刀も差してます
ボクは紺野木綿季。
ALOでボクの旅は終った・・・・はずだった!
でも変なオッちゃんに15個の眼魂(アイコン)を集めると仮想現実の世界限定で生き返れるって言われて、今は仮面ライダーゴーストとしてやたら声の似ているユルセンってお化けと一緒に旅をしているんだ。
今ある眼魂(アイコン)は、2つ。
巨人族の女の子ディアンヌの眼魂(アイコン)。
すっごいパワーでハンマーを振り回して、その上大地を操る特殊能力もあるんだ。
もう1つは聖遺物ガングニールの奏者ヒビキの眼魂(アイコン)。
格闘スキルが向上してガンガンセイバーを腕に装着すれば爆発的な一撃突破の必殺技も決められるんだ。
集める眼魂(アイコン)はあと13個。
もう一度アスナ達と会うためにボクは今日も旅をしている。
「はぁ~…、さっきのお店のオムライスおいしそうだったな………」
「しょ~がないだろ~、お前今ゴーストで飯食えねぇんだから」
紫を基調とした着物に細身の刀を差した少女とその隣にふわふわ浮かんでいる一つ目お化けは、1人で喋っているとしか聞こえない声で話しながらとある町を歩いていた。
と、ユウキの表情が突然険しくなり、左手で刀の鯉口を切り、抜刀体勢を取った。
「誰?出てきなよ」
ユウキが後ろに声をかけると、銃弾が飛んできた。
「はぁっ!」
ユウキはALOで磨いた動体視力で弾道と弾丸を見切ると居合抜きの一刀で斬った。
納刀したユウキが腰に手を当てると変身ベルトゴーストドライバーが装着された。
「誰だか知らないけど…」
ユウキは懐からオレゴースト魂の眼魂(アイコン)を取り出すと右側面のゴーストリベレイターを押して起動状態にした。
「いきなり撃ってくるなんて…、危ないでしょ!」
バックル前面のグリントアイを開き眼魂(アイコン)をアイコンスローン装填し閉じると、ベルトからオレンジと黒のパーカーゴーストが飛び出した。
ア~イ! バッチリミナ~!
パーカーゴーストは次々迫る弾丸を弾く中、ユウキはベルトのデトネイトリガーを引いて押し込んだ。
「変身!」
開眼!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!ゴー・ゴー・ゴー・ゴー
オレンジのマスクに黒いパーカー、ユウキが変身した仮面ライダーゴーストは浮遊しながら距離を取った。
「隠れてないで出てきなよ!」
すると、一人の男が現れた。
「…君は?」
ユウキは思わず身構えた。
黒のミッション系の学校の制服を着た少年は、悪魔のようにキツイ表情でゴーストを睨んでいた。
「お前の持っている眼魂(アイコン)を全てよこせ!」
少年は腰に手を当てるとゴーストと同じドライバーを装着し、青い眼魂(アイコン)を起動させた。
「うそ…、」
ア~イ! バッチリミロ~!
「…変身…」
少年は無造作に眼魂(アイコン)をベルトに装填しデトネイトリガーを引いて差し込んだ。
開眼!スペクター!レディゴ覚悟ド・キ・ド・キ・ゴースト!
鬼の形相の青いゴースト、仮面ライダースペクターはドライバーからガンガンハンドを召喚するとゴーストに狙いを定めた。
「ちょ…」
「眼魂(アイコン)を遣せ!」
ガンガンハンドからの容赦無い連射攻撃を、しかしゴーストは驚異的な敏捷性で躱していく。
「たしかに連射は怖いけど、銃口の角度と指の動きでだいたい避けられちゃうよ」
ゴーストは躱しつつスペクターへと接近していった。
「やぁっ!」
ガンガンセイバーをドライバーから抜くとゴーストはスペクターに斬りかかった。
「くっ…」
スペクターもガンガンハンドをロッドモードにしてそれを受け止める。
「やぁぁ!」
しかし、かつてALOで《絶剣》の異名で呼ばれていたユウキ/ゴーストが繰り出す連続剣技はあっという間にスペクターを追い詰めて行った。
「とりあえず、キミが本気ってことはよくわかったよ。だからボクも本気でキミを倒してすけど、いいよね?」
ゴーストはガンガンセイバーを大上段に振り上げた。
「やめて!」
その時、ゴーストとスペクターの間に1人の少女が突然現れた。
「………アスナ…?」
ゴースト…、ユウキは寸前で剣を止めた。
ALOで剣を交え共に戦った、大好きな少女によく似た茶髪のポニーテール少女は、少年と同じ制服を着ていた。そしてその姿は半透明だった。
「智春(トモ)、もう止めようよ、こんな無理矢理…」
「俺は…、必ずお前を元に戻すんだ」
スペクターは背後から少女の胸に手を突っ込んだ。
「ちょ…」
驚くゴーストの目の前で少女の姿は消え、代わりにスペクターの手には黒い眼魂(アイコン)が握られていた。
スペクターはその眼魂(アイコン)を移動させ、ゴーストドライバーに装填した。
ア~イ! バッチリミロ~!
