デート・ア・リリカルなのは   作:コロ助なり~

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魔王少女、降臨です!

魔王少女、降臨です!

 

 

 

「何でッ……俺がッ……こんな目にッ……合わなくちゃいけないんだよッ!」

 

俺は一人で巨大な魔獣から逃げていた。周りは何もない平地で隠れようもない。

 

「全然、振り切れない……ッ!」

 

全力で走るが、ソイツとの距離は広がるどころか縮まるばかり。

とうとう疲労がピークに達して、脚がもつれて転倒。

 

早く起き上がってここから逃げないと!

 

頭ではそう思っていても、思うように体は動かない。

 

クソ……ッ! ここまでなのか……ッ!

 

俺の周りが暗くなる。ソイツの影が俺を覆いつくしたからだ。

ここで終わりかと思うと、悔しさから涙が零れる。

 

これが最後になるぐらいなら……。

 

死を覚悟した時。

 

 

 

 

 

「その子から離れなさい!」

 

ッ! 一体誰が―――

 

「もう大丈夫!」

 

その声を聞いたのは初めてのはずなのに、何故か安心できた。

 

「あとは、この――――」

 

顔を上げても後姿しか見れないが、その背中に憧れた自分がいた。

 

 

 

 

 

「―――――“魔法少女レヴィアたん”に任せといて!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、カットー!」

 

監督の指示が出たので、立ち上がる。

 

「いやー、二人共良かった! 特に空君! 君の迫真の演技で、見ているこっちまでハラハラしてしまった!」

 

「ありがとうございます!」

 

監督の側によるとお褒めの言葉を貰った。

 

「やっぱり、サーゼクスちゃんの紹介であなたを誘って正解だったわ☆」

 

「こちらこそ普段できないような体験をさせてもらってるんです、セラフォルーさんに誘っていただいて感謝してますよ」

 

監督から休憩を貰い、セラフォルーさんと並んで椅子に座る。

 

え? 俺が何してるかだって? そんなの決まってるでしょ? 

 

―――――『魔法少女マジカル☆レヴィアたん』の撮影です。

 

 

 

 

 

遡ること昨日。

姫島家の襲撃を退けてから家に帰ると、サーゼクスさんが龍神家に来ていた。

 

「やあ、空君。私と戦った時よりもさらに強くなってるみたいだね」

 

「えへへ、おかげさまで。またリベンジしたいです」

 

一目見ただけでそんなことわかるんだね。

 

「すまない。私の方もそうしたいのだけどね、仕事が忙しくて時間があまりとれそうにないんだ」

 

「あ、いえいえ、一回戦ってもらえただけでも十分なのに、もう一回だなんて図々しいにもほどがあります!」

 

冥界の長である魔王が忙しいのは当たり前のことだ。

 

「そうか。試合はまた時間を作ってやろう」

 

「ありがとうございます。ところで今日はどうしたんですか? まさか……仕事さぼったわけじゃないですよね?」

 

サーゼクスさんに訝しむような視線を向けると、両手を振って否定する。

 

「や、止めてくれ。そんなことすれば妻のグレイフィアに何をされるか……考えただけでも恐ろしいよ」

 

ああ、いくら魔王でも奥さんの前では尻に敷かれてるのか……。何と言いますか、聞いてるだけで無性に悲しくなってくるというか、同情したくなる感じがするんだよね。

 

『(お前も将来尻に敷かれるだろうなぁ……)』

 

ん? 今、ドライグ達に哀れみの視線を向けられたような…………気のせいかな?

