本好きと暗殺教室   作:与麻奴良 カクヤ

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174 「28時間目 爆発の時間」

次の日の夜、私は再び居酒屋に足を運んだ。

 

暗殺の為だ。

 

 

狙うと宣言した翌日から行動に移すのは、タコにとって警戒心が緩んでいない為、暗殺者にとっては不利になる。

 

暗殺者なら、だ。

 

 

私は暗殺者ではない。

 

エンディングクエストをこなす、ただのチートプレイヤー。

 

チーターだ、チーター。

 

 

チーターというものは基本的に勝ちが決定している。

 

都市伝説になるくらい強い兄妹くらいでないと、負けるわけがない。

 

タコも一般人から見ると、チーターに近い。

 

だが、管理者権限を持っている私には、到底敵わない。

 

世間から見ると怪物に見えるタコを完膚なきまでに叩きのめす。

 

世界を救った英雄とか名誉なんかはどうでもいいけど、この世界で唯一のチーターを叩きのめすのは楽しそうだ。

 

何が言いたいというと、警戒心MAXのタコでないと、戦闘を楽しめない。

 

 

私の純粋な願望からくる行動だった。

 

 

昨日よりも遅い時間帯、月が昇り切った夜道を一人、居酒屋に向かって歩く。

 

直接居酒屋にテレポートをしなかったのは、チートまでとはいかないが私がなんらかかの力を手に入れたとなんら推測されている為だ。

 

いずれは見つかっても構わないけど、今はまだ早い。

 

そういうわけで居酒屋から徒歩十分ほど離れた場所にテレポートをしてから歩いて向かっている。

 

 

移動時間を使って暗殺計画を立てる。

 

 

今回はどうしよう。

 

自営業という点を付いて、お店を爆発させるってのどうだろうか?

 

当然あのタコは店主と看板娘を守る為に脱皮を使うだろう。

 

そうしたら、タコは多少躊躇するか、真っ黒に染め上がるかのどっちか。

 

一般人を巻き込むのは気が引ける。

 

とはならないが、タコの怒りを買うのも厄介なので、爆破の次に思いついた、人質作成も放棄する。

 

 

その時、私が歩いていた歩道に面している建物にが爆発した。

 

爆風が当たる前に『無敵』を発動させた。

 

何?間違えてチートを使ってしまった?

 

そんなあるわけもない事を考えながらも、ついさっきまで爆破を考えていた為、無関係を調べる理由で爆破地点に向かった。

 

 

私が確かに見た爆風、その時に出来た破片は、跡形も無かったかのようになっていた。

 

私が無関係を否定できなかったのはこれにある。

 

 

ビルの玄関にタコが居酒屋の店主と話しているのを見つけた。

 

やっぱり、タコ関係か。

 

爆発した瞬間にでも破片を回収して元通りにしたのだろう。

 

私は有無を言わずに『不可視』を発動させビルの玄関の中に『テレポート』を使って入った。

 

 

これは好都合、暗殺を開始しましょう。




『  』だったら風月を倒せると思いますか?

もちろん『無敵』はなし。
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