電撃Fiting Cross of Rider   作:蒼乃翼

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あのライダーが参戦


What’s you a name?

 

 

キャプテンゴーストはいわゆる幽霊船である。

なので、時折こんな人物も・・・・・

 

 

「あの…、あなたは?」

 

 

ユウキの目の前には体格の良い壮年の男性が佇んでいた。その身からは歴戦の強者の風格が窺える。50代のようにも見えるが、それ以上にも見える。

「…私は、――だ。……ここは、三途の川か?」

「ん~、似て非なるというか…、――さんは、その…、死んだんですか?」

「そうだな…、ずいぶん長く戦ってきたが…、どうやら限界が来たようだ………、燃え尽きたんだよ………」

男は自分の手を見つめて呟いた。

「………嘘ですね」

「…なに?」

「ボクは15年しか生きてないけど、それでもわかります。あなたの目にはまだ命の炎が燻っています。まだ遣り残したことがあるんでしょう?」

「あぁ…、遺してきた人、まだ答えを聞いていない者………、」

「なら、あなたはまだこっちに来ちゃダメです!」

「しかし…、俺の体はもう…」

「限界なんていくらでも突破できます。正義信じ握り締めて、命ある限り守りきりましょうよ!」

「………」

男はユウキの目をじっと見つめた。

「そうか…、君は…、君も…」

男はふっと笑った。

「名は?」

「ユウキです」

「ありがとうユウキ、俺はまだ…、生き続けなければならないようだ」

「そうですよ」

男は革ジャンの懐から深緑色の眼魂(アイコン)を取り出した。

「これを」

「眼魂(アイコン)?」

「君が真にその力を、意思を、覚醒させたなら必ずそれが使えるはずだ」

男はそう言い残すと不死鳥の姿になり飛び去って行った。

 

 

 

 

 

「なんてことがあったんだ」

『うわ~、なにそれマジで幽霊?すっご~い』

ユウキの話に操緒は興奮していた。

「なぁ…操緒、なんでそんなに馴染んでんの?僕ら半日前にここに来たのに」

そんな二人を見て智春は溜息を吐いた。

 

 

 

 

 

ボクはユウキ。

仮面ライダーゴーストとして眼魂(アイコン)を集めているんだ。

ある日、同じく眼魂(アイコン)を集めている仮面ライダースペクターの夏目智春と水無神操緒と出会って激突した。

だけどそのスペクターの力っていうのはゴーストよりも危険で仙人のオッちゃんが封印していたんだけど、金獅子のシキって人が悪巧みのために智春を騙して変身させていたんだ。

事情を知ったボクはエレクトリック・ショッカー、シキ、そして智春を止めることを決意した。

そしたらいきなりキャプテンゴーストに智春と操緒と、なんか火蜥蜴のペルセフォネが転移して来ちゃった。

「………」

『ほら、智春(トモ)』

「いきなり襲って…、ごめん」

「うん、いいよ」

ボクは智春をあっさり許した。

「いや、軽いな!」

ユルセンは智春の使い魔(ドウター)ペルセフォネに弄ばれていた。

 

 

 

 

『へぇ~、じゃあそのアスナって人と私って似てるんだ!』

「うん髪色とか、あと声とか」

操緒とユウキはすっかり意気投合して幽霊同士ガールズトークに花を咲かせていた。

現在、キャプテンゴーストは荒野の上空を地上にある破壊されたレールを辿りながら航行していた。

「…っ!誰!?」

突如、ユウキは殺気を感じ、操緒の前に立つと腰の刀に手を添え抜刀体勢を取った。

『え…、なになに!?』

「敵か…?」

操緒と智春も周囲を警戒した。

「………、っそこ!」

ユウキは一気にジャンプすると鯉口を切り、マストの影目掛け抜きつけの横一刀を振るった。

 

 

「おっと、危ない危ない」

 

 

果たして、ユウキの攻撃を弾いて躱したのは黒い服を着た男だった。男はユウキの攻撃を弾いたナイフを手の中でくるくる回しながら余裕の表情を浮かべていた。

「どうやらあの男は何かに取り憑かれているみたいだな」

「うぇぇ!?じゃあ無闇に攻撃できないじゃん…」

ユルセンの言葉にユウキは慌てた。

「どうしたの?戦わないの?」

男はユウキベルトを装着するとバックル部分にライダーパスを翳した。

「変身」

 

スカルフォーム

 

海賊とシャチをモチーフとした黒いアーマーに船長帽のような電仮面、首にはマフラーを模した電レール。

仮面ライダー幽汽スカルフォームは大剣を振りかざし、ユウキに斬りかかった。

「くっ…、」

ユウキは刀を抜刀すると横一文字に大剣を受け止めたが、ユウキの力では完全には防げず、膝をついてしまった。

「ユウキ!」

『ユウキちゃん!』

その時、荒野を疾走する一台のバイクがキャプテンゴーストへと近付いていた。

漆黒のバイクには同じ色のライダースーツを身に纏いフルフェイスヘルメットを被った女とその後ろには白衣の男が乗っていた。破壊されて上向きになったレールをジャンプ台に、バイクは跳ぶと、キャプテンゴーストの甲板に降り立った。

「おいおいおい、また敵かよ~」

慌てふためくユルセンに、バイクの女は手を挙げて首を振った。

「大丈夫、僕らは敵じゃないよ」

後ろに乗っていた白衣の男はバイクから降りると奇抜な色のベルトを装着した。

「ちょっとそこの男…、まぁ僕の知り合いなんだけど、バグったイマジンが取り憑いていてね、その手術のために来たんだ」

「は…、手術?」

白衣の男はゲームカートリッジのようなアイテム、ライダーガシャットを手に持った。

 

マイティアクションX

 

カートリッジが起動するとキャプテンゴーストを中心にチョコレートのブロックがいくつも出現した。

「運命は、俺が変える!」

口元に笑みを浮かべると一人称が僕から俺に変わった白衣の男は腕を大きく回した。

「変身!」

ガシャットを下向きにしてベルトに差し込むとゲームのキャラクター選択画面が現われ、その中から奇抜な髪型のキャラクターを選択すると、そのキャラクターへと変身した。

 

レッツゲーム!メッチャゲーム!!ムッチャゲーム!!!ワッチャネーム?!

 

アイム ア カメンライダー

 

その姿は・・・・・・・・・

 

 

「え…?」

四頭身

 

「は…?」

四頭身

 

『えっと…』

四頭身

 

「すげぇずんぐりむっくりしてるな」

ユルセンの言う通り、変身した姿は四頭身だった。

「このレベル1じゃないとアイツからバグったイマジンを分離できないんだよ」

 

ガシャコンブレイカー

 

三頭身ライダー・・・、仮面ライダーエグゼイドLv1は装甲と同じ色のハンマーを持つと幽汽スカルフォームをキャプテンゴーストの船外にぶっ飛ばした。

「さぁ、早く行って」

エグゼイドと黒いライダーの女性はそのまま荒野へと飛び降りた。

 

荒野に降り立つと、エグゼイドは右手を開いて決め台詞を言い放った。

「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

 




去年のジュノンボーイコンテストで北海道出身者がグランプリを獲得、というニュースを知ってから、「いつか仮面ライダーになるかも、そしたら初の北海道の仮面ライダーだ」と思っていたらこんなに早くなるなんて
今までの北海道ゆかりのライダーって、凍鬼さんしかいなかったしwww
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