明久「僕が女の子に!?」   作:白アリ1号

28 / 89
(´・ω・`)もう秋が終わる頃なのにまだ夏休み編とは……。
やっぱ、もうちょっと早く夏休み編投稿しておけばよかったと思う作者です。

まぁそれはどうでもいいとして、今回からアキちゃんが山に行く話です。
駄文になるかもしれませんが、楽しんでいただけたら幸いです。

それではどうぞ~


26話 山に行く

アキside

 

 

「なんとか、着いたみたいだな……」

 

重い荷物を抱えて、息切れを起こしている荷物担当の雄二。

 

「そうだね、雄二」

 

ご苦労様です、という意味を込めた視線を向ける。

 

今日、僕たちは山に来ている。

1泊2日山のコテージに宿泊することになったのだ。

 

キャンプと言いたいとこだけど、自分たちでテントを組み立てて、

寝泊りするような本格的なものではないので、キャンプかどうかは微妙なところ。

 

「にしても、立派なコテージだな」

 

「中はどんな感じだろうね」

 

 

 

 

「おおー、なかなか広いじゃねーか」

 

雄二が一足先に入って、声を上げた。

 

「それに綺麗でいい部屋だね」

 

「快適そうじゃの~」

 

僕と秀吉は中を見回して頷く。

 

外観も立派だったコテージの中は広々空間で、1階には大きな部屋と、少し小さめの部屋があり、シャワールームとトイレがあり、2階へと続く階段までもある。

 

寝泊りするには申し分のない、場所であった。

 

「よし、じゃあ部屋に荷物を置いて外に集合だ。1階は男子で2階は女子だ、いいな?」

 

「……雄二は私と同じ部屋で」

 

「おい、翔子! お前は女だから2階だ!」

 

小さい部屋があるから、そこで2人きりで寝泊りすればいいのにね。

 

「まったく、あの2人は……それじゃ行こう秀吉」

 

やれやれと雄二たちを置いておき、秀吉の手を引く。

 

「なぜそうなるのじゃ!? いつも言っておるが、ワシは男じゃ!!」

 

「吉井くん、秀吉は正真正銘の男よ。安易に女子の部屋に連れ込んではダメよ」

 

木下さんに秀吉との手を引き離される。

 

「行きましょ、吉井くん」

 

次は逆に木下さんが僕の手を引く。

 

僕と女子陣のみんなは2階へと上がる。

 

 

 

 

「2階も結構、広いですね」

 

部屋を見回す姫路さん。

 

2階は大きな一部屋だけというシンプルな構成になっている。

 

女子全員が余裕で入るスペースはあるので、僕を含めた女子一同は満足していた。

 

「ここで寝泊りするんだ~、楽しみだね吉井クン」

 

「うん、楽しみだね。工藤さん」

 

海でも山でも楽しそうにしているのが工藤さんらしい。

 

「私も楽しみよ、夜が待ち遠しいわ」

 

「そこまで楽しみなんだ、木下さんは」

 

なぜ夜が待ち遠しいかは知らないが、木下さんも楽しそうにしているので何よりだ。

 

「それより、下で雄二たちが待っているよ。早く行こう」

 

僕がそう言って、女子一同は下に降りて外へ出た。

 

 

 

 

「よし、集まったな」

 

雄二がいつも通り場を仕切るように言う。

 

「ところで何をするの?」

 

「それは、これから決めるとこだ」

 

まだ決めていなかったんかい!

と突っ込みたくなるけど、いつもの雄二らしいので、ここはあえて突っ込まない

 

「う~ん、それじゃあどうする?」

 

「ココを降りたところに川があるみたいだけど、そこに行ってみない?」

 

工藤さんが「楽しそうだよ」と言いながら川に行くことを提案した。

 

「おお、それはいいな、行ってみるか」

 

そういうことで川に降りることになった。

 

 

 

 

川に降りみたが、人が誰もいない。

僕たち以外の人もここで泊まってるって聞くけど、ここには来ていないみたいだ。

 

でも、誰もいないおかげで、特別な解放感があった。

 

「綺麗な川だな~……ってここで何すればいいんだ?」

 

川の流れる音と、自然の生み出した風景に見惚れていて気付いた。

 

川に来たとはいえ、することがない。

 

う~ん、どうする? 

……そう言えば他のみんなは何やってるんだ?