 

「それでだね、今日来たのは君をとある人物に紹介してみようかと思ってね。構わないかい?」

 

「えーっと、その人がどなたかをまず教えていただきたいんですが……」

 

「今からここに呼ぶよ。先に家の人には許可は貰ってるから安心してくれ」

 

サーゼクスさんが連絡用の魔方陣を耳元に展開すると、誰かと連絡し始める。

連絡が終わるとリビングに転移用の魔方陣が出来る。その魔方陣からは一人の少女が現れた。

少女は艶やかな黒髪をツインテールにし、魔法少女のような――――否、魔法少女の服装をしている。

 

 

 

サーゼクスさんと同じ魔王の一人――――セラフォルー・レヴィアタンだった。

 

 

 

ま、マジか……。とうとうこの人に出会っちゃったか……。

 

「じゃっじゃーん☆ セラフォルー・レヴィアタン! ここに参上でーす☆ あ、初めまして! あなたが龍神空君ね?」

 

「ア、ハイ……そうです。俺が龍神空です」

 

魔法少女――――で・は・な・く! “()()少女”ことセラフォルーさんが横チェキしながら尋ねてきた。

今明かされる衝撃の事実はないけど、あまりの軽い挨拶をして登場した魔王に頬が引き攣る。

 

「ふむふむ、うんうん、なるほどなるほど!」

 

自己紹介が済んだと思ったら、今度は俺の周囲をぐるぐるしたり、ジロジロ眺めてきた。

 

「あ、あのー……何か?」

 

「決めたわ! 龍神空君! あなた、私の使い魔にならない!?」

 

「嫌です」

 

「ええッ!? どうしてッ!?」

 

いや、こっちの方がええッ!? っていいたいんですけど……。

 

「こらこら、セラフォルー、重要なところが抜けている。ちゃんと説明してあげなくては伝わらないだろう?」

 

「そうだったわ! ごめんね、空君。あなたに使い魔になって欲しいっていうのは、そのままの意味じゃないの。私が今撮影してる特撮に、使い魔役として出演してほしいっていう意味なのよ!」

 

「えーっと、つまり……役者になれと?」

 

簡単に言うとそうなるだろう。

 

「うんうん! もちろん、ちゃんとお給料も出すし、演技が評価されれば他の撮影にも呼ばれるようになるかもしれないわ!」

 

評価はどうでもいいけど、お給料が出る。しかも、そうそう体験できそうにない演技の仕事だ。少し興味がある。

 

「わかりました。やれるだけやってみます。……でも、こういうことは初めてなので期待しないで下さいね?」

 

「いいえ! 私は期待するわ!」

 

「どうしてですか?」

 

 

 

「だって、私が認めた子なんだもの。絶対大丈夫に決まってるわ!」

 

 

 

セラフォルーさんが曇りの無い輝いた瞳で即答した。

 

こういうのってズルいよなぁ……。

 

「魔王の一人にそこまで言われたら、精一杯期待に応えてみます」

 

「ありがと! じゃあ、早速今から撮影現場に行くわね!」

 

「えっ、ま――――――」

 

俺が何か言うよりも早くに魔方陣が展開され、転移した。転移する間際に、サーゼクスさんが両手を合わせて申し訳なさそうな顔をしていたのが記憶に残った。 

 

 

 

 

 

で、今に至るわけ。しかも昨日突然連れられてからすぐに撮影が始まったため、昨日はそのままセラフォルーさんが所有するホテルに泊まることになった。龍神家に連絡したら、サーゼクスさんがあらかじめ説明していたのか、皆からの文句はなかった。

 

閑話休題。

 

最初は初めての試みでNGを出しまくって迷惑をかけたが、監督や他の役者さんにアドバイスを貰ったり、何度もこなしていくうちに自ずとNGの回数も減っていった。

 

「それにしても、空君の演技はすごいって思うわ! 演劇経験が無かったのに、あそこまでの演技が出来ちゃうなんて、私驚いちゃったもの!」

 

「それは周りの人にアドバイスを貰ったからです。皆さんは嫌な顔せずに一つ一つ丁寧に教えてくれましたからね」

 

セラフォルーさんの紹介という形で来たというのも理由の一つなんだろうけど、魔族の方が人間の俺に教えてくれるとは思わなかった。

 

あ、俺って人間じゃなかった。

 

「…………」

 

演技が上達した理由を伝えると、何故か俯いて黙り込んでしまった。

 

「あ、あの……セラ――――」

 

「偉い! 偉いわ!」

 

