明久「僕が女の子に!?」   作:白アリ1号

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こんにちは、いつも通りの作者です。(´・ω・`)/




37話 Dクラス戦4

sideアキ

 

 

Dクラス男子生徒の2度目の告白を断った後、前線に戻る。

 

敵の数も味方の数も残り後わずかの状態。

今はFクラスとDクラスの後方部隊がお互いに奮闘しているところだ。

 

「アキちゃん、行きますよ」

 

「うん、行こう姫路さん」

 

FクラスもDクラスとほぼ同じ状態だ。

後は切り札である僕と姫路さんで後方部隊を蹴散らして代表を討つだけだ。

 

Dクラスの後方部隊は僕らを見つけると、迎撃態勢を整える。

 

「気を付けろ! 姫路さんとアキちゃんはFクラスの最強メンバーだ!」

 

「気を抜いたら、俺らだけでもすぐにやられちまう……可愛い顔して侮れないな……」

 

「いや、むしろ可愛いから倒したくないのだが……」

 

倒さないとダメでしょ。

 

まぁ女の子である僕たちに手加減をしてあげたくなる気持ちは分からなくはないけど、

これは男女関係なしの戦いだ。

 

「と、とにかく行くぞ! 2人を倒せば俺らは勝ったも同然だ!」

 

「「「おー!!!」」」

 

随分と必死な様子だけど、アニメとかゲームの強敵キャラの視点から見たらこんな感じなのかなぁ……。

 

「「「試獣召喚(サモン)!!!」」」

 

「「試獣召喚(サモン)!!」」

 

お互いに召喚獣を呼び出す。

科目は数学だ。

 

 

 

数学

 

2-F 吉井アキ 228点

 

2-F 姫路瑞希 245点

 

VS

 

2-D Dクラス生徒15名 150点

 

 

 

人数には大きな差があるけど、点数では十分勝っている。

 

これは行けるな。

 

僕はそう確信した。

 

「点数がダメなら数で押し切れ!」

 

「「「おー!!!」」」

 

一方、相手は僕たちとは真逆で数で勝負をするつもりのようだ。

 

質が勝つか数が勝つかの、真剣勝負。

 

「じゃあ、こっちも行くよ! 『Flameblade』」

 

僕は今回手に入れた、とっておきの腕輪『Flameblade』を発動する。

 

すると、僕の召喚獣が持っている太刀の刃が赤く光って、真っ赤な炎が燃え盛る。

 

「な、なんだあれは!?」

 

「アキちゃんの刀が燃えている!? マンガの武器かよ!?」

 

「る●うに剣心の志●雄みたいだな……」

 

あ~、確かにる●うに剣心の志●雄みたいだけど……。

 

僕の召喚獣は体温が上がり過ぎて、燃え尽きて最期を迎えるということに……。

 

……いや、そんなのはどうでもいい!

一気に片付けるよ!

 

「はぁッ!!」

 

時計回りに大きく振りかぶる。

同時に刃の炎が広い範囲に撒き散る。

 

「うわッ!? やべぇ、1発でも当たったら致命傷だぞ!」

 

「しかも召喚獣が燃えてやがる! くそ、燃えてる間にダメージが……」

 

「迂闊に近づけねぇ……どうしたらいいんだ!?」

 

Dクラスは怯んでいる。

その間に僕と姫路さんはDクラスの召喚獣に襲い掛かる。

 

「どりゃあッ!」

 

僕は大雑把に太刀を振り、2人を巻き込んで戦死させる。

 

「はぁッ!」

 

姫路さんは大剣で1人を一刀両断にして戦死させる。

 

「こ、これじゃ歯が立たない……」

 

「まだまだ!」

 

逃げ腰になっていた1人の生徒めがけて、突進しながら右から左へ薙ぎ払う。

 

「くそぉ! やられた!」

 

「む、無念……!」

 

「ここまでか……」

 

武装のリーチの長さと腕輪の効果で数名を戦死させることができた。

 

それにしてもこれ、扱いやすいな……下手したらチート腕輪かも……いつしか下降修正が入りそう。

 

「これで終わりだ!」

 

「終わりです!」

 

僕と姫路さんが持っている太刀と大剣でトドメを刺す。

 

「全滅している……だと!?」

 

Dクラスの後方部隊も全滅のようだ。

 

「やりましたね! アキちゃん!」

 

「うん、そうだね」

 

僕と姫路さんで後方部隊に勝ったことを祝ってハイタッチをする。

 

「あ、後方部隊がいなくなったおかげでDクラス代表が出てきたよ!」

 

喜ぶのはまだ早かった。

後方部隊がいた後ろから、Dクラス代表が出てくる。

 

「君が、元は男だったコスプレが趣味の同性愛者か……」

 

ボソッとDクラス代表の一言に僕は叫んだ。

 

「なんで出会い頭にコスプレ趣味&同性愛者って呼ばれるの!?

僕はコスプレなんて好きでやっている訳じゃないし、同性愛者じゃないよ!

