本好きと暗殺教室   作:与麻奴良 カクヤ

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169 「24時間目 最後の帰宅の時間」

まず、私がチートコードを使って行った事は、能力の上昇だ。

 

これにより、最低ランクだった私のステータスは、上げれる限界値まで上げた。

 

 

『ステータス

 

 ・ 力  :SSS

 

 ・ 俊敏 :SSS

 

 ・総合耐性:SSS

 

 ・ 回復 :SSS

 

 ・ 運  :SSS 』

 

 

幸い、というべきか、まだ冬休み期間に入ったばかりなので、あの教室に一週間以上は行かなくていい。

 

逆を言えば、二週間以内には学校に通わなければならない、ということだ。

 

学校を辞めるというチートはどんな方法で回り道しても駄目だった。

 

『神の意志』に逆らうそうだ。

 

 

後、総合耐性や回復を限界値まで上げたのは理由がある。

 

チートコード『無敵』これを使って置けば大丈夫という訳にはいかなかった。

 

『無敵』には三分の制限時間があった。

 

三分毎にかけ直すのもあほらしいので、必要な場面以外は使わない。

 

 

回復をSSSまで上げたおかげか、だるかった体は直ぐに良くなり、最高のコンディションに変わる。

 

人に見られなくて済むように『不可視』を使った後、『テレポート』を使い、自宅前に飛んだ。

 

瞬きを一回する間に景色が病室から自宅玄関に変わる。

 

これが『テレポート』か・・・タイムラグが殆どしない、戦闘にも使えそう。

 

 

久しぶりに玄関ドアを開けて家に帰ると、両親に怒られた。

 

今までどこに行っていた!から始まり、私の成績の事まで言われる筋合い。

 

過去何度か怒られたが、これほどまでに怒られたのは初めてだ。

 

 

私が居たくもない自宅に戻ったのは本などの荷物を取りに来た為だ。

 

チートコードでいくらでも出せると思うが、買った本には愛着があるし、チートコードでお金は出しても、本は書店で買いたい。

 

これは私の小さなポリシーだ。

 

チートコードがあっても『本は書店で買う』これは譲らない。

 

 

親には防衛省からもらった「機密情報によるなんたらかんたら~~」を見せたら、仕方なく怒りを治めた。

 

解放された最後に「一人暮らしをする」と言って、お金を数百万渡すと直ぐに承諾してくれた。

 

初めは驚いていたが、防衛省からもらった紙の件で勝手な想像をし、私に甘えて来た。

 

私の親ながら気持ち悪い奴らだ。

 

縁も切りたかったが二人は猛反対、更にはチートコードではどうしょうも出来なかったので月に百万円を振り込むことで事実上の縁を切った。

 

 

私は荷物を『アイテムボックス』に詰め込んで、家から出た時に気が付いた。

 

自室に『テレポート』すれば、後は紙に伝言を書いておいておけば、親には会わずにすんだはずなのに。

 

 




所々、何でこうしないの?って思うところがあるかもしれませんが、作者が思いつかなかった、彼女が思いつかなかった、物語上の都合、と思ってください。

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