心配になって声を掛けてみたら、突如顔を上げて俺を褒めてきた。

 

「は、はぁ……どうも」

 

俺が曖昧に返すと、セラフォルーさんは立ち上がった。

 

「さ! この調子で今日の撮影を終わらせちゃおっか!」

 

「はい!」

 

時計を見ると休憩時間がそろそろ終わりそうだったのが確認できたので、次の撮影シーンの準備に入る。撮るシーンはさっきの続きでクライマックスシーンだ。

セラフォルーさん演じるレヴィアたんが魔獣を倒す。俺が演じるランが使い魔にしてくれとお願いする。それをレヴィアたんが了承し、撮影は終わる。

ちなみに監督の考える設定では、俺の正体はドラゴン……なのだが、自分自身では人間と思っていて知らない。物語を進めていくうちに正体が解明されるとかなんとか。

 

さて、もうひと頑張りしますかね!

 

 

 

 

 

「レヴィアたん、待って!」

 

俺ことランが。魔獣から助けてくれたレヴィアたんを呼び止める。

 

「ん? 何かしら?」

 

「あ、あの……俺をあなたの使い魔にして下さい!」

 

「……それはどうして?」

 

「俺は……守れる力が欲しいんです」

 

「………」

 

レヴィアたんは何も言わずに聞いてくれる。

 

「俺は母親と共に小さな村で平凡に暮らしてました。でも、そんなある日、事件は起こった。朝、俺が起きると村は跡形も無くなっていたんです……」

 

「ッ!?」

 

そのことを思い出す度に悲しみや後悔から涙が零れる。

 

 

 

 

 

――――最初は何があったのか分からずに混乱していたけど、近くのがれきに埋もれていた母親の呻き声が聴こえて我に返った。

 

『母さん! 今助け出すから待ってて!』

 

その時、もちろん俺は助け出そうとした。でも、自分が助からないと分かったのか、母親は首を横に振った。

 

『……ラン、よく聞きなさい。――――あなたは私の本当の息子ではないの』

 

伝えられたのは衝撃の事実だった。

 

『な、何言ってるの……母さん? 冗談にしたって度が過ぎて――――』

 

『いいから聞きなさい』

 

動揺する俺を強かに遮った。

 

『それでもね、ラン。私はあなたを息子としてちゃんと愛してた。この言葉に嘘偽りはないわ。信じてちょうだい』

 

『し、信じるよ! 誰が疑うもんか!』

 

『……そう……それが聞けて安心したわ。これで心置きなく――――――』

 

母さんは最期に小さく笑った。そして静かに眼を閉じた。

 

『母さん……? ねぇ、やだよ……逝かないでッ! 母さん!』 

 

母親は二度と目覚めることのない眠りについた。

そこから俺は、行く当てもなく彷徨っていたところをあの魔獣と出くわし、レヴィアたんに助けてもらった。

 

 

 

 

 

「……他に生きていた人は?」

 

レヴィアたんの質問に首を横に振って否定する。

 

「……そう」

 

短く返すと、顔に柔らかいものが当たる。

 

「辛かったよね? 悲しかったんだよね? 泣いていいよ。私が君の悲しみを全部受け止めてあげるから」

 

 

 

 

 

 

―――――もう我慢しなくていいよ。あなたの怒りや憎しみ、悲しみ全部受け止めてあげる。

 

 

 

 

 

 

―――――え?

 

気が付くと、俺はレヴィアたん――――――セラフォルーさんに抱きしめられていた。

これは台本には書かれてないことだ。本来なら、俺が悔しさで涙するのをレヴィアたんが励ます、というシナリオ。だというのに、彼女は俺を抱きしめていた。

でも、彼女の温もりが()()を思い出させる。

知ってるようで知らない、かなり曖昧なものだけど、それはとても大切な“何か”だった。

気が付けば、俺の涙腺は演技とは関係なしに崩壊していた。

 

「も、もう大丈夫です……!」

 

ひとしきり泣いたあと、自分が泣いたことに驚いて慌ててセラフォルーさん――――――レヴィアたんから離れる。今は撮影中だ。次の演技をしなければならない。

 