開眼!クロガネ!科學・重力・魔神相克!
黒い鎧のようなパーカーを羽織り、スペクターはクロガネ魂へとフォームチェンジした。
「ふっ」
スペクタークロガネ魂が左手を前に出すと、ゴーストは引っ張られた。
「ちょ…、うゎこれ…、重力?」
「はぁっ!」
ゴーストを近づけるとスペクターは右拳を叩き込んだ。
「がっ、は…」
死ぬほど痛いダメージを受けて吹っ飛ばされたゴーストは空中でなんとか体勢を立て直した。こういう感覚はALOで経験済みだった。
「すっごいパワー…、なら、力には力だ」
ゴーストはオレンジ色の眼魂(アイコン)を起動させた。
ア~イ!バッチリミナ~!
開眼!ディアンヌ!姉貴の嫉妬ジャイアント!
オレンジの牛皮のようなパーカーを羽織り、ゴーストはディアンヌ魂となった。
「パワーなら、こっちも負けないよっ!」
ガンガンセイバーにゴーストガジェットの一体であるクモランタンを合体させたハンマーモードにするとスペクターに殴りかかった。
「ちっ…」
スペクターは腕を交差させそれを受け止めた。ゴーストディアンヌ魂のパワーは下の地面をスペクターを中心に陥没させた。
「いったぁ~…、堅いなもぉ~」
ゴーストは背後に跳んで間合いを取るとガンガンセイバーを握っていた手をぷらぷらさせた。
「………」
スペクターは無言のままゴーストドライバーのデトネイトリガーを引いて押し込んだ。
ダイカイガン! クロガネ オメガドライブ!
スペクタークロガネ紺の右腕に高重力エネルギーが集中し、一個の球体が形成された。
「こっちだって」
ゴーストディアンヌ魂はガンガンセイバーの鍔部分の目玉模様エナジーアイクレストをゴーストドライバーのグリントアイに翳し、アイコンタクトさせた。
ガンガンミナー! ガンガンミナー!
「はぁぁ…」
ゴーストはガンガンセイバーハンマーモードを身体の後ろで回しながらエネルギーを一転に集中させる。
そして、2つの超威力が激突した。
「ライダー…、パンチ!」
ガンガンミナー! オメガボンバー!
「マザーカタストロフ!」
高重力の拳と大地を巻き上げながら振り上げられたハンマーが激突すると・・・・・・・
激突点を中心に空間が歪み始めた。
「おい、やばいぞユウキ!今の衝撃で空間が…」
ユルセンとゴースト、そしてスペクターは歪によって生じた空間の裂け目に吸い込まれてしまった。
「クッ…、」
「うゎぁ~~~!」
その様子を見ている1人の男。
その男は空中にフワフワ浮いていた。
「ジッハッハッハ、こいつぁ面白いことになってきたなぁ。夏目の坊主をスペクターにしたのは間違いじゃなかったな」
長く威圧的な色の金髪に着物。
禿げた頭頂部には何故か舵輪が刺さっており、両足は何故か剣だった。
男は笑いながら頭上に浮かぶ巨大な岩の飛行船へと飛んでいった。
《仮面ライダーゴースト》/紺野木綿季(ユウキ)
仙人がとある目的のためにユウキを一時的にゴーストとして生き返らせた
ALOでの剣技と体捌きはゴーストになっても健在、むしろ磨きがかかっている
浮遊状態からの剣技も得意
ユルセン
ユウキとやたら声が似ている一つ目のお化け
とある人物のアバターらしい・・・・・・
《仮面ライダーゴースト ディアンヌ魂》
固有能力:大地操作
巨人族ディアンヌの眼魂(アイコン)で変身した形態
オレンジ色の牛皮のようなパーカーを纏う
ガンガンセイバーハンマーモードを軽々振るうパワーで攻める戦法を得意とする
また、大地を自在に操ることもできる
必殺技オメガボンバー
ガンガンセイバーハンマーモードを回転させ、その分だけエネルギーを貯め、一気に大地の土砂ごと振り上げる
《仮面ライダースペクター》/???
とある少年が眼魂(アイコン)となってしまった幼馴染の幽霊を元に戻そうと難儀している時にとあるオッサンから譲り受けたゴーストドライバーとスペクター眼魂(アイコン)で変身した仮面ライダー
本来は温厚な少年だったが、焦りと苛立ちから表情は荒み、一人称も本来は『僕』だったが、『俺』になってしまった
クロガネ眼魂(アイコン)
少年の幼馴染の幽霊の少女がある日突然変わってしまった眼魂(アイコン)
わずかな間だけ姿をあらわすことができる
《スペクター クロガネ魂》
固有能力:重力操作
スペクターがクロガネ眼魂(アイコン)で変身した形態
黒い鎧のようなパーカーを纏う
左手で引力、右手で斥力を操る
必殺技オメガグラビティ
右手に高重力のエネルギーを球形状に集束させそのままパンチを繰り出す