奴が必死に叫ぶ。

咲夜さんだってケガをしてるのだから無理に起こさなくてもいい。

 

「早くしないと空が、空が……!」

 

ジバニャン、大丈夫だって。俺はこんなところで死ねない。死ぬわけにはいかない。

そんな強がりの一つでも言いたいけど口は思ったように動かない。

 

ホントにヤバいな、これ。

 

彼が何も言わないことを不思議に思ったが、それを考える時間はもうない。

ゆっくりと瞼が落ち始める。

 

 

 

「その魂、ちょお~~~っと待った! 暫く、暫くぅ!」

 

 

 

意識が無くなる直前、霞む視界で捉えたのは桃色だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。