「私、決めたわ!」

 

「……何をですか?」

 

「あなたを使い魔することよ!」

 

「いいんですか!?」

 

「ええ、放っておけないもの! さあ、一緒に行きましょう!」

 

レヴィアたんに手を引かれて俺も進みだす。

 

――――――俺の新しい冒険が始まったのだった。

 

 

 

 

 

「はい、カットー! ラストシーンOK! 途中、台本とは違ったけどとってもいいモノだった! 今のを使わせてもらうよ!」

 

監督や周りからしたらすごい演技に見えたのだろうけど、俺が流した涙は演技ではなかった。

 

……あの感覚はなんなんだろう? 

 

十香に好きって言われた時にも似たような感覚があった。もう一度おんなじことをやっても何も変わらないと、確証はないがそう思う。

 

……………………まさかね。

 

とある考えが頭をよぎったが、頭を振って思考を中断した。

 

「空君、お疲れ様ー! さっきの涙する演技は私も驚いちゃったわ!」

 

「お疲れ様です、セラフォルーさん。あの演技はランに感情移入し過ぎたからああなっただけですよ」

 

「ええッ!? そんなに感情移入できちゃうの!? ……これは強敵(ライバル)出現、かしら?」

 

驚いた顔から一転、セラフォルーさんは険しい顔で何かをブツブツ呟いていた。

 

「あの……どうかしました?」

 

「な、なんでもないわ! そ、それよりも突然抱きしめちゃってごめんね? あの時の空君を見てたら撮影とか演技だってこと忘れてあんなことしちゃったの!」

 

「へ……? …………あ、いえ! 大丈夫です! 監督もあのシーンOKって言ってくれましたからね」

 

セラフォルーさんが本能的に動くほどに涙してたんだ……。

 

「あ、あのね? ぶしつけなお願いなんだけど……言ってもいいかな?」

 

急にしおらしくなったセラフォルーさんが俺にお願いしたいことがあるらしい。

 

「内容にもよりますけど……」

 

「も、もう一度だけ、空君を抱きしめさせてくれない?」

 

「ごめんなさいお断りしますそれだけは勘弁してください。あ、撮影これで全部終わったんで帰りますね?」

 

「お願い! ちょっと……ほんのちょっとだけでいいから! ね? ね?」

 

「嫌です! というか放して下さい!」

 

荷物を纏めてさっさと帰ろうとしたら服の裾を掴まれて逃げられなかった。

 

「ダメ! いいって言うまで放さないわ! こうなったら本気を出して無理やり……!」

 

それはシャレになってないから! 魔王に本気出されたら勝てるはずがないでしょ!?

 

「り、理由は!?」

 

「え?」

 

「俺を抱きしめたい理由は何ですか!?」

 

これでまともな言い分が出たなら考えようと思う。……この魔王に限ってそれは無いと思うけどね!

 

セラフォルーさんは一度俯いてから顔を上げ、固い決意を宿した眼で告げた。

 

……もしかして意外とまともだったりする?

 

 

 

 

 

「――――――最近、ソーたんが抱きしめさせてくれないから!」

 

 

 

 

 

「お疲れ様でしたー」

 

うん、分かってたけどここまでハッキリ言ってくれるとある意味尊敬に値するね。

 

「ま、待ってー!? じょ、ジョーク! 今のはジョーク! だから無し! ノーカン! あ、ちなみにソーたんっていうのはね、私の妹のソーナちゃんのことでね! それはそれは目に入れても痛くないくらいとびっきりに世界で一番可愛いのよ!」

 

「ア、ハイ……」

 

急に妹について語りだした。

妹があれをして可愛かっただの、なんだのと小一時間程聞かされたところで――――

 

「お姉さま!」

 

黒髪ショートカットの少女がリアス、シア、ネリネ、リコリスと共に俺達のそばにやって来た。

 

「あ、ソーナちゃん! どうしてここに? ハッ、もしかして久々に抱きしめさせてくれる―――」

 

