明久「僕が女の子に!?」   作:白アリ1号

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今回はついに待ちに待ったという人もいるであろう、
久保くんとアキちゃんがデートする話に突入です。

と、その前に重大なお知らせがあります。
※長いので面倒だと思ったら、飛ばしてください

なんと、この作品のお気に入り件数が500件突破しました!

作者の学校にて

作者「さーて、今はどんな感じになっているのかな~?」

お気に入り件数508人(作者が確認した時はこの数字でした)

作者「…………」

作者「うおおおおお!!! やべえええぇぇぇ!!! ついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

友人&クラスメイト「「「朝から何やってんだアイツ……」」」

と、まぁこんな感じで、学校で喜びと驚きの心境が声に出ていたのは覚えています。

初投稿なのに、まさかここまで来るとは思いもしませんでした。
小説書いてて本当によかったと改めて実感できました!

いつも応援していただいている方々や、
アドバイスやご指摘をしてくださる先輩の方々。
本当にありがとうございます!
こんなことしか言えないんですけど、本当にありがとうございます!

さて、今回は超重要イベントですよ!
久保君とアキちゃんのデートの様子をどうか、保護者目線で見守りください。

前書き長くなってすみません、それではどうぞ。


68話 初デート

sideアキ

 

 

週末の土曜日の朝。

お出かけ日和の快晴の空の下で、待ち合わせの場所である駅前に来ていた。

 

「ちょっと早く着き過ぎてしまったかな……?」

 

メールで連絡を取り合って、10時に待ち合わせの予定なのだが、現在の時刻は9時半。

待ち合わせ時間の30分前である。

 

時間に余裕を持って来るのがいいと思い、早く出たんだけど、

これは流石に早すぎたと、ここに着いてから気付いた。

 

「よく考えてみたら、僕は久保くんとデートするのかぁ……」

 

そう考えると、恥ずかしくなり、不思議な緊張感が湧いてきた。

 

自分は今まで、このような経験はない。

何より、男だった僕が女の子の身体で異性とデートすること自体が凄い。

こんな経験をしたのは今まで誰1人いないであろう。

 

男だった時も、女の子になった今でもデート経験なし。

そう思うと、ますます緊張と不安が僕にまとわりついてくる。

 

でも、きっと大丈夫、姫路さんにいろいろと教えて、予行演習だってしたし、衣装も選んでくれた。

 

服は白い猫耳フードのパーカー。

白の清楚感や可愛い猫耳のついたフードで、おまけに後ろには長いしっぽがついている。

 

下はベージュのショートパンツ。

腰と太ももを少し隠すだけの短さで、足の大部分は露出している。

 

自分には可愛すぎて逆に似合わないと思うが、姫路さんが選んだ衣装の中で最もマシだったのはこれなので、これにするしかなかった。

 

一番マシなのがこれって、姫路さんのファッションセンスが気になるところだが……。

 

「うおっ……あの子、可愛くね?」

 

「うっは! 超タイプなんですけど!?」

 

「なぁ声掛けないか?」

 

「無理だろ、あれはハードルが高すぎる」

 

さっきからずっと視線を感じると思えば、周囲の男性が通り過ぎる度に僕の姿を見ていた。

 

中には足を止める者もいた。

 

「あの子、すっごく可愛いくない!?」

 

「ヤバッ、萌え死にしそう……」

 

「スタイルいいわね、モデルでもやってるのかしら?」

 

「可愛すぎる……お持ち帰りしたいな~」

 

と男性だけでなく、女性までも僕の姿を見ている。

 

中にはスマートフォンやカメラを取り出して、撮影する人まで……。

 

やっぱりこの服装は場違いだっただろうか……。

仮にそうだったら嫌だな……こんな人通りの多い中でそんな姿を見られたら……。

 

段々と緊張と不安が募り、気が重くなって来た。

 

「あ……吉井くん? 早かったね」

 

聞き慣れた声にが耳に入り、ドキッという音が心臓から鳴った気がした。

 

振り向くと、私服姿の久保くんがいた。

 

「久保くん! お、おはよう……」

 

「おはよう、吉井くん……」

 

僕が声を掛けると、顔を僕とは違う方向に向ける。

 

「どうかしたの?」

 

「い、いや、何でもない……ちょっと待ってくれ」

 

「う、うん」

 

僕と会って早々、いったいどうしたのだろう?

 

(ちょっと待て……アキちゃんの衣装が……あれは反則だ、すぐには直視できない)

 

久保くんは後ろを向いて、頭を手で押さえていた。

 

「もしかして……僕の服装、変だった?」

 

さっきの周囲の反応と久保くんの反応に共通があるのではないかと疑った。

 

「そ、そんなことはない! とっても似合ってるよ! うん」

 

振り返って、焦りながら返す久保くん。

 

「ほ、本当に? 嘘じゃない?」

 

「も、もちろんだ……お世辞抜きで、本当に似合っているし可愛いよ」

 

「そ、そうかな?」

 

急に可愛いと言われて恥ずかしくなった。

でも、逆に安心もした。

 

「うん、なんというか……大胆な感じがするけど、とても可愛くて女の子らしいよ。

明るくて活発な吉井くんにはピッタリって感じがするし……上手く言えないけど……

要は凄く似合ってるよ」

 

「//////!!」

 

久保くんの言葉に、僕はとても恥ずかしくなって俯いた。

顔が熱くなっているのが自分でもわかる。

 

それなのに、内心とっても嬉しい気持ちでいっぱいだった。

 

「あ、ありがとう……久保くんもとっても似合ってるよ」

 

久保くんは黒いTシャツに紺色のジャケットを着ていた。

下はデニムのジーンズを履いていた。

 

シンプルだが、真面目でクールな久保くんにはそれがとても似合っていた。

 

「ははッ……それはよかったよ……家族に相談した甲斐があった」

 

照れたように頬を掻く久保くん。

 

「そういえば、吉井くんが先に来ていたようだけど、待たせてしまったかな?

