本好きと暗殺教室   作:与麻奴良 カクヤ

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59 「9時間目 初めての暗殺関わり下準備の時間」

最近かなり暑くなってきた。

 

クーラーがないこの教室でクラス中だらけっている。

 

私は家の部屋にエアコンなんてないから家よりは暑いが暑さで先生もダウンしているので

本を読んでいる。

 

いつもどうりだ。

 

問題は今日からプール開きだという事。

 

うん、休もう。

 

なんで好きで水に濡れないといかないの?

 

水に濡れるのはお風呂の時で十分、本が読めない所なんて嫌いだ。

 

 

 

 

 

プール開きから数日後、私はある奴と接触していた。

 

「で、やってくれるかい?」

 

「さっきの話、本当に?」

 

「ああ、やってくれると報酬十万。さらに暗殺に成功すると一億。どうだい悪い話ではないだろう。私達が失敗しても準備さえすれば十万は貰える。」

 

「わかった。やらせて貰うわ。精々成功する事を願っているわ。」

 

早速やってこよう。

 

今から向かえば家に帰っても父はいないはず、母だけならそんなに怒られもしないはず。

 

さあ、プールを壊しに行こう。

 

 

 

次の日、学校でプールがメチャメチャになっているのが発見され予定通り寺坂等が犯人だと思われていた。

 

残念、確かにあの人も計画に関わっているけど別の仕事だ。

 

休み時間先生が作った木材のバイクの破片が、スプレーの粉が私に被害を及ぼした。

 

 

 

私はその夜プールにいた。

 

「ねぇ、計画通りにやるためだと言え私に被害が出るとは聞いてないんだけど」

 

「うるせぇ!お前が目立ちたくねえって言ったから俺がやったんだろ!」

 

とそこに依頼主のシロがやってきた。

 

「二人ともご苦労様。これで奴を殺す準備が整った。」

 

「私は見ていないのだけど触手が使えるの?」

 

と私が言うと寺坂と話してた奴がこっちに来た。

 

「お前の目にはビジョンがあるはず。なのに、しないのは?」

 

「そんなものないわ」

 

「逃げてるだけではないのか?」

 

逃げている?そうかもしれない。

 

「ごめんよ。嫌な事言われたかな?仲良くしてもらいたい。クラスで浮きかけている寺坂君なら不自然な行動も自然に出来る。さらにクラスで唯一暗殺に関わらない若麻績君に声を掛けて表を寺坂君が裏を若麻績君が下準備をする。決着は明日の放課後だ」

 

シロはそう言うと去って行った。

 

帰ると途中でプールに寄ると先程別れたシロがいた。

 

シロはプールの水の塞き止部分で何かしていた。

 

そう言えば少し聞いておきたい事があったので丁度いい。

 

「こんなところで何してるの?」

 

「ん、若麻績君か。何でもないよ。明日の暗殺の下見だよ。それよりどうしたのかな何か質問でも?」

 

「明日の暗殺だけどこのままでは失敗するのではないか?と思い少し計画についてお話ししたいと思います。」

 


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