そう思い、横を見る。

 

「水が超冷たいぞ!」

 

「うわ! ちょっと坂本くん!」

 

「何をするのじゃ、坂本よ!」

 

「……カメラが濡れる……!」

 

雄二は川に入って、久保くんとムッツリーニと秀吉に水をかけて、海の時と同様、はしゃいでる様子だ。

 

あーあ、服とズボンが濡れちゃってるよ……。

 

着替えがあるから、気にしないんだろうけど、何やっているんだ……と言いたくなるばかり。

 

雄二たちを尻目にしつつ、川の風景を眺めていた。

 

「アレ~? 吉井クンは入らないの?」

 

横から工藤さんが尋ねてくる。

 

「僕はいいよ、あんまり濡れたくないし……」

 

濡れると色々と透けちゃうし……ね。

 

「それなら姫路さんに水着借りたら? また吉井クンの水着姿見てみたいな~」

 

「こんな所で水着なんて着れないし……っていうか何で姫路さんが水着を持ってるの?」

 

川で水着って……小さい子供とかなら分かるけど、僕たちが着るのはなんか恥ずかしい。

 

「おーい明久、お前も入らないか? 冷たくて気持ちいぞ」

 

雄二が川の中から手を振っている。

 

「しょうがないなあ……」

 

そう言って立ち上がり、履いているズボンを捲くし上げて川に入る。

 

「うわぁ……冷たいな」

 

足を付けた瞬間、あまりの冷たさに声が出た。

 

川の水はかなり冷たく、まるで凍る寸前の冷たさだった。

 

「そこ滑りやすいから、気を付けなさいよ」

 

「分かってるよ、」

 

美波も川の中で遊んでるようだ。

 

僕はゆっくりと川の中を進んで、美波と雄二たちのところへ向かう。

 

「まったく、こんな所で何やって……わっ冷た! ちょっと何するの!?」

 

「せっかくなんだから、楽しみなさいよ。少しは頭冷やしなさい」

 

美波が水鉄砲を構えて小悪魔的な笑みを浮かべる。

 

「うぅぅ、冷たい……なんでそんな物持ってるの?」

 

ブルッと身体を振るわせならが、美波の持つ水鉄砲を見た。

 

「こんなこともあろうかと、準備してたのよ」

 

水鉄砲を用意するなんて……美波も子供っぽいところがあるんだな。

 

僕はクスリと笑う。

 

「ふふ、それじゃあ行くわよアキ」

 

「うん」

 

この後、海の時とちょっと違った、控えめの水の掛け合いを楽しんだ。

 

 

 

 

「そろそろ上がるか、日が暮れてきてるぞ」

 

夕日の沈みかけている空を見た雄二が川に入っていた、全員に言う。

 

「それじゃあ上がろうか、もうすぐで夕飯の時間だし」

 

僕は川岸に上がろうと、川の中を歩く。

 

にしても、この川冷たい…………早く上がって、この冷たさから解放されたい。

 

「おい明久! そこは――」

 

「え?」

 

突然、雄二が何か叫んだが、もうそれは遅かった。

僕は急に深くなった場所に足を踏み入れてしまい、つんのめる。

 

「あ……」

 

僕はそのまま水面にダイブする。

幸い、溺れるほどの深さでもないし、水に打ち付けられただけだ。

 

「吉井くん! 大丈夫!?」

 

川岸で見ていた木下さんが、急いで川へと入り、僕の所へ慌てて駆け寄ってくる。

 

「あはは……濡れちゃった……」

 

僕は木下さんに大丈夫だよという意思を伝えるかのように、笑ってごまかす。

 

「そう……それならよかったわ……って、吉井くん!? 透けてる!」

 

「ふぇ……?」

 

木下さんに言われて、僕は自分の服を見る。

 

Tシャツの前面はぴっちり肌に張り付いてしまってい、肌と下着が透けてるというか、

ほとんど見えている。

 

「わ、わあぁぁ!!」

 

僕は慌てて、腕で胸部を隠す。

 

「ちょっと、吉井クン!? 吉井クンのせいでムッツリーニクンの鼻血が止まらないんだけど!?」

 

ムッツリーニの方をみると、鼻血を噴出して、川で溺れかけていた。

 

周りの川の水が赤く染まっていて、酷い…………川が汚れてしまうではないか。

 

「久保くん! 久保くんまで、なんで倒れてるの!?」

 

よく見ると隣に久保くんも倒れて、溺れかけていた。

 

「……雄二は見ちゃ駄目」

 

「待て待て! 俺は何も見てn(ブスッ)ぎゃああ!!」

 

なんでこんなことに……。

ああ、もう……白いTシャツなんて着るんじゃなかった……。




できた~。

また新たに活動報告にてアンケート取ってます。
よかったら見てください。

とゆうか見てください!(切実)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。