転生チートテイルズ物語 〜幻の冬カノンノに転生〜   作:プラネテューヌ大好き勢 kanamiss

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お久しぶりです。ゆっくりカノンノです。
更新が遅れたのは今回のギルイベン(アスタリアでギルド一位を目指していたらこうなってました。
すいません
ベルセリア発売おめでとうございます!
私はお金がないので買いませんけども……



コーラル城〜まだ、入ったばかり

「ここがおれの発見された場所?ぼろぼろじゃん。なんか出そうだぜ」

コーラル城、城と呼ぶには小さな、どちらかというと『砦』という方が相応しい造りの建物を見上げて、ルークは呟いた。

外壁は蔦が這い、窓の多くは汚れて曇り、あるものは割れている。庭、と呼ぶには荒れ果てた感じの周囲には、無秩序に木々が生い茂っている。

「どうだ?」

とガイ。

「何か思い出さないか?誘拐された時のこととか」

 

「ルーク様は、昔の事何にも覚えてないんですよね?」

アニスの問いに、ルークは首を捻った。

「うーん……七年前にバチカルの屋敷に帰った辺りからしか記憶がねーんだよな」

「ルーク様、お可哀相!私、記憶を取り戻すお手伝いをしますね!」

言うなり、腕に絡みついてくる。ガイは、素早く距離をとったが、ルークは好きなようにさせていた。

 

「……おかしいわね。長く誰もが住んでないはずなのに、人の手が入っているみたいだわ」

ティアの呟きに、これでか?とルークは訊きかえした。

「ええ。一見無人のまま放置されているように見えるけど、この庭、道が出来ているわ」

 

「魔物、いるですの……気配がするですの」

消え入りそうな、怯えた声でミュウが呟く。お前だって魔物だろーが、とルークは言いかけたがやめておいた。ティアと言い争いになって、化け物どもを呼び寄せる必要はない。

 

「道ねぇ……」

 

ルークにはわからなかった。確かに、荒れてはいるが真っ直ぐに、城の戸口に向かうように地面は踏み固められているようには見えるが。

 

「もしかして、魔物がつけたんじゃねぇーの」

 

「この辺の魔物は扉を開けたりしないわ」

言って歩き出す。

 

「もしかしたら六神将が住み着いてるかも、だって、アリエッタがここを指定したぐらいだし」

とカノンノはそう呟いたが、ジェイドがそれはありえませんと呟き、

 

「そもそも、六神将が住み着いていると言っても、アリエッタには空飛ぶ魔物がいるでしょう。それにこの形跡は最近のものではありません」

 

「まあ、何はともあれ整備隊長さんとやらは、中かな。行ってみようぜ」

 

ガイは話を終わらすように言って、ルークの肩を叩いた。カノンノたちもティアを追うように城へと向かう。ルークはけっと呟いてあとに続いた。

 

 

崩れた門をぬけ、割れた敷石の上を歩き、錆びた扉を押し開けると、微かに黴臭かった。窓からぼんやりと光が入るのみで辺りは暗く、しんと静かで、空気は冷え切っている。広間に敷かれた赤絨毯を踏むと埃が立って、くしゃみが出そうになった。

 

ジェイドがさて、と呟くと、ガイの方に振り向いた。

 

「中がどうなっているか、知ってますか?」

 

「いや、おれも初めてなんでね」

 

「おや、そうでしたか。調べたいことがあるというからてっきり詳しいものだと」

 

「詳しくないから調べるんだろ?」

 

「そういう言い方もありますね」

何か含むような笑みを浮かべて、ジェイドは辺りを見回した。

 

「とりあえず、手当たり次第に調べるしかないでしょうね」

 

「めんどくせーなあ……」

ルークが呟くと、

 

「我慢ですの、ご主人様!」

足元でミュウがズボンの裾を引いて、そんなムカつくことを言った。

蹴り飛ばそうと足を上げたルークだったが、ティアに睨やれていることに気づいてやめた。悪いのは絶対に余計なことを言ったブタザルに違いなかったがティアにはそんな理屈はつうじないので、我慢した。

 

「どうする?手分けするか?」

ガイの提案に、ジェイドはいえ、と言った。

 

「敵は妖獣のアリエッタ、六神将です。それは得策ではないでしょうここは、時間がかかっても、全員で動くべきでしょう」

 

「仕方ないよねぇ」

とカノンノが声をあげると、

 

「しょうがないですよねぇ」

とアニスも頷く。

 

 

「大体のあたりもつかないのか、ガイ?」

 

「そうだな……」

 

「たしか、このコーラル城は、左右に二つの塔を持つ構造になっているのは、外から見ればまあわかるよな」

 

「地下はどうなっています?」

とジェイド。

 

「この規模なら地下には食糧の貯蔵庫などがありそうですが」

 

「ああ、あると思う」

 

「なら、決まりですね」

そう言って、ジェイドは真っ直ぐに正面の扉に向かった。知らなはずなのに、迷いがない。

 

 

ふと、ジェイドに続いて歩いていると何やら階段の近くに何かあるのを発見した。

何かでかくて下に椅子みたいなのがあり、上にでかい何かが乗っかっている状態をみた。

 

「けっ、気味が悪い石像だぜっ」

 

ルークはそれを近くで見て、そのまま離れていこうとすると、その石像は動き出した。

 

「ルーク!」

 

即座にガイが反応し、その石像に剣を差し込もうとする。

しかし、石像なので、硬くて刺さらずガイはそのままルークを連れて下がった。

 

すかさずみんなが集まり戦闘体制に入る。

 

「どうしますか?大佐」

 

「この石像は剣が入らないようですねぇ、だとしたら譜術が有効でしょうね」

 

「は〜い大佐〜!私もお手伝いします」

 

「私も!」

とカノンノが言うので、では、頼みますよとジェイドが言い3人は詠唱体制に入りそれぞれの大技を使った。

 

 

 

 

「狂乱せし地霊の宴よ!ロックブレイク!」

 

 

「歪められし扉、今開かれん、ネガティブゲイト! 」

 

二人の譜術が当たり、怯んだところをカノンノの大技が発生する。

 

 

「戯れもここまでだ!天上天下万里一空!」

 

 

「デモンズランス!!!」

 

デモンズランスをくらったことにより石像は跡形も残さず消えていった。

 

「さ、先に行こう!」

とカノンノは言い、真ん中の部屋に歩いて行った。

 

 

 

 

 

「あれは、規格外な強さですね」

 

「つぅか、なんだよ、戯れって、しかも、天上天下万里一空ってなんだよ」

 

 

 

「天上天下万里一空ってのはな、まず天上天下は天上の世界と地上の世界。天地の間。宇宙の間とも言われているらしい。で、万里一空というのは目的、目標、やるべきことを見失わずに励む、頑張り続けることらしいぜ」

 

 

「ふーん」

 

「おいおい、説明てやってんのになんだよその反応は」

 

「まあ、ガイの説明タイムも終わったことですし、早く行きましょう」

 

 

 

 

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