秀吉と美波と姫路さんのような女の子が好きなんだよ!」

 

※アキちゃんは今もセーラー服を着ています。

 

「その姿で言われてもな……」

 

「あ、アキちゃん……それを言われたらどういう反応をすればいいのでしょうか……」

 

「違うからね!? 今も確かにそうかもだけど、元の男だった時のことだよ!?」

 

姫路さんが顔を赤くしながら俯いている。

 

いや、確かに今も好きかと言ったら好きだけど……友達的な意味でね。

 

「まぁこれはあくまでも噂だし、さっき補習室へ連れていかれていたクラスメイトがそのようなことを言っていたからね……」

 

その言葉を聞いて、ピンッと来た。

 

クラスメイトとやらはさっきの告白してきたDクラス男子生徒だな……。

もう……余計なこと言わなければよかった……。

 

「噂はともかく、早く始めてくれないかな? 科目はそちらが決めても構わない」

 

「あ、そうだね……あの、姫路さん。この勝負、僕だけでやってもいい?」

 

「どうしてですか?」

 

「代表1人対強い2人じゃアレだし……ちょっと試したいことがあるんだ」

 

「分かりました……試したいことって、いったいなんですか?」

 

「それは見てれば分かるよ」

 

僕はそう言ってDクラス代表に勝負を申し込む。

 

「Dクラス代表、平賀くんに現代国語を申し込みます!」

 

「よーし、掛かって来い!」

 

「「試獣召喚(サモン)」」

 

 

 

現代国語

 

2-F 吉井アキ 288点

 

VS

 

2-D 平賀源二 206点

 

 

 

「ははっ、どうやら君の噂や偏見を鵜呑みにして、甘く見ていたようだな……」

 

「そんな風に見てたんですか……」

 

ちょっと今の発言はショックな内容だった。

 

「……点数に差はあるが、俺は代表である以上、負けられない」

 

Dクラス代表こと平賀くんはこちらに向かってくる。

 

「僕もFクラスのためにも負けられないよ『ドレスチェンジ』」

 

僕は『ドレスチェンジ』を発動する。

 

すると僕の召喚獣の身体が光ってシルエット状態になる。

そしてシルエットの光が一気に消えてなくなり、僕の召喚獣の衣装と武装が大きく変わっていた。

 

衣装は黒のワンピースに白のフリルが付いたエプロンを組み合わせたメイド服。

太ももが少し見えるくらいのミニスカートタイプなので結構動きやすい格好だ。

そして武装は両手にダガーナイフを持っている。

接近戦にはかなり有効的な装備だった。

 

「ははっ……本当に僕にピッタリかもしれn――」

 

「たぁぁぁッ!!」

 

気が付くと相手が剣を振り上げていた。

 

「ッ!」

 

僕は素早く回避して、相手の懐に飛び込む。

 

「はぁッ!!」

 

「くッ……!」

 

懐に飛び込んだ後、相手を切りつける。

 

かなり動きが素早いのは、この衣装と武装の能力のおかげかもしれない。

 

腕輪の効果を発動して正解だったかも。

 

「なかなかやるな……ならこちらも!」

 

相手はさっきより勢いを増して、剣を振りかぶる。

 

「てぇぇぇいッ!」

 

一度切り付けてから、また切り付けてくる。

雑に剣を振り回しているように見えたが、隙がなく、おまけに早い。

 

「ぐぅッ……!」

 

相手の攻撃を受け止めていくが、どうしても怯んでしまう。

 

もしかすると、この衣装と武装の欠点は防御力が低いってことかな。

 

メリットもあればデメリットも付き物だ。

 

「たぁッ!」

 

怯んだ後、素早く態勢を立て直し蹴りを入れて、相手が少し後ずさったところへ前進しながら、両手でX字に斬り下ろす。

 

「うわッ!? やるな…………だが、まだ終わってない!」

 

まだ相手は諦めず、こちらに向かってくる。

 

「これで決める!」

 

ここは一かバチかでこちらも相手に突っ込む。

 

「うおぉぉぉぉぉッ!!!」

 

相手は突進しながら大きく剣を振り下ろしてくる。

 

「そこだ!」

 

僕は態勢を低くしながら突進していたので、攻撃を上手くかわし、同時に僕の右手に持っていたダガーナイフが見事に相手召喚獣の心臓部分へと突き刺さっていた。

 

「くそぉ……ここまでか……」

 

 

 

現代国語

 

2-F 吉井アキ 198点

 

VS

 

2-D 平賀源二 DEAD

 

 

 

この時、Fクラスの勝利が確定した。




はい、無事FクラスはDクラスに勝てましたね!
今回活躍した腕輪は『ドレスチェンジ』と『Flameblade』です。

『ドレスチェンジ』はやっぱ、アキちゃんにぴっったりの腕輪だし
変化する衣装と武装を考えるのが楽しかったですね~。

『Flameblade』はバトル系の要素がたっぷり詰まってて、とてもよかったです!

前回登場した『lovemanipulate』はアキちゃんだからこそ使える腕輪!
って感じで面白かったです!

はい、以上作者からの腕輪の感想でした。
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