本好きと暗殺教室   作:与麻奴良 カクヤ

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あぁ、二年後からその先、生きていける自身が無くなった。


176 「30時間目 クラス内暗殺サバイバル開始の時間」

イライラして来た。

 

主に拘束中に当たる矢田の胸に。

 

 

潮田の相談とは「殺せんせーを助けたい」というもの。

 

半数は同意するが、もう半数は否定する。

 

潮田と赤羽が殴り合いまで発展するとタコが解決案を出してきた。

 

赤と青の殺す派と殺さない派で別れて、インクを付けられた奴は死亡扱い。

 

全滅か降伏、旗を取られた方が負け、勝った方をクラスの総意見とするというもの。

 

 

要するに、力でねじ伏せろ、という訳だ。

 

別に、中立で参加しない意見もあるが、私個人の意見としてはタコを殺すのは決定事項だ。

 

穏便に赤チーム、殺す派を選ぶ。

 

いい機会だ。

 

このクラスにステータススキルだけでどれ位できるか、試させてもうおう。

 

 

赤羽をリーダーにして始まった、殺す派の作戦会議

 

私以外にドンドン指示を出す。

 

 

いない子扱いなのかな。

 

別にそれでも、好きにやるけど。

 

 

輪の中から外れて、使えるチートコード探していた私に、作戦を粗方伝え終わった赤羽が話かけてきた。

 

 

「若麻績さん」

 

「何?」

 

「どれくらい、動けそう?」

 

「どれくらい?」

 

「そう、若麻績さん。訓練の時さあ、本気出して無かったでしょ」

 

「根拠は何?」

 

「触手を使った暗殺の時さぁ、いきなり使いこなしていたじゃん。身体能力が高くないと出来ないことだよ」

 

「ハァ・・・。触手はないけど、それに準ずる動きは出来る事を保証するわ」

 

「オッケー。じゃあ、開始と同時に敵の旗目掛けて突っ込んで」

 

「捨て駒?酷い」

 

「陽動作戦だよ。敵が現れたり、攻撃してきたら逃げていいよ」

 

「分かったわ。作戦に加担してあげる」

 

「あ!最後に・・・」

 

 

なんだか、考えて行動するのが、面倒だったので赤羽の作戦を受けた。

 

私が無双しても面白くないから、という思いもある。

 

 

開始同時に私は敵陣目指して、歩いた。

 

銃もナイフも装備せずに、ただゆっくり歩く。

 

敵は何かの作戦かと疑問に思って攻撃してこない。

 

私に気が逸れている内に赤羽の作戦が敵に襲いかかった。

 

 

両チーム死亡者が出たところで、私が旗まで残り三分の一に迫った。

 

このままだと私の進行はただの陽動じゃなと思ったのか、それともこれ以上進行させてはいけないと思ったのか。

 

一発の銃弾が私に放たれた。

 

それを避ける。

 

今度は何発も放たれる。

 

 

無駄だ。

 

私の動体視力はタコの触手を完全に見切る。

 

銃弾の軌道を見切って避けることなど、造作もない。

 

 

弾を避けるふりをして、茂みに逃げる。

 

 

別に、逃げずに旗を取りに行けるけど、疲れた。

 

『疲労無効』のお陰で体に疲れはでないが、動いたと言う事実が精神的に疲労を起こす。




なんか、グダグダ。
ごめんなさい。

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