「そんなわけあるはずがないじゃないですか!」

 

「が、ガーン……! うわーん! ソーたんが反抗期だー!」

 

ガーンって擬音を自分の口で言うヒト初めて見た。っていうか―――――

 

「どさくさに紛れて引っ付かないで下さい!」

 

セラフォルーさんが俺の腰に抱き着いて離れてくれない。

 

「だってソーたんが反抗期で私の心はひどく酷く傷付いたんだもの! だから、空君に抱き着いて癒すの!」

 

「お、お姉さま! 他人に迷惑を掛けないで下さい! それとソーたんと呼ばないで下さいとあれほど言ったのに!」

 

「だったらソーナちゃんを抱きしめさせて! それなら空君から離れるわ!」

 

「仕方ありませんね、多少のことには目を瞑ります」

 

「随分あっさりと俺のこと見捨てたね!?」

 

まさかの掌返しだった。しかも迷いのない即答。

 

「リ、リアス達も見てないで助けてよ!」

 

『アハハ……ごめんなさい無理(です/っす)』

 

シア達に苦笑いで断られる。

 

「無理よ。あ、空が私の眷属になってくれると約束するなら考えてあげるわ♪」

 

愉しそうに笑いやがって!

 

「……このッ、悪魔め!」

 

「私は悪魔よ」

 

皮肉が皮肉にならなかった!? ええい、こうなったら!

 

「セラフォルーさん!」

 

「んー? どうしたのー?」

 

未だに俺に抱き着いてるセラフォルーさんが呑気な声で返す。

 

「俺を抱きしめることを許します」

 

「え、本当に!?」

 

既に抱き着いてるけど、今は何を言っても意味をなさないから諦めた。

 

「ええ。ですが!」

 

ビシッと指を突き付けてから言う。

 

「あなたの妹よりも俺の方が大切だと思うならお好きにどうぞ。でも、妹が大切だというなら俺ではなく妹にお好きなだけ抱き着いてください」

 

「んなッ!?」

 

案の定、ソーナは口をあんぐりと開けていた。

 

さっきのお返しだよ! そしてこの条件なら確実にセラフォルーさんは――――

 

「ソーナちゃーん!」

 

妹を選ぶ。

セラフォルーさんは俺から高速で離れ、ソーナに抱き着く。

 

「あ、あなたは悪魔ですか!?」

 

「それ、ブーメランだからね」

 

そもそも君が悪魔でしょうに。

 

今が好機と思い、監督やADさんに別れの挨拶をした。

一番お世話になったセラフォルーさんは妹と家族愛を確かめ合ってるので、俺は目が合ったソーナに向けてサムズアップしてから転移した。

ついでにシア達が龍神家で遊ぶ気満々でついてきた。

ソーナを見捨てたことを多少薄情だと思ったが、―――

 

『家族の時間を邪魔するのはダメよ(だよ/っす/です)』

 

―――とのことだ。

 

まあ、家族の時間に口を出すのは野暮ってもんだしね。

 

いい感じに纏めたその後はシア達と遊ぶことにした。

 

 

 

 

 

 

後日、完成したDVDが届いたので龍神家の皆やなのは達と(俺は強制的に)観ることになったのだが、セラフォルーさんに抱きしめられたシーンで皆からの視線が痛かった。

 

「え、演技! あれは演技だから!」

 

必死に異議を唱えるが、皆の視線は変わらない。

 

「質問。胸の感触はどうでした?」

 

「え、それはその……や、柔らかかっ―――――あ」

 

謀ったな、夕弦!

 

『ギルティ』

 

その日、滅茶苦茶特訓で扱かれた。

 

 

 

 

 




私ことレヴィアたんとラン君の冒険がついに始まったわ!
でも大変! いきなり敵と遭遇で絶体絶命の大ピンチ!?

え!? あなた、ラン君を知ってるですって!? しかも婚約者!? 一体全体どういうことなの!?



次回「別に倒してしまってもいいんですよね?」

マジカル☆レヴィアたん頑張ります!










続きません。


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