昨日の夜から執筆しているのですが
なかなか手が進まなくて苦戦していました。
小説書くのってこんなに大変だったのかと身を持って実感しました。
学校で暇な時にネタ考えているのですが、思考錯誤しまくりです。(笑)
それではどうぞ。
sideアキ
「やっぱり夢じゃなかったんだ……」
僕はベットから体を起こしてそうつぶいた。
夢だと思っていたことが現実であったのだ。
現在、僕の体は正真正銘、女の子になっている。
また同じ夢かと思ったが、同じ夢なんて簡単に見れるものではない。
それに時計を見ると確か朝は7時を指していたはずの時計の針が、午後の3時になっていた。
最終手段として頬をつねったが…………痛い。
もう現実としか言えない。
本当に僕は女の子になってしまったんだ……。
心の中ではまだ驚いているが、自分の今の姿は朝の時に一度見ているので、
今朝ほど驚いてはおらず冷静を保っている。
僕はベットに腰掛ると自分の身体を見た。
「いろいろと変わっているな……背は縮んだし、髪はとても長いし……」
僕の身体は昨日とはまったく別の身体になっていた。
身長も腕も腰も脚も男の時とは違い、細くて小さくなっていた。
おまけに、今着ている服はサイズが合わずガバガバだった。
だが、逆に大きくなって一番変わっている所もある。
最も変わった所は女性を象徴する部位でもある胸だ。
「で、でかい……こんな立派なものを自分自身が手に入れられるとは……」
女の子になった時から気になっていたのだが、僕の胸の膨らみはとても大きくて、綺麗な形をしている。
グラビアアイドルでもやっていてもおかしくないくらいだ。
「……触ってみようかな……僕の身体なんだし……」
って何を言ってるんだ僕は! 変態じゃあるまいし!
しかし、その物体の魔力には逆らえず、自然と手が伸びて……
ふにっ
「やわらかッ……!」
今まで一度も触ったことのない感触。
力を入れていないのに指が胸に埋もれていく。
「こんな感触だったのか……女の子はこれを自由に触れるのか……」
生まれて初めて味わう柔らかさに飽きることなく感触を楽しんでいると……
ガチャ
突然玄関のドアが開いてビクッ! とした僕は反射的に胸から手を放して、玄関に目を向ける。
ノックもせずに勝手に入ってくる人物といえば……
「おーい明久! 見舞いにきt……」
雄二がどすどすと部屋に入るが僕を見た瞬間に固まり、
「……や、やぁ雄二」
僕は手を振りながら苦笑いをする。
「……すいません、部屋間違えました!!」
雄二がそう言って、慌てて部屋を出て行こうとする。
「あ、待って雄二!」
僕が女の子になった事はまだ知っているはずがないので、部屋を間違えて違う住人に出会ったと思い込んでるみたいだ。
僕は部屋を出て行こうとしている雄二を追いかけて、引き止めるように手を掴んだ。
「待ってよ、雄二……僕が明久なんだけど」
いきなり僕が言ったことに雄二が驚いて振り返る。
「……本当に明久なのか…………?」
「うん、そうだよ、僕が明久だよ」
「そうなのか…………ってことは……まさかお前!」
「ん? 何?」
「ついにそういった趣味に目覚めたのか!?」
「………………」
殴った。
★
それから僕は雄二に経緯を全て話した。
「――という事があって、今日は学校に来なかったんだよ……」
「そ、そんなことがあったのか!?」
事の成り行きを知った雄二は心底、驚いていた。
「確かにお前の言うことは本当だな。どことなく女装したお前に似ていたものだから、最初はそういう趣味に走ったのかと思ってたぜ……」
僕の身体をじっくりと見回すと雄二は納得してくれた。
こういったことには理解が早いので助かる。
「道理で今日、鉄人がお前の声がおかしかったと言ってた訳だ……まさか女になってるとはな」
「雄二も先生から聞いてたんだ」
「ああ、お前みたいな奴は風邪をひかないからな。おかしいと思って聞いたんだよ」
「むぅ……なんだよその言い方……」
見舞いに来たとか言ってたけど、さては見舞いと称して僕を馬鹿にしに来たな?
