本好きと暗殺教室   作:与麻奴良 カクヤ

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今年もあとわずか、悔いのないように!


170 「25時間目 冬休みの使い方の時間」

先ずは住む場所を決めよう。

 

椚ヶ丘付近は勿論、論外。

 

・・・誰も知らない山奥なんてどうだろうか?

 

世間に隔離されている所だと、税とかも払わなくて済む。

 

 

というか、今の日本は生きるには何でもお金が必要だ。

 

まず、土地税に保険やなんらかんら、学校に通う義務、食費に娯楽費、最後のは絶対には必要ないものだけど娯楽が無ければ人間なんで生きてんの?と思う。

 

一昔前だと、土地税は人のいない場所に住んでいたら払わなくてもいいし、戸籍もキチンとしていなかった。

 

食費は自足自給で生きていける。

 

つまり、今の日本、世界は可笑しい。

 

生きていくにはお金が必要、そのために一週間の内六日間、大体の人は働いている。

 

そう、生きていく為に何の疑問もなく、ただ周りがやっているから周りに合わせて生きている。

 

私は思う。

 

生きていく為、なら生きる理由とは何なのだろうか?

 

子どもの頃は何の疑問も持たずに生きてきた。

 

育つに連れて、私はそう考え始めた。

 

大体の人はそんな疑問も持たずに周りに合わせて育っていく。

 

そんな中、私のようにその疑問を見つけ出す人も一定数以上いる。

 

それでも、最終的には生きていく為だと仕事に就く。

 

やはりそれは生きたいからだ。

 

私は生きたいとは思わない。

 

本を読む、それだけだ。

 

それ以外は基本的には何もしたくない。

 

それができないなら、生きる理由がない。

 

何が言いたいかと言えばつまり、皆死ぬのが怖いのだ。

 

私は怖くなんかなかった。

 

むしろ、こんな生きにくい世界とおさらばできると感謝していた。

 

だから私は選ばれた。

 

 

と適当な事を一人、論ずいているうちに山奥にテレポートした。

 

人里から遠く離れた山奥、ここなら静かに読書ができそうな場所だ。

 

 

一軒分の広さにある草木をチートコードで消す。

 

そこに『イメージ建築』を使って防音電気冷暖房インターネット環境完備の書庫を建てる。

 

 

戸籍消去はできないのに違法建築はできるのはなぜだろうか?

 

 

建物に『不可視』をかけて完成。

 

これで誰にも邪魔されずに読書ができる。

 

 

次に向かったのは勿論、書店。

 

今まで買えなかった本を一気に買う。

 

二百冊位だろうか?

 

そのくらい選んだ後、これ以上は流石にどう持って帰るのか気にされる。

 

宅配サービスを進められたが、異次元倉庫があるので拒否した。

 

箱に詰めて何回かに分けて持って帰るふりをして買い物は終わった。

 

お金がいくらあってもポイントが貯まるのは嬉しい。

 

 

さて、帰って読書でも・・・。

 

タコがスーツ姿になって居酒屋に入って行く姿が見えた。

 

 




風月が長々と世界がどうとか言ってるシーン、なぜ書いたのだろう?
特に意味はない。

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