すみません! (≧≦) ゴメンヨー
いやー結構忙しかったんですよ。(言い訳タイム)
夏休みが終わってドタバタしてて……。
う~ん定期的に更新できたらいいんですけど……。
まぁ学校とかで忙しくなる時があるので
更新は不定期です。すみません……。
sideアキ
「なんでこんなことに……」
今となっては現在のことだが、とあるミスコン会場にいました。
ど う し て こ う な っ た ?
僕は心の中で叫んだ。
それは1時間ほど遡る。
★
ひときしり楽しんだ後、僕たちは浜辺に上がって一休みしていた。
「疲れたー……でも、楽しかった」
「そうだな……なんだかんだで、お前が一番はしゃいでたな」
タオルで身体を拭いている雄二、は僕を見て苦笑していた。
「ははっ……遊びも全力でやるのが僕の主義だからね! にしても、ここに来てよかったな~」
「当たり前だ。何せ、俺が考えた計画だからな」
「まぁ、確かにそうかも」
水のかけ合いは計画には載っていなかったけど、楽しかったからよしとしよう。
「……ん?」
「どうしたの雄二?」
何かに気づいたように雄二が反応している。
「これ見てみろよ」
雄二が近くの海の家に貼ってあるポスターを見せる。
「えーと、『第12回ミスコンテスト! 真夏の美人見つけ出せ!』……何かのイベント
みたいだね」
「しかも、開催日が今日みたいだ……面白そうだな」
ミスコンテストってよく聞くけど、生では見たことないな……。
ちょっと興味あるかも。
ポスターを見ながら関心している僕と雄二。
「へぇ~、面白そうだね。ボク、ミスコン見たことないな~」
工藤さんまで食い付いてきた。
ミスコンテストを見た経験がないというのは少し意外だった。
「しかも、出場は全員水着なのね」
「……撮影チャンス」
木下さんがポスターの内容を読み上げると、ムッツリーニが持参したカメラを取り出した。
一眼レフに……ビデオカメラまで……どこまで撮影する気なのやら……。
「しかも、エントリーは当日で……いまから参加できるみたいだな……誰か出たらどうだ?」
雄二が女子全員に冗談めかすように笑う。
「これはお姉さまが出場したら間違いなく1位ですよ! お姉さま、エントリーするにはまだ遅くないですわ!」
清水さんが美波の手を掴んで、連れて行こうとしていた。
「ウチは出ないわよ! 代わりにアキが出るのよ」
「美波……そういうことはあんまり言わない方が……」
冗談でもなさそうなので、美波を止める僕。
「そうです! アキちゃんが出るんです!」
姫路さんも、便乗しないの。
「そうね、吉井くんが出た方がいいわね」
ん……んんっ? 木下さん……?
「姉上の言う通りじゃな」
姉に続いて、弟である秀吉まで……。
「ボクもそう思うよ~♪」
「僕も吉井くんが適任だと思うよ」
「……私も」
工藤さん、久保くん、霧島さんまでも……ちょっと、みんな……どうしちゃったの?
「ちょっと待って! これじゃ、僕が出る流れになっていない?」
「「「え?」」」
「…………え!?」
なに? もしかして、今のやり取りで既に僕が出ることは決まっているの!?
無理だよ!? いくらなんでもそれは無理だからね!
「あのさ……念のために言っておくけど……僕は出ないからね?」
「「「それはダメ」」」
断りの言葉を入れると、みんなからそのまま断りの言葉が返ってきた。
ううぅ、みんな怖いよ……。
「アキちゃん、私とみんなは期待しているのですよ! その期待をないがしろにするんですか?」
姫路さんが顔を近づけてくr……近いよ! 姫路さん。
「いや、変な期待されても困るからね!?」
みんなはいったい、僕にどんな期待をしているというのだろうか。
まずい予感がしたので、みんなから後ずさる。
「逃げてはダメよ吉井くん」
木下さんが後ろから腕を掴んできた。
「え!? ちょっと木下さん!? いつもは止めてくれる立場なのに!?」
「ごめんね吉井くん……でも、アタシはどうしても吉井くんに出場してもらいたいの」
「待って待って! ちょっ、いやぁぁぁぁぁぁ!!」
★
そのまま僕はミスコン会場まで連行され、今に至る。
「あぁ……こうなるんだったら、露出の低い水着にしておけばよかった……」
水着で出場することが出場条件なので手っ取り早く、今着ている水着で出場することになったのだが……。
よく考えると、今僕が着ている水着は女の子っぽいし……。
ビキニだから当たり前だけど。
露出が高い気がする……。
ビキニだから当たり前だけど。
こんな水着を買ってしまったことをまたも後悔していた。
ああ、僕は大勢の人の前で露出の高い水着姿を晒すことに……。
思わず、泣きそうになりながら辺りを見回す。
当然のように、今回出場する女性が勢ぞろい……。
はぁ……僕なんてレベルが違い過ぎて、即落とされそうなのに……。
なんで、こんな勝負事に挑まなければいけないんだ……。
更に自信もなくなり、今からでもエントリーを取り消せるのではないかと、考えていた矢先、
「それでは今から予選が始まります。出場者の方々はステージの裏まで、お集まりください」
係員の人の呼びかけが掛かる。
なんてタイミングの悪さだこと……。
緊張しながらも、出場する女性の方々と並んで歩いて、会場の裏まで向かう。
ここから僕の公開処刑の幕開けだった。
★
「それでは、『第12回ミスコンテスト! 真夏の美人を見つけ出せ!』を開催致します!!」
会場と近くの浜辺にノリノリのアナウンスが響き渡る。
それに釣られるかのように、会場にいる観客も盛り上がる。
さっきまで海水浴客はあまりいなかったのに、大勢の客で賑わっているのは何でだろう?