もしそうなら謝るけど……」

 

「ううん、大丈夫! 僕もさっき来たばかりだし……そもそも待ち合わせの時間まで、まだ結構時間があるけど……?」

 

「どうやら、お互いに早く来てしまったみたいだね」

 

そう言いながら、苦笑いの久保くん。

 

久保くんも楽しみにしててくれたのかな?

だとしたら、誘っておいてよかったと改めて思う。

 

「それじゃあ、そろそろ行こうか」

 

「うん」

 

僕たちは目的地まで歩き出す。

 

あ、そういえば……。

 

『いいですか、アキちゃん、歩くときは必ず手を繋ぐのが、デート中の基本ですよ!』

 

姫路さんから教わったアドバイスを思い出した。

 

恥ずかしいけど……久保くんなら大丈夫、だよね?

 

僕は恐る恐る久保くんの手を取る。

 

「!? よ、吉井くん……? いきなり何を?」

 

「何って……手を繋ごうかと思ったんだけど……ダメかな?」

 

姫路さんから、歩く時は手を繋ぐって言われたので、実践してみたが、失敗しちゃったかな?

 

「ああ……別に構わないけど……いきなりで驚いてしまったよ」

 

再び僕と久保くんは手を繋いだ。

 

勢い任せでやってみたのだが……恥ずかしい。

 

でも、久保くんの手は大きくて、暖かくて、繋いでいても、全然嫌な気がしなかった。

 

(吉井君はいきなりどうしたんだ? 急に手を繋ぐとは…………。

あ、そうか。きっと迷子にならないようにするためか、男に絡まれないようにするために手を繋いだのか。なるほどな)

 

横で納得している久保くんを見る。

 

その表情は何か誤解しているような気がした。

 

 

 

 

 

~おまけ~ デート衣装選び

 

金曜日の放課後、アキちゃんの住むマンションに姫路さんが来ていた。

 

ア「わざわざ来てくれてありがとう姫路さん」

 

姫「どういたしまして、アキちゃん。ところで明日は誰とデートするつもりなんですか?」

 

ア「久保くんとだよ。こういうことに誘えるのは久保くんしかいないから……」

 

姫「ああ、久保くんですか……アキちゃんと仲がいいんですか?」

 

ア「一応、男子の中では関わりがある方かな……?」

 

姫「そうなんですか。そしたら、明日のデート、上手く行くといいですね!」

 

ア「う、うん……ありがとう」

 

姫「それでは、荷物が沢山あるので、ちょっと待っててくださいね」(ゴソゴソ)

 

ア「そんなにあるのか……なんか、変に気を遣わせちゃってごめんね」

 

姫「いえいえ、お気になさらず。アキちゃんの衣装選びは私の仕事ですから」

 

ア「それって仕事なのかな……?」

 

姫「もちろん、立派なお仕事ですよ! だから、沢山の衣装を持ってきました!」

 

ア「わわッ! すごい量だね……こんなに持ってこなくても大丈夫なのに……」

 

姫「ほんの少しだけですが。アキちゃんのために買った衣装を持ってきました!」

 

ア「少しって…………いったい、どれだけ持ってるの?」

 

姫「細かいことは気にせず、デートまで時間もないことですし、じっくりと選んで、

明日のデートに備えましょう!」

 

ア「そ、そうだね」

 

姫「ではこれが最初の衣装です!」

 

 

アキちゃんの衣装:猫耳フードのパーカ(今回の衣装)

 

 

姫「わぁ~……元々可愛い衣装ですけど、アキちゃんが着ると可愛さ倍増です!」

 

ア「可愛くていいと思うけど、これはちょっと可愛すぎないかな……?」

 

姫「そうですか? それくらいの可愛さの方が、アキちゃんには丁度いいんですけどね」

 

ア「う~ん、これはちょっとね……他には何かない?」

 

姫「じゃあ、これはどうでしょうか?」

 

 

アキちゃんの衣装:白いワンピース

 

 

姫「シンプルですけど、そこがまたいいですね!」

 

ア「そうだね……でも、これは季節外れな気がする」

 

姫「ああ、確かにこの時期は寒いでしょうね……失敗しました」

 

ア「これは暑い時期用ってことだね」

 

姫「夏の時に着るのが一番かもしれませんね」

 

ア「うん……じゃあ、他は?」

 

姫「次の衣装はこれです!」

 

 

アキちゃんの衣装:ミニスカートナース服

 

 

ア「あの……これはデート服なの?」

 

姫「いいと思いますよ! コスプレデート!」

 

ア「そんな変わったデートは望んでないから……初めてのデートでそれはハードルが高いよ……」

 

姫「アキちゃんだから、いいと思うんですけどね。コスプレデート」

 

ア「別のやつにしてくれないかな……?」

 

姫「そうですか……なら、これはどうですか!?」

 

 

アキちゃんの衣装:青と白の縞模様の水着(ビキニ)

 

 

ア「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

姫「とっても似合ってますよ! どうですか!?」

 

ア「街中でこんな姿だったら、誰がどう見たって変態だよ!

もう……やっぱり最初のやつにしてくれないかな……?」

 

姫「わかればいいんですよ。そしたらこの衣装に決定ですね!」

 

ア(もしや最初からこれを着せるつもりだったんじゃ……)

 

なんだかんだで、アキちゃんの衣装は決まりましたとさ。




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