「ていうか、どうしてそうなったんだ? 男が女になる話なんて聞いたことないぞ。何かの病気の類か?」
「いや、それは僕も知りたいことだよ。なんでこうなったのかさっぱりで……」
「そうなのか? 何か心当たりは?」
雄二にそう言われて思い当たることを探したが、何も思い当たるものはない。
あったらとっくに気づいてるだろうし。
「いや、特に何も……逆に雄二は何かないの?」
どうせ聞いても無駄かもしれないけど。
僕が分からないなら、雄二に分かるはずがないと思いつつ、聞いてみる。
「俺か? そうだな…………」
雄二は腕を組んで考え込むと、
「あ、もしかすると……いや、どうだろうか……」
「え? 何? 何か思い当たることがあったの?」
「ああ、多分だが……」
「多分でもいいから教えて」
「……昨日の帰り道のことなんだが、覚えているか?」
え? 昨日の帰り道? 僕が女の子になったことと何の接点があるの?
「昨日の帰り道って、何かあったけ?」
「お前、覚えてないのか?」
「うん。そもそも、なんで昨日の帰り道の話になるの?」
「そうか、まぁいい。説明すると少し長くなるが」
雄二は僕に昨日の帰り道のことを説明した。
~昨日の帰り道~
「ねぇ雄二」
「なんだ明久?」
「思ったんだけど僕が女の子だったら今日の事、少しはマシだったかな?」
「今日の事って、姫路に女装させられたことか?」
「できれば言葉にしないで欲しかったけど、そうだよ」
「はは、どうだかなぁ」
「もしもそうだったら少しは平和で安心できるのにねぇ」
「おい、まさか本気で女になりたいと思っている訳じゃないだろうな?」
「いやそうじゃなくて、もしもそうなったらよかったのかもな~って」
「今のままで十分だろ、まったくお前って奴は……冗談はほどほどにしとけよ」
「うーん……そうだね。本当にそうなったら笑えないね」
★
「という訳だ……よかったな。望み通り女になれたじゃねーか」
説明を聞いて僕は絶句した。
そんな…………僕はずっと女の子のままなの?
どうやって戻ればいいの?
もう男には戻れないの?
「……うっ……ぐすっ……」
「おい明久! なんで泣いているんだ!?」
「だ……だって……ひぐっ……このまま……僕は……ずっと女の子に……うぅ……」
あまりにもショックで、僕はそのまま泣き崩れてしまった。
受け入れ難い事実だからか、または女の子だから涙脆くなってしまったのか……。
僕はただ、無気力に泣き続ける事しかできなかった。
「おい明久、落ち着け……泣かれたらその……いろいろと目のやり場に困る」
なんで雄二は顔を逸らすんだろう?
しばらくして、落ち着いてきたところで僕は涙を手で拭った。
「…………で、どうするんだよ。今のままじゃ男に戻る術はない。だとしたら、これから女のままで生活することになるぞ」
「うっ……それは……」
そういえばこの先のことを考えていなかった。
どうしよう……このまま女の子として生きる羽目になるのか……。
悩んでいる僕を見た雄二が携帯を取り出して誰かに電話を掛けた。
「雄二、いきなり誰に電話を掛けているの?」
「ん? ああ、翔子に掛けているんだが」
「え、なんでこのタイミングで霧島さんに?」
「お前は今、女なんだろ? まだどうしたらいいか分からないんだろ?
だからここは翔子に来て貰う。あいつに事情を話して協力して貰えばいいだろ」
あ、なるほど。
ここは女の子である霧島さんなら、きっと助けになってくれるはずだ。
頼りになる存在が来てくれると知って、ほんのちょっぴり安心する僕だった。
(´・ω・`)できた~♪
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