本好きと暗殺教室   作:与麻奴良 カクヤ

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62 「12時間目 夏休みの暗殺の時間」

夏休みの大型暗殺は強制参加

 

今回の私の役割は先生に弾を当たらない様に撃ち弾幕を張る係。弾幕と聞いた瞬間一瞬「東方project」を思い出したのは私だけだと思う。

選ばれた理由は射撃テストの成績が上位だったからだとか。適当に撃ってるのに上位ってこんなに簡単にできてしまっていいのだろうか?人生もこんなに簡単に出来ればいいのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、今回の暗殺も私の人生と同じく簡単に成功するわけなかった。

 

最後の最後で「完全防御体」とか言ういかにも序盤のザコ敵が使ってきて直ぐに破られる様な名前の形態で弾を防いだらしい。

小説の様に直ぐ壊れるなんて事はなくその名の通りどんな攻撃も防いでしまうらしい。

 

故に暗殺は失敗

 

これを知ると私は真っ先に部屋に帰って行った。

結果が分かったならこれ以上こんなところに居る必要はない。

 

早く部屋に帰って続きを読まなければ。

気になって暗殺どころではなかった気分だ。

 

 

 

部屋に帰るとベッドに倒れそうになるのを我慢して本を取り出した。

 

かなり疲れたがベッドに倒れて寝るより本の続きが気になったのでそちらを優先させた。

 

が、やはり私の体は弱いらしく中々本の内容が頭に入ってこず、遂にしおりを挟んだ後、体をベッドに預けた。

 

 

 

コン、コン

 

部屋のドアを叩く音に反応して私は起きた。

 

誰?

人が気持ち良く寝てたのに起こしてくるのは?

 

暗殺が終わった後は何をしようが人の勝手だ。

 

私の部屋を訪ねてくる人はいないはず。

 

クラス全員に伝えないといけない事ができた場合以外は。という事は緊急事態が発生したのだろう。

 

「若麻績さん。居るか?居たら返事をしてくれ」

 

聞こえてくるのは烏間先生の声だ。ならば出なくてはいけない。これが生徒だったら無視するのに。

 

ゆっくりと体を起こすとそのままゆっくりとドアを半分だけ開けて顔を出した。

 

「何ですか?疲れているので寝てたんですけど」

 

「寝ていたのか?それは済まない。がどうしても伝えなければならない事があってな」

 

「手短にお願いします。」

 

烏間先生の話を聞くとクラスの何人かがウイルスにかかり酷い高熱になっているらしい。敵が治療薬を持っているので動ける人で奇襲しに行くそうだ。

 

私?行かないよ。面倒だし眠いし。

 

烏間先生は「体調が悪くなったら看病に残した二人に言ってくれ」と言って行った。

 

ウイルスか。私は体が弱いから大丈夫だろうか?それとももうかかってるのか?どちらにせよ今は眠い。

 

ドアを閉じ鍵を掛けるとベッドに倒れこみ瞬く間に眠った。

 

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