明久「僕が女の子に!?」   作:白アリ1号

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お久しぶりです!
投稿遅くなり申し訳ないです!

今回からはアキちゃんがデートする話になります。
重大イベントなので、駄文にならぬよう頑張ります!
お楽しみいただければこれ以上にないほどの幸いです。


67話 デートに行く!?

sideアキ

 

 

帰りのホームルームが終わり、放課後に突入した時のこと。

 

「あ、あの……久保くん」

 

Aクラスの教室前で、久保くんを見つけたので声を掛けた。

 

「ん? ああ、吉井くんじゃないか。どうしたんだい?」

 

僕の声が耳に入った久保くんはこちらに振り返る。

 

「あのね……ちょっと頼みたいことがあるんだけど、いいかな?」

 

「もちろん、僕にできることがあるなら引き受けるけど……どうしたの?」

 

「ええっと……ここじゃ頼み辛いから、場所を移してからでいいかな?」

 

「ああ、わかった。それなら場所を変えよう」

 

どうしても人目に付くAクラスの教室前では言えないので、

僕と久保君は体育館裏に場所を移した。

 

 

 

 

~体育館裏~

 

 

「それで、こんな所まで来て、僕に何を頼みたいのかな?」

 

不思議そうな顔で聞いてくる久保くん。

 

「あの……今度の週末とか空いている?」

 

「週末?」

 

いきなりどうしたんだ? と今にも言い出しそうな表情の久保くん。

 

「うん、何か用事とか予定とかない?」

 

「いや……特に用事がある訳じゃないし、何をしようかも考えてないよ」

 

「そ、そうなんだ」

 

何も用事や予定がないと聞いてホッとする。

 

「ところで、僕の週末なんか聞いてどうするつもりなのかな?」

 

「実はね……」

 

恥ずかしいけど、こんなこと頼めるのは久保くんしかいないから……。

 

「よかったら、今度の週末……2人で映画見に行かない?」

 

「…………今、何て言ったの?」

 

一瞬、驚いた表情を浮かべた久保くんだが、すぐに冷静になり、聞き返す。

 

「今度の週末、僕と2人で映画見に行かない? ペアチケットを雄二から貰ったんだけど、

一緒に行く相手がいないから、久保くんにお願いしようと……」

 

僕は制服のポケットからチケットを取り出して、久保くんに渡す。

 

チケットを手にした久保くんは、また驚いた表情。

 

「……本当に? 僕なんかと?」

 

「う、うん…………ダメだった?」

 

久保くんの返答を聞いて不安になる。

 

「も、もちろんいいさ! まさか、こんなこと頼まれるとは思わなかったから」

 

「ほ、本当に……? よかった……」

 

久保くんが喜んで承諾してくれたことに、安心する。

 

「それじゃあ、もし何かあったら連絡するから。よろしくね」

 

「ああ、そうするよ……わざわざお誘いありがとう」

 

久保くんはお礼を言って、猛ダッシュで帰って行った。

 

嬉しそうにしてたけど、よっぽど見たかった映画なのかな?

 

とりあえず、久保くんも快く受け入れてくれたし、チケットも無駄にならずに済むから、一件落着ということにしよう。

 

 

 

 

「…………あ、そういえば服どうしよう」

 

帰宅してハッとした。

 

今更気付いたのだが、僕には服がなかった。

もちろん今持っている私服で行ってもいいのだが、久保くんと2人で行くのに、今持っている私服で行くのは少し気が引けるというか……あまり相応しい服装ではなさそうだ。

 

どうしよう……何着ていけばいいかわからないし……。

 

十分の持っている服を片っ端から確認するも、どれも微妙だ。

 

「……こうなったら、プロに頼もう」

 

僕はスマートフォンを取り出して、電話を掛けた。

相手は姫路さんだ。

 

 

 

 

side久保

 

 

家に着いて、自分の部屋の椅子に座って一息つく。

 

「……まさか、こんなことになるとは…………」

 

アキちゃんから貰ったペアチケットを見つめながら呟いた。

 

いきなり頼まれて、すぐに了承したが、よく考えてみればすごいことだ。

 

なにせ、文月学園で一番の美少女&みんなの憧れ的存在であるアキちゃんと……で、デート……。

 

いや、これはデートかな?

……うん、はっきり言えばデートだな。

 

あのアキちゃんとデートすることになったのだ。

 

しかも、見る映画はなんと恋愛映画だ。

 

すごくないか……?

 

でも、どうしてアキちゃんは僕なんかを誘ったのだろう?

他にも誘う相手がいるのではないか?

 

アキちゃんが所属しているのはFクラスで、男も沢山いるから、僕以外の人を誘ってもおかしくない気がする。

 

もしかして、僕はアキちゃんにこんなことを頼まれるほど信頼されているのだろうか?

 

確かに僕は普通の文月学園の男子生徒よりは一緒にいることも、会話することも多いし、一緒に帰ったり、夏休みを共に過ごしたこともあるし、メールアドレスだって交換している。

 

だから誘われる可能性は低くない……?

けど、アキちゃんが僕をそこまで信頼してるはずはないし……。

う~ん、いまいちわからないな……アキちゃんはどう思っているんだろうか。

 

素直に喜びたいところだが、喜びより、驚きと複雑な心境の方が勝って、喜ぶことができない残念な状況。

 

「こんなこと考えても仕方ないし、デートでどうするか考えよう……」

 

悩んでも答えが見えないので、違うことを考えることに。

 

「そういえば、どんな服着て行けばいいんだ?」

 

気付くと、アキちゃんに誘われた理由の悩みの次は服の悩みが現れた。

 

恥ずかしい話だが、自分はデートなど1度もしたことがないので、どういう服装で行けばいいか悩んだ。

 

本当に何を着て行けばいいんだ?

どうしよう、さっきの悩みより深刻な問題だぞ、これ。

 

今度の週末までに決めないといけないのか……。

間に合うか? そしてアキちゃんとのデートは上手く行くのか?

 

うわぁぁぁ、どうしよう。

 

今までに経験したことがないほど、僕は悩んで焦った。




さぁ、いよいよ久保君とアキちゃんのデートですよ!
次回の執筆により一層、気合が入る作者です。(`・ω・´)

そして、活動報告にて、アンケート更新しました。
気になる方は是非ご確認ください。
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