「このコンテストは審査員の厳しい審査で予選を勝ち進み、最後は審査員の方と観客の皆様の投票によって、今年1番の真夏の美女を決めようというものです!」
へー、第12回ってことはそんなコンテストが12年も続いているんだ……。
「それでは今年のミスコンテストの参加者は……なんと52名!
この中から決勝に進むことができるのは5名となります!」
5名……まぁ勝ち進めるわけもないし、これ以上出場する機会を作りたくない僕にとっては関係ないけどね……。
「それでは1番の方から、お名前をお願いします!」
「はい、沖縄から来ました有野真矢です。よろしくお願いします」
「わざわざ沖縄からお越しになられたのですか?」
「はい、旅行で来ました」
「旅行ですか~、羨ましいですね~、それでは自己紹介やアピールを」
「はい、私は――――」
最初の人にマイクが渡され、ついに予選が始まった。
始まったと同時に僕の緊張もさっきより増してきた気がする。
落ち着くんだ僕。
えーと、まず自然に振舞ってさっさと終わらせることだ。
可愛すぎるのもダメだし、男らしくしていてもダメだ。
変な話題を振ったりするのもダメだ。
下手するといろいろと大変だ。
「ありがとうございました! では次の5番の方、お名前を」
って考え込んでいる内に僕の番が来てしまった!
5番って……なんでよりによって初手に近い数字になってしまったんだろうか……。
とにかく、答えるだけ答えてさっさと終わらせよう。
「は、はい、吉井アキです。よろしくお願いしましゅ……あ!」
冷静にやろうと考えこみすぎたのが仇となり、噛んでしまった。
「「「おおおおおおおおおお!!」」」
「がんばれー!」
「かわいいよー!!」
会場からは笑い声交じりの声援が送られる……。
いきなり噛んでしまった……。
ああ、恥ずかしい、死にたい……。
「おやおや、緊張しているようですな~」
アナウンサーもこれには笑いを隠せない。
「それでは改めまして、自己紹介やアピールすることはなんでしょうか?」
自己紹介とアピール……。
う~ん、どんなことを言ったらいいんだ……。
「ごめんなさい……何を言ったらいいか分かりません…………」
ここは正直になろう。
下手に嘘はつけないし。
「おや? 思いつきませんか? それなら審査員のお方、何か質問はありますか?」
続いて、審査員にからの質問攻めが始まった。
「それでは、特技などはおありですか?」
特技……特技?
「えっと、強いて言えば料理が得意です……」
「お料理ですか~、家庭的で素晴らしいですね! ご家庭ではどのくらいの頻度でやっているのでしょうか?」
「ほぼ毎日……です」
「毎日ですか! 若いお嬢さんなのに、とてもしかっりしていますね!
きっといいお嫁さんになるでしょうな、それでは審査員の方、他に質問はありませんか?」
また審査員からの質問が来る……!
さっさと質問して、終わってくれ……。
「彼氏はいるのですか?」
彼氏!? そんな人はいない!
むしろいてたまるか!
「いません! 今まで一度も……」
否定するかのような、受け答え。
「そうなんですか! 好きな人もいないのですか?」
好きな人は……特にいないです。
仮にいても、教えてなんになるんだと逆に問いたい。
「い、いません……」
「「「おおおおおおおお!!」」」
「おおーっ! 男性陣だけでなく女性陣の方からも歓声が止まりません!
これは男性陣にも女性陣にも朗報ですね! とにかく吉井アキさん、素晴らしい回答ありがとうございます! それでは6番の方、お名前を!」
これで僕の番は終わりだ。
僕の番は終わったというのに、僕をチラチラと見ている観客がいる気もするが……気にしないでおこう……。
誤字脱字、批判や感想よろしくお願いします。
なぜミスコンを第12回にしたのかというと
自分の誕生日が12月だからです。
後で聞かれるかもしれないので
一応言っておきます。 (:´・ω・`)一応ね?