GOD EATER 〜神無き世界〜   作:死姫

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ちよいゆる〜く!


10話 スターゲイザー

 

 

「ユウさん!お疲れ様です!」

大きな声で挨拶をされ、少し驚いた気持ちを落ち着けながらユウが後ろを振り返ると、レンカがクソ真面目な顔をして立っていた。

「な、なに?」

「はい!ユウさんの時間が空いた時に、また訓練に付き合って貰おうかと思いまして!お願いします!」

やたら深々と頭を下げられ、微妙な気分でレンカを見る。

前回のレンカ命令違反事件から、早1ヶ月。幸いにも上層部のお咎めは1週間の謹慎に収まり、それから毎日の様にレンカはユウに訓練を申し出ている。

ユウも嫌ではないのだけど、周りの目が痛いから、ちょっと・・・という気分なのだ。

そんな様子を隣で見ていたソーマが、相変わらずの無表情で、

「大変だな」

と淡白に言うだけで、やっぱり助けてはくれない。

「今日は、これからソーマと任務だから、また今度ね」

「くっ!わかりました!またお願いします!」

なんだか従順な態度で、颯爽と去っていったレンカが見えなくなってから、ユウは大きく溜息を吐く。

「邪魔なら、邪魔と言え」

「言えないよ!てか邪魔って言葉のチョイスなに?ソーマは周りに悪印象でもばら撒きたいの?」

「ふん。邪魔な奴には、俺は邪魔という」

「なに、その無駄な男らしさ!少しタツミさんに分けてあげたら?」

「なんでだ?」

「いや、意外なギャップにヒバリさんもタツミさんにコロリと・・」

「・・・・おまえの色恋の感覚もおかしいと思うぞ」

 

 

 

そんな二人が任務に向かう様子を、覗く数人の影。

1つずつ会話を拝借。

 

 

〜リンドウ サクヤ〜

 

「いや〜、あの新入りマジで大丈夫か?完全にユウを信奉してるぞ。むしろストーカーみたいで、軽くひくな」

「何言ってるの!これ、すごいわ!レンカも中々の美男だし、あぁ〜、美男の三角関係?ユウを取り合うソーマとレンカ!ヤバっ!マジでヤバっ!」

「あ〜〜、サクヤ君?なんかキャラ変わってないか?これ大丈夫なのか?」

「良いじゃな〜い!あぁ、・・・・すっごい。ねぇ、リンドウ?ユウがどっちを選ぶか賭けない?」

「俺はユウを心の友と思ってるから、止めとくわ」

 

 

〜リッカ カノン〜

 

「うー!ユウ君、本当にBLってことないよねー?ないよね?」

「まぁ、サクヤさんとジーナさんが面白がって触れ回ってることですし、ユウさんに限ってないと思いますよ?それによりによって、相手がソーマさんとレンカ君だなんて・・・ないですよー!」

「でもさ、最近いっつも二人だしさ?なんか、・・・最近、あんまり顔出してくれないし」

「・・・・・・・」

「ね、ねえ、カノンちゃん?・・・あのー、今、私結構恥ずかしいこと言ったんだけど」

「わ!わ!リッカさん!見て下さい!ほら、あの影の!リンドウさんとサクヤさん!わぁ〜、やっぱり憧れちゃいますよね〜、あのお二人」

「て、聞いてねぇのかよ!!」

「わわ⁈どうしたんですか?」

「もう良いよ!このデンジャラスビューティ!弾丸でも喰らってろ!!」

「え〜、なんですか〜?」

 

 

〜タツミ ジーナ〜

 

 

「お、おい?どういう事だ?これは!」

「ふふ。これは結構おいしい展開ね。サクヤさんもこれは見逃せないって感じで、ガン見してる。ふふふっ」

「これは、つまりー・・・・そうなのか?」

「そうね。そ・れ・はー、」

「今のユウの台詞、つまり、ヒバリちゃんはソーマみたいな言葉の棘に魅力を感じるって事か?」

「え?・・・、あー、そっちに食いついたんだ」

「意外なギャップにコロリと、・・・そうか。俺に足りなかったのはギャップ!」

「ん?うーん、間違っては、いないわね」

「それすなわち、ソーマのような飾らない言葉!棘!」

「・・・それは、タツミは絶対に使ってはいけないギャップだと思うわよ?」

「よし、よーーーし!今度こそ!ヒバリちゃんと・・・!!」

「ちょっ、ちょっと?」

「ヒバリちゃんと食事に行くぜー!!」

「あっ、そこは意外と低い目標なのね。初心な中学生並ね」

 

 

〜レンカ コウタ〜

 

 

「・・・くっ、ソーマさん!いつもいつも、ユウさんと一緒に!」

「・・・・」

「・・・・・ん?どうした、コウタ?」

「いや、どうしたってあんた、もうこの状況なら120%俺の台詞でしょ?てか、ごめん!ほんっと〜にごめん!俺、ついていけないっす。BL、怖い。本当、勘弁して下さい」

「何言ってるんだ!コウタ!お前だって、サクヤさんに訓練されたいって、毎日言ってるじゃないか⁈」

「いや、マジで一緒にしないで!同じ物差しで、ぜってー計っちゃ駄目なことだよ?」

「何いってる?実はあれは、嘘だったのか?見直していたのに!」

「えぇ?普段なら「へへへっ」ってな感じで友情深まりつつの冗談ネタが、なんでこんなガチ・スポ根!みたいな熱い展開に?」

「お前、サクヤさんが良いんだろ!」

「そりゃ、良いよ!」

「だったら、わかるだろ?俺の気持ち!」

「わかんねぇよ!てか、わかりたくねぇよ!第一・・・ユウさん、胸ないだろう!!」

「当たり前だろ!ユウさんは男で、サクヤさんは女だ!」

「うえええぇぇぇ!!!そこまで、言い切るのに?」

「だが、ベテランな二人に、背中を預け合えるような、そんな信頼関係を築いて、実戦に出たいだろ!!」

「・・・・・・ん?・・ん、ん、ん、んんんん??」

「・・・どうした、コウタ?」

「・・・・・・・・・・・・いえ、なにも」

 

 

 

そして、最後にこんな方も。

 

 

 

「ふ〜む、・・・・・・・・・・うん!ユウ君、君は・・・本当に興味深いね!!」

 

 

星の観測者は、全てを見ている。

 

 

 

 

 

 

 

〜おまけ〜

 

 

「おい、ヒバリ」

「?・・・えっ?タツミさん?」

「ふん」

「あ、あの〜」

「俺は、言う事はビシッというヤツだから」

「は、はぁ。そうなんです、か?」

「お前、そこにいても、邪魔だからさ、俺と、食事に行けよ」

「・・・・・プチッ」

「どうよ、俺って言うときっべふっ!!!」

「・・・・・もう、近付かないで下さい」

「えっ?あれ?ヒバリちゃん?あ、あれ?何処に?あ、待って、ねー、ヒバリちゃ、ヒバリ様ー!!!」

 

 

「・・・・・実に、興味深いね」

 

 

 

 

 

 






はははははは!!
榊博士バンザーイ!!
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